淡路島からウェルビーイングを語る

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

パソナAwaji Well-Being Weekに参加

パソナ主催のパソナ淡路健康島プロジェクト、イノベーションフォーラム2023に参加させていただいた。朝一の新幹線に乗って新神戸まで行き、淡路島に向かった。僕は淡路島ははじめてだ。

早速、オープニングで「いのちの鼓動」といわんばかりの「大太鼓」からはじまった。大太鼓は、魂を揺さぶる音を奏でる。ウェルビーイングの祭典の最初から、圧倒されるパフォーマンスに心が酔いしれた。パソナの南部代表のあいさつと共に、このイベントへの想いを語ってくださった。

「一人ひとりの、社会の、地球のWell-Being」をコンセプトに、「いのち輝く未来社会」をデザインする共創の場を提供するとともに、「ありがとう」が響きあう世界「NATUREVERESE(ネイチャーバース)」の実現を目指す。

NATUREVERESEということばは、はじめて聞いた。ウェルビーイングの共創社会をパソナが造語として言語化しているのだろう。各パネルディスカッションでは、「ウェルビーイング」と「ネイチャーバース」のそれぞれが考える想いを語っていた。一人ひとりが違う考えを持っており、それぞれの専門分野の視点でお話くださって、とても面白いお話をたくさんおうかがいすることができた。

最初の基調講演では、大阪大学名誉教授・大阪警察病院 院長の澤先生のお話があった。医療の分野から考えるウェルビーイングを語っており面白い。

つなぐ、つなげる、つないでいく。

澤先生の思想は、Welluluの思想と重なった。我々がWelluluの立ち上げにおいて大切にしたかったのは、「Wellな状態が、縷々として続いていく、つながりの中のウェルビーイング」だ。個々人のウェルビーイングがあり、コミュニティ(家族や地域)のウェルビーイングがあり、社会のウェルビーイングにつながり、そして、地球のウェルビーイングにもつなげていく。これもパソナが掲げるウェルビーイングの共創社会と重なる話だった。

https://www.pasonagroup.co.jp/awaji_well-being_week/forum/

ウェルビーイング共創社会を実現するために、パソナ南部代表を中心に、淡路島から発信していく。そして、2025年の大阪・関西万博に向けて、このウェルビーイングウィークの集まりに向けて本気で立ち向かおうとしている。

南部代表は力強く語られた。

テーマは「大地」。水と太陽に加えて自然と共に生きること。
そして、生きる力を示す場所としての成功事例をつくりたい。淡路島をウェルビーイングアイランドにしたいと考えた。

3つのインフラ:①交通インフラ、②都市インフラ、③自然環境インフラ
5つの融合:①文化・芸術、②歴史、③経済、④人財、⑤自然 

そして、渋沢栄一氏の話につながった。

夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。

その先に「ありがとう」をつくっていく。夢舞台。夢が生まれて育っていく場所として、夢を語る場をつくる。

僕もウェルビーイング共創産業をつくる担い手になりたい、という夢がある。共感しかない。

NATUREVERESE(ネイチャーバース)

パネルディスカッションでは、様々な有識者が、「医療・ヘルスケア」「食と農」「生き方・働き方」「リビングラボ」という4つのテーマに分かれてウェルビーイングに関するお話をいただいた。そこにスペシャルトークで、AIとヒューマンウェルビーイングや、Regenerative Dietという食におけるウェルビーイングを実体験と共に講演いただいた。

ファシリテーターの留目さんから「どうすればWell-Beingになるのか?」みなさんの考える「NATUREVERESEとは何か?」と問いが投げかけられていた。

・共助社会を支える共感社会
・サステイナブルの先の、リジェネラティブ社会
・お互い思いやりのある、つながりある社会
・全員が農業に携わる社会
・病気にならない社会
・自然との共生社会
・誰一人取り残さないサイバニクス・イノベーション社会
・心豊かな暮らしができる社会
・人間と自然を区別しない社会
・ゆるいつながりの中で生活する社会

いろいろなウェルビーイングな社会、NATUREVERESE社会が語られた。それぞれの考えには納得と共感がある。

僕が考える「NATUREVERESE」とは? 僕は勝手に、登壇者のみなさんの気持ちになって、留目さんに答えてみるのかのように、僕の頭の中をかき混ぜてみた。

「私にとっての一人ひとりの、社会の、地球のウェルビーイング、そして、ネイチャーバースとは?」

『過去、人間は自然と共に生きてきました。けれども、経済成長と共に、人間中心の生活による自我のために、人間と自然を分断し、地球という環境を破壊してきました。世界の人口が80億人を超え、あらゆる場所で、土地と宗教と飢餓から戦争がおこり、食料問題も深刻化していくことが予想されています。

そんな中、日本人は、恵まれた環境にあるのは事実です。けれども、コロナ禍、孤独と分断が生まれ、私たちは「どうよりよく生きていくのか」自分たちで考え、自分たちの意志をもって生きていかないといけなくなりました。

自分たちはどういう状態が一番ウェルビーイングを感じるか? ひとりひとりのウェルビーイングは違うと考えています。そして、そのときの状況によって、自分が求めているウェルビーイングな状態も変わってきます。

私たちは、まずは自分と向き合い、やりたいことや熱中できるものに没頭する時間があることが大前提で、仲間やコミュニティと対話します。その上で、自然とも対話しながら、それぞれ人や自然とのゆるいつながりの中での居心地よい場所を探し続けています。

と、ここまで言いながら、「生きる。」ただ、それだけで良いのかもしれない、とも思えてきました。

ネイチャーバースは、「人間と自然がつながっている状態」だと捉えます。森や空、川や海に身を委ねて、自然と一体になっている感覚が最高のウェルビーイング状態と捉えたときに、人間が生きているというのは、他者や自然と一体となって、つまり、相手の気持ちと自分の気持ちがひとつにつながって、生きている状態を言うように感じました。』

ここまで書きながら、まだ言語化の整理が必要だな、と感じる。そしてウェルビーイングの探求は続く。この自然と一体化している状況は、相手(自然)に身を委ね、相手(自然)へのリスペクトを持っている状況だ。パソナの考えるウェルビーイングとネイチャーバースは、もっともっと深いもののような気もする。スタンフォード大学の池野先生が、最後の締めのことばで「思いやりをもった、つながりある社会」の話をしてくださった。

素晴らしい会に参加させていただき感謝申し上げます。淡路島がウェルビーイング・アイランドになっていくことにワクワクしている。

 

 

 

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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