那須を見渡す。

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

はじめての那須高原へ

WelluluでLIFULL井上会長と伊東社長と鼎談をさせていただき、井上会長の「ウェルビーイングな暮らし」への可能性の追求に惚れ惚れしていたタイミングだった。井上会長から、「那須に新しいグランピング施設をオープンさせる」というお話をいただいたので、高2の長女がカナダの1年留学から帰国する夏休みのタイミングで2泊予約をさせていただいた。

僕がはじめてキャンプに行ったのは、長女が小5のとき。クラスメイトの家族に、キャンプに誘ってもらって、5家族くらいではじめてテントで寝泊まりしながら、BBQやニジマスの手づかみなどを体験した。そこから、すっかりキャンプの魅力にはまってしまって、どんどんキャンプギアがそろっていく。

いつもは、妻がキャンプ場の予約をしてくれるので、富士山が見える方向が多いのだが、今回は井上会長に紹介をいただいたので、はじめて那須に向かった。那須は、ナスコンバレーでウェルビーイング共創をうたっていることもあり、ずっと行きたいと思っていた土地だった。僕自身のまわりにも、那須に週末だけ行く二拠点生活をしているウェルビーイングな暮らしをしている方も多いので、今回こういう機会をいただいて感謝である。

お盆休みだと混むことを予想して、少し早めのお休みをいただいて木曜日と金曜日の2泊をするために向かった。途中、佐野ICで、佐野ラーメンを食べ、紹介いただいた那須のグランピングへ。ぐんぐん山を登っていく。今回、宿泊させていただいた「 Miwatas NASU」は、もともと展望台があった遊休地を活用したそうだ。https://stay.lifull.jp/pages/miwatasnasu

事業を通して社会課題の解決に取り組む株式会社LIFULLや、那須のリゾート地などの開発をしている藤和那須リゾート株式会社などの共同事業・運営をしているとのことで、新しいウェルビーイングな暮らしを提案している。1日1組限定の場所だ。

大自然に溶け込みながら、
那須高原の眺望をひとり占めする、
特別なひと時を。

夕方、高台にあるトレーラーハウス2台分をつなげた「Miwatas NASU」に到着した。子どもたちと中に入って、一番最初に感動したのは、ウッドデッキに出たときの那須の大自然を一望できる絶景だ。自分自身が、大自然の中に溶け込むような、自然の優しさに包まれるような感じのウッドデッキからの絶景は感動だった。

まさに、那須を見渡す。ウッドデッキに備え付けのソファに腰かけ、早速、那須の地ビールを飲む。最高の瞬間だ。子どもたちは、たくさん飛んでいるトンボを捕まえては、逃がし、捕まえては、逃がしを繰り返していた。備え付けのコンロで、BBQをはじめると、だんだんと日が沈んでいく。なんで、外で食べる料理はこんなに美味しいんだろう。標高950mの山の高台で、美味しいBBQを楽しんだ。

食事が終わってから、また素敵な時間がここにある。プライベートサウナとウッドデッキにジャグジーがついているのだ。こんな贅沢なグランピングははじめてだ。家族で子どもたちといっしょにサウナに入る体験。これも、はじめての体験だ。砂時計が「これ、動いてる?」とか言いながら、サウナを楽しみ、そのあとはジャグジーでゆっくり火照った身体を癒す。この日は、あいにくの曇り空だったので、満点の星空とまではいかなかったが、ゆっくりと呼吸をすることができた。素晴らしい場所に、素晴らしい施設があり、なんども訪れたくなる贅沢な時間を送ることができた。

朝は、雲海を見ることはできなかったが、4:30から、空の色の移り変わりを楽しむことができた。鳥のさえずりを楽しみ、ゆっくり美味しいコーヒーを飲む。空がうっすらとオレンジ色になる様子を眺めながら、大自然を満喫する。

魚釣りに、川遊び。

那須には、たくさんの自然がある。せっかくだから、自然を満喫したいと思い、朝から「那須フィッシュランド」に行く。キャンプ場でいろいろな釣り場に行ったが、この場所は釣り場の中でも最高だった。子どもたちの希望で、ニジマスよりも、少し釣るのが難しいイワナとヤマメの釣り場に行く。釣れなかったら、子どもたちは泣いたり、喧嘩することが日常の中、釣れるか少し不安をかかえながら、一番釣れやすい、ということで生きている餌「ブドウ虫」にする。

ブドウ虫を触るもの怖がる息子たち。針に餌をつけて、魚がいそうなところに糸を垂らす。きれいな川のゆるやかな流れの中で、放流してくれた魚たちが優雅に泳いでいるのが水面から見えている。餌に食いつきそうになったら、すぐに引っ張らないで、少し余裕をもって10秒ほど数える。そして、釣り竿をひょいと引き上げたときの、魚がくいついたときの手に残る感覚がとても心地よい。子どもたちも妻も、見事釣り上げることができた。塩焼きとから揚げに分けて調理してもらい、僕たちはおいしく魚を堪能した。

午後には、事前に予約していた「那須OUTBACKツアーズ」で、那珂川の清流で川の中で「ジップライン」を楽しむコースに挑戦した。ウェットスーツに着替えて、川の中を登っていく。この時期の川でも、まだまだ冷たく、透明で透き通っている。人工でつくられた滝の前で、スタッフの方々がジップライン用のロープを張ってくださり、山の中をロープや梯子で登って、ジップラインを楽しむ。だいたい9~10mくらいの高さから、川の滝つぼに向かって飛び降りて滑るのだ。

子どもたちも妻も、清流へのジップラインを何度も、何度も繰り返し楽しんだ。数mの岩場からジャンプして、川に飛び込んだり、川に流されたり、大自然を堪能することができた。

次の日は、子どもたちの希望で「那須ハイランドパーク」へ。大自然に囲まれたレジャーランドは、たくさんの乗り物があり、子どもたちからすると自然の遊びも楽しいかもしれないが、こういったレジャー施設も楽しい。午後になって、渋滞に巻き込まれる前に帰路についた。

都心から数時間で、こんなに楽しめる場所があったというのは知らなかった。そして、何より自然と向き合い、家族での時間を過ごすことができた。那須の魅力は、もっともっとあるのだろう。とても楽しい時間に感謝である。

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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