aba 宇井さん主催 介護の日の願い
今日は11月11日、介護の日らしい。そんな日に、Welluluで取材させていただいた宇井さんが、「介護者の願いをつぶやいて良い日」ということで、「ねかいこと」というイベントに招待を頂いた。朝から肌寒い中、南青山のイベントスペースで会場に向かった。会場に入った瞬間、宇井さんの「おもてなし」の気持ちが満載だった。
https://wellulu.com/mutual-cooperation/nursing/2337/
宇井さんが、来場者のすべての人たちにお手紙を手書きで書いている。そして、僕らは「ねかいこと」を書く。今日は、願いをつぶやいて良い日。6社の介護にかかわるテクノロジーが展示されていた。すべてWelluluで取材したい。
かつて、願いをつぶやいた介護者がいました。
その隣には、願いを、願いのまま、
終わらせなかった開発者がいました。
そして今、目の前にあるのは、願いの叶った世界。叶えるために必要なのは、たったひとつ。
願うこと。願わなければ、なにも生まれないから。高齢化が進み、障がい者も増えていく介護の世界。
今のままの介護を、ずっと続けていくのは難しい。
だからこそ、介護の現場でつぶやかれる
願いを、叶えていく必要があるんです。わたしたちは「かいご」の「ねがい」を、
#ねかいごと と名付けました。教えてください。
あなたの #ねかいごと はなんですか?
そして、朝一は、小国 士朗さんと宇井さんのトークからはじまった。小国さんは、元NHKで「アプリ プロフェッショナルの流儀」や、「注文を間違える料理店」「がんを治せる病気にしたいdeleteC」など様々なプロジェクトの発起人だ。宇井さんの想いは、Welluluの記事を読んでもらえればと思うが、想いを持ち続けることの大切さを語ってくださった。
おふたりのトークを通して、今日という日をきっかけにたくさんの人を巻き込み、そして介護をツライものから、お互いが支えあう文化をつくっているのだと感じた。このひとりの願いが、大きな願いになり、そして実現されていく。
11月11日は、毎回「介護者の願いをつぶやく日」として思い出すだろう。
ひとりの想いが、世の中を動かす。
宇井さんがお呼びした6つのテック企業は、僕からしたらすべて「ひとりの願い」という情熱が、多くの人を巻き込んだ素晴らしいスタートアップ企業だった。
小国さんのトークの中にあった、deleteCのきっかけになったのは、ひとりの「がんを治せる病気にしたい」という想いから。その「この指止まれ」という指にどんどん止まっていくことのできるクリエイティビティに感動だった。
おむつを開けずに中を見たい。 aba Helppad
みんなと同じ料理を食べたい。 Delisofter
自由に歩いてほしい。でも骨折は避けたい。 ころやわ
着たい服を着たい。 キヤスク
離れていても、一緒に居たい。 Tonari
足を動かして移動したい。 COGY
イノベーションに絡んだ仕事をしていると、必ず出てくることばが「ファーストペンギン」。そして、「フォロワー」。フォロワーをつくっていくためには、ファーストペンギンの挑戦と情熱があり、フォロワーをつくっていくためには創発の力がある。
会場には、先日同じくWelluluでインタビューさせていただいた孫泰蔵さんもいらした。宇井さんには15年前からサポートしているとのことだ。宇井さんの想いが人を巻き込み、多くの人を巻き込む。この宇井さんのような生き方が格好いい。
堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー