鬼はどこにいる?

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

節分を楽しむ。

今日は、節分だ。子どもたちがまだ小さい頃は、長女の友だちを家に呼んで、みんなで手作り恵方巻をつくり、その年の方角に向かってみんなで恵方巻を食べたものだ。そして、僕は赤鬼になり、子どもたちに豆をぶつけられるイベントをよく催した。長女の保育園の頃から仲が良かった同級生とは、小学校の6年間も1クラスしかないので、みんな仲が良く、家族みんなでキャンプに行ったり、よくいっしょに遊んだ。

子どもたち6、7人が僕が変装した鬼に向かって、豆を投げてくる。覚えているのは、本気で怖がっている子どもが、僕に積み木を投げてきて、めちゃくちゃ痛かった。。。桃太郎に出てくる鬼の気持ちが分かったような気になった。

それも、彼らの中学受験とコロナ禍を経て、すっかりなくなってしまった。今は家族だけで節分を楽しむようになった。しかも恵方巻きは、手作りにするのも面倒なので、近くの寿司屋さんで予約注文する。鰯は、冷凍のものを焼いて食べた。鬼の衣装も、体重増によって着られなくなった。今は、スーパーでもらったお面だ。

今年は、息子たちと、東北東に向かって恵方巻を食べて、豆まきをする。「鬼は外、福は内。」と言ったところで、鬼はどこにいるのだろうか、という話になった。日本の文化や仏教界で言われている鬼の話をきいたことがある。鬼は、「隠(おん)」という言葉を由来として、自分の心に隠れた煩悩らしい。鬼に色の違う5種類の鬼がいるらしい。

みんなの自分の心の中にいる鬼である煩悩に打ち勝つために、豆まきがはじまったのだろうか? 子どもたちと、自分たちの心の中にいる鬼の中で、どんな鬼を追い出すのか、なんて話をした。

【赤鬼】は、あれ欲しい、これ欲しいという欲だ。子どもたちは、サッカーのユニフォーム欲しい、ゲームをしたい、寿司食べたい。焼肉食べたい。いつも、あなたたちの中で大きく居座っている鬼だぞ~。僕もついつい暴飲暴食をしてしまうのは赤鬼がつねにいるんだろう。

【青鬼】は、すぐに怒ってしまう心だ。すると、子どもたちは、パパのことだ、と言う。いやいや、怒っているのは、あなたたちが時間にルーズだったり、他の鬼が出てくるからでしょ?

【緑鬼】は、ついついさぼってしまう怠慢の心だ。受験勉強をしていた息子が、ついつい漫画本を読んでしまったり、こっそりとYouTubeを見てしまったり、か。まあ、息抜きは分かるんだけれども、息抜きの時間しかしていないと、いつも思っていた。僕も、確かに気持ちが乗らないときはあるなあ。

【黒鬼】は、疑いの心だ。ちょっとしたことで、心配になってしまうこともこの黒鬼だろうか? 中学受験でいうと、子どもたちは、トイレに入ったら、2時間とか出てこなかったので、トイレで漫画でも読んでいるのではないか、と疑っていた。

【黄鬼】は、自己中心的な心や後悔と言われている。利他の心をもてない自分勝手な行動だろう。サッカーの試合でも、あのときにフリーの選手にパスを出していたら、というシーンはたくさんある。ついつい、自分がシュート決めたいと思って、ドリブルで突っ込んだりして、カウンターにあうような状況かな、なんて話をした。

それぞれの鬼が、必ず人の心の中にいる。子どもたちとは、うまくこの鬼と共存しながら、自分の中の鬼と対話して、鬼が大きくならないようにコントロールすることがウェルビーイングな生き方かもね、という話をして、節分を楽しんだ。

また、昔のように友だち家族を呼んで、鬼退治大会をやりたい。今年は、もっともっと日本の文化にある催事を楽しみ、なぜその催事が行われるようになったのか考えて、ウェルビーイングな生活を手にしたい。

中学受験で離れていたサッカーに復活。

長男の中学受験が終わったら、小学生最後のサッカーに復活しようと決めていた。所属チームには、夏休みから一回も行かず、塾通いの日々になった。久しぶりに、ユニフォームとシューズを着ると、ぴちぴちだしシューズは入らなかった。

あと2か月しかいないチームのユニフォームはさすがに買うのはむずかしいが、シューズは買いにいくことにした。いつも買っているサッカーショップに出かけ、地下にあるキッズ用のシューズを買おうと思ったら、サイズが26㎝なので大人用のフロワーに行ってください、と言われる。いつの間に靴のサイズが26cmとかになったのか?

息子とシューズを選びながら、僕も息子たちとの朝練を復活しようと思った。この2か月で、僕の体重は5kg増えた。息子と中学受験をいっしょに伴走しながら、暴飲暴食を繰り返してしまったのだ。せっかく3か月の自力整体で痩せたのに、また元の体重に戻ってしまったのだ。自分の中にいる5つの鬼がたくさんでてきた結果だろう。大きくなった鬼と、大きくなったお腹をなんとかしないとと思いながら、もう一度ダイエット計画を目論むことにする。

夜は、サッカー日本代表がアジアカップの準々決勝を闘った。1-2の惜敗。僕は、毎回サッカー観戦をすると、監督気分や選手気分で見てしまうのだが、今回の試合は昭和の頃の日本代表に戻ったような感じに感じた。そして、選手同士や監督と選手の間での絆が薄れているように感じた。

なんとなくの違和感は、お互いが信頼している感じ薄れているように思ったのだ。個人の実力不足というのはあるかもしれない。選手間同士の相性もあるだろう。気持ちの面が大きい気がする。ベンチもふくめたチームの一体感を感じなかったのは僕だけではないと思う。ぜひ、日本代表には、お互いがリーダーシップをとって、チームの絆を復活してくれることを願う。

僕らは、鬼を大きくしないように、そして鬼が外に出てこないように、鬼と向き合いながら生きていく。「鬼は外、福は内。」ではなく、「鬼は小。福は大。」で、ウェルビーイングな生活を送れるように、日々精進だ。

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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