スポーツと感動

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

息子のサッカーの試合を妄想しているだけで、涙がでてくる。

息子がサッカーの合宿に行って2日目。合宿期間中、U10の大会に出ていて、その大会の試合結果がネットでリアルに公開されていることを教えてもらった。

1日目の試合結果から出ている。全部で15チームが参加しており、5リーグ3チームずつに分かれて予選1次リーグを戦う。上位2チームが、翌日の予選2次リーグに出場できるらしい。予選2次リーグに出場する10チームを5チームずつに分けて、再度リーグ戦で4戦戦う。

昨日は、上位10チーム(2リーグ)の試合結果がリアルタイムでアップされていった。最後決勝リーグに勝ち残れるのは、各リーグの上位2チーム(各5チーム中)と、両リーグの3位で上位1チーム。合計5チームが決勝リーグに残れる仕組みだ。

息子のチームは、2チームに分かれて出場していた。

1日目の予選リーグの結果を、見ていると明らかに強いだろうと思われるチームが3チーム。強さが拮抗しているチームが7チームという感じだ。(試合を観ているわけではいので、勝手に試合結果から予想しているだけだが)息子のチームは、2チームとも2日目の10チームに残っていて、リーグは分かれていた。拮抗しているチーム7チームの中の2つという感じか?

Aリーグでは、明らかに強い(だろう)チーム2チームがいて、Bリーグでは、明らかに強い(だろう)チームが1チームいた。次々にアップされていく試合結果を眺めながら、どんな試合だったか妄想だけで楽しむ。

Aリーグでの息子のチームは、最後1試合を残して3位。1勝1分1敗。勝ち点4点。得失点差ー2。最後に戦うのは、明らかに強いチーム。Bリーグでのもうひとつの息子のチームは、最後1試合を残して2位。Bリーグの3位のチームの勝ち点は4点。得失点差+2。Bリーグのほうはなんとか決勝リーグにあがれそうだが、Aリーグのほうのチームは、3位で勝ち点4点のままで得失点差で決勝リーグにあがれない可能性が高い。

勝手にあきらめモードをもって、仕事に戻った。ふと、結果が気になって、試合結果をネットで見ると、2-1で勝利しているじゃないか! 2勝1分1敗で勝ち点7点で見事決勝リーグ進出を果たした。

*写真は、チームからいただいたものをモザイクかけさせていただきました。

(ここからは、勝手な僕の頭の中の妄想です)

ずっと攻められ続けて、先取点を奪われて0-1で試合が進む。前半終了間際、カウンターで一発スルーパスが通って、キーパーと1対1を制して、1-1で追いつく。いい時間帯に入れることができて、後半への入りがよくチームとしてもなんとか勝ち点を得るために逆転に向けて全員が一丸になっている。相手のシュートをキーパーがナイスセーブしたあと、一気に攻めへ加速。ロングフィードで攻め上がるが、相手のディフェンスがうまくカットされ、コーナーキックになる。コーナーキックはショートコーナー。そのまま中に放り込み、こぼれ球を執念でゴールする。逆転に成功。終了間際10秒の逆転で歓喜の輪ができる。

(本日、5チームによる決勝リーグが行われている)

息子たちのチームも含めて、炎天下の中、一生懸命走っている子どもたちのプレイを妄想しているだけで、涙があふれてきた。(涙腺がゆるんでいる)今日の試合は、あきらかに強いチーム3チームと息子のチーム2チームの決勝リーグ。今日もジャイアントキリングを起こしてくれ!

娘の新体操部の後輩の映像だけでも、涙がでてくる。

娘が高校1年になって、後輩である中学生による新体操の東京大会があった。娘は後輩を応援するために会場に向かった。昨年は、娘が中3のときにも同大会に出場して、関東大会に出場できて喜んだ大会だ。後輩も同じように、関東大会に出場するべく練習を頑張っていたようだ。

娘からLINEで、後輩たちがボール団体競技をした動画、やり切った後輩たちの充実した写真が送られてきた。娘がでていないのに、そんな動画や写真を見ただけで、また涙があふれてきた。

熱中できる何かを持っているのは素晴らしい。そして、スポーツには勝ち負けがあるが、一生懸命やっている姿は感動を生む。高校野球の甲子園や高校サッカーのインターハイも感動で涙があふれる。

子どもたちの一生懸命やっている姿は、感動するのだ。昨日は、ふたつの競技で勝手に感動をいただいた。こんな機会をくれた子どもたちに感謝だ。

昨日は、女子サッカーW杯でも2連勝して決勝リーグを決めた。プロの試合では、感動するが涙は出てこない。何が違うのだろうか? 一生懸命やっている姿には変わりはない。ウェルビーイングな生活と子どもたちの成長が、僕の中では特に強いのだろう。

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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