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新品同様に生まれ変わる!長く使い続けるための羽毛布団の「リフォーム」とは【フランスベッド】

寒い時期に使用できる自然素材を生かした寝具「羽毛布団」は、その特性から「天然のエアコン」と呼ばれるほど。使い始めのころは軽くてふわふわだったはずの羽毛布団が、いつのまにかボリュームダウンしていたり、側生地の汚れが目立つようになっていませんか…?長く使えるからこそ考えたい羽毛布団のリフォームや日々のケア方法などについて、今回、フランスベッドの若田部さんに詳しくお話を伺った。

若田部 雄一さん

フランスベッド株式会社 インテリア商品企画部 商品企画課

約25年の営業を経て2024年4月より商品企画課に異動し、主に羽毛とマットレスの商品企画・開発・販促活動に携わっております。長い営業経験を活かし、お客様から選ばれ、使って喜んでもらえる商品を念頭に置き、企画・開発・販促活動を日々行っております。

本記事のリリース情報
「Wellulu」にてインタビュー取材を受けました

目次

天然のエアコン!保温性抜群の寝具「羽毛布団」とは?

──本日はよろしくお願いします。

若田部さん:こちらこそよろしくお願いします。まず羽毛についてお話する前に、快適な睡眠環境全体について少し触れてもよろしいでしょうか?

──もちろんです!

若田部さん:よい眠りにはマットレスでの寝心地や羽毛布団の保温性、そして湿度調整能力が重要です。これらが揃うことで、質の高い睡眠が実現します。ワークライフバランスが重視される近年、生活の質を整えるための寝具選びが注目されています。

──私も寝具選びが最近すごく気になっています!では羽毛について教えていただけますか?

若田部さん:はい、羽毛は羽毛布団のおもな素材で、水鳥、とくにガチョウ(グース)やアヒル(ダック)の胸元からお尻にかけての柔らかい部分を指します。表面のスモールフェザーと、内側に生えているダウンと呼ばれる綿毛状の部分が使われます。

──自然素材なのですね。ふわふわで軽いイメージがあります。

若田部さん:その通りで、軽さと保温性が特徴的な非常に優れた自然素材なのです。実は産地によってもその特性は異なっていて、たとえば、寒冷地で育った水鳥の羽毛は大きく育つので、保温性が高い傾向があります。これに加えて、羽毛の品質や加工技術によっても性能が変わります。

──たしかに、寒い地域で育った場合、その寒さに耐える必要がありますよね!

若田部さん:そうなんです。羽毛は「天然のエアコン」とも呼ばれるほど環境適応力に優れていて、寒いときは膨らんで体温を包み込み、暑いときや湿気の多いときは収縮して通気性を確保し、熱や湿気を逃がしてくれます。この吸湿性や発散性、保温力のバランスが、羽毛が最高の寝具素材として評価される理由です。フランスベッドでは、この特性を最大限に活かした製品作りを心がけています。

厳選した自然素材「羽毛」のポテンシャルを引き出すために 洗浄から加工まで

──そのときの環境に合わせて対応していたのですね!自然素材だからこそ、完成まで「羽毛の洗浄や加工」にとくに力を入れていると拝見しました。

若田部さん:はい。当社では、羽毛の品質を最大限に引き出すため、洗浄と加工に徹底したこだわりを持っています。

産地として有名なハンガリーやポーランドなど、寒暖差の激しい地域から厳選した高品質のものを使用しているのですが、これらは通常の場合、日本に輸入される段階で洗浄済みの状態で届くのが一般的です。しかし、当社では、洗浄済み羽毛を輸入して、羽毛の品質を確認する「サンプリング」の工程を踏まえてから、日本国内で再度洗浄をしています。

──洗浄自体を自社でおこなわれているのですね。羽毛布団によっては臭いが気になる人もいると聞いたことがあります。

若田部さん:そうなんです。羽毛はタンパク質で構成されており、汚れや脂質が残ったままだと臭いやベタつきが発生します。そのため、洗浄工程では、通常の工程を超えた「2回洗浄・6回すすぎ」の計8回もの処理を施し、汚れや脂質を徹底的に取り除きつつ、ふんわりとした状態を保つため、羽毛の油分を「約0.5%」という最適な状態に調整しています。これは、人間でいう髪の毛の潤いと同じで、羽毛の柔らかさや保温性を高める重要な要素になっています。

──なるほど、わかりやすいです。髪の毛もあまりに油分がないと乾燥しすぎてしまいますよね。

若田部さん:ここからさらに、制菌加工を施すことで、羽毛に付着しやすい菌や臭いの原因菌を抑制します。これにより、清潔で衛生的な羽毛布団をお届けしています。

また、水にも特別なこだわりを持っていて、当社の工場は静岡県掛川市にあるのですが、ここでは小笠山山系(おがさやまさんけい)の伏流水(ふくりゅうすい)を使用しています。硬度が非常に低く「超軟水」に分類されます。軟水を使用することで洗剤が羽毛にしっかり浸透するため、汚れを効率よく落とし、洗浄後の羽毛を軽く柔らかい状態に仕上げるのにぴったりなんです。

──水にまでこだわっているとは驚きです。

若田部さん:ありがとうございます。このように、素材の選定から加工、水の使用に至るまで徹底的にこだわり抜いている点が、当社の最大の強みだと考えています。

長年使ったものも新品同様に!リフォームでよみがえる羽毛布団

── 羽毛布団というと長年使えるイメージがあるのですが、あまりケアされていないご家庭も実はあると思います。長期間適切なケアをせず使い続けた場合、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

若田部さん:長期間リフォームせずに羽毛布団を使い続けた場合、たとえば汚れやシミが定着してしまい、見た目だけでなく衛生面でも問題が出てきます。とくに汗や皮脂が原因で黄ばみが生じたり、匂いが気になるようになります。また、長く放置することで、羽毛が固まりやすくなり、ふんわり感が失われたり、摩擦で羽毛がちぎれて細かくなることで、保温性も低下してしまいます。

── 毎日使うものだからこそ、汗や皮脂は絶対に影響しますよね。

若田部さん:さらに、側生地(がわきじ)も傷んできてしまい、生地の劣化や引き裂けが起こりやすくなります。羽毛が布団の外に飛び出してくる量が増えて、布団カバーについてしまう経験をしたことがある方も多いかもしれません。これらを放置すると、布団全体の機能性が大きく損なわれ、睡眠の質にも影響が出てしまいます。

── なるほど。羽毛布団をリフォームすべきタイミングはどういった部分で見極めたらよいのでしょうか?

若田部さん:羽毛が飛び出してきたり、生地に破れが生じたりする場合や布団が全体的に膨らまなくなってきた、羽毛の偏りが目立つ、といった状態は1つの目安ですね。また、匂いが気になり始めたときや、掛け布団カバーに羽毛が目立つようについてくる場合も、リフォームを検討するタイミングとして考えてください。

── 日々使っていると、「もう少し使える!」と引き伸ばしてしまいそうです。

若田部さん:わかります。なので、もう1つの目安としてライフスタイルが変化するタイミングもおすすめです。布団のサイズが今の生活に合わなくなったり、使う季節に合わせて軽量化したいときなどもリフォームをおこなうよいきっかけだと思っています。

── いいですね!ちょうど夏物から冬物に変える際に羽毛が飛び出しているのを見かけたのでそろそろですね。

若田部さん:そうですね。羽毛が完全に飛び出ないということはありませんが、飛び出す量が多くなってきた場合は、生地の劣化が進んでいる証拠です。また、使用年数が10年を超えると、見えない部分での劣化も進んでいる可能性があるので、そのまま使い続けるよりも、リフォームで新品同様に生まれ変わらせてあげることで快適な睡眠環境を取り戻していただきたいです!

何世代にもわたり長く「羽毛布団」を使い続けるための選択

── 最近、羽毛布団をリフォームする人が増えているそうですが、その背景には何か理由があるのでしょうか?

若田部さん:まず1つ目は環境意識の高まりです。SDGs(持続可能な開発目標)が広く浸透する中で、企業から個人まで「捨てる」よりも「再利用する」という選択をするようになってきました。羽毛布団をリフォームすることで資源を有効活用し、環境への配慮ができるという点が多くの方に支持されています。

──企業だけでなく個人のレベルで意識の変化が起きているのですね。

若田部さん:また、羽毛布団が広く普及したのが約20~30年前で、当時のものが現在では汚れや膨らみの減少などの劣化が目立つようになってきたものの、結婚祝いや新築祝いなど、特別な機会に贈られたものなどが多く、思い入れがあるために「捨てるのがもったいない」「思い出をつなぎたい」という方が多いのもその背景にあります。

── リフォームに力を入れている理由を改めて教えてください。

若田部さん:理由の1つにはSDGsの理念に基づく資源の有効活用があります。現在、羽毛の原料となる鳥の飼育量が減少し、新しい羽毛の供給が限られているため、質のよい羽毛を長く使い続けることが大切になっています。

さらに、以前はダブルサイズの布団を使う方が多かったのですが、シングルに買い替える方や子ども用にサイズ変更される方が増えているといった、ライフスタイルの変化も関係しています。

── リサイズも可能なのですね!

若田部さん:はい、たとえば、おじいちゃんやおばあちゃんが使っていた布団をお孫さん用にサイズを小さくして使ったり、ダブルサイズの布団をシングル2枚に分ける、逆にシングルを2枚合わせてクイーンサイズにする、といったリクエストもあります。

── 環境への配慮だけでなくお客様の満足まで、素晴らしい取り組みですね。

若田部さん:羽毛布団は毎日の睡眠に直結し、人生の質を高める大切なアイテムです。良い羽毛を大切にリフォームすることで、新品同様に蘇り、何世代にもわたって使い続けられる可能性があります。

また、当社のリフォームは「完全個別リフォーム」のためお客様一人ひとりの羽毛布団を個別に取り扱っており、ほかのお客様の羽毛と混ざることはないですし、リフォーム前後の膨らみや状態の違いを写真とデータで記録して証明書としてお渡しもしています。

── そこまで丁寧に対応してもらえると安心ですね。

若田部さん:ありがとうございます。羽毛布団は高価なものですし、思い出も大切にしていただきたいと考えています。

リフォームで綺麗になってふんわり感や機能性もアップ!

── では実際にリフォームはどのようにおこなわれるか教えていただけますか?

若田部さん:リフォームの工程はおもに検査、解体、除塵(除塵)、洗浄、乾燥、冷却、除塵、新しい羽毛の追加、そして仕上げというステップで進みます。

まず、お預かりした羽毛布団の羽毛がリフォームに適しているか検査をおこないます。この際、ダウン率が70%以上であることがリフォーム可能な条件で、それ以下の場合はリフォームではなく新たな布団への交換をご提案する場合もあります。

── 70%以上であることが条件なのですね。

若田部さん:続いて、羽毛布団を解体し、中の羽毛をすべて取り出します。中にはゴミ、埃などもあるため、不要な部分はサイクロン式集塵機を使って丁寧に除去し、使える羽毛だけを選別します。この除塵という工程を終えた羽毛を洗浄し、臭いやダニの原因になる汚れをしっかり落とし、120度の高温で乾燥させてふっくらと仕上げます。さらに、追加羽毛をする前に、ちぎれた羽毛などを取り除きます。

羽毛は使用年数が経つと減少していることが多いため、新しい羽毛を適量追加して全体のバランスを整えます。

── 足りない分は追加で入れてくれるのですね。どのくらいの羽毛が追加されるのでしょうか?

若田部さん:シングルサイズの布団の場合だと、大体200グラム程度の新しい羽毛を加えることが多いですね。この際、品質にこだわったグースダウンを使用しているため、ふっくら感や保温性がさらに向上します。

── グースダウンを入れているのですね!よりふっくらして保湿性も上がるとは嬉しいことばかりですね。

若田部さん:この工程で一つひとつを丁寧に行うため、仕上がりには1ヶ月半ほどかかりますが、お客様には「これほどふっくら感が戻るとは思わなかった!」と驚く方も多く、非常に喜ばれています。

── 実際にビフォーアフターの写真を拝見しましたが、これほどまでに厚みが異なるのですね!リフォームを経て機能性も変化するのでしょうか?


リフォームする前の布団


リフォームした後の布団

若田部さん:ありがとうございます。リフォームでは羽毛の中身は再利用しますが、側生地(布団の外側の生地)は完全に新しいものに交換するため、生地に付着した汚れや油ジミなどはすべて取り除かれます。

さらに、羽毛の柔らかさや膨らみも改善されます。長年の使用で、羽毛に汗や皮脂が付着し、膨らみが失われてしまうことがあります。洗浄と再加工をおこなうことで、羽毛の弾力性やふんわり感が新品同様に蘇ります。その結果、保温性や通気性も向上し、睡眠の質をしっかり支える布団に仕上がります。

── 側生地だけでなく弾力性やふんわり感まで新品同様に、とは嬉しいですね!

若田部さん:そうですね。見た目だけでなく、触り心地や機能性も大幅に向上するので、「新品に近い」と感じていただけると思います。

とくに衛生面の改善は、お子様が使う布団にも安心してご利用いただけます。

羽毛布団のメンテナンス方法は「使うこと」

── リフォームのほかに、「メンテナンス」について教えてください。

若田部さん:リフォームとメンテナンスの違いは、お家で言えば、リフォームは壁紙や床材を張り替えて家全体を改装すること、メンテナンスは日々の掃除や修繕作業と考えていただくとわかりやすいかと思います。

そのため、羽毛布団においてリフォームは側生地を新しくし、中の羽毛を洗浄して新品同様に仕上げる作業、一方でメンテナンスは日常的なお手入れや、保管の工夫を指します。

── では羽毛布団のメンテナンス方法を教えてください。

若田部さん:羽毛布団のメンテナンスは「使うこと」が最も重要です。

── 「使うこと」ですか!?意外な答えでした。

若田部さん:そうなんです。寝返りを打ったり布団を掛けたりすることで羽毛内部の空気が循環し、湿気が溜まりにくくなります。ただし、使用中に羽毛が偏ることもあるので、時折布団を軽く叩いて羽毛を均一に整えてあげてください。

また、月に1度程度、カバーをつけたままで日干しをすると、湿気を逃して布団を清潔に保てます。

── カバーをつけたままがよいのですね。

若田部さん:直射日光は側生地を傷める原因になるので、必ずカバーをした状態でおこなうようにしてください。この際、片面30分から1時間ずつ両面干すだけで十分です。

この際、布団たたきなどを使って叩いたりしないようにしてください。叩いてしまうことで中の羽毛がちぎれたり、側生地がダメージを受けたりします。ダニ退治のイメージがあるかもしれませんが、実際にはダニが布団の奥や裏側に移動するだけで、あまり効果はなく、日干しなどで湿気を取り除く方がはるかに有効なので、気をつけていただきたいです。

── なるほど。日干しも1時間なら負担なく誰でもできそうですね!ほかにも注意点はありますか?

若田部さん:収納する際、圧縮袋は使わないようにしてください。布団は収納の際、場所を取ってしまうため、ついつい便利で使いたくなるのはわかるのですが、羽毛を押しつぶしてしまい、ふくらみを損なう原因になります。そのため、購入時についてくる不織布ケースを利用し、空気の出し入れができる状態で保管していただきたいです。不織布は通気性に優れている上、羽毛を潰さず長期間保管が可能です。

── 羽毛の特性を考慮したメンテナンスや保管方法が大切なのですね。

若田部さん:その通りで、独自の方法でメンテナンスをしている方もいらっしゃったりするのですが、間違った方法が布団を傷める原因になることもあるため、正しいお手入れで羽毛布団の寿命を延ばし、より快適な睡眠環境を保っていただければと思います。

「日常のお手入れ」にはメンテナンス、「劣化や損傷」にはリフォームを

── メンテナンスかリフォームか、どちらがどのような布団に適しているのか判断する際のポイントを教えてください。

若田部さん:メンテナンスはすべての羽毛布団に共通しておこなえる日常的なお手入れとして、リフォームは明らかな劣化や損傷が見られる場合と考えてください。

── とくに汚れが目立つ部分などありますか?

若田部さん:そうですね、脂や汗などで襟元が汚れていることがとくに多いです。また、羽毛が片寄ってキルト(布団の縫い目)が引っ張られているような状態になっていることもあります。これは生地の裂けや羽毛の飛び出しの原因になることもあるので、このような点にも注目して、たまに状態を確認するのもよいかと思います。

「汚れ落とし」ならクリーニング、「再生」ならリフォームを

── 羽毛布団のメンテナンス方法として、以前クリーニングに出したことがあるのですがよかったのでしょうか……?

若田部さん:クリーニングとリフォームの違いは目的や内容にあります。クリーニングは汚れを落とすことをおもな目的としているため、購入してから間もなく、表面的な汚れやシミを落としたい場合に適しています。

一方で、リフォームは布団全体を新品に近い状態に戻すことを目的としていて、クリーニングでは得られない「回復力」がリフォームにはあります。

── つまり、リフォームは汚れを落とすだけではなく、布団の機能そのものを取り戻す作業なのですね。

若田部さん:はい、クリーニングは「汚れ落とし」で、リフォームは「再生」というイメージで考えてもらえるとよいと思います。

たとえば、10年から15年ほど使い続けた羽毛布団は、クリーニングだけでは十分な回復が難しいことが多く、リフォームをおこなって本来のふっくら感や柔らかさを取り戻すのがおすすめです。

── 軽い汚れくらいであれば自宅やコインランドリーでの洗濯もできるのでしょうか?

若田部さん:自宅やコインランドリーでの洗濯はおすすめしません。とくにコインランドリーで洗濯後、乾燥が不十分だと、湿った羽毛が固まり、ふんわり感が失われてしまいます。

さらに、側生地が傷んだり、羽毛がちぎれたりするリスクもありますので、自己判断で洗うのは避け、きちんと対応できる専門のプロにお任せいただくのが一番安心です。

── ではリフォームをするべきか、自分1人では判断が難しい場合はどうしたらよいでしょうか?

若田部さん:ご自身で判断が難しい場合は、ぜひ当社のショールームにお越しいただきたいです。全国に30カ所以上あり、専門スタッフが布団の状態を確認し、リフォームが必要かどうか適切にアドバイスいたします。布団は毎日使うものなので、気になる点があればプロに相談するのが一番安心です!

── プロの方に一緒に見てもらえるのですね。新しく買うのではなく、リフォームという考え方、とても素敵だと感じました。

若田部さん:リフォームを活用することで、単に新品を買うよりもコストを抑えながら、品質を維持した布団を使い続けることができます。また、当社では現在販売している側生地と同じものをリフォームにもご使用いただけるので、たとえばご結婚前にそれぞれご愛用いただいていた羽毛布団でも、ご夫婦で側生地を揃えて仕上げることも可能です。

── コストも抑えられるとは!まさによいこと尽くしですね!私もいま使っている羽毛布団をチェックしてみようと思います。

若田部さん:ぜひ!羽毛布団は温かさや快適さを保つだけでなく、特別な思い出が詰まったアイテムでもあります。正しいメンテナンスと必要に応じたリフォームを組み合わせて、大切に長く使っていただければと思います。

── 羽毛布団がただの寝具ではなく、家族やライフスタイルを繋ぐ存在に感じられます。本日はありがとうございました。

若田部さん:こちらこそ、ありがとうございました。羽毛布団が新たな価値を生むきっかけになれば嬉しいです。ぜひ、多くの方にリフォームの魅力を知っていただければと思います。

Wellulu編集後記:
ふわふわと軽くて温かい羽毛布団、いままで気に入って使っていたものの、どこかボリュームダウンしたような、中身が偏っているような……と思いつつもいつもクリーニングに出してしまっていました。また、ケアだけでなくリサイズなど、形を変えて使い続ける方法もあるとのこと、物を大切にし、長く使うからこその上手な付き合い方とは何かをまた1つ学ぶ機会になりました。

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