Kirifuda が物語を語りだす。
出会いは出会いを生む。今年の3月、ドルトン東京学園の安居校長先生との対談に訪れた。そこで名刺交換をさせて頂いたときに、校長室に異彩を醸しだす1枚の名刺が目に飛び込んできた。
「まつざわくみ」さんという方の名刺だった。濃い緑色に「1枚の葉っぱ」が切り絵で表現されていて、「Tell me your story.」と書かれていた。それは、まるで1枚の葉っぱにたくさんの「ことば」が集まってきて、ひとつひとつの物語を語っているような名刺だった。
安居校長先生から「私の物語を聴いて頂き、ひとりひとりの切り絵で名刺をつくってくださるのです」と教えて頂いた。
それから数週間くらい経って、安居校長先生から、まつざわくみさんを紹介します、と連絡を頂き、僕はドキドキしながらzoomごしにお話しをさせて頂いた。絵本作家でもあり、お子さまが3人いること、物語が大好きなこと、いろいろなお話しをおうかがいして、僕の生き方とシンクロすることばかりだった。
僕は早速、久実さんにWelluluで対談させていただいた。おうちにお邪魔して、たくさんの絵本に囲まれながら、そして近くの森に散歩に行った。まるで久実さんの生活をそのまま体感させてもらう素敵な時間だった。そこには、いわゆる「いい気」が流れていた。
そして、出会いが出会いを生み出す。僕が企業内起業させて頂いたことをきっかけに僕にも久実さん特性のオリジナル名刺「kirifuda」をつくらないかとお話しを頂き、嬉しくて「是非!」とお願いしたのだ。
本日、僕の物語が詰まったkirifudaが届く。
丁寧に手書きで書かれたお手紙と大切な宝石を包んでいるような真っ白な箱。僕はワクワクしながら、箱をあけた。なんかこの感覚は久しぶりな感じだ。まるでクリスマスのプレゼントの箱を開けるときの子どもの気持ちだった。
そこには、2つの色の僕のkirifudaが入っていた。このkirifudaから、僕の今までの物語とこれからの物語、両方語りつがれていく感じがした。
久実さんは僕の物語を聴いて、「大きな木」を描いてくださった。さらには、成長していくように、まるで今から新しい物語がはじまるように、まるでそこにひとりひとりの想いが繋がるように、縦に開く形に創られた。
カントの名言を僕に授けてくださったこと、マティスの切り紙絵で家族を描いてくださったこと、全てを包み込んで表現いただいたことに感謝しかない。
To Be is To Do
大きな木がどんどん成長していくウェルビーイングな笑顔をいっぱい育てていく土壌になるべく、動き出そう。
これから僕はこの「Kirihara」をたくさんの出会いと共にお渡しして、新しい物語を紡いでいく。素敵なご縁は人を包み込み、人に優しくなれる。お渡しした人が、どんな顔をして、この木を開いてくれるだろうか!?今から楽しみである。
早速、子どもたちが影絵をして遊んでいた。久実さんから、自然の光を通した写真を送ってもらった。光を通して、新たな物語の扉を開く。久実さん、ありがとうございました。
今日は、心地良い秋晴れに、柔らかい光が心地よかった。夕方からは寒すぎた。息子のサッカー試合観戦がつらい時期だ。あっという間に2024年が終了する。この時期、みなさまお身体ご自愛ください。
堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー