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【湯浅誠氏】全ての人に居場所を。こども食堂がもたらす地域の絆と多様性〈後篇〉

子どもをはじめとした多世代交流の場として、全国に根を広げている「こども食堂」。そのサポートを担う「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」の理事長が湯浅誠さんだ。

「雑多な環境こそ居心地が良い」と語る湯浅さんは、障がい者の兄を持ち、幼い頃から多様な人と触れ合ってきた。年齢、学力、収入などの格差によって“分断”されがちな現代社会にこそ必要だという「ごちゃまぜの場」とは?

型にはまらない波乱万丈な半生を軸に、「いつだって楽しい」と笑う湯浅さんのウェルビーイングな生き方にWellulu編集部の堂上研が迫る。

 

湯浅 誠さん

社会活動家
東京大学先端科学技術研究センター特任教授
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長

1990年代よりホームレス支援・生活困窮者支援に従事。内閣府参与、内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長などを歴任。2018年に全国のこども食堂を支援するための「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」を設立。

堂上 研

Wellulu編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

毎年1,000箇所以上も増加! こども食堂は「時代が求めている」

堂上:湯浅さんは現在、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの理事長として活躍されています。設立は2018年ですよね。

湯浅:はい。そもそもこども食堂は、東京都大田区の八百屋店主・近藤博子さんが2012年にスタートさせた活動です。これはものすごいポテンシャルを持っている、全国に広げるべきだと感じたので、私も関わり始めました。

堂上:「こども食堂」というネーミングはとてもキャッチーですが、一方で先ほど申し上げたように「子どもだけが集う場」というイメージも抱いてしまいました。

湯浅:近藤さんがなぜこう名付けたかというと、「子どもが一人でも行ける場所が、地域にはおそろしいほどない」からなんです。下手したら補導されますし、大人が考えているより、子どもが単独で過ごせる場所ってずっと少ない。「あんたたち、いつでも来ていいんだからね」と呼び掛けるためには、こども食堂という名前にする必要があったのだと。

堂上:ものすごい発明ですね。当初想定していた子どもというのはやっぱり、貧困家庭だったり共働き家庭だったり、一人で食事せざるを得ないような……?

湯浅:そこもね、誤解されがちなんです。近藤さんが開いた一号店からずっと、こども食堂は「誰でもOK」な場所なんです。確かに近藤さんが活動を始めたきっかけには、知り合いの教師から「うちの小学校に、給食以外はバナナしか食べていない子がいる」と聞いたというエピソードがあります。でも「食べられない子、いらっしゃい」なんて言ったら、みんな行きづらいじゃないですか。だから必然的に「どなたでもどうぞ」という入口になるんです。

堂上:なるほど。食事に困っている子どもの場所なのだと勘違いしていました。

湯浅:私たちもそのイメージを何とか払拭したいと思っています。毎年、世論調査していますが「こども食堂をどんな場所だと思いますか?」という問いへの回答は、未だに「食べられない子どものための食堂」という回答がトップ。ですが、2024年は去年に比べて7ポイント下がりました。相対的に「地域のみんなが集まる場所」と回答してくれている人も増えています。

堂上:今回の記事で正しい認識がさらに広まるよう願っています。「コミュニティ=居場所」はウェルビーイングとも深く結びついていますが、活動を「型」として広げていく難しさもありますよね。コミュニティリーダー的なファシリテーター、つまりコミュニティを運営する中心人物が必要になってくる。でも「うちの地域にはそんな人いません」というケースも出てくるのではないかなと。

湯浅:じつはそんなこともないんですよ。こども食堂はコロナ禍を含めて毎年1,000箇所以上増えていて、2023年末の統計では全国9,132箇所。公立中学校とほぼ同数です。運営したって儲からないわけですから、みんなボランティアです。それでもわざわざ立ち上げようという「奇特な人」が、北海道から沖縄まで、日本中にこれだけいる。

堂上:そうですか、「自分の地域にはいない」というのは確かに思い込みですね。みなさん、どんなきっかけでこども食堂を立ち上げているんですか?

湯浅:まず運営者の7割が女性です。そしてその中の最大のボリュームゾーンは50~60代。子育てが一段落ついて、地域へと目が向く世代です。何か支援をしたいと考えた時に「料理なら何十年もやって来たから」と、こども食堂を始める方が多いですね。「みんながお腹いっぱいになって、笑顔で楽しめる場所をつくれたら自分も嬉しい」と。

堂上:ものすごくウェルビーイングですね。

湯浅:はい。次に多いのが30代女性です。子育てを始めて、いかにこれが一人ではできないことかを実感した世代。

堂上:なるほど!「共同での子育て」としてこども食堂に興味が向かうんだ。

湯浅:まさに昔でいう共同保育ですよね。ママ友と一緒にこども食堂を運営して「自分たちの子だけじゃなくて他の子たちも見よう」と活動しています。

堂上:その輪が自発的に広がっているって、ものすごいことじゃないですか。時代がこども食堂を求めている。

湯浅:間違いないです。個人の趣味や嗜好の話として収めるには、あまりにも全国津々浦々で同時多発的に起こりすぎていますから。

堂上:運営している人たち自身が楽しいんでしょうね。「コミュニティリーダーなんて難しい」というネガティブな感情ではなくて、自分にとって幸せなこと、困っていることをみんなで共有できる居場所をつくりたい、というポジティブなエネルギーから始まっている。

湯浅:つくった料理を家族が「美味しい美味しい」って食べてくれたら嬉しいじゃないですか。そんな感覚の延長線にあるんですよね。だからみなさん、ごく自然に取り組んでいる。

堂上:うわぁ、究極のウェルビーイングですね。ドキドキしますね。そうしてこども食堂がますます広がっていくのを、湯浅さんはアドバイザーとして支えていらっしゃる?

湯浅:いえ、勝手に応援しているだけです。登録制でもないし、上下関係ももちろんないし。みなさん、一国一城の主ですから。

企業にとってこども食堂は「ファン・コミュニティ」でもある

堂上:湯浅さんの「勝手に応援する」姿勢は、学生ボランティア時代から変わりませんね。でも「こども食堂を立ち上げたいんだけど、どうすればいいですか」といった問い合わせはあるでしょう?

湯浅:各県にネットワーク団体があって、そこが立ち上げをサポートしてくれているんですよ。むすびえの支部でも何でもないのですが、この“顔が見える”くらい身近なネットワークの立ち上げを支援したり、できた後はその地域の実情を教えてもらっています。毎年一回は47都道府県ほぼすべてを回っていますかね。

堂上:すごい。湯浅さんをウェルビーイングの師匠と呼びたいです。ちなみに、今とくに盛り上がっている地域はありますか?

湯浅:各都道府県どこもすごくかんばっていて、頭の下がる思いですが、鹿児島は特にリスペクトを感じていますかね。小学校の教員を辞めてこども食堂に専念している方がいるんです。それも鹿児島中のこども食堂、県庁まで巻き込んで活動しています。

堂上:非常に大きな取り組みですね。その規模になると、ボランティアで運営するのには限界があるように感じるのですが……。

湯浅:企業からの寄付もあるでしょうし、デイサービスなど他に事業を持っている方や、運営しているコミュニティレストランのアイドルタイムを活用して、週に1回、こども食堂を開いている方もいます。ファンドレイジングしつつ、こども食堂の活動自体は非営利でやっている。最近はお寺を開放するケースも増えてきているんですよ。京都西本願寺もやっています。

堂上:へえ、面白いですね! そうか、お賽銭事業などの経済的な基盤があるから、安定してボランティアをできるわけですね。

湯浅:こども食堂を通じて、生前から地域の方とのお付き合いを結べますしね。介護サービス事業を展開しているSOMPOケアも、全国およそ450箇所に及ぶ自社の老人ホームでこども食堂を運営しています。子どもだけでなく、施設を利用している高齢者も活力を得られますから。

堂上:某コンビニもこども食堂に力を入れていますよね。企業としてはファン・コミュニティを構築できますし、コンビニが地域のハブとして機能していく。

価値観が「違う」場へ、あえて飛び込んでみる

堂上:それにしても日本ではボランティアをする人が少ないと思っていたので、民間でもこれだけ盛り上がっているとは……驚きました。

湯浅:きっとみんな、ボランティアだと思っていないんじゃないかな。「普通のこと」としてやっている。

堂上:自分にとってウェルビーイングなことをやっていたら、自然と周囲への貢献にもなっていたと。Welluluでもこども食堂をやりたくなってきたなぁ。

湯浅:ぜひ。まずは覗いてみてください。基本はウェルカムですから。都内にも1,000箇所以上ありますしね。

堂上:僕は渋谷区に住んでいて、前に息子が「こども食堂をやるのでみんな来てください」というチラシを学校からもらってきたんですよ。お恥ずかしながら先入観があったので「渋谷区に貧困の子どもなんているのかな」とその時は気に留めなかったんです。

湯浅:一回行けば「ああ、こういう場所なんだ」と視界が開けると思います。最初はね、「私が行っていいのかな」と逡巡される方が多いんですが、そこを踏み越えてみてほしい。

堂上:「こども食堂は誰でもウェルカム」ということですが、ここでひとつ、地域と学校と親の関係がうまくいかないパターンを教えてください。世代によってどうしても意見が食い違ってしまうときがあるんです。どんな人にも間口を開放することは、そうした価値観が合わない人たちまでも招く可能性がありますよね。

湯浅:それはですね、まだ多様性が足りないのではないでしょうか。試験で人を選り分けている大学や会社と違って、地域はめちゃくちゃダイバーシティなんですよ。そういったおじいちゃんやおばあちゃんも当然いる。

堂上:そうした人たちの価値観も、心地よく受け入れていきたいとは思うのですが……。

湯浅:いや、受け入れる必要はないですよ。いったん「そうですよね」って言い切っちゃう。すると本人は「自分の意見を聞いてもらえた」と感じて、こちらの言い分に耳を傾けるスペースが生まれる。「でもね」と否定から入ると、頑なになっちゃいますから。

小さい時から多様性に揉まれていないと、自分と大きく異なる人との間合いはなかなか測れないですよね。子どもはもともとその能力を持っているんだけれども、同じ年齢層、同じ学力、画一的な家族構成のなかでずっと暮らしていくことで、せっかくの力を失ってしまう。

堂上:なるほど。ではこども食堂という濃密なダイバーシティのなかに飛び込むことで、子どもたちはその力を取り戻していける?

湯浅:こども食堂に1年ほど通っている子は、そうではない子に比べて「自分は誰とでも仲良くなれるほうだ」と答えます。この割合が有意に高いのは確かです。こうした交流の場のキーワードは「違い」なんですよね。自分とは違う年齢や学校の子と遊ぶ、親とは違うタイプの大人と出会う。「面倒くさいじいちゃんだな、ちょっと近寄らないでおこう」という学びもあれば、「あれ、怖く見えるけれど話してみたら優しいな」という気づきもある。何人も何人もそうした経験を繰り返していくことで、初対面の相手にも臆せず話しかけられるようになっていく。それがごちゃまぜの場の強みです。

堂上:コミュニケーション能力をはじめ、人生を生きるための様々な力が育っていきそうですね。

湯浅:その意味で「違い」の場は絶対に必要です。一方、「同じ」空間もなくてはならない。不登校の子同士や、認知症の家族を持つ人たちなど「同じだから安心して話せる」こともありますから。

堂上:それこそウェルビーイングの幹かもしれません。「違い」と「同じ」、自分の居場所を両方持っておく。きっと僕らも、似た価値観の人だけを求めるのではなくて、あえて違和感があったり居心地が良くなかったりする場所へいかないと成長しないんでしょうね。

湯浅:実際に世の中は、戸惑いを含みつつもダイバーシティになりつつありますよね。「あなたは子育て世帯ですよね」「あなたは病気がありますよね」とか、認め合いながらやっていくしかないんだとみんな頭ではわかっている。でもたとえば、外国人留学生がコンビニでレジを打ってくれる分には「頑張ってね」と思えるけれど、自分の家の隣に住まれると構えてしまう……といった分断はまだまだある。

そこには「インクルージョン」がないんですよ。これからは、多様な特性を持つ人々が排除されず、共に支え合いながら生き生きと暮らせる「インクルーシブダイバーシティ」に向かっていかないと。

堂上:どうすればインクルージョンな状態へと向かっていけるのでしょうか。やはり「違いの場」をどんどんつくっていく?

湯浅:そうです。違いに触れられる空間、色々な人との間合いを体感できる場を、ありとあらゆるところにビルトインしていく。

堂上:とても興味深いです。子どもにそうした場をもたらすことは、親の役割かもしれないですね。

湯浅:現代ではそれをお金をかけて手に入れているわけですよ。泥んこ遊び体験3,000円だったり、キッザニアでいろんな職業を知ったり。でもこども食堂に行けば、それだけで様々な背景を持った人と出会えますから。

目の見えない方が食堂に来た時なんて、子どもたちはもう質問攻めですよ。「目が見えないのにどうやって食べるの!?」とか、遠慮なんて一切なし。実際に食事しているところを見たら「すげえ!」と大歓声です。学校で障がい者学習をしなくても、こども食堂という「違いの場」があれば自然と学べるんですよね。

行政の行き過ぎた介入が「民間のダイナミズム」を削ぐ

堂上:あらためて食ってすごいですね。いろいろな人を結びつける最強の媒介だ。

Welluluでもこども食堂を運営したいし、いくつかの食堂にフォーカスした特集もぜひやりたい。その記事をきっかけに「私もやってみたい」と思ってくれる人が一人でも増えれば、ウェルビーイングな居場所がどんどん増えていく。これは我々も応援していかないと。

湯浅:ぜひやってください! 鹿児島で毎週金曜日の午後5時から5分間、「今週のこども食堂」という紹介番組が流れているんです。そうした報道がよりなされれば「食べられない子のための場所」という誤解もなくなっていくはずです。

堂上:全国の地域メディアと我々が組んで、こども食堂の取り組みを積極的に発信していく。そしてWelluluでも記事として読者に届けていく。コンテンツを一気に充実させて、世間の認知を変えていきたいですね。

湯浅:国も、自治会だけではもはや地域コミュニティを保てないとわかっている。こども食堂などの地域の居場所の力も借りながら、地域を支え、つながりをつくっていこうという流れになってきています。

堂上:となると、国や自治体がこども食堂に助成金をどんどん出すようになっていきそうですね。

湯浅:私は、それはあまり勧めていません。堂上さんもご関心を持ってくださったように、こども食堂には人の支援を引き出す求心力がある。たいていの人は事業計画も資金調達の見込みもなく運営をスタートするのですが、それでも「気づいたらこの3年、お米も野菜も一度も買っていない」というケースがざらにある。周囲が持ってきてくれるんですよ。

現在、こども食堂の食材費等々を試算すると、全国で73億円ものお金が動いています。このうち行政からの補助金は10億ですから、63億が民間で回せている。ここに行政が補助金をどんどんつぎ込むと、民間は引いていってしまう。

堂上:なるほど。「自分たちが応援しなくても大丈夫か」という意識になるかもしれませんね。

湯浅:税金で賄われている給食に対して、「うちの野菜を使ってください」と無償で申し出る人はそうそういないでしょう。地域の民間人が力を合わせるという闊達なダイナミズム、手作り感が、行政の過剰な介入によって失われてしまうと思うんです。支え手と支えられ手、両名が不可分な状態こそコミュニティには必要なのに、そこが分断されてしまう。

堂上:なるほど、納得しました。僕は資本主義に対してのアンチテーゼがあって、最終的には物々交換の世界になっていくんじゃないかと考えているんです。「恩送り」と言いますか、たとえば僕が湯浅さんに求めている情報を渡したとして、湯浅さんもまた僕に必要なものをくださる。「ありがとう」をお互いに手渡し続けていく、そんな社会です。

水と同じくらい「居場所」が当たり前になってほしい

堂上:支え合える仲間がいること、居場所があることこそが、究極のウェルビーイングだと思いますし、そんな社会をつくっていきたい。こども食堂はそのベースといえる活動だなと感銘を受けました。

湯浅:所得はウェルビーイングの重要な一要素ではあるけれども、全てではないですよね。所得が上がっていったって、国民の幸福度は頭打ちになる。本当に大切なのは、堂上さんがおっしゃるような支え合いと助け合い——つまり「関わり合い」だと思うんです。家族だってそうですよね。父ちゃん母ちゃんは自分たちが家庭を支えているつもりだろうけれども、子どもからも大きなものをもらっているんですよ。

こども食堂も誰が参加者で誰がスタッフなのか、ごちゃまぜの状態だからいい。みんな支えているし、みんな支えられているんです。

堂上:「これだったら私できますよ」とみんなが自発的に手を挙げながら、気づけばコミュニティが出来上がっているというのが最高ですよね。

堂上:最後に、未来のお話を聞かせてください。2050年、今の子どもたちが我々ぐらいの年齢に成長する時に、どんな社会になっていてほしいですか?

湯浅:今日お話したような「居場所」が当たり前な世の中ですね。水を出すように居場所へ行く。蛇口をひねれば水が流れるのと同じように、特別感なく、むしろ「なんでうちの近くにはないんだ」と思われるほど当然のものになっていてほしい。

例えば、不動産屋さんは物件に「100m先に公園があります」「300m先にスーパーがあります」といった案内を必ずつけていますよね。なぜそこに「あなたが行ける地域の居場所」という項目がないんだろう。なぜその不足に誰も疑問を感じないんだろうと。

堂上:確かに。一人暮らしの高齢者にしても、引っ越し先を探すなら、近所にこども食堂があったほうが絶対にいいですね。

湯浅:今の「当たり前」を引っくり返したいんです。そして子どもたちが私くらいの年齢になった時「居場所をつくってもらったから、今度は自分たちでつくろう」と思ってくれたら、どんどんバトンがつながっていく。たとえば22世紀を生きる人たちから見たときも「あの人たちのおかげで今もあるよね」と振り返ってもらえる。SDGsは「良い祖先になろう」という取り組みだと思うんですね。このままだと恨まれかねない。それはやっぱり私たちもしんどいじゃないですか。

堂上:子孫に恥じない社会をつくらなくてはですね。いや、今日はとてもドキドキしました。僕も新しい、楽しいことをできそうだぞって。「やれることっていっぱいあるんだ!」と希望を持てました。

湯浅:そう、毎年1,000人以上がこども食堂を始めていると、データの上でもしっかり証明されていますから。社会は捨てたもんじゃないですよ。ジグザグしながらも明るい未来へと進みたがっているんです。

[前篇はこちら]

“ごちゃまぜの場”に飛び込み続けて学んだ「みんなで生きる力」〈前篇〉

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