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心と身体を健康にする「旅コンテンツ」が集結!国際ウェルネス ツーリズム EXPOに行ってきた

国際ウェルネス ツーリズム EXPO

観光で今注目を集めているのが、旅行を楽しむだけでなく“心と体を健康にする”「ウェルネスツーリズム」だ。自然やリラクゼーション、医療など様々なアプローチでコンテンツが集結した「第1回 国際ウェルネス ツーリズム EXPO」が5月10日-12日に国際展示場で実施された。Wellulu編集部プロデューサー堂上研とライターの齋藤優里花がこのイベントに参加し、旅行分野で行われているウェルビーイングな取り組みを探る。

日本初の“ウェルネスツーリズム”の専門展

2023年5月に実施された「第1回国際ウェルネスツーリズムEXPO」は、心と体を健康にする世界の旅コンテンツが集う日本初の“ウェルネスツーリズム”の専門展。3日間で5000人以上の来場を記録した。

国際ウェルネスツーリズムEXPO

ネイチャーアクティビティゾーン、ワーケーションチームビルディングゾーン、リラクゼーションゾーン、医療ツーリズムゾーンなどが設置され、医療機関や自治体、旅行会社など77の企業・団体が参加している。

島根県産のオーガニック植物油で行うハンドマッサージ体験

まず訪れたのは、ご縁・美肌の視点からウェルネスツーリズムを提案する島根県のブース。出雲大社を有し、日本創成を描いた神話の地でもある島根県。松江しんじ湖温泉なにわ一水では、美肌泉質の温泉や、島根県産のオーガニック植物を使用した浸出油で行うハンドマッサージで心身のウェルネス向上を提供する。

島根県のツーリズム

ブースでは松江しんじ湖温泉なにわ一水の「SPA-雫-」のハンドトリートメントを無料体験!美容に良い薔薇の雫、疲労回復に効く雲州人参の雫、血行の滞りを良くする出雲生姜の雫などから好きなものを選ぶと、それらと温泉水を混ぜたオイルトリートメントを実施してくれる。数分間のトリートメントでも、優しい香りと腕の凝りが癒され、体が緩んでいくのを感じる。

島根県のツーリズム

現地の「SPA-雫-」では、「ほぐしブースター温泉」として美肌効果が認められた松江しんじ湖温泉で体を癒してからトリートメントするのがおすすめだそう。旅館は全室がモダンなデザインのレイクビューでうち20室は湖を望む露天風呂または展望風呂付き。

島根県のツーリズム

トリートメントオイルの原材料は全て島根県で栽培されており、農薬・化学肥料は使用していない。有機農法の出雲生姜は外部から菌が少しでも持ち込まれると栽培できず、一旦植えると5年は同じ畑で生産ができないなど、条件が厳しい中で生産されたもの。

島根の植物の優しい香りと、英国IFA国際アロマセラピストの資格を持つセラピストの技術によって、体と心がほぐれるツーリズムが体験できそうだ。

高野山の宿坊で体験できる阿字観瞑想

和歌山県高野山の宿坊・恵光院ブースでは、阿字観(あじかん)瞑想の体験ができた。

阿字観瞑想

阿字観瞑想とは、無の状態を目指す瞑想とは異なり、仏や宇宙と一体となる感覚を味わう瞑想法。数分の体験だったが、僧侶の指導の元瞑想してみると、展示会の喧騒が遠のいていくのを感じる。

恵光院に宿泊すると瞑想や写経、祈祷に参加することができ、夜には高野山在住の僧侶がガイドする夜の奥之院ツアーも。1泊2日、現実から離れ、精神を整える時間が過ごせる。

阿字観瞑想

自然環境で過ごすリラックスタイム

ウェルネスツーリズムを推進しているのは、日本だけではない。韓国の国立山林治癒園では、森の中を歩くことで血圧を下げ、ストレスホルモンの減少や安定した状態を示す脳波「アルファ波」やアンチエイジングに役立つ「抗酸化酵素」を増加させる森の中で過ごす「森」テラピーを提供。

韓国の国立山林治癒園

木材や黄土など自然の素材を使用して建てられた宿泊施設に泊まることもでき、電波の届かない環境で森を眺めながらデジタルデトックスができる。

長野県の白馬・八方尾根にある「Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN」では、ワンランク上のラグジュアリーな自然体験を実現。キャンプブランドSnow Peakが手がけたグランピングサイトで、白馬八方温泉や星降る夜、夕食はイタリアの星付きレストランで修行したシェフによる料理を堪能。長野県産の希少なワインを嗜みながら、山々を眺めることができる。アフリカのサファリで世界中のセレブが訪れる“真のグランピング”と同様の体験ができるのは、日本随一だという。

その他にも、草津や伊香保など温泉地で知られる群馬県では、ヨガや森でのヒーリング体験ができる「リトリートモデルプラン」を提案。日常から離れ、心と体を癒す体験を提供している。

国際ウェルネス ツーリズム EXPO

人間ドックを旅先で。トータル医療ツーリズム

ウェルネスツーリズムには、医療に特化したプランもある。

トータル医療ツーリズム

グーテライゼ合同会社が提供する旅行プランには奈良県の観光や宿泊と一緒に最新の医療機器を駆使した高級な人間ドックが付いている。海外の富裕層が、再生医療や精密人間ドックを目当てに日本に来るケースも多いのだという。健康に特化した「トータル医療ツーリズム」だ。

その他、旅先でもセラピストと会話しながらリハビリができるITツールを活用した、リハビリ中でも旅行ができるサービス「REHAt」(株式会社 REHA・ツーリズム)など、医療と旅行の融合でウェルネスを実現するというのも興味深い。

トータル医療ツーリズム

ツーリズムでウェルビーイングに

自然と調和していく感覚や、日々の生活で忘れがちな自分の体・心と向き合う時間を提供するサービスが多数あることを知ることができた。
また、人間ドックやリハビリ等の医療は今まで旅行と関わりが薄かった分野のように思える。しかし本来人間の健康にはメンタル面での安定は欠かせず、自然環境や新たな出会いを提供できる旅行との相性は高いと感じた。高齢者社会が加速している日本において、より需要が増していくコンテンツではないだろうか。

忙しい日常から離れ、非日常体験との出会いが待つ旅行は、多くの人たちにとってウェルビーイングを高める助けになってくれるはずだ。

堂上 研さん

Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

齋藤 優里花さん

ライター

慶応義塾大学文学部卒業。JTB首都圏(現:JTB)、リクルートコミュニケーションズ(現:リクルート)にて勤務したのち、独立。マーケティングからweb制作ディレクション、取材・ライティング、メディア運営と幅広く活動。幼少期の海外在住経験や、大学時代にシェイクスピアについて学んだ経験から、芸術が自身のウェルビーイングに必要不可欠。

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