中学受験、祝合格。

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

長男の中学受験が終わった。

僕の息子は、小さい頃からサッカーを中心に生活していた。そして、中学受験というものを甘く見ていた。夏休みに入って、サッカーを一旦お休みして、塾の生活に切り替えたのだが、なかなかスイッチが入らなかった。よくスポーツ選手は、最後追い込みができるから大丈夫だよ、と言われていたが、僕の息子はいつ追い込むのだろうとのんびりと過ごしていた。

スイッチが入ったのはいつくらいだろうか?多分、2024年の1月10日くらいではないかと思う。つまり、最後の3週間で走り切った。多分、今まで積み重ねてきたものがあったからこそ、最後の追い込みで結果につながったのだと思う。

ちなみに姉(長女)のときは、僕はほとんど関与していなかったので、知らないうちに中学受験が終わっていたイメージだった。

実際、受験を辞めようと話し合ったり、塾を変えたり、親子げんかになって壁に穴があいたり、事件ばかりだった。たまに、親子の中学受験期とかの本や漫画、ドラマなどがあるが、僕もこの2年を振り返ったら10万字くらいの体験記は書けるような気がするくらい、息子の受験と向き合った(つもり)である。

行きたい学校は、1校に絞った。その1校だけ受けて、ダメだったら縁がなかったと思うことにしよう。そう決めた。

それでも、行きたい学校が見つかったのは良かった。素晴らしい学校だ。

受験を親子で楽しもうと決めたにも関わらず、親の方が焦っていた。そんな中、Welluluで京子先生と対談させていただいて僕の気持ちにゆとりが生まれたのが良かった。とはいえ、最後まで走り切って、頑張ったのは本人だ。

そして、家族みんなが、彼に協力した。妻が息子を支え続けた。次男(小4)は、テスト1週間前は、遊びに行きたいのに、インフルエンザとコロナが怖くて我慢してくれた。

妻が僕を中学受験の過酷さと楽しさの道へ導いた。本人が「やりたい」と言い出して、僕も彼と伴走すると決めた。11月末をもって全ての会食を断り、2月の受験が終わるまで、朝早く起きて、朝ごはんにスープをつくり、弁当をつくる。夜はお風呂を沸かして、塾から帰ってきたら一緒に問題を解いた。

そして、最後は祈るだけだった。ただ、それだけだけれど、僕には未知の領域で、ストレスで暴飲暴食を繰り返してしまった。

2月1日本番。

朝から僕は、自分が中学受験をするかのように、ドキドキしながら起きた。いつものように、スープをつくって(この日は、彼の希望で、きのこのポタージュ)、いつも通りの朝ごはんをつくって、この日のお弁当は、僕と息子の分の2食分をつくった。

息子が行きたいと思った1校は、午前と午後に試験を受けることができる。1回の試験で全て終わりではないので、その日に2回チャンスがあると言える。ただ、1回で合格できる人数は少なくなる。

倍率は4から10倍だったので、4人に3人とか、10人に9人は不合格になるということだ。これは狭き門だし、塾が「第一志望に行ける生徒は、4人から5人に1人」と言っていた。そんな狭き門に挑戦をする受験生は、みんなすごい。

朝7:00に家を出ると、昨日の夜降ったであろう雨がすっかり止んで、道路は濡れていた。雨が空気を綺麗に掃除してくれたように、冬の空は澄みきっていた。

7:15の電車に乗る予定で、改札口をくぐると、息子がお世話になった塾の先生が改札口にいらっしゃった。激励に訪れてくれたのだ。今までの中学受験は、中学校の前に塾の先生がずらっと並んで、激励するのが恒例行事だと聞いていたが、コロナ禍それができなくなったので、地元の駅まで来てくれていたのだ。塾ってすごい。。。僕らは塾の先生に激励の言葉を頂き電車に乗った。

僕は待ち時間、祈るしかないと思いつつ、積読していた本を読もうと数冊持っていった。

試験準備のアナウンスが聴こえる。「机の上に出せるものは、鉛筆、シャープペンシル、消しゴムのみ」。僕は、息子はシャープペンシルを1本と消しゴム1個とかしか出していないんじゃないか、とか、いらないもの出してて試験監督に注意されていないか心配してしまっている。(長女のときは、消しゴムを筆箱に入れ忘れたのだ。。。)

試験開始の案内が聴こえる。すると、保護者が待っている部屋で、校長先生が保護者の前で、お話ししてくださった。「試験待っている間に、近くにいますので、是非聴きたいことあれば、いつでも来てください。」

僕は、すかさず校長先生とお話しをさせて頂いた。すると、どんどん受験生の親が集まってくる。みんな我が子が合格をすることを前提に、中学入学してからの生活に関しての談笑になった。

校長先生は想定外だったかもしれないが、中学受験で息子が試験中に、保護者会のようなオープンな感じも体験できてとても楽しい時間を過ごせた。こういったオープンな雰囲気も、この学校の魅力だろう。

「みなさま、入学式で会えたら良いですね」という話をしながら、こういう出会いもウェルビーイングな時間だと感じるものだった。大人も学べる、僕も通いたい学校だとあらためて思った。

朝の4教科の試験が終わり、息子とお弁当を一緒に食べる。「どうだった?」と聴いてはいけない、とどっかで聞いたことがあったので、「難しかった?」とたずねた。(同じか?) 息子は、いつもと変わらない表情で、「まあね。」と言った。

問題用紙を見せてもらいながら、お弁当を食べた。長女の受験のときと同じ具材の入ったお弁当だ。長女のときは、僕がお弁当だけつくって、妻が付き添いで行ったので、どんな会話をすれば良いか分からない。(しかも、僕は長女の受験の日に、人生初のインフルエンザに罹患してしまったのだ)

これもやっちゃいけないと言われていたが、「この答えはこれだよね」とかいくつか答え合わせをした。

夜10:00、インターネットで合格か不合格かが判明する。僕はドキドキしながら画面を見た。その日に合否が分かるというのもすごい。学校側は大変だろうけれども、合格不合格がその日に分かるのは、親からしたら早く分かって嬉しい。

結果。。。。。

「合格です。おめでとうございます。」とピンク色の画面。

見事、合格を勝ち取った!おめでとう。最後、よく走り切った!家族みんなで喜んだ。

お世話になった塾に電話を本人からかける。塾の先生が「合格!おめでとう!」と自分のことのように喜んでくれる。不思議な体験だった。

この経験は、これから必ず生きる。最後、走り切ったあなたに、新しい出会いと新しい体験が待っている。あなたの成長が、家族のウェルビーイングだ。残りの小学校生活を思いっきり楽しんでくれ。

そして、ここでいっぱい挑戦して、たくさん失敗もして、たくさん笑える生活を送ってくれ。

頑張ったね。合格、おめでとう。たくさんの事件があったからこそ、余計に嬉しいよ。

中学受験で頑張ったみんなの体験談を聴くだけでも、みんなの頑張りに尊敬しかない。受験に挑んだみなさま、おつかれさまでした。

 

 

 

 

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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