川合 紗世
愛知医科大学医学部公衆衛生学講座 講師
疫学研究者。名古屋大学農学部を卒業後、名古屋大学大学院医学系研究科 予防医学/医学推計・判断学教室にて分子疫学研究を学び、2009年に博士(医学)取得。その後、日本多施設共同コーホート研究(J-MICC Study)に従事し、2018年に愛知医科大学医学部公衆衛生学講座へ異動。現在は主にピロリ菌感染対策による胃がん予防研究に取り組んでいる。
江間 諒一
静岡産業大学スポーツ科学部 准教授
専門はバイオメカニクス、運動生理学。2015年に博士(スポーツ科学)を取得(早稲田大学大学院スポーツ科学研究科)。日本学術振興会特別研究員PD等を経て、21年4月より現職。骨格筋(いわゆる筋肉)のメカニクス・パフォーマンスに関する研究に従事。近年は筋肉痛を防ぐための対抗策に関する研究も進めている。地域行政やスポーツチームと連携したプロジェクトも始めており、スポーツ健康科学の社会実装に向けて活動中。
武田 卓
近畿大学東洋医学研究所 教授
産婦人科医。漢方・産婦人科・腫瘍・内分泌の専門医として、女性のヘルスケア全般を西洋・東洋医学の両面から診療・研究を実施。特に、月経関連疾患や心身症領域(更年期・PMSなど)を専門としている。最近では、フェムテック領域での共同研究も多数実施。大阪大学医学部卒業、大阪大学医学部大学院博士課程修了。大阪大学医学部産婦人科助手、助教(学内講師)、大阪府立母子保健総合医療センター産科診療主任・医長、大阪府立成人病センター婦人科副部長、東北大学医学部先進漢方治療医学講座准教授等を経て、近畿大学東洋医学研究所所長教授、東北大学産婦人科客員教授兼任。
檜井 栄一
岐阜薬科大学薬理学研究室 教授
薬理学者。2003年金沢大学大学院を修了し、博士号(薬学)を取得。金沢大学薬学部・助手・准教授を経て、2019年より現職。岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科、東海国立大学機構One Medicine創薬シーズ開発育成研究教育拠点(COMIT)の教授も兼務。この間、チェコ国立科学アカデミー生理学研究所、ハーバード大学医学部・マサチュウセッツ総合病院、ベイラー医科大学、コロンビア大学でも研究活動に従事してきた。骨粗しょう症や変形性関節症などの運動器疾患に対する新しい予防法や治療法の開発を目指し、学生と日々研究活動に励んでいる。
森野 勝太郎
滋賀医科大学 准教授
1996年に医師免許、2002年に博士号を取得(滋賀医科大学)。2002年~2006年に米国イェール大学に留学。その後、滋賀医科大学 糖尿病内分泌内科で勤務後、2021年より現職。
後藤 温
横浜市立大学医学部医学科公衆衛生学 主任教授
博士(医学・疫学)。国立国際医療研究センター、東京女子医科大学、国立がん研究センターを経て、2020年 横浜市立大学大学院データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻 教授。2021年に同研究科ヘルスデータサイエンス専攻長、2022年には医学部・公衆衛生学教室の主任教授。
東田 千尋
富山大学和漢医薬学総合研究所教授
神経薬理学研究者。1994年北海道大学大学院薬学研究科博士後期課程薬学専攻修了、博士(薬学)を取得。その後、富山医科薬科大学和漢薬研究所特別研究員、助手、助教を経て、2010年より富山大学和漢医薬学総合研究所・准教授(研究室主宰)、2017年より教授。難治性神経疾患の新しい治療薬の開発を目指し基礎研究から臨床研究までを手掛ける。神経薬理学と和漢医薬学を融合させた新しいコンセプトでの創薬研究に従事。
松田 哲也
玉川大学脳科学研究所 教授
専門は認知神経科学。2004年東京医科歯科大学大学院博士課程医歯学総合研究科修了 博士(医学)。玉川大学脳科学研究所助教、准教授を経て2015年より現職。この間、文部科学省研究振興局学術調査官(2011~2013, 2016~2020)併任。現在、文部科学省が取り組んでいる脳科学国家プロジェクト「革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト」「戦略的国際脳科学研究推進プログラム」のプログラムオフィサーを兼任している。
岡 浩太郎
北里大学未来工学部 教授
株式会社富士通研究所、NIH(アメリカ国立衛生研究所)およびウッズホール海洋生物学研究所研究員を経たのち、1995年慶應義塾大学理工学部機械工学科専任講師に。その後、1998年に同システムデザイン工学科助教授、2005年には同生命情報学科教授に。2023年4月より、北里大学未来工学部教授。
島ノ江 千里
佐賀大学医学部附属病院 教授・薬剤部長、病院長特別補佐(兼任)
予防医学と臨床薬理を専門とする疫学者。2014年に博士(医学)を取得後、佐賀大学医学部社会医学講座予防医学分野助教。2018年から同大学医学部附属病院 臨床研究センター副センター長・特任准教授を経て2020年より現職。社会によりよい医療を届けるためのエビデンスの探求に、疫学的手法を用いて薬剤師視点で取り組んでいる。
小林 茂雄
東京都市大学建築都市デザイン学部建築学科 教授
建築光環境と環境心理を専門とし、特に低輝度の屋外光環境計画と、照明の対人行動への影響を研究している。東京工業大学工学部建築学科卒、同大学院、助手を経て、武蔵工業大学(現東京都市大学)教授。「人の行為を軸とした建築環境の評価に関する研究」で日本建築学会賞(論文)受賞。著書に『写真で見つける光のアート』(雷鳥社)、『Lighting by Yourself』(オーム社)。
飯尾 尊優
同志社大学文化情報学部 准教授
2012年同志社大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。ATR知能ロボティクス研究所研究員、大阪大学大学院基礎工学研究科特任助教、筑波大学システム情報系助教を経て、2021年より同志社大学文化情報学部准教授。専門はソーシャルロボティクス。人工的な存在であるロボットとの相互作用が人の認知や行動に与える影響の理解と応用に興味を持つ。
島 孟留
群馬大学共同教育学部講師
2017年にPh.D.を取得(筑波大学人間総合科学研究科)。アスタリール株式会社、順天堂大学老人性疾患病態・治療研究センターでの勤務経験を経て、2019年より現職(群馬大学共同教育学部)。
山岸 典子
立命館大学グローバル教養学部 教授
認知神経科学者。1995年にPh. D.を取得 (パデュー大学心理科学部認知心理学科)。2016年にMBAを取得(マギル大学デソーテル経営学部MBA)。1995-1996年にカリフォルニア大学サンディエゴ校(医学部眼科) 、1996-1997年にロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校(心理学部)に勤務。その後、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、 情報通信研究機構脳情報通信融合研究センター(CiNet)を経て2019年より現職。
田中 芳彦
福岡歯科大学 口腔歯学部 感染生物学分野 教授、 福岡歯科大学 口腔医学研究センター リーダー
免疫学者。専門としている領域は、歯周病やカンジダ症などの感染症と免疫応答。熊本大学医学部医学科卒業。同大外科学第二で消化器外科医として臨床に従事した後、同大大学院医学研究科博士(医学)取得。米国La Jolla Institute for Allergy and Immunology上級研究員、九州大学生体防御医学研究所助教、准教授を経て、福岡歯科大学 教授。
山仲 勇二郎
北海道大学大学院教育学研究院准教授 / 北海道大学脳科学研究教育センター基幹教員
専門は時間生物学。運動と生体リズムとの関係に注目し、2004年に北海道大学大学院医学研究科博士課程に進学。当時、生理学講座時間生理学分野(旧第一生理)教室を主宰していた本間研一教授に師事し、時間生物学研究を開始。国内唯一の時間隔離実験に従事し、ヒト生物時計の非光同調機構における運動、食事、生活スケジュールの影響を世界に先駆けて明らかにした(Yamanaka et al. Am J Physiol. 2010, 2014, 2022)。2016年より現所属に異動後は、日常生活下において生物時計が心身の健康に与える影響を明らかにするためのフィールド研究を進め、ストレス応答、糖代謝能に対する概日リズムの影響を明らかにしている(Yamanaka et al. NPPR 2019, Sato et al. TJEM 2019)。2016年-2019年にはサッカー日本代表選手の時差対策を担当し、FIFAロシアワールドカップ出場に貢献。2022年より北海道日本ハムファイターズ選手の睡眠改善を目的とした研究にも従事している。
尾関 健二
金沢工業大学バイオ・化学部応用バイオ学科 教授
博士(農学)。麴菌(国菌)を利用した一番複雑な発酵物の日本酒と一番単純な発酵物の甘酒の機能性物質を高める研究なども行っている。どぶろく特区の町(中能登町)を盛り上げる活動も行っている。岐阜大学農学部農芸化学科卒業、同大学院農学研究科修了。大関株式会社、築野食品工業株式会社を経て、金沢工業大学バイオ・化学部応用バイオ学科の教授。ゲノム生物工学研究所の研究員。
木ノ内 玲子
旭川医科大学病院 准教授(病院)
眼科専門医。緑内障とぶどう膜炎を専門として診療を行なっている。旭川医科大学医学部卒業後、免疫の研究で医学博士を取得、ハーバード大学スケペンス眼研究所で眼科の基礎的研究を行い、帰国後は旭川医科大学で臨床診療を続けながら、疫学研究や遠隔医療に携わっている。医工連携講座特任准教授を経て、現職。