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ダイエットに効果的な筋トレは?痩せたい部位別のメニュー・効果を高める方法を紹介

食事制限を中心としたダイエット方法も多いが、健康的かつ効率的に痩せるためには筋トレを取り入れたダイエットがおすすめ。筋トレに取り組むことで代謝が上がって痩せやすい身体になり、引き締まった理想的な体型を目指せる。

この記事では、筋トレがダイエットに効果的な理由、痩せたい部位別でのおすすめ筋トレメニュー、効果を高める筋トレのやり方などを解説。正しい知識を身につけて、健康的なダイエットに取り組もう。

この記事の監修者

 

つむら みおさん

パーソナルトレーナー

ハーティネス株式会社代表
フィットネス勤務から独立し、現在はダイエット迷子に正しい知識を伝えるためのオンライングループレッスン運営中。
コンプレックスを強みに変える!ボディメイク運動指導やリバウンドなしで、理想の体を手に入れる食事指導をおこなっている。

2チャンネル目となるYouTube「みおGYM」にて週2回エクササイズ配信中
著書4冊/各種雑誌、テレビ出演
JBBF 日本ボディビル・フィットネス連盟 2年連続優勝経験を持つ

目次

ダイエットに筋トレを取り入れた230人に「感じた効果」を聞いてみた!

監修者のつむらさんのインスタで、ダイエットに筋トレを取り入れたことによる効果に関するアンケートを取った。全部で230名から回答をいただいたので、その内容について紹介。

  • アンケート概要
  • アンケート結果

アンケート概要

聞いた内容は以下の通り。

Q1:ダイエットに筋トレを取り入れて特に感じた効果を教えてください
  1. 痩せやすくなったと感じるようになった
  2. 筋肉が増えてボディラインが引き締まった
  3. リバウンドしにくくなった
  4. 姿勢が改善された
  5. その他

 

Q2:どのような筋トレを取り入れましたか?(複数選択可)
  1. スクワットなどの自重トレーニング
  2. ダンベルやマシンを使ったウェイトトレーニング
  3. HIITやサーキットトレーニング
  4. プランクなど体幹トレーニング
  5. その他

アンケート結果

Q1:ダイエットに筋トレを取り入れて特に感じた効果を教えてください

半数以上が「筋肉が増えてボディラインが引き締まった」を選択。

筋トレを取り入れることで、単に体重が減少するだけでなく身体全体にメリハリが生まれて理想的なボディラインを目指せるだけでなく、結果として姿勢改善などにもつながっていく。

アンケート結果から、多くの方が「筋トレで体が引き締まった」「前向きになれた」といったポジティブな変化を実感されていることがわかりました。また、見た目だけでなく骨密度やフォーム改善、栄養への意識など、学びの多さも印象的です。

Q2:どのような筋トレを取り入れましたか?

一番多かったトレーニング方法はスクワットなどの自重トレーニング」自重トレーニングは自宅でも手軽におこなえるトレーニングなので、積極的に取り入れていくのがおすすめ。

色々な学びをされている一方で、継続の難しさや自己流による不安もあり、正しい知識と継続することのできる環境が大切だと感じます。

私は「筋トレ」は、ただの運動ではなく、自信や健康を育てる1つの手段であると思っているので、これからも、一人ひとりが「自分らしい美しさ」を育めるよう、サポートしていきたいと思います。

【全身ダイエット】おすすめ筋トレメニュー3選

全身を効率的に鍛えるトレーニングには、どのようなものがあるのか。代表的な3種目の効果と正しいやり方を解説。

  • スクワット
  • デッドリフト
  • ベンチプレス

スクワット

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • 太もも
  • お尻
  • ふくらはぎ
  • お腹
  • 背中 ※サブ

スクワットは下半身の大きな筋肉群を使うため、効率的に脂肪を燃焼させて基礎代謝を上げる。また、全身運動に近い効果が得られるため、短時間で効率的にカロリー消費できる。

脚を肩幅に開き、つま先を少し外側に向けたら、ゆっくりとお尻を後ろに引くようにしゃがむ。このときに、ひざが爪先より前に出ないよう注意しよう。初心者は「自重スクワット」から始めるのがおすすめ。

<やり方>
  1. 脚を肩幅に開き、つま先を少し外側に向ける
  2. ゆっくりとお尻を後ろに引くようにしゃがむ。このときに、ひざが爪先より前に出ないよう注意する

下記の記事では、「スクワットの正しいやり方・種類・効果」を詳しく紹介しているので、取り組む際の参考にしてみよう。

「スクワット」の正しいやり方や効果は?種類別のトレーニング方法も紹介

「スクワット」の4つの効果 スクワットは下半身の筋力強化だけでなく、さまざまな効果が期待できるトレーニング。とくに、競技パフォーマンスの向上にも影響し、ほぼ全て.....

デッドリフト

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • 背中
  • お尻
  • 太もも
  • お腹

デッドリフトは、全身の大きな筋肉を同時に使うため、短時間で効率的にカロリー消費ができる種目。地面から重いものを持ち上げる動作が基本となるため日常生活での動作に近く、ダイエットのほかに実用的な筋力も身につく。

背中を丸めず、腰を落としてひざを曲げ、バーベルを持ち上げる。まずは軽い重量で正しいフォームを習得してから、徐々に負荷を増やしていくようにしよう。

<やり方>
  1. 足の中央にバーベルがくるように立つ
  2. 両手をそのまま下ろし、肘を曲げずにバーベルを握る
  3. 目線は2~3m先の床を見る
  4. 背中が丸まらないように注意し、引き上げる
  5. 真下を意識して、バーベルを下ろす

下記の記事では、「デッドリフトの正しいやり方・効果・重量や回数」を詳しく紹介しているので、取り組む際の参考にしてみよう。

初心者が抑えるべき「デッドリフト」のやり方!種類や効果、適切な重量・回数も紹介

【種類別】「デッドリフト」で鍛えられる部位 フリーウェイトトレーニングの醍醐味ともいえるデッドリフトは、筋トレBIG3(ビッグスリー)のひとつに数えられ、大きな.....

ベンチプレス

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • 胸(大胸筋)
  • 肩(三角筋)
  • 二の腕(上腕三頭筋)

ベンチプレスは、上半身のダイエットにおすすめの代表的な種目。

背中をベンチにしっかりとつけ、バーベルを胸の位置まで下ろしたら、息を吐きながら押し上げる。正しいフォームでゆっくりとおこなうことが大切。

<やり方>
  1. ベンチに仰向けになり、両脚を床につける
  2. バーを肩幅より少し広めに握る
  3. バーベルをラックから外し、胸の真上に構える
  4. 息を吸いながら、バーベルを胸の中央付近までゆっくり下ろす
  5. 息を吐きながら、バーベルを元の位置まで押し上げる

下記の記事では、「ベンチプレスの正しいやり方・効果・重量や回数」を詳しく紹介しているので、取り組む際の参考にしてみよう。

「ベンチプレス」の正しいやり方や効果は?重量の換算方法や平均重量も紹介

「ベンチプレス」はどこの部位に効果がある? ベンチプレスは主に大胸筋にアプローチできるトレーニング。また、三角筋や上腕三頭筋にも影響する。ベンチプレスに取り組む.....

【狙った部位に効かせる】おすすめ自重筋トレメニュー

ここでは部位別に、自宅でもおこなえる自重トレーニングを紹介。

  • 【お腹痩せ】クランチ
  • 【脚痩せ】ブルガリアンスクワット
  • 【二の腕痩せ】キックバック
  • 【お尻痩せ】ヒップアブダクション
  • 【背中痩せ】バックエクステンション

部位ごとに基本メニューと発展メニューを選べるので、自分のレベルに合わせてトレーニングをおこないましょう。

【お腹痩せ】クランチ

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • お腹(腹直筋を中心に腹部全体)
  • 腰(腸腰筋)

クランチは、腹直筋を鍛える定番の筋トレ。仰向けの状態から上半身を持ち上げる動作を繰り返しおこなう。そのため、腹筋だけでなく腸腰筋も使うことからお腹全体の引き締めに効果的。

<やり方>
  1. 仰向けになり、ひざを立てて軽く曲げる
  2. 両手を頭のうしろに添えるか、胸の前で組む
  3. 肩甲骨が床から離れる程度に上体を起こす
  4. ゆっくりと元の姿勢に戻す

クランチの魅力は、特別な器具がなくても自宅で簡単におこなえることです。また、短時間で集中的に腹筋を刺激できるので、忙しい人にもおすすめです。初心者の場合、まずは「15回:3セット」から始めて、慣れてきたら「回数を増やす」「足を浮かす」などして難易度を上げていきましょう。

【脚痩せ】ブルガリアンスクワット

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • 太もも前側(大腿四頭筋)
  • 太もも裏側(ハムストリングス)
  • お尻(臀筋)

ブルガリアンスクワットは片足を後ろの台に乗せ、もう片方の足でスクワットをおこなうことで下半身の主要な筋肉群を同時に刺激できるのが特徴。通常のスクワットよりも片脚に負荷がかかるため、より集中的に下半身を鍛えられる。

さらにバランス感覚も必要となるため、体幹も自然と鍛えられる効果も。これによって全身の筋肉をバランスよく鍛え、効率的に脂肪を燃焼できる。初心者の場合は、まず自重で「各脚10回:3セット」から始めて、慣れてきたらダンベルを持つなどして負荷を増やしていくのがおすすめ。

<やり方>
  1. 片脚をうしろの台にのせ、もう片方の脚を前に出す
  2. 前脚のひざを曲げて腰を真下に下ろす
  3. 前脚のひざが90度になるまで腰をおろしたら、元の姿勢にもどる

下記の記事では、「ブルガリアンスクワットの正しいやり方・効果・コツ」などを詳しく紹介しているので、取り組む際の参考にしてみよう。

「ブルガリアンスクワット」のやり方や効果!適切な重量や回数についても解説

「ブルガリアンスクワット」は女性や初心者もできる? 「ブルガリアンスクワット」は、最強の自重筋トレともいわれていて大臀筋(だいでんきん)、中臀筋(ちゅうでんきん.....

【二の腕痩せ】キックバック

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • 二の腕(上腕三頭筋)

キックバックは、上体を前に倒した状態で腕を後ろに伸ばし、ひじを曲げ伸ばしする種目。シンプルな動作だが上腕三頭筋にピンポイントで刺激を与えられ、二の腕の引き締めに効果的。

<やり方>
  1. 片手にダンベルを持ち、片ひざと片手をベンチにつけて身体を支える
  2. 背中をまっすぐに保ち、ひじを90度に曲げる
  3. ひじの位置を固定したまま、前腕をうしろに伸ばす
  4. 1秒ほどキープし、ゆっくりと元の位置に戻す

背筋が曲がってしまったり、反動を使って曲げ伸ばしをすると効果が薄れてしまうため、正しいフォームを意識しましょう。最初は何も持たずにフォームを覚えることを重視し、慣れてきたら水の入ったペットボトルやダンベルなどで負荷をかけるのがおすすめです。

【お尻痩せ】ヒップアブダクション

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • お尻(中臀筋・小臀筋)
  • 太もも前外側(大腿筋膜張筋)

ヒップアブダクションは、美しいヒップラインを作るのに効果的なトレーニング。とくにお尻の横側(中臀筋)を重点的に鍛えられるだけでなく小臀筋や大腿筋膜張筋にも刺激を与え、お尻全体の引き締めにも効果的。こちらの種目も特別な器具が不要で簡単に自宅で取り組める。脚を開く動作は日常生活ではあまりおこなわないため、効率的に筋肉を刺激できる。

慣れてきたら足首に重りを付けたり、ゆっくりとしたペースでおこなったりして難易度を上げてみよう。

<やり方>
  1. 横向きになり、下の腕で頭を支え、上の腕は身体の前に置く
  2. 上の脚を伸ばしたまま、ゆっくりと天井に向かって持ち上げる
  3. お尻の横の筋肉を意識し、1番高い位置で1~2秒キープする
  4. ゆっくりと脚を元の位置に戻す

下記の記事では、「ヒップアブダクションの正しいやり方・効果・コツ」などを詳しく紹介しているので、取り組む際の参考にしてみよう。

「ヒップアブダクション」のやり方や効果は?適切な重量・回数の設定、マシンの使い方も紹介

「ヒップアブダクション」はどこに効く?鍛えられる3つの筋肉 ヒップアブダクションで鍛えられるのは以下の3つの筋肉。 ・中臀筋(ちゅうでんきん) ・小臀筋(しょう.....

【背中痩せ】バックエクステンション

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • 背中の中央部(脊柱起立筋)
  • お尻(大臀筋)
  • 太もも裏側(ハムストリングス)

バックエクステンションは、うつ伏せの状態から上半身を持ち上げる動作を繰り返す種目。

脊柱起立筋を中心に背中全体の筋肉を鍛えられ、背中の脂肪を効果的に落とせる。背中の筋肉だけでなくお尻や太もも裏の筋肉も使うため、下半身の引き締め・腰痛予防にも効果が期待できる。

初心者の場合、まずは自重で「15回:3セット」から始めるのがおすすめ。慣れてきたら上半身を高く上げたり、手に重りを持ったりして難易度を上げてみよう。また、上半身をひねりながらおこなうことで、腹斜筋も同時に鍛えられる。バリエーションを加えることで、より多くの筋肉を刺激できる。

<やり方>
  1. マシンにうつぶせになり、両手は胸の前で組むか、頭のうしろに添える
  2. ゆっくりと上体を下ろし、腰が90度になる手前まで上体を倒す
  3. 背中がまっすぐになるまで上体を起こす
  4. 1番高い位置で1〜2秒キープし、元に戻す

下記の記事では、「バックエクステンションの正しいやり方・効果」などを詳しく紹介しているので、取り組む際の参考にしてみよう。

「バックエクステンション」の効果は?マシンやベンチのでの正しいやり方や回数も紹介

「バックエクステンション」はどこに効く?鍛えられる3つの部位 「バックエクステンション」は、主に背中の筋肉を鍛える筋力トレーニング。脊柱起立筋(せきちゅうきりつ.....

【もっと負荷をかけたい人向け】おすすめジム筋トレメニュー

ここでは部位別に、自重だけではなくもっと負荷をかけたい人向けに、おすすめのトレーニングメニューを紹介。

  • 【お腹痩せ】アブドミナルクランチ
  • 【脚痩せ】レッグプレス
  • 【二の腕痩せ】ケーブルプレスダウン
  • 【お尻痩せ】ヒップスラスト
  • 【背中痩せ】ラットプルダウン

【お腹痩せ】アドミナルクランチ

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • 腹直筋上部
  • 腸腰筋
  • 大腿直筋

多くのジムに設置されている腹筋を鍛えるマシンを使った筋トレメニュー。自分でフォームを意識しておこなう必要がないため、運動初心者の人におすすめ。

<やり方>
  1. マシンに座り、パッドに足をかける
  2. シートの高さを調整し、ひじパッドに腕を乗せたときにひじが軽く曲がる程度に調整する
  3. 息を吐きながら、上体をゆっくりと前に倒す
  4. 限界まで上体を倒したら、息を吸いながらゆっくりと元の位置に戻す

【脚痩せ】レッグプレス

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • 太もも前側(大腿四頭筋)
  • 太もも裏側(ハムストリングス)
  • 太もも内側(内転筋)
  • お尻(臀筋)

レッグプレスは、下半身全体を効果的に鍛えられるマシントレーニング。この種目も脚の主要な筋肉群へ同時に刺激を与えることができ、高いカロリー消費が期待できる。

イスに背中をつけた状態で、脚で重量を押し上げる動作を繰り返しおこなう。スクワットと似たような効果が得られるが背中への負担が少ないのが特徴。

初心者の場合、まずは軽い重量で「15回:3セット」から始め、徐々に重量を増やしていき「10〜12回:3セット」を目指すのがおすすめ。

<やり方>
  1. レッグプレスマシンに座り、背中をシートにつける
  2. 脚をフットプレートに肩幅程度に置く
  3. 息を吐きながら、ひざをゆっくりと完全に伸び切る一歩手前までのばす
  4. 息を吸いながら、ひざをゆっくりと曲げる

下記の記事では、「レッグプレスの正しいやり方・効果・マシンの使い方」などを詳しく紹介しているので、取り組む際の参考にしてみよう。

「レッグプレス」の効果や正しいやり方は?平均的な重量やマシンの使い方も紹介

「レッグプレス」は初心者でもおこないやすいトレーニング! 「レッグプレス」は上半身が安定しやすく、下半身トレーニングの中で初心者でも挑戦しやすいのが魅力。 トレ.....

【二の腕痩せ】ケーブルプレスダウン

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • 上腕三頭筋
  • 大円筋
  • 広背筋

「ケーブルプレスダウン」はストレートバーやVバーを使用したトレーニング。上腕三頭筋全体にバランスよく負荷を与えられる。アタッチメントの種類や握り幅を変えることで、刺激を与える部位を調整でき、目的に応じた使い分けが可能。

<やり方>
  1. ケーブルの高さを最上部に設定する
  2. 脚を肩幅程度に開き、軽くひざを曲げて背筋は伸ばしたまま上体を軽く前傾する
  3. ひじをを身体の近くで固定して、完全にひじが伸び切る一歩手前まで伸ばす
  4. ひじの角度が90度くらいになるまでゆっくり戻す
  5. 同じ動作を繰り返す

【お尻痩せ】ヒップスラスト

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • お尻(大臀筋)
  • 太もも裏側(ハムストリングス)
  • 太もも前側(大腿四頭筋)

ヒップスラストは、背中を台やベンチに乗せ腰を持ち上げる動作を繰り返す種目。お尻の筋肉を直接的に鍛えられるため、ダイエットと同時に美しいヒップラインを作るのにおすすめ。

ヒップスラストの最大の魅力は短期間で目に見える効果が得られること。とくに大臀筋は身体の中でも大きな筋肉群のため、ここを鍛えることで基礎代謝が大幅に向上する。初心者の場合、まずは自重で「15回:3セット」から始めて、慣れてきたらバーベルやダンベルを使って負荷を増やしていこう。

<やり方>
  1. ベンチに肩甲骨を乗せ、床に足を置く
  2. バーベルやダンベルを腰骨のあたりに置く
  3. 息を吐きながらお尻を上げ、キープする
  4. 息を吸いながら、ゆっくりとお尻を下ろす

下記の記事では、「ヒップスラストの正しいやり方・効果・コツ」などを詳しく紹介しているので、取り組む際の参考にしてみよう。

「ヒップスラスト」でお尻を鍛える!マシンや家でもできる筋トレ法をご紹介

「ヒップスラスト」で鍛えられる3つの部位 「ヒップスラスト」はメインは大臀筋(だいでんきん)、ハムストリングス、そして補助的に大腿四頭筋(だいたいしとうきん)を.....

【背中痩せ】ラットプルダウン

【おもに鍛えられる部位・筋肉】
  • 背中〜腰(広背筋)
  • 首〜肩(僧帽筋)
  • 肩甲骨付近(大円筋)

ラットプルダウンは、背中を鍛える代表的な種目の1つ。上方のバーを胸の前まで引き下ろす動作を繰り返すことで、広背筋を中心に背中全体の筋肉を鍛えられる。また、背中の筋肉だけでなく上腕二頭筋や前腕の筋肉も使うため、上半身全体の引き締めに効果的。

初心者の場合、まずは軽い重量で「12〜15回:3セット」から始めるのがおすすめ。正しいフォームでおこなうことを重視して、徐々に重量を増やしてみよう。グリップを持つ幅を変えることで、刺激を与える部位の微調整が可能。広いグリップで背中の外側を、狭いグリップで内側をより鍛えられる。

<やり方>
  1. ラットプルマシンに座り、太ももをパッドで固定する
  2. バーを肩幅より少し広めに握る
  3. 息を吐きながら、バーを鎖骨付近まで引く
  4. 息を吸いながら、ゆっくりと元の位置に戻す

下記の記事では、「ラットプルダウンの正しいやり方・効果・コツ」などを詳しく紹介しているので、取り組む際の参考にしてみよう。

「ラットプルダウン」のやり方や重量は?アタッチメント別の効果も紹介

「ラットプルダウン」はどこに効く?鍛えられる3つの部位 「ラットプルダウン」は主に広背筋を鍛えるトレーニング。大円筋や僧帽筋(そうぼうきん)のような背中の筋肉も.....

ダイエットに役立つ!筋トレ効果を高める3つのポイント

ダイエット効果を高めるためには、筋トレを正しくおこなうことが大切。ここでは、効果的に筋トレをおこなうためのポイントをご紹介。

  • 無理せずできる範囲から始める
  • 正しいフォームと呼吸法を意識する
  • 適度に休み、筋肉の成長を促進させる

無理せずできる範囲から始める

急に激しい運動をおこなうと身体に負担をかけケガなどの原因にもなるため、無理はせずできる範囲から始めることが大切。

筋トレ初心者の場合は、まず自重トレーニングから始めるのがおすすめ。「スクワット」や「腕立て伏せ」など、特別な器具が必要ない種目はいつでも取り組みやすい。はじめは回数や時間よりも、正しいフォームの習得を重視して取り組むこと。たとえば、スクワットなら「5回:3セット」から徐々始めて、回数を増やしていくのが理想的。

正しいフォームと呼吸法を意識する

フォームが間違っていると狙った筋肉に負荷をかけられず、「効果が得られない」「ケガをする」などのリスクが高まる。

目的の筋肉に適切に負荷をかけるためにも、まずは正しいフォームの習得を目指そう。たとえば、ダイエットの人気種目である「スクワット」なら、背筋を伸ばしひざが爪先より前に出ないように注意したい。

呼吸法については、身体の動きに合わせた自然な呼吸を心がけるのが大切。胸を開くときや肩を上げるときは息を吸い、胸を閉じるときや腕を下げるときは息を吐くようにしよう。

慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、呼吸を難しく考えすぎないことが大切です。身体の動きに合わせて自然に呼吸することを意識すれば、徐々に正しい呼吸法が身についていきます。とくに初心者の人は、まず自然な呼吸を意識することから始めましょう。

適度に休み、筋肉の成長を促進させる

筋トレは、適度な休息時間を設けることも大切。筋トレ後、筋肉が回復し成長するには約48時間かかると言われている。そのため、毎日激しい筋トレをおこなうと、かえって筋肉の成長が阻害されダイエット効果も減少してしまう。

筋肉をしっかり休ませることで、筋肉の成長と脂肪燃焼を促進させ、筋トレの効果を最大限に引き出せる。筋トレの休息日には、「ストレッチ」や「ウォーキング」などの軽い運動を取り入れるのがおすすめ。血行を促進し、筋肉の回復を早める効果が期待できる。

脂肪燃焼目的なら筋トレ→有酸素運動の順番がおすすめ

筋トレを有酸素運動よりも先におこなうことで、体内のグリコーゲン(糖質のエネルギー源)が消費され、そのあとの有酸素運動ではエネルギー源として脂肪が優先的に使われやすくなる。

また、筋トレのあとは成長ホルモンの分泌が増加しており、この状態で有酸素運動をおこなうことで脂肪燃焼効果がさらに高まる。ただし、個人の目的や体力によっては順番を変えてもOKたとえば、筋トレだけで疲れてしまう場合は先に有酸素運動をおこない、そのあとに軽めの筋トレに取り組むのもよい。

重要なのは両方をバランスよくおこなうこと。筋トレと有酸素運動を組み合わせることで、効率的なダイエットと理想的な体型づくりが可能になる。

男性初心者向け!1週間トレーニングメニューを体験してみた

ここでは筋トレと有酸素運動を組み合わせた、男性初心者向けの1週間トレーニングメニューの例を紹介。

筋トレを上半身と下半身を分けることで各部位に十分な休息時間を作り、有酸素運動は種類を変えることで飽きずに継続できるよう工夫するのがポイント。

軽くこなせるようになったら筋トレの頻度を増やしたり、時間をのばしていこう。

  • トレーニングメニューの紹介
  • 自宅トレーニングを実際に体験してみた!

とくに男性は筋肉量が増えやすいので筋肉分けを意識した種目構成にしてもよいでしょう。自宅でのトレーニングでも「プッシュアップ(腕立て伏せ)」、「クランチ」、「レッグレイズ」などで身体の縦ラインをしっかりと引き締めるのがおすすめです。
また、「ショルダープレス」は肩まわりに厚みを作れるため、男性らしい上半身のシルエットづくりにつながります。

トレーニングメニューの紹介

このトレーニングメニューは30代前半〜半ばで運動不足気味の、お腹まわりが気になり始めた男性向け。筋トレ初心者でも無理なく取り組める内容になっているので参考にしよう。

基本的には週3回のトレーニングに加え、日曜日に補強運動と有酸素運動を組み合わせた構成になっています。全身をバランスよく鍛える分割法なので、効率的に体を引き締めることができます。

自宅トレーニングを実際に体験してみた!

今回、編集部の20代男性にトレーニングを実際に体験してもらった。

編集部の20代の男性Sさん

最近は日常的にジムに通ったりランニングをしている。自宅の狭いスペースでもおこなえるトレーニングを模索中。

最初は少し面倒でしたが、「スクワットだけだから」と思っておこないました。食後の運動にしては少し大変でしたが、初心者の僕でもきつすぎる程ではなかったので、負荷は最適だなと思いました。

しかし、お風呂上りに挑戦したため、汗をかいて後悔しました。

トレーニング初日のSさんの感想。トレーニング自体はできたものの、おこなう時間に反省。次からはお風呂に入る前にトレーニングを実施しよう。

休日なので有酸素運動の時間が取れて嬉しいです。ランニングは普段からしているのでとくに特別な感じはしませんが、心のリフレッシュになりました。筋肉を鍛えたい人には物足りないかもしれませんが、ダイエットをしたい初心者、中級者にはおすすめのメニューだと思います。

Sさんがとくに印象に残ったトレーニングは「有酸素運動」。普段の筋トレとは違い、外にでて動くことで心のリフレッシュにつながった。

女性初心者向け!1週間トレーニングメニューを体験してみた

ここでは筋トレと有酸素運動を組み合わせた、女性初心者向けの1週間トレーニングメニューの例を紹介。

  • トレーニングメニューの紹介
  • 自宅トレーニングを実際に体験してみた!

トレーニングメニューの紹介

このトレーニングメニューは全身をまんべんなく鍛えつつ、女性らしいシルエットを作りたい人向け。とくに「最近ジーンズがきつくなった」など、ダイエットを始めようと思い立った初心者女性におすすめのメニュー。

このトレーニングメニューは、筋肉を太くせずしなやかさを出しながらくびれを際立たせる効果をより意識して組んでいます。とくに腹斜筋や骨盤まわりの筋肉を意識的に鍛えることで、美しいボディラインを作り出します。

自宅トレーニングを実際に体験してみた!

今回、編集部の20代女性にトレーニングを実際に体験してもらった。

編集部の20代の女性Mさん

普段運動をほとんどしないため、運動不足気味。

最初は、3年くらい筋トレをやってないのもあり、運動不足な自分にもできるか少し不安でした。回数が1セット12回なのがちょうどよいと感じましたが、それ以上になるとたぶんきつくて途中で休憩を取らないといけない気もしました。

運動を全くしない人にはちょうどいいのかもしれませんが、少し運動する人には物足りなく感じるかもしれないです。

トレーニング初日のMさんの感想。3年くらい筋トレをおこなっていなかったMさんでも取り組める、下半身を鍛えるトレーニングメニュー。負荷のかけ方・回数を調整して自分の身体にあったトレーニングをおこなおう。

昨日筋トレの後で、下半身に筋肉痛を感じてます。負荷は丁度よく、みんなできる簡単レベルだと感じました。昨日に引き続きお尻のトレーニングの時に腰が痛いので、正しいフォームを意識しておこなっていきたいです。

Mさんがとくに印象に残ったトレーニングは「お尻のトレーニング」。正しいフォームを意識し、腰に負荷がかからないようにしよう。

筋トレとあわせて取り組みたい食事管理方法

よりダイエット効果を高めるためには、筋トレと合わせて食事管理を組み合わせることも大切。

  • 消費エネルギー量が摂取エネルギー量を上回るように意識する
  • 栄養バランスを意識する

消費エネルギー量が摂取エネルギー量を上回るように意識する

ダイエット中の食事管理方法としてとくに意識すべきことは、「1日の消費エネルギー量が摂取エネルギー量を上回る」ようにすること。これがカロリー収支のマイナスを生み、体重減少につながる。

たとえば、「基礎代謝が約1500kcal」「日常生活での消費が約500kcal」の場合は、摂取カロリーを2000kcal程度にし運動で消費エネルギーを増やすイメージでもOK。

急激な減量は筋肉の減少を招きかえって代謝が落ちてしまうため、極端な食事制限は避けて「1日200〜300kcal程度の軽いマイナス」を目指すのがおすすめ。

栄養バランスを意識する

筋トレとダイエットを両立させるには、栄養バランスの取れた食事も大切。単にカロリー制限をするだけでなく、必要な栄養素をバランスよく摂取することが重要。

とくに意識したいのが、「タンパク質」「炭水化物」「脂質」の三大栄養素。タンパク質は、筋肉の維持と修復に不可欠なので「体重1kgあたり1.6〜2g程度」を目安にとるようにしよう。炭水化物は筋トレのエネルギー源となり、脂質はホルモンバランスの調整に重要。

栄養を適切な比率で摂取することで、効果的な筋トレとダイエットが可能になる。また、ビタミンやミネラルも忘れずに。野菜や果物を積極的に取り入れ「ビタミンC」「ビタミンE」「亜鉛」などを十分に摂取すること。

ダイエット中の食生活では高タンパク食材を活用した献立がおすすめ。ダイエット中は同じメニューの繰り返しになりがちだが、シンプルな調理法でも工夫次第で飽きずに続けられる。

下記の記事では、「ダイエット中の食事方法・食材の選び方・メニュー」などを詳しく紹介しているため、筋トレとともに食事管理を取り入れる場合は参考にしよう。

ダイエット中の食事はどうしたらいい?痩せるための食事のコツやおすすめのメニューを紹介

ダイエット中の食事の基本知識 ダイエット中の食事では、エネルギー量と栄養バランスを意識することが鍵。まずは、痩せるための食事の基本知識をおさえよう。 ・消費エネ.....

ダイエット時の筋トレに関するQ&A

筋トレをしてもダイエットの効果が出ない理由は?

A:トレーニング方法が不適切な可能性や、頻度が足りない場合などが考えられる。

頻度が足りていない場合は、単純にトレーニングをおこなう日数を増やしてみましょうもし日数を増やすことが難しい場合は、1回あたりのトレーニングのボリュームを増やし、筋肉をしっかり追い込むことが大切です。

フォームの崩れが原因の場合は、トレーナーをつけて正しいフォームに修正してもらうことやストレッチをとり入れて可動域を確保することが効果的です。

ネットの情報だけでフォームを修正することは難しい場合も多いので、トレーナーが実際に身体を見てその人の特性に合った動きを指導してもらうことで、より効果的なトレーニングができます。

筋トレでダイエット効果を感じるまでの期間は?

A:個人差や取り組み方によって多少の変動はあるものの、一般的に3ヶ月が目安。

トレーニング開始から2週間程度経つと朝の目覚めが軽くなったり、むくみが抜けたりといった体調の改善が現れます。約1ヶ月ほどで、顔がシュッとしてくるなど見た目の変化を実感できます。3ヶ月目くらいになると、周りの人から気づかれるくらいの体型変化がでてくるように。

また、モチベーションを維持するコツは、ダイエット開始前に自分の身体の状態や不調を具体的に書き出しておくことです。朝起きたときの感覚、便秘の有無、夕方のスタミナ切れ、気持ちの持ち方などを記録し、1ヶ月目や2ヶ月目に見直して目に見えない変化もチェックしてみましょう。

筋肉痛はダイエット効果に関係ある?

A:ダイエット効果の直接的な指標ではないが、効果的なトレーニングをおこなえた1つの指標になる。

筋肉痛がないからといって運動の意味がなかったわけではありません。筋肥大を目指す場合は筋肉痛が起きるほどの負荷をかけるべきですが、ダイエット目的なら運動量を増やすことに重点を置くのが大切です。

ただし、ダイエットの成功において最も重要なのは運動よりも食事管理なので、食事に重点を置きましょう。

ダイエット中に筋トレをして体重が増えたけど問題ない?

A:筋トレダイエット中の体重増加はまったく問題なく、むしろいい兆候の場合もある。

筋トレをおこなうことで筋肉は成長して重くなりますが、体重が増えてもむしろ痩せて見える状態になっていきます。そのため、ダイエットは体重ではなく見た目を重視して進めるのがおすすめです。逆に

体重が減ると筋肉量が落ちている可能性があるため注意しましょう。
筋トレはリバウンドを防ぐ効果もあります。代謝が上がることで日常生活の動作でも消費カロリーが上がるため、リバウンド防止に効果的です。

「体重が増えた」「体重がなかなか減らない」という場合は、ダイエットへのモチベーションが低下しやすいので、その際は下記の記事を参考にしてみて。

ダイエットのモチベーションを上げる方法!継続するコツやおすすめグッズも紹介

ダイエットのモチベーションが下がる原因・NG行動 痩せたいと思っているのに、「なぜかいつも挫折してしまう」「ダイエットが続かない」という人は、無意識にモチベーシ.....

筋トレでリバウンドは防げる?

A:筋トレを取り入れたダイエット方法は、リバウンドを防ぐのにも効果的。

食事制限のみのダイエットでは、筋力や代謝が落ちてしまう可能性もあります。筋トレを取り入れたダイエット方法は、筋力が増えることによって身体の代謝が高まり、ダイエット後も高い代謝を維持しやすくなります。

食事制限や有酸素運動だけでは不十分な筋肉量の維持・増加にも貢献するため、長期的な体重管理をサポートできます。リバウンドを防ぎたい人には、筋トレを取り入れたダイエットをおすすめします。

筋トレをしたら3ヶ月で10kg痩せることはできる?

A:筋トレに加えて適切な食事管理が必要となる。健康面やリバウンドのリスクにも注意。

ダイエットは、自分の体重の5%が1ヶ月あたりの減量上限の目安です。例えば50kgの人なら1ヶ月に2.5kg、100キロの人なら1ヶ月に5kgです。

もともと50kg程度の人は、極端に崩れた食生活をしていない可能性が高く、食事改善の余地も少ない場合が多いです。そのため、頑張っても1ヶ月に1キロ程度の減量が現実的な目標となります。減量は個人の基礎代謝量や筋肉量、日常の活動量によって大きく異なるので注意しましょう。

顔痩せするためにはどんな筋トレが必要?

A:顔痩せを目指す場合、顔の筋トレよりも全身のダイエットが効果的。

顔痩せを目指す場合、顔痩せに特化した筋トレよりも全身のダイエットを優先するのがおすすめです。人間の身体は皮膚一枚で全てが繋がっているため、身体全体が痩せることで顔も自然と痩せていきます。

もし顔痩せに直接アプローチしたい場合は、胸鎖乳突筋や側頭筋、咬筋など顔周りの筋肉をほぐして顔のむくみを取りましょう。

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