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筋トレで顔つきが変わる理由!効果的なトレーニングや生活習慣・対処法

筋トレは体型だけでなく「顔つき」にも変化をもたらす。自己効力感の高まりが表情に表れ、表情筋の活性・脂肪減少・血行促進・むくみ軽減が重なってフェイスラインはシャープに。さらに運動刺激は真皮の厚みやハリの改善、テストステロン分泌の後押しにもつながる。仕組みと具体策を押さえれば、 “体も顔も” 前向きに整っていく。

この記事の監修者

清水 忍さん

トレーニングジムIPF 代表

1967年群馬県生まれ。メジャーリーガー、プロ野球選手、プロボクサーなど、多岐にわたるスポーツ選手を指導すると同時に、糖尿病などの内科疾患系の指導に携わる。菊池雄星プロデュース「King of the Hill」のプログラムアドバイザー、スポーツトレーナー養成専門学校の教育編成委員なども務める。
著書に「ロジカルダイエット(幻冬者)」など多数。指導者の指導力を高めることを主題とした「清水塾」を展開する。

この記事の検証者

吉田 健二さん

Wellulu編集部

学生時代は運動部に所属。トトレーニングと食事管理(糖質の質と量のコントロール、よく噛む習慣)を継続中。実体験ベースで「顔まわりのむくみ軽減」「輪郭のシャープ化」を検証。

目次

筋トレで顔つきが変わる理由

  • 見た目の変化による自信が表情にも現れる
  • 表情筋が鍛えられる
  • 顔つきがシャープになる
  • 血行が促進されて顔色がよくなる
  • むくみが軽減される
  • 真皮の厚みが増加してシワやたるみが減少する
  • テストステロンの分泌が促進されて男性らしさが増す

検証者:吉田

実体験として、筋トレを始めてから、顔まわりがスッキリしたと感じるようになりました。特に、糖質制限を意識した食事と組み合わせたことで、むくみが取れやすくなり、輪郭がはっきりしてきたのを実感しました。

見た目の変化による自信が表情にも現れる

筋トレは進歩がわかりやすく、扱う重量が上がったり、筋肉が大きくなったりと数字や見た目に変化が出るため、自分に自信がつきやすい。

筋トレにより体力や筋力が向上すると自信がつきやすくなり、この自信が表情に現れ、堂々とした印象や明るい表情になる。成果が出ることで自己肯定感がアップし、「なんか最近、表情が柔らかくなったね」「キリッとした印象になったね」と言われるのは、単に筋肉の話ではなく、自信や意識の変化が影響している。

監修者:清水

筋トレによって自己肯定感が高まると、それが顔つきにも現れます。この心理的な変化は、物理的な要因よりも大きな影響を与えます。

自己肯定感を高めるのに重要なのが目標設定。長期目標を設定し、そこから逆算して短期目標を立てることで、小さな成功体験を積み重ねることができます。

たとえばベンチプレス100kgが長期目標として、現状は60kg×10回が限界だとします。

・60kg×10回上がる→80kg×1回上がる計算(※)
・80kg×4回上がる→90kg×1回上がる計算(※)
・90kg×4回上がる→100kg×1回上がる計算(※)

まずは80kgが1回上がるのを2回に増やすことを短期目標とします。そこから3回、4回と増やしていくことで、自然と100kgの目標に近づいていくというわけです。

RM換算表を元にして算出

表情筋が鍛えられる

顔には約30種類以上の表情筋があり、これらの筋肉が複雑に作用しあって豊かな表情を作り出している。適度に動かして表情筋が硬くならないようにすることが大切。

また、表情筋は皮膚や皮下脂肪を直接支える土台の役割を担っており、筋肉に厚みと弾力が戻ると、フェイスラインが引き締まり、リフトアップ効果が期待できる。

ただし、表情筋の鍛えすぎは皮膚に大きな負荷がかかり、かえってほうれい線やたるみが目立つ顔になるため、適度なトレーニングが重要である。

監修者:清水

筋トレ中の「歯を食いしばる」という動作によって、表情筋や顎周りや首回りの筋肉が活性化します。

基本的には、日常生活で瞬発的に大きな力を出したり、しっかりと食いしばったりする機会は、ほとんどないため、食いしばる筋肉は衰えていきます。筋トレによってこれらの筋肉が再び活性化されることで、顔つきに変化が現れるというわけです。

顔つきがシャープになる

筋トレによって顔まわりの脂肪が落ちてあご・首まわりのラインがシャープになると言われている。顔の脂肪も全身の脂肪と一緒に減り、とくにほっぺやあごの下についた脂肪が落ちると、顔ラインがすっきりする。

監修者:清水

体脂肪を落とすには、運動よりも食事管理のほうが圧倒的に重要です。1時間のジョギングで消費できるカロリーは、相当がんばっても600〜700kcal程度です。

一方、体脂肪1kgを落とすには7,700kcalの消費が必要で、1日600kcalの消費を2週間続ければ1kg落ちる計算になります。つまり、1日1時間のジョギングを1ヶ月続けて、やっと体脂肪が1kg落ちるのです。

一方、1ヶ月で1kgの体脂肪を落とす食事制限は比較的簡単で、1日に自分が消費するカロリーより摂取量を少なくすれば自然に痩せていきます。

1日の消費カロリーの一般的な目安は「体重×34kcal」で計算できます。

血行が促進されて顔色がよくなる

筋トレによる筋肉の収縮と弛緩により全身の血行が促進されると、酸素や栄養が肌に行き渡り、顔色もよくなる。血行の悪さはシミやクマ、顔色の悪さなどの原因となるが、筋トレで血行が促進されることで顔色が明るくなり、肌艶もよくなる。

監修者:清水

筋トレによってシミやクマが改善されるわけではないですが、血行がよくなると顔色がよくなるので、シミやクマをカバーすることはできるでしょう。

また、ネガティブな思考に支配されている人は、それが表情に出ます。

このネガティブ思考の改善にも効果があるのが筋トレです。たとえば、ウェイトトレーニングで「重量を何とか上げよう」と考えているときは少なくともポジティブ思考になるはずです。

むくみが軽減される

新陳代謝が活発になり、体内の余分な老廃物や水分が排出されやすくなることで、顔のむくみがとれて顔つきがシャープになり、小顔効果も期待できる。脂肪が減ることで老廃物が溜まりにくくなり、むくみが解消されると目の下のクマやたるみが目立たなくなる。

塩分を摂りすぎると体の塩分濃度が高くなり、それを希釈するために余分な水分を蓄える作用がはたらくため、顔がむくみやすくなる点には注意が必要。

監修者:清水

顔のむくみには、一時的なものと日常的に続くものがあり、それぞれ原因が異なります。一時的なむくみとして代表的なのが「塩分の摂りすぎ」で、これは血中ナトリウム濃度が上がることが原因です。

一方、日常的に顔がむくんでいる人は、顔の血行が悪い可能性があります。普段からあまり顔の筋肉を動かしていないと血行が促進されず、慢性的なむくみにつながります。

真皮の厚みが増加してシワやたるみが減少する

立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授らの研究チームは、ポーラ化成工業株式会社と共同し、40~50代の女性61名を対象とした4か月間の運動介入により、有酸素性運動と筋力トレーニングの両方が皮膚の弾力性と真皮構造を改善させることを明らかにした。

筋力トレーニングでは血中の炎症性ケモカイン(CCL28とCXCL4)が減ることで、真皮の細胞外基質の一種バイグリカンが増加し、これが真皮の厚みの改善につながる。真皮の厚みは顔のシミ、シワ、たるみ、見た目の若々しさに関連するとされている。

監修者:清水

研究で効果が認められたものは一定の信頼はあるものの、実際にそれが有効な方法であるかは別問題です。

たとえば、「毎日30分のウォーキングを1年間続けたら痩せる」という話がありますが、実際に1年間毎日続けるのはハードルが高いですよね。それよりは1ヶ月の食事制限のほうが確実に痩せます。

テストステロンの分泌が促進されて男性らしさが増す

筋トレをすると男性ホルモンであるテストステロンの分泌が増加し、精神的に変化が現れて顔つきが変わる。テストステロンは男性的な力強い印象を与えるため、顔つきが男らしく精悍に見える。

テストステロンの分泌が減少するとイライラや不安感が強くなるが、筋トレを継続すると日常的に血中テストステロン値が高まり、不安感などが弱くなる。

スクワットやデッドリフト、ベンチプレスなど大きな筋肉を鍛えるトレーニングは、成長ホルモンやテストステロンが分泌されやすくなる。

監修者:清水

筋肉を大きくしたい人にとっては、筋肥大ホルモンの分泌がもっとも重要で、その代表格がテストステロンと成長ホルモンです。テストステロンと成長ホルモンの分泌に重要なのがTUT(※)を意識したトレーニングです。

たとえば、ベンチプレスを10回上げるとします。上げるのに2秒、下ろすのに3秒かかった場合は、5秒×10回=TUT50秒となり、TUT50〜60秒程度の運動が、筋肥大系ホルモンを最も分泌させるといわれています。

これには負荷も大事で、軽い負荷の種目を回数こなした場合のTUT60(1秒×60回)では、ほとんど効果はありません。

※TUT=Time Under Tension。、筋肉が強い力を発揮している総合計時間を指す。

筋トレ初心者でも始めやすいおすすめメニュー6選

  • スクワット
  • プッシュアップ
  • クランチ
  • プランク
  • レッグプレス
  • チェストプレス

監修者:清水

まずは1回でも回数を多くすることを目標としましょう。

ただし、自重トレーニングの場合は自分の体重以上の負荷がかけられないので、30回を余裕でできる場合は、それ以上回数を増やしても意味はありません。

ある程度回数をこなせるようになったら、今度はおもりを持ったりやり方を変えて負荷を上げるようにしましょう。

スクワット

 

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★

※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか

【やり方】
  1. 肩幅程度に足を開く
  2. お尻を落とすイメージでひざをまげる
  3. 深くお尻をおとしたら持ち上げる
【注意点】
  • ひざ内旋させない
  • お尻を後ろに突き出さない

ひざ内旋させない

お尻を後ろに突き出さない

検証者:吉田

スクワットの場合、20回でもかなりの負荷を感じました。特に股関節の柔軟性やフォームの安定性が影響するので、初心者の方は①すねと背中の角度を一致させる・②背中を一直線に保つことを意識しておこなったほうがよさそうです。

監修者:清水

ノーマルのスクワットが30回できるようになったら卒業のタイミングです。今度は「片足スクワット」「おもりを持つ(または背中に担ぐ)」「ジャンプスクワット」などのより負荷のかかる種目にチャレンジしましょう。

プッシュアップ

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆

※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか

【やり方】
  1. 肩幅程度に両手をつき腰をまっすぐにする
  2. 胸を床につけるイメージでひじを横に曲げる
  3. 地面につかない程度までまえがたらひじを伸ば
【注意点】
  • 腰をまっすぐにキープする
  • ひじは身体の外側にまげる

腰をまっすぐにキープする

ひじは身体の外側にまげる

検証者:吉田

自己流フォームでは20回ほどできますが、正しい姿勢でやると10回でも限界でした。胸と腕だけでなく、体幹をしっかり使う感覚があり、腹圧を抜くと一気にフォームが崩れる印象でした。

監修者:清水

プッシュアップを30回以上できる人は、それ以上回数を増やしてもあまり意味がありません。

「台の上に足を乗せる」「お尻の上に重りを乗せる」「ジャンププッシュアップに切り替える」など、より負荷のかかる種目に切り替えましょう。

クランチ

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆

※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか

【やり方】
  1. ひざをまげ両手を頭に置く
  2. 肩甲骨を浮かせた状態にする
  3. 腹筋の収縮を感じがら上体を少し起こす
  4. 腹筋への負荷が一番つよいところまできたら元の位置に
【注意点】
  • 上体を起こし過ぎない
  • 上体を完全に床につけない

上体を起こし過ぎない

上体を完全に床につけない

検証者:吉田

大きく上体を起こす腹筋では30回以上できるのに、このフォームだと10回でもきつかったです。休む間がないため、常に腹部が刺激され続ける感覚があり、「回数より質」で効かせる重要性を実感しました。短時間でもしっかり追い込めるメニューです。

監修者:清水

クランチはフィニッシュ(上がっているとき)が一番つらいです。自重で負荷を上げるコツとしては、上がっている状態のときに、あと1ミリでもいいから上がろうとすることです。慣れてくると簡単な種目に感じますが、本気でやると20回程度が限界です。30回やっている人は、30回に帳尻を合わせるために1回あたりの負荷が軽くなっていると考えられるので、1回1回を全力でやることを意識してみてください

プランク

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★☆☆☆☆

※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか

【やり方】
  1. 正座の姿勢から両ひじをつく
  2. ひさを伸ばし、つま先を床につける
  3. 腹筋に力をいれながら、背中を真っすぐに
【注意点】
  • 腰を落とさない

腰を落とさない

検証者:吉田

腰を真っすぐにするという意識よりも、少し浮かすくらいの気持ちの方が正しいフォームを維持しやすかったです。

監修者:清水

プランクはリハビリに近い種目なので、30秒できる人は卒業してOKです。1分以上続けてもあまり意味はありません。また、プッシュアップができる人はプランクもできるので、そういう人はあえてやらなくてもよいです。

レッグプレス

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか

【やり方】

  1. プレートの真ん中より上に足をセット
  2. 足幅を肩幅にそろえ、ひざが90度になる位置から一足分上に足をつけるようシートを調節
  3. 背中全体をシートにぺったりと付けるように深く腰掛ける
  4. 姿勢をキープしたままひざを伸ばす。この際に伸ばし切らないように注意
  5. ゆっくり息を吐きながらひざを曲る
  6. プレートが元の位置にくるようにゆっくり元の位置にもどす

検証者:吉田

脚ひざを伸ばし切る・曲げきると負荷がひざに逃げるので少し曲げた状態の範囲内で取り組んだ方がトレーニング効率は高くなりそうです。

監修者:清水

レッグプレスは「座って蹴る」シンプルな動作ですが、ひざを曲げて引き寄せてくるときに、骨盤が後傾して腰が丸まりやすいので注意が必要です。腰が丸まった状態で続けると、足ではなく脊柱起立筋に負担がかかってしまうため、非常に危険です。

レッグプレスをやるときは、お尻の先端(尾骨)をベンチに向かって差し込むようなイメージを持ちましょう。具体的には、尾骨を座面と背もたれの角(一番端っこの角)に向かって差し込む感じです。この姿勢を保てば、腰が丸まらずに安全にトレーニングできます。

チェストプレス

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 足の裏がすべて地面に着く高さに、マシンの高さを調整する
  2. 胸を張って背筋を伸ばし、ゆっくりとバーを押し出す
  3. そのまま少しキープして、ゆっくりとバーを引き戻す

検証者:吉田

マシンだと軌道が安定しているため、安全に正しいフォームを習得できます。しっかり背中を背もたれにつけることでフォーム崩れがしにくかったです。

監修者:清水

チェストプレスの場合、ベンチプレスよりも重量を上げることができ、自己肯定感にもつながりやすいです。しかもベンチプレスのように何キロに挑戦しているのかが周りにはわからないので、筋トレ初心者の人におすすめです。

チェストプレスの注意点は「バーを遠くに押そうとしない」ことです。より遠くにバーを押そうとすると、最終的に背中が丸まってしまいます。これは絶対にNGで、最後まで肩甲骨を寄せっぱなしの状態をキープすることが重要です。肩甲骨が開いてしまうとターゲットの筋肉が変わってしまうため、肩甲骨を寄せた姿勢が保てるところまでしか押さないようにしましょう。

表情筋を鍛えて顔つきを良くするトレーニング

顔の筋肉をあまり動かさない生活を送っていると表情筋はどんどん衰える。主なトレーニングとしては以下の方法などがある。

トレーニング名 やり方
あいうえお体操 「あ」・「い」・「う」・「え」・「お」の動きで表情筋をトレーニング、口角も高く上げる・多少大げさに感じるように口を動かす。
舌回し 唇を閉じて、舌を時計回り・反時計回りに動かす。食事前後でおこなうのがおすすめ。
口角上げ 笑顔をつくるイメージで口角をおおきく持ち上げる

表情筋を鍛えるトレーニングの詳細

筋トレ以外で顔つきを変えるのに重要な習慣

  • よく噛んで食べる
  • アルコール・塩分の取り過ぎに注意する
  • カリウムの不足に注意する
  • 適度な水分を毎日摂取する
  • 適度な水分を毎日摂取する
  • 湯船に浸かる

監修者:清水

日常的に咀嚼を意識することで、顔の筋肉を使う機会が増えます。また、塩分の摂取量が多い人は顔がむくんでいる可能性があるので、塩分を控えることも大切です。

水分の摂りすぎでむくみと思っている人もいますが、塩分をそんなに摂っていないのに水分を摂ったところで、その水分はむくむことはありません。

むくみへの対策としては、汗をたくさんかくことが効果的です。運動・お風呂・サウナなど、自分に合った方法で発汗を促しましょう。

よく噛んで食べる

よく噛んで食べることで口周りの筋肉が鍛えられ、顔つきの改善につながる。ひと口ごとに30回程度噛むことがおすすめ。しっかり噛むことで表情筋が鍛えられ、たるみによるフェイスラインの崩れを改善できる。

咀嚼回数が増えると満腹中枢が刺激されるため、食べ過ぎによる肥満も予防できる。

検証者:吉田

よく噛んで食べるよう意識するようになってから1ヵ月。顔回りについての変化はトレーニングや食事制限などの影響もあるためなんとも言えませんが、食事の満足感がまったく違いました。以前は早食いの傾向があり、つい食べ過ぎてしまうこともありましたが、ひと口を30回ほど噛むように心がけると、自然と食事量が減りました。

アルコール・塩分の取り過ぎに注意する

塩分を摂りすぎると体の塩分濃度が高くなり、顔がむくみやすくなる。

アルコールを過剰摂取すると血液中のアルコール濃度が高くなり、血管が拡張して静脈やリンパでの水分処理が追いつかなくなるため、むくみにつながる。

とくに糖分・塩分の多い食べ物を好んで食べると、体の中に無駄な水分を溜め込んでしまう。

検証者:吉田

以前は夜に飲んだ翌日、頬やまぶたが重たく感じることが多かったのですが、控えるようになってからはスッキリ起きられるように。塩分の多いおつまみを避けることで、翌日のコンディションや肌のトーンまで良くなった気がします。

カリウムの不足に注意する

カリウムには体内に摂りすぎた食塩を体外へ排出する効果があるため、食塩の過剰摂取による水分の蓄積やむくみを予防・改善することが期待できる。

日本人の食事摂取基準によれば、生活習慣病の予防を目的とした摂取量の目標量は18歳以上の男性で3,000mg、女性で2,600mgと設定されている。

カリウムが豊富に含まれる食べ物には、ほうれん草、バナナ、キウイ、トマト、さつまいも、納豆などがある。カリウムは水に溶け出る性質があるため、生で食べられるものは生で、茹でる場合はサッと茹でるか電子レンジ加熱すると効率よく摂取できる。

検証者:吉田

外食が続いたときでも、カリウムが多い野菜や果物を意識的に取り入れると、翌日の体調への影響も実感しています。

適度な水分を毎日摂取する

水分摂取は少な過ぎても多過ぎてもむくみにつながる。飲み水での摂取目安は約1.2リットル。水分を過剰に摂ると血管内の水分量が増えるため、細胞内の水分排出がスムーズに進まずむくみやすくなる。

1日に呼吸や汗などから約0.9L、尿や便などから約1.6Lもの水が排泄されるため、こまめな水分摂取が大切。

検証者:吉田

意識して水をこまめに飲むようにしたら、肌の調子も整いやすくなりました。以前はコーヒーばかりで水分をとっていたのですが、利尿作用が強く、水分不足になっていたようです。今は常温の水をデスクに置いて、1時間ごとに少しずつ飲むようにすることで、過剰な水分摂取にもならずちょうどいいバランスが取れています。

7時間以上の睡眠を摂る

睡眠の質が低下すると代謝が悪くなり、顔の脂肪が落ちにくくなる。さらにむくみやたるみの原因になるといわれているため、十分な睡眠をとることが重要。睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが促進されるため、美しいフェイスラインを維持しやすくなる。とくに深い眠り(ノンレム睡眠)の時間を確保することで脂肪燃焼効果が高まる。

検証者:吉田

7時間以上寝た翌日はスッキリしている気もします。「睡眠=美容」とよく言われますが、筋トレや食事と同じくらい顔の印象に影響がありそうです。

湯船に浸かる

入浴は血行を促進し老廃物の排出を助けるため、顔のむくみ改善に効果的。シャワーだけで済ませるのではなく、ぬるめのお湯に浸かることで体の芯から温まり、基礎代謝を上げることが可能となる。さらに入浴後にフェイスマッサージを取り入れることで血流がよくなり、よりスッキリとした顔立ちを目指せる。

湯船に浸かることでリラックスし、副交感神経が優位になるため、睡眠の質の向上にもつながる。睡眠不足や塩分の摂りすぎで代謝不良になりやすい人は、朝に顔がむくみやすく見た目にも太って見えるため、寝室環境を整えることも大事。

検証者:吉田

以前はシャワーだけで済ませていましたが、寝る前に10〜15分ほど湯船に浸かると、翌朝の顔のスッキリ感がまるで違います。リラックス効果も高く、睡眠の質も上がったと感じています。

筋トレをしても顔つきが変わらないときの対処法

  • 回数や負荷が適切かを見直す
  • 普段の姿勢も意識する

回数や負荷が適切かを見直す

筋トレをしても顔つきが変わらない場合は、適切な負荷や回数でトレーニングができていない可能性が考えられる。

負荷が軽すぎると筋肉への刺激が不足し、重すぎるとケガのリスクが高まる。目的に合った負荷と回数を設定できれば、筋肉の成長が効率的に進む。

また、しっかりと負荷をかけたあとは、回復のために休養期間を設けることが重要。睡眠や食事をしっかり取ることも筋肉の成長には欠かせない。

監修者:清水

トレーニングが好きでやっている人は自己肯定感が高く、好きでやっているので問題ありません。しかし、目的があってやっている人の場合、ちゃんとした目標設定ができていないと、だんだんモチベーションが低下してしまいます

長期目標とそれに合わせた短期目標、効果が出る回数や負荷の設定が重要になるので、自分で設定するのが難しい人は、パーソナルトレーナーと相談して決めるとよいでしょう。

普段の姿勢も意識する

姿勢は表情と密接にリンクしており、姿勢が表情と一致して相手に情報として伝わる。ネガティブな人は自然と猫背になっていることが多いが、姿勢を改善して胸を張れるようになると、それにつられて表情が明るくなってくる。

また、姿勢が悪いと首や腰の痛み、頭痛などの発症(悪化)の原因にもなるので、顔つきだけでなく、健康の観点も正しい姿勢を保つことが重要。

監修者:清水

ネガティブな人でも、人前に出るときに笑顔を作ることを繰り返していくと、自然とポジティブになっていきます。姿勢も同様で、人と会う前に姿勢を整えることを習慣にすると、それに引きずられて表情も自然と明るくなります。

筋トレと顔つきのQ&A

顔の筋トレをやりすぎるとシワが目立つのは本当?

A:基本的にはリフトアップになるが、やりすぎには注意が必要かも

監修者:清水

顔の筋トレは、基本的にはリフトアップ効果があります。ただし、やりすぎると筋肉が活性しすぎて引っ張ってしまい、シワをつくる原因になることもあるようです。

とくに顔の筋肉はデリケートなので、やり方や強さには注意したほうがよいでしょう。

顔の筋トレで小顔になれる?

A:小顔に見える効果はある

監修者:清水

小顔という意味では、リフトアップされているほうが小顔に見えると考えられますが、筋トレでも小顔に見える効果はあります。

たとえば、肩甲骨を引き下げるようなトレーニングをすると、首が長く見えることで、相対的に顔が小さく見えます。

代表的なトレーニングとしては、ラットプルダウンがあげられます。ただし、肩が上がっている状態でやってしまうと逆効果なので、正しいフォームでおこなうことが重要です。

筋トレで顔つきが変わるまでに必要な期間は?

A:個人差はあるが、3ヵ月程度

監修者:清水

成長速度やトレーニングのやり方や頻度などによって、個人差はあります。目に見える変化の目安としては、3ヵ月程度が1つの基準です。

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