孫泰蔵さんとの出会い

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

「冒険の書」からの学び

今年、読んだ本の中で僕の中でのNo1の本が孫泰蔵さんの著書『冒険の書 AI時代のアンラーニング」だ。僕は、いつかWelluluで泰蔵さんに取材をさせていただきたいと思っていた。そして、ついに昨日、泰蔵さんにお会いできたのだ。

当時の僕の気持ちをSNSで備忘録として書いていたのはこんな感じだった。

孫泰蔵さんの「冒険の書」読み直しました。
僕の今の気持ちのモヤモヤから、たくさんの「問い」を通した学びの連続でした。
-学びって本当は楽しいものなのにどうしてつまらなくなったのか?
-これからの時代に生きぬくために、なにを身につけるべきか?
-子どもと大人、遊びと仕事など区別して分けるのはなぜか?
-人は子ども時代どう過ごすべきか?
-能力を身につけるとはどういうことか?
-世の中に無駄なものはあるか?
-自分たちは何を不安に感じているのか?
-僕が明日死ぬとしたら、子どもたちに何を伝えるか?
これまでに学んだ価値観や行動様式、思い込みなどを捨て去り、そのうえで新たなものを再学習する姿勢アンラーニング。
楽しみながら探求を続けるコミュニティをつくり、アンラーニングに望ましい環境を整える。
新しい学びの場を用意する。
「生きる」の意味を考える冒険家になれました。泰蔵さん、素晴らしい本ありがとうございます。(2023年8月 堂上SNSにて)

ちょうど、日本での講演のお仕事で帰ってこられていて、昨日の夕方のお時間に赤坂にある博報堂ミライの事業室の横にあるUniversity of Creativityに来てくださったのだ。泰蔵さんにお会いしたかった僕は、同じく講演で来日されていた奥本直子さんにつないでいただいた。直子さんとの出会いも、素晴らしい出会いだった。

テクノロジーで人間力を取り戻す。ウェルビーイング・テック産業の可能性 – Wellulu

昨日、WelluluTalkの企画で、泰蔵さんと直子さんと僕の3人で、「冒険の書」を通したおふたりのウェルビーイングをインタビューさせていただいた。後日、この対談の記事はWellulu内でアップさせていただくとして、泰蔵さんと直子さんのひとつひとつの対話の中に、ウェルビーイングな生活のヒントがあったので、ここの記録しておきたい。

アンラーニング

「冒険の書」にも書かれているアンラーニング。僕は、本を読んでから頻繁に日常で使うようになった。これまでに学んだ価値観や行動様式、思い込みなどを捨て去り、そのうえで新たなものを再学習する姿勢アンラーニング。アンラーニングの話は、ウェルビーイングの話にもつながる重要な要素だと感じた。

泰蔵さんは、直子さんと仕事するときに今までの経歴を聞いておきながら「それは全部忘れてください」と言ったという。今度、僕も採用面接とかで使ってみようかと思った。自分の息子と接するときも、「親としての自分」の価値観を押し付けているのかもしれない。多様な人たちと接するときに、「当たり前なんて存在しない」と自分でもわかっているのに、ついついアンラーニングを忘れてしまう。

仕事においてもアンラーニングがないと、自分の成長がない。アンラーニングをするためには、「問い」をたてながら、傾聴の姿勢をもつことが重要なのだ。ウェルビーイング経営をしていく上で、組織のトップがアンラーニングしている組織はウェルビーイングになることが分かった。

プレイフルネスとクリエイティビティ

日本語に訳すと、「遊び心」かもしれないが、もっと深い意味があった。目の前のことに対して知的好奇心や興味を持ち、夢中になってワクワクドキドキする心を指す、というニュアンスも含まれているとのことだ。この言葉には他に「真剣に物事に向き合う姿勢」という意味が含まれていると同時に「自分はもちろん、周囲をも楽しませようとする態度」も含まれているそうだ。これはクリエイティビティという創造性の話をしているときに泰蔵さんから教えてもらった言葉だ。このワードは、クリエイティビティとあわせてウェルビーイングということばにも通じるものを感じた。

泰蔵さんのことばをお借りすると「よだれが自然とでるくらいあることに熱中している状態」に、クリエイティビティが生まれ、自分自身が無になっている状態なのだろう。この辺の探求も続けたいと思った。

苦手なものはお願いしよう

この話も面白かった。自分の弱いところを理解した上で、「これ苦手だから、やってくれる?」「代わりに、みんなの苦手をもらうよ。」ウェルビーイング21因子にある「相互協力」だ。組織の中で、どっちがウェルビーイング度が高いか、というとお互いの苦手をサポートできるほうだというのだ。なぜ、それがウェルビーイング度が高くなるのか、というと、「ありがとう」の言う量が明らかに増えるとのこと。

確かに、自分が苦手なことをやってもらったら、ありがとう、と普通に言うなあ、と思った。

もうここには書ききれないくらい、3人でお話させていただいている時間自体が、「新しい発見」ばかりだし、ウェルビーイングな時間だった。直子さん、本当に感謝申し上げます。泰蔵さん、お忙しい中お時間を割いていただいてありがとうございます。

僕の日常の中でも、自分の価値観や考えをアンラーニングし続けて、プレイフルな時間をどんどんつくりたいと思った。その先にウェルビーイングな社会を共創できるように感じ、「自分が気がついて動けば、世界は変えられる」と、もう一度勇気をいただいた。

本篇は、もっと詳細のトークを記事にしようと思っている。楽しみにしてほしい。

 

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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