サンタの贈りもの
我が家にも、サンタクロースがやってくると、息子たちは「サンタへプレゼント」のお願いを書いてツリーに置いている。
そこで、僕は息子たちに「サンタってどうやって家に入ってくるのかなあ?」と聞いてみた。
長男(小6)は、「玄関からだよ。」という。そして、次男(小4)は、「窓ガラスを割って、入ってくるんじゃない?」という。それから、「窓ガラス修理のおじさんがやってきて夜のうちに治していくんだよ。」と。。なんか、嫌なサンタをイメージしている。
朝からローストチキンを買いに行き、今日はクリスマスイブを家族で楽しもうとなった。
話は、昔、子どもたちが保育園児の頃、保育園のお友達でクリスマス会があって、サンタさんが来てくれたのを覚えているか、という話題になった。
長男は当時、年長で5歳だから覚えていた。次男は3歳だったのでぼんやり覚えていた。一緒にいた3歳のお友だちが、僕の赤ワインを飲もうとしたことは覚えていた。
そのときの写真を見てみると、なんともマヌケなサンタがプレゼントを渡している。次男は、「これ、本物のサンタじゃないよ。だって、ここにヒモがあるもん。」と言って、顎ひげのところの紐が見えている。
長男は正体を知っているので、「帽子の紐じゃない?」ととぼけてくれている。よくよく見ると、このサンタ、大きな白いプレゼント袋も持っていない。さらには、次男が「目も黒いし、靴がブーツじゃなくて、青い運動靴だ!」と気づく。ナイキのスニーカーを履いたサンタだ。。。
次男は、スマホにうつる写真をアップにして、顔を見る。「誰だろうなあ?」と探る。
長男が「パパだよ。」と答えを言うが、次男は「パパより鼻が大きいし、どこかで見たことあるんだよなあ。」と考え込む。
そう。僕がこの日はサンタ役を仰せつかり、「ホッーホッーホッー!」と言いながら、プレゼントを配ったのだ。子どもたちは大喜びで、僕も楽しかった。
次男は、「本当にパパだったの?」とまだ疑いつつ、今日の夜は、本物のサンタが窓ガラスを割って入ってくるのを楽しみにしている。
友達と携帯で「サンタに何お願いした?」と聞いていて、次男は、「パソコン」って答えていた。そんなのは持ってきてくれるのだろうか? 本物のサンタは。。。
クリスマス、家族でこんな会話ができるのも素敵なプレゼントだ。今日は僕にも、本物のサンタがプレゼント持ってきてくれないか、ドキドキしながら眠りにつこう。
写真は、2016年のクリスマスイブの写真。
メリークリスマス
みなさま、良いクリスマスをお過ごしください。
堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー