佐藤菫です。Welluluと出逢って、Welluluの中で、私のコラムを書いてみようと思います。
日々の気づきやできごと、いろいろな想いを綴りたいと思います。目標は月に1本くらい。
まず、1本目は、産まれて8ヶ月の黒いわんちゃんがお家に来たお話。
わんちゃんとの出会いはインスタグラム。
保護犬のアカウントを見ていたら、その黒いわんちゃんが私のことを見てくれているような気がした。
私が写真で見たその子は、小さいけどシャキッと立っていて、目に優しさがあるけどどこかカッコ良さもあって、見た目は少しツキノワグマのような、犬だけど犬なのかな? と思わせるような、不思議なオーラを放っていた。
週末に譲渡会があるとのことで、その子が気になって早速譲渡会に行ってみることにした。
そもそも私は自分で犬を飼ったことがなく、わんちゃんの譲渡会に行くなんてことも私にとっては初めての経験だった。
譲渡会場には何匹ものわんちゃんたちが良い出会いを求めて待っていた。
会場は芝生でその日は快晴。
わんちゃんたちは皆のびのびとしていて、日向ぼっこをしてくつろいでいるわんちゃんもいれば追いかけっこをしている子犬たちもいた。様々な犬種の子たちが、個性溢れているけどみんなとても良い表情をしていて、優しさをとても感じるあったかい世界だった。
その中に、お目当ての黒いわんちゃんはいた。
写真で見ていたより大きいけど、どこか臆病そう。
譲渡会の方には事前に連絡を取っていたのもあり、私が到着したのを知るとスタッフさんが真っ先にそのわんちゃんを連れてきてくれた。
とても優しさを感じるわんちゃんで出会って間もないのに、ちょこんと私の隣に座って、後に私の足の上で顎を乗せてくつろいでくれた。そうやって触れていくうちに、私には、“出会って間もないけれど、私たちはこれからこうやってのんびり一緒に過ごすんだろうなぁ”と、2人で過ごす未来が瞬時に見えた。
見えた未来、この自分の瞬時な感覚が、この子を家族として迎え入れようと決めるきっかけとなった。
人との出会いも、会う回数で仲良くなる人もいれば、1度しか会ってなくても、なにかシンパシーを感じたりバイブスが合うと感じることが自分の中には稀にある。
この黒いわんちゃんに初めて会った時も、私はそのシンパシーを感じたのだ。
私は彼の名前を「マックス」と名付けた。
名前の由来は、私の大好きな映画の主人公の犬が「マックス」ということと、これから歩む人生を共に最高にマックス楽しくしていきたい、という想い。
全身は真っ黒で、しっぽの先とお腹、足先が白くてお耳の大きな不思議なわんちゃん。
家族になって1ヶ月。
私がマックスに教えることもたくさんあるけど、マックスから新しく教えてもらうこともたくさんある。
たまに、マックスの見る視点を私も見てみることがある。
家の中でも散歩している時も、姿勢を低くしてマックスの視点に変えてみると、私が普段感じている気温や見えている風景や色が違っていて、その違いが私に新しい視点をもたらしてくれる。
ある日、家の中でマックスと同じ角度から壁を見てみた。
すると、壁に飾っている絵の見え方が自分の中で変化した。
絵の中の芝生の色が、角度によって質感がふわふわしているように見えて、絵に優しいイメージがプラスされた。部屋の壁には少し丸みを帯びている部分があって、それもマックスと同じ角度から見てみると、ただの白い壁が、雪山を滑っているような気分で見ることができる。
いつも見ているものの印象が変わったことで、絵の鑑賞の仕方や、家の中の小さな発見にちょっとした楽しみ方を発見することができた。
新しい視点によって視界が広がり、それが自分の心のゆとりに繋がるような気がして、それも自分の中の新しい発見だなと純粋に嬉しくなった。
私は仕事を通して自分を表現する時、新しい視点を大事にしている。
これが来たらこうとか、1つに決まった定義とか意見だけじゃなく、柔軟に考え個性を表現すること。新しい視点を常に発見し表現に繋げていく。最近はそういった発見を改めてマックスが教えてくれているような気がする。
1人のようで2人。2人だけど1つ。
自分1人じゃできなかった発見をくれて、互いに成長しあえている日々が今はとても楽しい。
みんな1人じゃ生きられないから手を取り合って支えあわなきゃねぇ。
私は甘えたり、人に頼ることが苦手な方だった。
でもマックスを迎え入れてからは周りから学ぶこと、人に頼ることも増えて、支えあったりだれかに頼ったりすることで生まれる気持ちがあることを知った。頼られることも嬉しいし、頼ることでお互いに今までと違ったコミュニケーションが増え、お互いをより分かり合えるということを知った。
知ったことで、前までは頼られる方が好きだったけど、頼ることで今の自分を自分自身で受け入れられるようになった。
今は前より、人に頼れる自分が好きだし、より心が広く感じる。最近は伸び伸びと生活できている気がする。
夏は自然と開放的な気分になって、心も体もオープンになっていいんだなって思える。マックスと出会ってからの夏はより心が開放的で、自分は自分らしくいて良いんだなって、自分を受け入れている。
新しい自分をもっと出していって、たくさんの楽しいことに繋がるといいな。
チャレンジしてみようかなと思うことが増えた夏の始まりだった。
マックスと共に過ごす時間が好き。マックスといると、たくさんの“新しい”をもたらしてくれる。マックスは、私の大切な相棒。これからも、いっしょに成長して、新しい発見や体験が待ち遠しい。
一緒に最高マックスな人生にしていこう!
これからもよろしくね! マックス!


SUMIREさん
俳優/ファッションモデル/アーティスト

俳優の父・浅野忠信氏とミュージシャンの母・Chara氏の長女として、幼少期からアートや音楽が日常にある環境で育つ。2013年にChara氏のMVに出演して注目を集め、翌2014年より雑誌『装苑』専属モデルで本格的にキャリアをスタート。北欧由来のブルーやハシバミ色(ヘーゼル)に変化する神秘的な瞳と、アジアのルーツを感じさせるエキゾチックな顔立ちのコントラストが存在感を放つ。現在はファッションモデルにとどまらず、画家(アーティスト)としても個展やグループ展を行うほか、俳優の「佐藤菫」としても映画やドラマに出演するなど、独自の感性で表現の幅を広げ続けている。
【HP】https://noisette.jp
【Instagram】https://www.instagram.com/sumiresmile074