近所に「林」のあるご実家で、ご両親と夫、3人の子どもたちと暮らすアーティスト・絵本作家のまつざわくみさん。#kirifuda_meishiとして経営者のアート名刺や美術館のディスプレイアートなどを手がける一方で、2020年には絵本『ちいさなみずたまり』を発表。
さまざまなアート活動をおこなう彼女の原点や、創作活動の原動力であるウェルビーイングとは? そして日常の中で紡がれる子どもたちとの大切な時間とは? Wellulu編集部プロデューサーの堂上研が話を伺った。
まつざわ くみさん
アーティスト/絵本作家
堂上 研さん
Wellulu編集部プロデューサー
1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。
日常をほんの少しドラマティックに彩る『家族ポスト』
堂上:くみさんは3人のお子さんがいらっしゃるのですよね。
まつざわ:はい、小学校6年生の長女、4年生の長男、1年生の次女の3人です。毎日とても賑やかですよ。
堂上:ご自宅にこれだけ本があると、お子さんたちもたくさん本を読むのでしょうね。
まつざわ :長女はとにかく「魔法」や「呪文」が出てくるファンタジーが好きで、時間さえあれば本を読んでいます。真面目なので、学校での人間関係に悩むこともあるようですが、「あなたの物語として考えたら、色々な登場人物がいたほうが面白くなるよね。でも疑問に思ったことを、周りに流されずになんで?って思えるのは、素敵な主人公だよ」と、本に喩えて話すこともあります。
堂上:物語として捉えると、少し俯瞰して考えられますね。僕も長男が小学校を卒業したばかりですが、小学校では大変なこともたくさんありました。友だち関係、親同士の関係、先生との関係、地域との関係、考え方が違うことで、いくつか衝突したりすることもありました。
子どもたちの世界にも、毎日いろいろな出来事が起こりますが、そういう日常の中の出来事を親としても逃さないようにしたいし、覚えていたいなと思います。
まつざわ:そうですね。私の家では『家族ポスト』というのをやっているのですが、とてもおすすめですよ! 毎日好きな時、心が動いた時に言葉を書いて、それをポストに投函するんです。嬉しいことでも良いし、不満でもOK、でも人の心を傷つける言葉だけはダメ。
夜の8時以降、家族の誰が開けても良い、という約束にしています。長女が不機嫌で荒れた日の夜、1人でポストを開けて「ママこんな紙でごめんね、本当は大好きだよ」と書かれてある手紙を見つけると、温かい気持ちになることがあります。
堂上:うわぁ、それは親としては泣けちゃいますね……!
まつざわ:日常をちょっとドラマティックにする一工夫なので、ぜひ堂上さんもやってみてください。
堂上:やりたいです。でも僕の家では、ゴミを入れられたりしないか心配ですね(笑)。お子さんたちは、小さい頃からそういった言葉を書くことが習慣づけられているのでしょうか?
まつざわ:長女が通う小学校では「日記教育」を大切にしていて、日記を書くことが日常なんです。じつは私も同じ小学校を卒業していて、母が残してくれていた自分の日記がまだ大量にあるんです。今、読み返してみると、「お母さんは鬼のように怒った」とかひどいことも書いてあるのですが(笑)。
次の日には「人間は、大昔は猿だった。猿は人間になったのに、なんでこの世界にはまだ猿が残っているのかな」とか書いているんですよね。子どもの思考や感情の巡りは、本当に面白い。こういうことは、今の私には書けないだろうなと思うんです。
堂上:哲学的ですね。くみさんは、その時から言葉を大切にされていたんですね。
まつざわ:母校では、全学年の生徒たちの日記をまとめた文集を配っていたのですが、他の子達の言葉もすごく素敵なんですよ。今でも覚えているのは、「お月様が細いのを見ると、ブランコをかけたくなる。にっこりお月様」という短い詩になっている日記です。他の子がどう感じているのかを知ることができるのも、とても好きでした。
堂上:良いですね。くみさんのお子さんたちは、どのような日記を書かれているのですか?
まつざわ:子どもたちによって全然違うのが面白いです。息子は書き始めるまでものすごく時間がかかるタイプで、よく部屋で「う〜ん、う〜ん」と言いながら悩んでいます。でもとても自由な発想を持っていて、先日作文コンテストで賞をいただきました。先生について書くというお題だったのですが、書き出しが「問題です、デーデン!」から始まるんです。それで「林先生は人間ではありません。一体なんでしょうか。正解は、自然の林です」と書いてあって!
堂上:すごい、面白い! 書き出しのところに丸をつけてあるのは誰が書かれたのですか?
まつざわ:私の返事ですね。最高の書き出しだねって。
堂上:そうやって褒められるのも嬉しいでしょうね。
まつざわ:コンテストでは、人間じゃない先生を想定していなかったらしくて、賞を受賞したら先生と写真を撮って、作文を先生に読みましょうと言われたので、息子に「ママどうしようか」と言われて。「読み上げに行こうよ」と言って一緒に林へ行って読み上げて、緑の中で写真を撮りました。枠にはまらないということが宝だから、それを伝えられる機会になって良かったです。
幼少期の登山体験が教えてくれたこと
堂上:くみさんのように、枠にはまらない子どもを肯定してあげたい気持ちを持ちつつも、つい子どもが転ばないように目の前の石をどかしてあげたくなる親も多いと思います。くみさん自身は、どのように育てられたのでしょうか。
まつざわ:私は3人兄弟の末っ子で、姉と兄がいます。3人目ということや、親も仕事が落ち着いてきた年頃だったこともあり、両親が少し肩の力を抜いて子育てできたのも良かったのかもしれません。学校生活を両親が楽しんでいて、学年のためにビデオを作っちゃうくらいでした。父とはよく山登りに行きましたね。今では、私もよく子どもたちと登山するんですよ。
堂上:山はどのくらいの山ですか? 高尾山とか?
まつざわ:いえ、アルプスの穂高岳や白馬岳など、かなり本格的な登山です。私も幼稚園の頃から日記を書いていたので、山にも親が日記を持って行ってくれていて、見た景色を書いていましたね。
堂上:幼稚園の頃にこれを書かれたのですか!? 凄いですね! 絵も素晴らしいですし、字もすごく綺麗です。
まつざわ:書きなさいと言われていたわけではなく、書くことが好きだったんです。壮大な景色を見たら、自然と書きたくなりました。きっと親がやらせようとすると強制になってしまって子どもは嫌だと思うのですが、その子が好きなノートを買うとか、親も一緒に交換日記をするとか、無理なく始められたら、子どもも楽しめるでしょうね。
堂上:確かにそうですね。僕も『Wellulu』を始めた頃、ウェルビーイングを探求しようと思って、家族で「レコーディングウェルビーイング」というのをやっていたんです。レコーディングダイエットのように、その日にあったウェルビーイングな出来事を食事の時に話すというものです。
始めた頃は、息子たちも「今日は何もないよ、いつもと一緒だよ」と言っていたのですが、続けていくとお父さんに今日も聞かれると思ってネタを見つけようとし始めたんです。ウェルビーイングは、意識することで日常の捉え方も変わるんだなと気づかされました。
まつざわ:まさに私たちの『家族ポスト』や日記と一緒ですね。まだ子どもが字を書けない頃は、おしゃべり日記といって、一日を振り返ってしゃべる様子を録音していました。その時も私が「今日はこんなことがありました」とやり始めると、子どもも一緒にやりたがるんです。今でもその声を聞くと可愛くて涙が出そうになります。
堂上:映像で残すのも良いですけれど、声だけで残すというのも良いですね。
まつざわ:子どもたちが日記を面倒くさがる時もあるのですが、絶対に後から読み返したら面白いし、宝物になるんですよ。私自身がそうなので、子どもたちの日記や言葉は残しておきたいなと思います。残しておかないと、日常はどんどん過ぎ去ってしまいますから。
「指摘」ではなく「対話」から生まれる気づき
堂上:自由に書くということはもちろん、親や先生がそれを褒めて肯定してあげるというのもとても重要だと思います。くみさんは、子育てをしていてつい口を出したくなってしまうことはないですか?
まつざわ:ありますよ! 娘の書いたお話が、先日ご縁をいただいて絵本になったのですが、その時も辻褄が合わないんじゃないかな、とかつい口を出してしまったんです。そうしたら娘に「ママは何も言わないで」と言われて、「そうだ……しまった!」と。大人は、余計なことを言ってしまうことを自覚しないといけないなと反省しました。
堂上:起承転結をつけるのが正しいとか、つい言いたくなっちゃいますよね。そういう時、くみさんはどう工夫しているのでしょうか。
まつざわ:直すのではなく、「対話」をするようにしていますね。書いた子ども自身によって家族みんなに書き上げた作品を発表してもらう。そうすると、末っ子が理解していないのを見て、「あぁここは分かりにくいんだ」と子どもが自分で気づきます。夫が「なんか時系列がずれてない?」と言うと、「あ、本当だ」と本人がその箇所を見つけたり。
堂上:間違いだと指摘するのではなく、気づかせてあげる対話をすることが大事なのですね。
まつざわ:家族だけでなく、学校でもそういった空気を作れると良いですよね。いろいろな考えの子がいる中で、お話を作ってそれぞれを認め合う場があると良いなと思います。
堂上:ふと思い出したのですが、僕は以前、仕事で学校の授業でお話をさせていただく機会をいただきました。自分が好きなものを思いつくだけ書いてもらって、その中から本当に好きなものを1つ選んでキャッチコピーを作るということをやらせてもらったんです。広告の疑似体験みたいな感じですね。
そこでは好きなものをたくさん思いつく子もいれば、1つも思いつかない子もいます。それである時、先生が書けない子に「せっかく来ていただいているんだから書きなさい」と叱ったら、先生に蹴りを入れて泣きながら教室を出て行っちゃったんですよ(笑)。
まつざわ:わぁ、そういう子、大好きです!! 体が反応する分、心も動かしているんでしょうね。
堂上:僕もです! あとで帰ってきてくれた時に、「今書きたい気分じゃなかったら、書かなくても良いんだよ。家に帰ってからでも、好きなものについて考えてみて」と言ったら、最後の感想文に「今まで受けた授業で一番楽しかった」と書いてありました。子どもたちは多様だし、それを認めることが重要なのだなと、僕が学ばせてもらいました。
まつざわ:大人って、どうしてもこういう子であってほしいと思ってしまうのですが、それを押し付けてしまうのは違うんですよね。何か書いてもらう時も、ユニークさを求めるとそれはまた強制だから、何を書いても「面白いね、今そう思ったんだね」と受け入れることが必要なのかなと思います。つまらないとか言ってしまうと、子どもは途端にやろうと思った気持ちがなくなってしまいますから。
堂上:本当におっしゃる通りだと思います。
人となりが滲み出る名刺が「切り札」になる
堂上:くみさんは経営者のアート名刺も手がけられていますよね。これはどのように作られているのでしょうか。
まつざわ:オーダーしてくださった方と、2時間ほどの対話をさせていただいて、起業に至るまでの道のりや生き方を伺います。お話を聞いていると凄く共鳴するポイントが出てきて、そういった感覚を元に、紙のテクスチャや色、デザインまで全てご提案します。その方が名刺を持って重要な場所に行った時、その人の「切り札」になってほしいという思いを込めて作っているんです。
堂上:切り絵から立体的なものまであって、どれも素敵です……。
まつざわ:以前、都内の中高一貫校の生徒さんへ講演をさせていただいた時、「くみさんは物語を書いて、切り札でその方の物語の表紙を作っているんですね」と言われました。自分の中ではバラバラだった仕事が繋がった一言でした。
堂上:まさに、物語が詰まった1枚ですよね。これを渡されたら絶対に会話が生まれるので、それもウェルビーイングだなと思います。対話してから作るというのがポイントですね。
まつざわ:ある種カウンセリングのようになっていて、そこに価値を置いてくださる方もいます。名刺だけでなく、ロゴを考えたり、企業名を考えたりすることも。会社は夢を語る物語ですから、そこに携われるのは楽しいです。
堂上:ぜひWelluluの名刺も作っていただきたい!
自分の中にいる「小さな子ども」を大切に『言葉』を紡いでいく
堂上:くみさん自身は、どんな時にウェルビーイングを感じますか?
まつざわ:山登りは、登っている時は本当に大変なのですが、尾根に着くと、それはもう天国なんです。そこで子どもたちが楽しそうに歩いているのを見ると、あぁ、生かされているなぁ……と感じます。
小さい頃から登山を通して、「樹はいいなぁ、山は気持ちいいな」といった感覚を育ててくれた両親には感謝していますし、今度は自分が同じことを子どもたちにするのが自然な流れに感じます。
堂上:自然は、やはり癒やしになりますよね。
まつざわ:日常でも近所に林があるので、そこで子どもと遊んだり、愛犬のルーシーが走り回っているのを見たりすると、それだけで嫌なことが吹き飛びます。都会に住んでいたら自然を感じられないかと言うとそんなことはなくて。
庭に雑草が生えていたり、父の日に花屋さんへ行く子どもたちに付いて行ったり……そういう時にも自然は感じられるのですよね。元々映像制作やカメラが好きなので、子どもが花屋さんで花を選んでいる姿を見ると、心の中のシャッターを切るというか、凄く良い画だなと思います。
堂上:素敵ですね。僕も息子が木に登って遊んでいると「今の子も木に登って遊ぶんだなぁ」と幸せな気持ちになります。くみさんは、子どもたちととても良い関係性を築いているように感じますが、感情的に怒ってしまうことはないのでしょうか?
まつざわ:ありますよ。子どもたちがうるさくて、みんな不機嫌だと「もう嫌だ!」となるし、子どもが今日は出かけずに漫画読んでいると言っても、充実した日にさせてあげたいと思って外に連れて行こうとしてしまいます。でも後から押し付けたなと思ったら、「あれは押し付けちゃった、ごめんね」と謝ります。大人も間違えるし、間違えた時に謝るということが大切なのかなと思います。
堂上:胸が痛いです。というのも、僕も先日、宿題をやらない息子に怒って、怒りに任せて洗濯機の扉を勢いよく閉めたら洗濯機が壊れてしまったんです(笑)。僕の家では1日2回洗濯機を回さなきゃいけないのに。
まつざわ:物に当たると、自分に返ってくるんですよね(笑)。
堂上:さらに息子は成長したからなのか、最近は「パパが寝不足だからイライラしているんだよね」と痛いところを突いてくるようになりました(笑)。子どもには自分から「ごめんね」と言える環境を作ってあげたいなと思っていたのに、自分は言えていないことを子どもに気づかされて、とても反省していたところです。
まつざわ:でもそれに気づいて、「今日話していて、パパは出来ていないと思った」と言ってあげたら、子どもにとっては共感ポイントだと思います。言ったことや、やったことは取り返せなくても、そうやってリカバーできると良いですよね。
堂上:帰ったらそう話すようにします。くみさんは今後の人生でやってみたいことはありますか?
まつざわ:子どもたちに「『言葉』って魔法だよね」ということを伝えていきたいですね。そのひとつが絵本で、今は映像から離れていますが、映像を作るというのも良いなと思います。子どもが受験戦争に巻き込まれたり、価値観ではめてしまったりする今、大人が変わるのには時間がかかります。でもおかしいものをおかしいよね、と言える人たちが増える世の中にしていくためには、インパクトのある映像も作っていきたいです。
堂上:『Wellulu』でさまざまな人とお話していると、単に「有名な大学を卒業して、有名な企業に就職する」だけが良いわけではないと改めて気づかされます。こういう生き方もあるんだなと思える機会が、子どもたちにとっても増えていくと良いですよね。
最後に、くみさんはみんながウェルビーイングに暮らすには、どうしたらよいとお考えですか?
まつざわ:大樹は、その根っこがしっかりしていれば、多少の環境の変化があろうと伸び続けて行けるように、人間も同じだと思います。人間だって、自分の大元の部分を大切にしてもらえたら、伸び伸びと枝を広げて葉を繁らせ、周りの空気を良くしていける。
人間が樹と異なるのは、葉っぱのようには見えない「言の葉」を拡げることで、周囲へ良い空気を伝播できることです。私が、自分の中にいる「小さな子ども」を大切にしながら文章を書いたり、子どもたちが笑えるような言葉を日々紡いだりすることって、そうした緑の葉を拡げる樹をお手本にしているからだと思います。
お互いの根っこが大切にされる、つまり「あなたはあなたのままでいいんだよ」という大地を育む人が増えることで、誰しもが自由に、色んな色や形の葉を拡げられるようになってほしい。そうすれば当たり前に、周りの空気もぐんと良くなるから、私の中では緑もこもこ状態がウェルビーイングかなと。
そんな多様性が当たり前の、大きな森みたいな大らかな社会になれば、いずれあちこちでいろんな花も自由に咲き始めるはず。今は想像できないような結実が、あちこちの森で成されるんじゃないかな。
堂上:本日はありがとうございました! 林先生にまでお会いできて最高の時間でした。
堂上編集後記:
先日、子どものウェルビーイングを探究するために、ドルトン東京学園の安居校長先生とお話しさせていただいた。そのご縁から、安居校長先生はWelluluでお話してみてはいかがでしょうか!?という方をどんどんご紹介くださる。
くみさんもそのひとりだ。対談当日、ご自宅にお邪魔すると、ルーシーというかわいいわんちゃんがお迎えしてくれた。ルーシーも今回の物語の登場人物に入っていきたい、という感じで一緒に会話に入ってきた。
くみさんの生き方、そして、子育ての考え方は共感しかなかった。僕は、くみさんみたいに子どもたちの言葉に耳を傾けられているだろうか!?親として、大人の価値観を押しつけていないだろうか?
新しい出会いは、新しい言葉との出会いにつながる。そして、一緒に物語の登場人物になっていく。僕はそんな言葉を紡いでいきたい。くみさんとの出会いが、次のWelluluの新しいコンテンツになる予感がするものになった。大人も子どもも、ひとりひとりが物語の主人公になる。楽しい時間をありがとうございます。
慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、出版社勤務を経て都内インターナショナルスクール幼稚園勤務。 傍らで児童文学の執筆を行い、新美南吉童話賞や福音館書店「一日一話コンテスト」受賞。
チェコ人の建築家とペーパークラフトブランド PORIGAMI を運営し、レーザー加工を施した紙作品が海外で受賞。共著に『びょうぶカードBOOK にっぽん四季おりおり』(青幻舎)がある。
#kirifuda_meishiを立ち上げ、経営者のアート名刺等を制作。