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ジムが続かない理由と対策は?過去通っていた500人に聞いた継続事情も紹介

「ジムに通ってみたものの、このままトレーニングを継続できるか不安」「ジムに通いたいが続けられるか心配」という悩みを持っている人は意外と多いのでは?

今回、ジムに通っている400人/ジム通いを辞めてしまった500人を対象に「ジムが続かない理由」「通うのが面倒になった時期」などを調査。

さらに、会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」最高技術責任者の中野ジェームズ修一さんに、ジムを続けるためのコツについて聞いた。

この記事の監修者

中野ジェームズ修一さん

フィジカルトレーナー

アメリカスポーツ医学会認定運動生理学士として、運動の大切さを広める活動を行っている。
2014年からは青山学院大学駅伝部のトレーナーも務めており、東京神楽坂にある会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」で一般の方やアスリートを指導。
「科学的根拠に基づき、必ず結果を出す」が合い言葉で熱意のある指導を常に心がけている。

目次

ジムが続かない理由は?過去に通っていた500人にアンケート

体重を落としたり、身体を引き締めたりといった目に見える変化が現れるまでには一定の期間が必要だが、そこまで継続できずに辞めてしまう人も少なくない。実際にジムに通ってみたものの、途中で挫折してしまった500人にアンケートを実施。どういう理由が多いのかを調査した。

【アンケート概要】
対象:クロスマーケティング QIQUMO利用者
手法:クロスマーケティング QIQUMO利用者に対してのウェブ調査
期間:2023/2/13~2023/2/20
回答数:500人
その他:アンケート結果の%の小数点以下は省略して記載

中でも「忙しくて時間がとれなくなった」という意見が一番多かった。ほかには「なかなか効果が出なかった」「ふとしたきっかけで面倒になった」という意見も。またその他の内訳としては、

  • 料金が高い:7%
  • 筋肉がついている実感がない:6%
  • トレーニングのやり方がわからなかった:4.8%
  • 目的が明確でなくモチベーションが下がった:4.4%
  • 目標が高すぎて挫折した:1.8%
  • それ以外:4.6%

という回答結果になった。

忙しくなっても通えるような工夫をしたり、トレーニングに飽きないようにしたりすることも継続するための重要なポイントといえそう。

ジムに通い続けるための9つのコツ

ジムでのトレーニングを継続するには「中長期的な目線で取り組む」「休む日を決める」などいくつかのコツがある。

ポイントを知り、自分に合ったトレーニングをすることがジムを継続するポイントに。

中長期的な目線で取り組む

トレーニングを始めてもすぐに身体的な変化や効果が出るわけではないので、継続して取り組むことが大切。

たとえば、パーソナルトレーナーをつけて週に1~2回のトレーニングをしても、目に見えて筋肉がついたり、体重や体脂肪率の変化が出るのは最低でも2〜3ヵ月かかる。

また、トレーニング方法が適切でないとさらに時間がかかり、モチベーションも下がってしまう。

なるべく短い期間で成果を出すためにも、最初に正しいトレーニング方法を身につけるようにしよう。

目標だけでなくどうやったら達成できるかも考える

「3ヵ月後に5キロ痩せたい」「ウエストを10センチ絞りたい」といった目標を決めるだけでなく、その先が重要なポイント。

目標を達成するには、どのようなトレーニングを週にどれくらいする必要があるのか、今の生活でそのトレーニング時間を確保できるのかを考える必要がある。

なんとなくの目標を決めて、やみくもにトレーニングをしても目標達成は難しい。

目標設定やトレーニングの方法がわからない人は、パーソナルトレーナーに相談してみよう。過去の運動歴や筋肉を作った経験、どれくらいの頻度で運動できるのかを加味したうえで目標を設定してくれる。

小さな成功体験を積み重ねる

はじめから大きな目標を掲げると、達成するまでに時間がかかってやめてしまったり、挫折してしまったりしやすい。

一方で、簡単にクリアできる目標だけだと達成感が得られにくい。

そのため、「難しいけれど頑張れば達成できそうな目標」を設定し、小さな成功体験を繰り返し積んでいくのがトレーニングを継続するコツ。

設定した目標をクリアできたら、トレーニング内容や時間・頻度を見直して、徐々に難易度を上げた目標を設定していこう。

【目標達成のコツ】

  • ジムに通える頻度と目標がちゃんとマッチしているかを考える
  • 長期目標だけでなく短期目標も決める
  • まずは体重の変化ではなく、週にどれくらい運動するかを目標にする

0か100かで考えない

自分が決めた目標を100%達成できなくても、「やらないよりは確実に効果があった」と考えることでトレーニングに対するハードルを下げることができる。

たとえば、「有酸素運動を30分する予定だったけど、15分しかできなかった」「体重を3キロ減らすことが目標だったけれど、1.5キロしか減らせなかった」としても、失敗ではなく50%は達成したことになる。

たとえ短時間でも、まったくやらないよりは効果があったという気持ちでトレーニングを継続していこう。

休む(サボる)日も決めておく

「毎日必ず運動をしよう」「週に○回は絶対にジムに行く」という目標を決めてしまうと、仕事が忙しかったり、急な用事が入ったりしてジムに行けないとモチベーションが下がってしまう。

そのため、「この日は休みにしよう」とあらかじめ決めておくことが継続のコツ。

また、休みの日を決めることで「それまではトレーニングを頑張ろう」という気持ちにもつながりやすくなる。

ジムのサポートやパーソナルトレーナーを活用する

独学でやろうとしても、マシンの使いかたやトレーニング方法がわからなかったり、思った結果が出せなかったりすると、モチベーションが下がってしまうことも。

そんなときはジムに在籍しているトレーナーに相談したり、パーソナルトレーナーをつけたりして、自分に合ったマシンや正しいトレーニング方法を教えてもらおう。

また、マシンの使い方やトレーニング方法だけなく、食事のカロリーや栄養バランスのアドバイスなど、身体作りをトータルでサポートしてくれるので、より効率よく目標達成が目指せる。

自分にとって通いやすい(続けやすい)ジムを選ぶ

自宅や職場などから通いやすい場所にある、24時間営業しているなど、自分の生活スタイルに合ったジムを選ぼう。

マシントレーニングのみ、プログラムレッスンも実施しているなど、各ジムによってその特徴はさまざま。

見学や体験で実際にジムに行ってみて、マシンの種類や設備、スタッフが常駐しているのかなどもチェックしよう。

また、1人でジムに通い続けるのが難しい人は、パートナーや友人と一緒に通えるジムを選ぶのも1つの手。

手間を省く工夫をする

ジムに行くための持ち物を毎回準備するのは面倒に感じることも。

そんなときは、ジムに行く専用の鞄を用意しよう。必要な道具は常に入れておき、タオルやウェアも洗濯後すぐにしまえばジムに行く前に準備する手間が省ける。

ジムによっては専用ロッカーを契約できるので、トレーニングシューズやお風呂道具(シャンプーやリンスなど)、スキンケア用品など持ち帰る必要のない道具は置いておくのも1つの手。

また、タオルセットやウェアなどをレンタルできるジムもあるので、上手に活用しよう。

トレーニングの記録をつけて変化に気づけるようにする

トレーニングをはじめる前に、体重や体脂肪率、トレーニング内容を記録できるアプリをインストールしておこう。

記録を続けていくことで、少しの変化にも気づき達成感が得られる。また、前回、前々回にどんなトレーニング内容をしたのかを見返すのにも役立つ。

アプリだけでなくSNSに記録する方法もおすすめ。同じようにトレーニングをしている人とつながることができ、進捗を共有して励ましあったり、トレーニングに関する情報交換をしたりできる。

ジムに通っている400人に聞いたジム通い事情

最後に現在ジムに通っている400人に「ジム通いがつらくなることはあるか」「つらいと感じたのはいつごろか」についてアンケートで聞いてみた。

【アンケート概要】
対象:クロスマーケティング QIQUMO利用者
手法:クロスマーケティング QIQUMO利用者に対してのウェブ調査
期間:2023/2/13~2023/2/20
回答数:400人
その他:アンケート結果の%の小数点以下は省略して記載

定期的にジム通いがつらくなる・やめようと思うことはありますか?

ジムに通っている人、400人を対象に質問したところ40%以上の人は定期的にジムに通うのがつらくなったり、やめようと思うことがあると回答した。

継続して取り組むには運動を習慣化させ、なるべく楽に通うための工夫をすることが大切。

ジムに通うのがつらくなったのはいつ頃ですか?

ある程度トレーニングを続けてみたものの、変化が出なかったり、仕事が忙しくなったりといった理由でモチベーションが下がってくる人が多いよう。

また初日や1ヵ月以内でつらいと感じたことがある人も多かった。

早期に挫折しないためにも、最初に正しいトレーニングを覚えて、少しずつ目標をクリアしていこう。

 

 

 

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