Wellulu-Talk

公開日:  / 最終更新日:

【澤村昭夫氏】ウェルビーイングな生き方を実践。プロの力を活かして自分らしく生きていく

情報過多ともいえる現代において、自分に合った情報を正しく受信できる人は、どのくらいいるのだろうか。自分に合ったダイエット法は? 自分に似合う服やメイクは? インターネットやSNSの情報に翻弄され、「情報疲れ」している人も多いだろう。

「Profelier(プロフェリエ)」は、パーソナルトレーナーやパーソナルスタイリストなど、いわゆる「プロ」と出会えるプラットフォームだ。自分にあったダイエット方法、メイクの仕方、似合う服など、一人ひとりの異なる悩みごとに答えてもらえることで、“私”の人生を豊かにしてくれる。

そんな「Profelier(プロフェリエ)」を開発した澤村昭夫氏に、開発の背景や活用方法、さらには世のためのサービスを提供する会社の経営者としての原体験について、話を伺った。

 

澤村 昭夫さん

株式会社プロフェリエ 代表取締役社長

1974年広島県広島市生まれ。大学を卒業後、パソナに入社。入社後は、営業部門、人事部門(採用・教育)、営業コンサルティング部門、人事制度コンサルティング、 システム開発プロジェクト等の経験を経て、2009年より新規事業の創出に携わる。2013年、社内ベンチャーファンド「NewValueCreationFUND」の立ち上げに参画。複数の新会社の設立支援、 役員就任のうえ、ハンズオンでの事業支援を行う。

2016年、社内ベンチャーコンテストにて約1,400件から唯一の優秀賞として表彰された事業企画をもとに、2017年4月に株式会社プロフェリエを設立。個人とプロをマンツーマンでつなげるプラットフォーム「Profelier(プロフェリエ)」を提供している。

「Profelier(プロフェリエ)」公式サイト

堂上 研

Wellulu編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

「知っている人を知っている」ことで不安がなくなる

堂上:澤村さんと出会ったのはもう10年以上前ですね。当時僕は新規事業の立ち上げをしており、パソナさんで新規事業の支援をされている澤村さんと出会いました。

澤村:懐かしいですね!

堂上:もちろん社長としての活躍も拝見していたのですが、澤村さんがプロフェリエという会社やサービスを始めたきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。

澤村:40歳手前の時、会食が増えたり仕事が忙しかったりして、運動するのが億劫になったことで少し太ってしまい、ダイエットをすることにしたんです。それでジムに通い始めたりダイエット本を定期購読したりしていたのですが、自己流だとなかなか続かないんですよね。

そんな話を友人にしてみたら、「パーソナルトレーナーが良いよ」と教えてもらったんです。それで実際に紹介していただいて、月に2〜3回マンツーマンで食事や運動の指導をしてもらい、半年で12キロのダイエットに成功しました。

堂上:12キロ! すごいですね。僕は、Welluluをはじめてから自立整体と15時間ダイエットで、9キロ痩せましたが、今はリバウンドしています……。なかなか自分だけではやりきれない。外圧が必要だと感じています。

澤村:担当のトレーナーさんに聞いてみると、これまで本やSNSで得た情報で実践していたダイエット法は、僕には合わないものでした。自分に合うかどうか分からない情報やメソッドに振り回されていたんだと思います。だから成功しなかったわけですね。一方で、プロに相談してみると、食事から運動まで僕専用にカスタマイズしてくれるので、結果的にコスパが良いんです。

いざ12キロ痩せると、これまで着ていた服のサイズが合わず着られなくなります。それでトレーナーさんにパーソナルスタイリストを紹介していただいて、パーソナルカラー診断や骨格診断を受けて、自分に似合う服の色や形、素材などを知ることができました。これまでのファッションアイテムの選び方が、いかに感覚的で偏ったものであるかに衝撃を受けたことを覚えています。

そうすると、今度は「どんなお店で、どんなものを買いに行けばいいの?」となり……。そこでパーソナルスタイリストのプロに、百貨店や路面店でのショッピングアテンドをしてもらい、その場でファッションコンサルを受けながら、実際に自分に合うアイテムを購入するという経験をしました。

堂上:もしかして、今日の青色の服もそうですか?

澤村:はい。同じ青色でも僕に似合う青と似合わない青があるんです。でも、一人で買い物に行ったらそんなのわからないじゃないですか。

堂上:店舗の方は、きっとどんな服を着ても「お似合いです」っておっしゃってくださいますしね(笑)。

澤村:その通りです! でも、スタイリストさんは買わせることが目的じゃないから、似合わないものは「似合わない」とはっきり言ってくださるんです。物ありきの買い物が、人ありきの買い物になります。実際に僕がスタイリストさんと買い物した時も、想定していた2倍以上の額を使いましたが「買わされた」という感覚はまったくなくて。

堂上:納得した買い物ができたんですね。

澤村:はい。それで実際に選んでいただいた服を着て会社に行くと、周囲の反応も良いんですよ。「今日素敵ですね」なんて言われたら、やっぱり嬉しいじゃないですか。それで、ファッションコーディネートを含めた自分をブランディングすることの大切さに、あらためて気づかされました。

堂上:確かに、自分をどう見せるかはとても大切ですよね。

澤村:ダイエット然り、コーディネート然り、今の世の中には情報やモノの選択肢が多すぎてみんなが自分に合ったものを選択できていないし、自信がなく迷っている方が多いと思うんです。

それから、パーソナルトレーナーやパーソナルスタイリストという、いわゆるフリーで起業してプロの道で頑張っている方々の活躍支援は、まだまだ整っていないことにも気づきました。労働基準法も労災保険もないし、お忙しい中で自分たちで仕事を探すのも大変。そこを支える仕組みができないかということで生まれたのが、個人とプロをマンツーマンでつなげるプラットフォーム「プロフェリエ」です。

当時、パソナという会社の中で新規事業を創出・支援する側にいたのですが、自ら事業提案し、社内ベンチャーという形で創業させていただきました。

澤村:プロフェリエにはファッションや美容、ヘルスケアはもちろん、趣味・教養、ゴルフ、リスキリングなど、さまざまなテーマのプロが揃っています。個人のニーズに合わせて最適なプロがつく、そんな世界観を当たり前にしていきたいと思っています。多くの方にとって「人生のかかりつけ医」のような存在になれたら嬉しいです。

堂上:素敵です。息子がサッカーのレッスンをパーソナルコーチから受けたことがあったのですが、基礎をマンツーマンでしっかり教えていただいたことで、やっぱりプライベートのプロに教わるって大切だな、と実感しました。

それから僕自身もパーソナルジムに通っていて、ちょうど今朝も行ってきました。彼らは褒めるのも上手ですよね。きちんと予約を取って行く必要があるから、サボりたい気持ちも多少出ても、きちんと継続できています。

澤村:そうなんです。僕のダイエットもそうでしたが、やっぱり一人でやろうとすると続かないので、プロと二人三脚で進めていくのが、続けるためのコツのひとつなんですよね。

堂上:なるほど、素晴らしいサービスですね。とはいえ、やっぱり人と人なので合わないこともありますよね? 利用者の方からクレームがきたりとか……。

澤村:もちろんです。そもそもサイト上に、ユーザー会員が興味のあるプロに事前相談できる機能があるので、事前にニーズに合いそうか把握することができます。また、コンシェルジュ機能もありますので、弊社のコンシェルジュが最適なプロをご提案することも実施しています。しかしながら、ユーザーの方からご意見をいただいた際には、プロ側にフィードバックをおこない改善します。プロフェリエには連携先を含めると、約25,000人ものプロが登録してくださっているので、どうしても合わない時には変更することもあります。

堂上:25,000人……すごいですね。ユーザーのみなさんは、どのように使われることが多いのでしょうか。

澤村:性別にもよりますが、多いのはファッションや美容系のご相談です。春夏秋冬の季節に合わせて服装やお化粧を見直したり、役員就任や転職のタイミングで自分の見せ方を変えたり。それからシェイプアップや、未病を目的にパーソナルジムやヨガなど、継続してご依頼いただく方も多いですよ。

堂上:先日、息子にキャッチボールの相手をお願いされたんですが、僕はサッカーしかしてこなかったので、投げるのが下手なのです。大人になってからボールの投げ方を教わるのは、少し抵抗がある気もするのですが、そういう使い方もできるのでしょうか。

澤村:もちろんです。誰かに相談したいけど知られるのは恥ずかしい、という内容でも相談できるのがパーソナルの魅力ですからね。デートの服装やコミュニケーション術をご相談にいらっしゃる方も多いですよ。

堂上:面白いですね! そんなプライベートやコンプレックス的なことも、プロに相談できるのは素晴らしいですね。

澤村:もちろん本やインターネットでも知識は得られますが、たとえば本だと発売された瞬間に新しいメソッドが出てくることもあります。でも、その道のプロを知っていれば不安に思うことはありません。「Know How(ノウハウ)」ではなく、「Know Who(ノウフー)」という言葉があるように、まさに「知っている人を知っている」状態です。

それに、プロフェリエは良い意味で第三者的な視点を持っています。たとえば保険商品を探している際、金融機関に相談に行くとどうしても自社商品を勧められてしまいます。でも、プロフェリエでは、「そもそもあなたには保険は必要なのか?」というところから相談できるんです。

堂上:素晴らしいサービスですね。それに、マッチングには必ず「ありがとう」が生まれます。相談していただいて「ありがとう」、教えていただいて「ありがとう」、というように。まさにウェルビーイングなサービスだと思います。

父親からもらった行動と言葉が、今の自分を作った

堂上:今ではプロフェリエの社長としてご活躍されている澤村さんですが、どんなお子さんでしたか?

澤村:小さい頃から目立ちたがりやでしたね。少年野球でも1番バッターをやっていましたし、学級委員や児童会長などに立候補するような子どもでした。中学生になってみんなが立候補しなくなってからも、先生から「ちょっと澤村やってくれよ」なんて頼まれたりして。

堂上:その積極性はどこからきていたのでしょう。

澤村:父の影響をだいぶ受けていると思います。父はすごく正義感の強い人で、世のため、人のために仕事を全うするような人です。そんな父の背中を見て育ったので、幼いながらも「誰も手を挙げないなら自分がやろう」「自分が行動することで周りに良い影響を与えたい」と、当時は思っていました。

堂上:きっと素敵なお父様なんでしょうね。とはいえ、学級委員ってクラスの意見をひとつにまとめたり、時に板挟みになったり、大変なことも多いですよね。澤村さんはどのようにとりまとめていましたか?

澤村:僕自身の思いとして、「こういうクラスにしたい」ということをみんなに伝えてましたね。

堂上:小学生の頃からそんな大人びていたんですか!? すごい小学生ですね。

澤村:そんなたいしたものではありませんよ(笑)。「楽しいクラスにしようよ!」程度のものです。あとは、やっぱり困っていると助けてくれる人が必ずいるんですよね。これは社会人になってから、そして経営者となった今でも感じているのですが、僕は「運と縁」に恵まれていると感じていて。必ず必要なタイミングで、ご縁と良い運に出会ってきているな、とありがたく思っています。

堂上:その当時はわからなくても、後から振り返って「あの時は周りに助けられたな」と思うことってよくありますよね。きっと澤村さんが自分の意志をもって頑張っていたからこそ、サポートしたいという子が出てきたのだと思います。

澤村:そうだと嬉しいですね。

堂上:「Wellulu」を通じて色々な方のお話を伺っていると、小さい頃の原体験が今の生き方につながっていることも多くあります。澤村さんの場合は、お父様の影響も受けているとおっしゃっていましたが、今のご自身につながる原体験は何かあったのでしょうか。

澤村:原体験……どうでしょう。小さい頃から中学生までやっていた野球が関係しているかもしれません。野球って、すべてのポジションに必ず役割があって、さらにそのポジションでミスをしたときにカバーする人まで決まっているんです。メンバーは、打順や守備それぞれを適材適所に配置して、その人が1番輝けそうな機会を作ってあげる、という考えは会社を経営する今でも役に立っています。必ず社員ひとり一人がチャレンジできる出番を創る組織体制ですね。

それから、僕はレギュラーに入れない時期もあったので、「チャンスを与えられたらその場で全力を出し切ろう」というメンタルも、きっとこの時に作られたんじゃないかな。

堂上:なるほど。僕はずっとサッカーをやってきたので、それと比べるとどちらかというと野球は個人プレーの印象が強かったのですが、そんなことはないんですね。

澤村:もちろん! 野球もかなりチームプレーのスポーツですよ!

あとは、やっぱり父の影響ですね。僕には兄がいて、小さい頃は本当にしょっちゅう喧嘩をしていました。そのたびに父にものすごく叱られていたのですが、中学生になったタイミングでまったく叱られなくなったんです。「怒らなくても、もうわかってるだろ」と。

堂上:へえ〜! 大人として認めてくれたということでしょうか。でも、これまで厳しかったお父様に急に叱られなくなると、逆の怖さがありますよね。「やばい、きちんとしなきゃ」みたいな。

澤村:まさにその通りです! 「鉄は熱いうちに打て」というところでしょうかね。

堂上:すごい! 子どもたちがある程度大きくなるまではきちんと叱るところでは叱り、一方でもう自分で考えるべきだと思った時期には、方法を変えたというわけですね。

澤村:そんな父のもとで育って大学進学を機に実家を出た時、父が何冊か本を譲ってくれました。その中の1冊、中国古典の『史記』という本で、「鶏口牛後(鶏口となるも牛後となるなかれ)」という言葉に出会ったんです。

「牛後(牛のお尻)」のような大きい組織の端でとどまるのではなく、「鶏口(ニワトリのくちばし)」のような小さいけれども独立した組織のトップにいたほうが、今でいうウェルビーイングにつながるという考えなのですが、これも今の僕を作っている原体験のひとつだと思います。

堂上:そういう生き方があるということを、お父様から教えていただいたということですね。

澤村:はい。この言葉はずっと僕の頭にあって、大学時代には大きな学生団体の委員長をやっていました。就活の時に、いわゆる重厚長大の大手企業と呼ばれる会社ではなく、当時まだまだベンチャー企業として勢いがあり、多くの可能性を持つパソナに入社したのも、この言葉があったからこそだと思います。大手企業と比較すると自分のキャリアの未来は不透明でしたが、結果的に今は社内ベンチャーとしてプロフェリエという会社で、起業家として新しいマーケット創りに思いっきりチャレンジすることができているわけです。

堂上:選択は間違っていなかったということですね。当時まだ高校を卒業したばかりだった澤村さんが、お父様にもらったその言葉を、自分なりに解釈してここまで進んでこられたというのは素晴らしいです。

自分の考えを周りに伝えることで「共感」が生まれる

堂上:僕は、人生において自分が信じた道を、その時々で選択できる人こそ、ウェルビーイングな生き方だと思っています。そして、選択している中で、ウェルビーイングな方々は気づかないうちに自分にとって正しい道を選んでいるんですよね。澤村さんはウェルビーイングな生き方をして、選択している生き方がいつも正解につながっているのですね。

澤村:その時々で、自分なりの選択する時の判断軸があるんです。父に教えてもらった「鶏口牛後」もそうですし、社会人になって出会った『自助論』という本に出てくる「天は自ら助くる者を助く」という言葉。つまり自分で事を起こさない限りチャンスを得られないし、誰も助けてくれないという考えにも影響を受けていますね。

堂上:なるほど。ただ、澤村さんのような方が手を挙げたとしても、周りに賛同してついてきてくれる人がいないと渦が起こらないというか、ビジネスも上手くいきませんよね。澤村さんは、いわゆる賛同者をどう集めているのですか?

澤村:僕は、自分のビジョンを明確にしたうえで、それを自ら大声で発信しまくります。たとえば就職活動の時は、会社から学生にくれる会社案内を真似して「自分案内」というものを作って、履歴書と一緒に企業に渡していました。

堂上:へえ、面白い! 自主的にですか?

澤村:はい。A4サイズ4ページ分、「僕はこういう人間です」「こういうことを成し遂げたいです」というものを作って、志望する企業に合わせてストーリーを語っていました。今でいうエントリーシートみたいなものですね。そもそも、自分の考えや理想をまとめるのが好きなんです。

堂上:ウェルビーイングでいるためには、自分との対話と他者との対話が欠かせない、といわれています。そういう意味では、澤村さんはずっとウェルビーイングな方なんですね。

澤村:そうかもしれません。入社式の時には、誰に発表するわけでもないのに「20年計画」を作ってポケットに忍ばせていました(笑)。そこには「20年後に会社の社長になる」と書いていて、実際、プロフェリエを立ち上げたのは社会人20年目だったんですよ。

堂上:有言実行! まさに戦略家ですね。

澤村:こういうふうにきちんと自分の思いを周りに伝えていると、周りが共感してくださって、ついてきてくれるんです。

ウェルビーイングになるために必要な「ウェルドゥーイング」

澤村:最近は、ウェルビーイングという言葉が主流になってきたと思いますが、「ビーイング」つまりその状態になるためには、そこに至るまでにどんな行動をするかも大切だと思うんです。「ウェルドゥーイング」という言葉ってありますか?

堂上:ありますよ。予防医学研究者の石川善樹さんという方が本を書かれています。

澤村:そうなんですね。ただ、行動するのにも自分で情報を得ながらできる人もいれば、そうではない人もいる。そこでプロの力を借りて効率よく、いわゆるコスパ・タイパ良くウェルビーイングな状態になるための手段として、プロフェリエがあるのだとあらためて感じているところです。

堂上:素晴らしいです。行動しないことには、ウェルビーイングな状態にはなれないということですよね。

澤村:はい。僕自身も、プロフェリエのパーソナルコーチングのプロからコーチングを受けているんです。経営者になってから、毎年お正月に5つのジャンルで「Being(なりたい姿)」と「Doing(そのためにすべき行動)」を書いているのですが、これらを振り返る際にコーチングを受けています。僕、前に進んでいくことは得意でも、振り返ることが苦手なので……。

堂上:そうなんですね! ちなみに、5つのジャンルには何があるんですか?

澤村:「Being(なりたい姿)」のジャンルは、起業家として、経営者として、父親として、男として、社会の一員として、の5つです。そのジャンルごとに3つの「Doing」を設定するので、毎年合計15個の「Doing」ができあがります。さらに、毎月1日にこれらをマンスリーでブレイクダウンして、具体的な行動に落とし込んでいっています。月末、年末にはそれを振り返りながら花丸や三角を付けます。

堂上:素晴らしい。会社でいうOKRのようなものですね。ちなみにOKRは、3カ月経った頃に立てた目標に対して青信号(達成率80%以上)、黄色信号(達成率60〜80%)、赤信号(60%未満)と評価するのですが、青信号だと「目標が甘かった」という評価になるそうです。

澤村:なるほど、面白いですね!

堂上:じつは黄色信号くらいがちょうどよくて、何が達成できなかったのか改善すべきポイントが具体的に出てくるんです。という話を僕は以前聞いたことがあるのですが、澤村さんはすでに実践されていたのですね。真似させていただいていいですか?

澤村:もちろんです!

堂上:最後に、澤村さんの今後について聞かせてください。澤村さんは、10・20年後どんな未来を描いていますか?

澤村:個人的には、時間や場所を問わない働き方をしたいと思っています。いつかは世界も含めて、2拠点生活ができたら嬉しいですね。寒いのが苦手なので、季節に合わせて場所を移動したりして。

堂上:良いですね。

澤村:その頃にはきっと会社も今より大きくなっていて、色々な想いを持って入社してくれる社員も増えているはずです。そうなったら、お客様の笑顔を作るという会社自体の軸は変えないまま、プロフェリエグループとしてさまざまな個性を持った社員が活躍できる場を作りたいですね。

堂上:それぞれが社長を務めながら、どんどん新しい事業を作っていく。

澤村:まさに。僕がグループの代表として何かあった時の判断基準をしっかり持っておきながら、グループがどんどん広がっていく。それを通じて、お客様をハッピーにできる世界ができるのが、僕の頭の中にある10年後のイメージです。

堂上:素敵です。そしてその過程で迷うことがあれば、プロフェリエを通じてプロに相談できるわけですね。本当に素晴らしい仕組みだとあらためて思いました。澤村さん、本日はありがとうございました!  Welluluとプロフェリエが連動できる日が待ち遠しいです。

澤村:はい、Wellulu×プロフェリエ、ぜひ実現させましょう! こちらこそありがとうございました!

RECOMMEND

←
←

Wellulu-Talk

【原菜乃華氏】俳優の仕事が日常のウェルビーイング

Wellulu-Talk

【羽鳥友里恵氏】「家族のように」ペットと共存できるウェルビーイングな社会創造

Wellulu-Talk

幸せの伝道師が語る「小さな一歩を踏み出すことがウェルビーイングへの近道」

Wellulu-Talk

【小野千恵子氏】自分に向き合えることが幸せ。挑戦の心と感謝の気持ちで掴むウェルビーイングとは

Wellulu-Talk

【蜷川実花氏×宮田教授×堂上研:前編】都心に現れた“体験型”巨大展覧会!ウェルビーイングなクリエイター集団「EiM」が生み出す、掛け算のアートとは

WEEKLY RANKING

←
←

Biz4-Well-Being

理念共感で就職先を選ぶ社長就活とは? 『誰と働くか』を追求した先にあるもの

Wellulu-Talk

【船橋俊一氏×宮田裕章教授×堂上研】豊かなまちづくりに欠かせないエリアの個性とコミュニティの自発性

Wellulu-Talk

【加藤寛之氏】まちで暮らす人々が「今、いい感じ」と思える場所をつくる都市計画とは

Others

ダイエット中でもOKの太りにくいお酒6選!飲み方のコツや太りやすいお酒も紹介

Wellulu Academy

抹茶でうつ症状が改善?抹茶に含まれる成分の相互作用とその効果【熊本大学・倉内准教授】