ジムの服装を選ぶ際、「運動するときはどういう服装がいいの?」「避けたほうがいいものはある?」など、具体的にどういう服装や格好がいいのかわからない人も意外と多いのでは?
今回はパーソナルトレーナーのつむらみおさんとスタイリストの工藤満美さんに「女性がジムで運動する際に適した服装」をアイテム別に伺った。
また、女性ならではの「あると便利な持ち物」についても紹介しているので、これからジムに通う人はチェックしてみて。
この記事の監修者
つむら みおさん
パーソナルトレーナー
工藤満美さん
スポーツファッションスタイリスト
自身がランニング、フィットネスが趣味であることから
スタイリスト目線と機能面を合わせたスポーツシーンのファッションを提案している。
媒体やトークショーなどでスポーツの魅力も発信。
ウルトラトレイルランニングでは数々の大会で完走経験を持つ。
女性がジム通いに必要な服装・持ち物の基本知識
揃えておきたい基本5点セット
ムに通う際には、以下のものを揃えておこう。
【ジムに行くときに必要な持ち物】
- トレーニングウェア
- トレーニングシューズ
- タオル
- ドリンク(基本的には水でOK)
- グローブ(筋トレをする場合、必要に応じて用意)
トレーニングウェアについては、基本的に運動ができる格好であればOK。運動をしていると汗をかくので、速乾性のあるものがおすすめ。運動の妨げにならないよう、伸縮性の高いものが向いている。周りの目もあるので、露出が高すぎる服は避けておこう。
シューズも動きやすいものであればOK。スパイクや革靴、サンダルなどケガにつながるものはNG。店舗によってはルールを設けている場合もあるので、事前に確認を。
グローブは、マシンを掴む際にストッパーの役割を果たしてくれるので持っていると便利。グローブなしだと肌が擦れたり挟まったりして、マメができてしまうこともあるため、必要に応じて用意しよう。
筋トレ初心者の人はTシャツ&長ズボンのような、身体のラインを気にせずに器具が肌に直接触れることの少ない服装が無難です。また、厳密にはトレーニング内容によっても適切な服装は変わります。例えば、スクワットをするときは、ショートパンツ(もしくはひざや股関節の可動域を妨げない長ズボン)が適していると思います。トレーニングに慣れるにつれて、メニューに合わせた服装を取り入れることも検討してみてください。
ジムに通う用のスポーツバッグは容量と機能面を考慮して選ぶ
ビジネスバッグや通常のカバンは、容量が小さく、耐久性が低いものが多いため、ジム用のスポーツバッグがあると便利。
20L〜50Lの容量のものが一般的に販売されていて、ウェアやシューズ、アメニティなども持参する場合は30Lくらいを目安に。スポーツウェアでジムに通う、シューズはジムに置いておくといった場合は20Lの小さめでも十分。
リュックタイプを購入する場合は、背中が汗蒸れしないよう、通気性のよいものを選ぶのがおすすめ。雨天でも安心して使える撥水性のあるもの、ペットボトルホルダーや収納ポケットがあるタイプが使いやすい。
【ジム用バッグの種類】
・トートバッグ
メリット:ビジネス対応のデザインがある。荷物の出し入れがしやすい。
デメリット:ボストンやリュックに比べると容量は小さいので、荷物が少なめの人向き
・ボストンバッグ
メリット:開口部が大きいので視認性が高く、荷物の出し入れがスムーズ。ショルダーストラップ付きがほとんどなので重くても持ち運びやすい。
デメリット:置くときに場所を取るので、自転車やバイクでジムに行く人やジムのロッカーのサイズが小さい場合は不向き
・リュック
メリット:持ち運びがしやすく、両手が自由になって重さも感じにくい。容量の幅が広く、ジムで必要な荷物の量に合わせて選べる。
デメリット:荷物の視認性が低い。
【耐久性を重視したい人におすすめの素材】
・ナイロン
・ポリエステルとナイロンの混紡素材
・リップストップ生地
・コットン生地
・コットンリネン生地
・ジュート生地
【ジム用スポーツバッグ】おすすめブランド
- emmi
多様化するライフスタイルに沿ったスタイリングを提案しているブランド。デザインがシンプルで、アウトドア感が強すぎず、オフィスからジムに直行する人にもおすすめ。パソコンが収納できるサイズや撥水素材のアイテムなど、トレーニングする人に嬉しいポイントが詰まったアイテムが多い。 - ゼクシィミックス
韓国発の注目ブランド。カラフルでおしゃれなデザインはもちろん、通気性のある仕様や、撥水加工が施されているバッグもあり、コスパよく機能性とトレンド感を両立させたい人にもおすすめ。 - lululemon
トレーニングから通勤などの日常にも対応できるデザインや、素材にこだわったアイテムを展開しているlululemonなら、旅行にもぴったりな大きめサイズのアイテムも豊富。シューズ入れや水筒がしまえるポケットがついているバッグもあり、実用性とデザイン性を兼ね備えている。
手ぶらで通いたい人はレンタルという選択肢もある
スポーツジムによってはウェアやシューズのレンタルをおこなっている。有料オプションで利用できるジムと、月会費やコース費用にレンタル料が含まれているジムもある。
手ぶらで通えるのは大きなメリットだが、別途料金が必要なジムの場合は、長期的に見るとコストとしては大きくなる。
着心地が悪いと、モチベーションやパフォーマンスも低下してしまうので、ウェアの着心地は大切。
とくに足は一人ひとり形が違うため、ほかの人が使用した後のシューズは、サポート力が低下したり、適切な形になっていなかったりする場合が多く、履き心地が悪いことに加え、ケガの原因になる可能性も。
レンタル品が必ずしもよいものとは限らないので、自分の好きなものを揃えておくのがおすすめ。自分の好きなウェアやシューズを着ることで、トレーニングのモチベーションも上がり、お金をかけることでジムに通うための意識も高まる。
女性がジムへ通う際に揃えておくべき服装アイテム
ジムに通う際に揃えておきたい服装アイテムは、以下の通り。
【揃えておくべき服装アイテム】
- トップス
- ボトムス
- トレーニングシューズ
- ブラトップ/スポーツブラ
- アンダーウェア
- ソックス
それぞれのアイテムについて、選び方のポイントを詳しく紹介する。
トップス
トレーニング中は汗をかくので、速乾性や防臭効果のあるものを選ぼう。
ファッション系のTシャツや綿100%のTシャツは、汗を吸って重たくなってしまうので、スポーツブランドのものを着用するのがよい。速乾性のあるポリエステルやポリプロピレン素材を使用したTシャツや、防臭効果のあるポリジン加工されたTシャツなどがおすすめ。
可動域が広く取れるよう、伸縮性の高さも大切。長袖は動きを妨げてしまう可能性があるため、半袖Tシャツやタンクトップがよく、寒さが心配な場合は、パーカーやジャージなど羽織れるものを持っていくとよい。肩周りのトレーニングをおこなう場合はノースリーブがおすすめ。
スポーツブラのみでトレーニングをすると「周囲の目線が気になったり」「ダンベルなどが体にぶつかってケガをしたりしてしまう」恐れもあるので、露出の高すぎる服は避けるようにしよう。ジムによっては規定でNGにしているところもある。
また、ダイエット目的でサウナスーツを着てトレーニングをしている人もいるが、汗が過剰に出たりこもったりするものは、脱水症状を起こしてしまう可能性があるので避けよう。
ブランドによって身幅の傾向などもあるので実際に試着してから自分にあったサイズを選ぶのがおすすめです
【トップス】コーディネートポイント
シンプルな柄や無地のTシャツをおしゃれに着こなすには、シルエットとコーディネートが大切。少しゆったりとした半袖のカットソーを選ぶとトレンド感がある雰囲気に。大きすぎると動きにくいので、身体から少し離れた、浮くようなサイズが理想。丈が短めのものはレギンスと合わせると脚長効果があり、スタイリッシュな雰囲気に。
カジュアルながらも洗練された印象にするには、ブラトップをあえて見せる「見せブラ」をレイヤードするのもおすすめ。鎖骨をきれいに見せるボートネックのカットソーは、小顔効果もある。
【トップス】おすすめブランド
- VUORI
少しゆったりとしたTシャツは大人っぽく、普段使いにも適している。速乾や防臭機能があるものも多く、見た目はカジュアルながら機能性も兼ね備えている。 - NERGY
ファッション性が高く、普段使いできるようなアイテムも豊富。脇肉が見えにくいカッティングにこだわったタンクトップなど、女性に嬉しいデザインも魅力。 - ユニクロ/H&M
手頃な価格でトレンドを取り入れやすい。Tシャツはよく使うアイテムなので、カラーバリエーションを揃えるのに最適。
ボトムス
トップスと同様、速乾性・伸縮性の高いものを選ぼう。
おすすめはスポーツ用のレギンス。関節の動きを邪魔しないため、可動域を広く取ることができ、着圧も少ない。下着のラインが気になる人は、Tバックを履くか、ライナーをつけてそのまま履く、もしくは上からショートパンツを着用するとよい。
足の太さが気になる人は、ジョガーパンツがおすすめ。最近は気になる部位がゆったりと作られているレギンスとジョガーの中間のようなデザインのものもある。
ヨガやピラティスをする場合は、ポーズのとりやすさを考慮してサポート力が強くないレギンスを選ぶとよい。
スウェットパンツは運動時に汗を吸って重たくなり、冷えの原因にもなってしまうのでトレーニングには避けるようにしよう。
【ジョガーパンツ】コーディネートポイント
ジョガーパンツはウエストがギャザーで絞られていることが多いので、ウエストラインを意識したスタイリングが大切。Tシャツやカットソーなどをジョガーパンツの上に重ねると、生地が重なってやぼったい印象になりがち。ショート丈のトップスを選ぶことで、ウエスト周りがすっきり見え、脚長効果も期待できる。
また、動いているときにお腹が見えるのが気になる場合は、ロング丈のカップ付きキャミソールやスポーツブラを選ぶのがおすすめ。動いてトップスが上がってしまってもお腹が見えることが少なくなるので安心してトレーニングができる。
【ジョガーパンツ】おすすめブランド
- DANSKIN
形がとにかくきれいなアイテムが多いDANSKIN。ジョガーパンツはどこのブランドでも展開されているが、脚がきれいに見えるほどよいシルエットや、大人っぽいニュアンスカラーのアイテムが充実しているのも魅力。 - ユニクロ
速乾性があり、扱いやすい素材感が魅力。シルエットがきれいで厚みも程よく、普段使いでもジムでも合わせやすいので1年中使えるアイテム。
【レギンス】コーディネートポイント
シンプルなトップスやチュニック、ロングカーディガンと合わせることで日常的にもおしゃれなスタイルが完成する。アクティブなシーンはもちろん、普段のカジュアルウェアとしても活躍する。
【レギンス】おすすめブランド
- Lululemon
価格は高めだが、耐久性とストレッチ性に優れていて、洗濯による伸びや色落ちが少ない。さらに、アジアンフィットの製品もあり、アジア人の体型に合わせたフィット感が得られる。とくにポケット付きのモデルはランニング時に便利で、携帯や小銭を収納できるため、手ぶらでの運動が可能になる。 - GU
シンプルなデザインでありながら機能性も高く、ハイウエストのデザインはお腹周りもカバーできる。安価ながら履き心地が良く、コーディネートしやすいので何色か持っていても重宝します。 - AUMNIE
カラフルな柄や色使いの個性的なデザインが特徴。いつも同じコーディネートになってしまう人にもおすすめ。
トレーニングシューズ
シューズは、メーカーやモデルによってサイズ感が違うため、必ず試着をして選ぶこと。
サイズが合っていないシューズでトレーニングすると、足が靴の中で動きすぎてしまい、正確なフォームでのトレーニングが難しくなる。ただし、ジャストフィット過ぎるとトレーニング中に足が痛くなる可能性も。
かかとの部分がしっかりフィットしているか、親指には少し余裕があるか、足の幅が合っているかを確認し、足に不自然な圧迫感がないものを購入するようにしよう。
サイズが合っていないシューズを履いてトレーニングを続けると、ケガのリスクが高まるだけでなく、運動パフォーマンスも低下する可能性があるため注意しましょう。
また、最初にシューズを購入する際、必ずしも高価なものを選ぶ必要はありません。トレーニングが継続するかどうかも最初は分からないため、最初は手頃な価格のものから始めてみてもよいでしょう。
サイズが合っていないシューズを履いてトレーニングを続けると、ケガのリスクが高まるだけでなく、運動パフォーマンスも低下する可能性があるため注意しましょう。また、最初にシューズを購入する際、必ずしも高価なものを選ぶ必要はありません。トレーニングが継続するかどうかも最初は分からないため、最初は手頃な価格のものから始めてみてもよいでしょう。
【シューズ】コーディネートポイント
白、黒、グレーなどのモノトーン系カラーで上半身をまとめ、足元に明るいカラーのシューズを選ぶと、シューズが強いアクセントになり、トレンド感アップ。
例えば、トップスにピンクの要素があれば、ピンクのアクセントが入ったシューズを選ぶなど、ウェアのカラーポイントをリンクさせることによりスタイリング全体に統一感が生まれる。より洗練された印象を求める人におすすめ。
また、レギンスと同系色のシューズを選ぶことで、足が長く見える効果が期待できる。ただし、ソックスはアンクル丈など足首が見えるタイプが好ましい。足首の肌が見えることで、すっきりとした印象になる。
【シューズ】おすすめブランド
- ナイキやアディダス、プーマなどのグローバルブランド
それぞれのスポーツカテゴリーやトレーニングに適した仕様でデザイン性の高い製品が多い。シューズに関しては機能や性能から選ぶことが大事。怪我のリスクを減らすためにも適切なシューズ選びを心がけよう。 - On(オン)
ランニングを中心としたブランドで、やみつきになる履き心地のよさとクッションが人気。とくにランニング系の有酸素運動を始めたい初心者や、足に優しいシューズを求める人にぴったり。ユニークなチューブ状のソールは足の疲労を軽減し、怪我を防ぐためのサポートをしてくれる。
有酸素運動の場合
有酸素運動をおこなう場合は、クッション性があり、横の揺れに強い「ランニングシューズ」を選ぼう。快適に走ることに特化してつくられているため、有酸素運動をメインにおこなう場合はランニングシューズが最適。
また、エアロビ、ズンバ、ボディアタックなど、激しく動くダンス系の運動をおこなう場合は、横・斜め・回転する動きを伴うため、足首をサポートしてくれるハイカットのシューズがおすすめ。
足首のサポート力が弱いと、横や斜めに動いた際に、足首を痛めてしまう可能性がある。
筋トレの場合
筋トレをおこなう場合は、しっかりと足をサポートしてくれるトレーニングシューズを揃えよう。ウエイトトレーニングなどパワー系のトレーニングは、バーベルやダンベルなどの重さに耐えつつ、自分の足で踏ん張れることが大切。安定感とグリップ性能のある靴で足の指や足裏で床をしっかりつかめるようなソールを選ぶのがおすすめ。
また、マシンではなくフリーウエイトをおもに使用する人は、靴底がフラットなものを選ぶのがよい。中にはソールを薄くして素足に近い履き心地を実現しているものもある。ソールが硬いシューズが筋トレに向いているため、購入の際は検討してみよう。
ランニングシューズとは仕様が大きく異なるため、本格的にウエイトトレーニングをしたい人は専用のシューズを用意しよう。ブランドによって足の幅や甲の高さなどのつくりが微妙に異なるため、実際に試着してサイズが合うものを購入するのがおすすめ。
足の幅が広く合う靴が見つかりにくい人は、JIS規格によって定められている足幅のサイズ(A~Fサイズ)の展開が豊富なブランドやシューズを試してみて。
有酸素運動をメインにおこなうのか、筋トレをメインにおこなうのかによって、目的に合うシューズを選びましょう。また、本格的にトレーニングするようになったら、メニューによってシューズを使い分けることもおすすめです。
有酸素運動をメインにおこなうのか、筋トレをメインにおこなうのかによって、目的に合うシューズを選びましょう。また、本格的にトレーニングするようになったら、メニューによってシューズを使い分けることもおすすめです。
スポーツブラ(ブラトップ)
ジムで運動する際はスポーツブラを着用しよう。胸全体を包み込み、しっかりとサポートしてくれる。とくに有酸素運動は揺れの衝撃があるので、普通のブラで運動していると胸が垂れ下がってくる原因になる。
スポーツブラはサポート力が高く、身体にぴったりとフィットするのが一般的。バストの形に関わらず、自分に心地よいフィット感のスポーツブラを探すことが大切。
メーカーによっては種目別にスポーツブラを出していたりするので、目的と自分の身体にあったものを選ぶようにしよう。
また、有酸素運動と筋トレを一度におこなう場合は、長時間になることもあるため、サポート力を重視するよりは、動きやすく自由度の高い、筋トレ時のブラをそのまま有酸素運動にも使うのもOK。 オールマイティに使えるものもある。
ほか、ブラ選びの際は肩甲骨の動きを妨げないもので肩紐は細すぎないものを選ぶとよい。前屈みになったときもバストが見えないよう注意が必要。ボトムスとカラーを揃えると今風なコーディネートができる。
ブラトップのみに抵抗がある人は透け感のあるTシャツをレイヤードすると、トレンド感のあるコーディネートになる。
【タイプ別デザイン】
- クロスバックデザイン:肩紐が背中で交差するデザイン。動きやすさとサポート力があり、肩紐がずれにくい。肩周りの動きの激しい運動にぴったり
- レーサーバックデザイン: 肩甲骨周りが開いたデザイン。サポート力は中程度のものが多いので、筋トレなどにおすすめ
- 肩紐が幅広いデザイン:肩にかかる負担を分散させやすいので、バストサイズが大きい人にもおすすめ
- フロントジッパーデザイン:手前にジッパーが付いているので、着脱が他のタイプに比べて簡単。汗をかきやすい人や、着替えを手早く済ませたい人におすすめ
【スポーツブラ】おすすめのブランド
- AUMNIE
デザイン性も高く、機能性も備えた製品がバリエーション豊富に揃っているのでおすすめ。
有酸素運動の場合
有酸素運動は走ったり、動いたり、身体を長時間動かすため、バストにフィットしたサポート力の強いスポーツブラを使うのがおすすめ。胸が揺れると、胸を支えるクーパー靭帯に負担がかかるため、胸をしっかり包むブラトップを選ぼう。
筋トレの場合
筋トレはふんばる動作が多いので、サポート力が強すぎると疲れてしまう可能性がある。
腕を動かすことが多いので、関節の動きを阻害しないアイテムを選ぼう。肩甲骨まわりが開いたスポーツブラを選ぶと動作がスムーズにおこなえる。
ヨガ・ピラティスの場合
ノンワイヤーでサポート力の弱いものがおすすめ。肩甲骨や背中の動きを重視するので、背中に紐などがなく、布をつけているような感覚の付け心地のものを選ぶとよい。
肩周りの締めつけが強すぎるスポーツブラだと首や肩がこる原因となります。ホルターネック系のデザインは避けて、ショルダー部分をしっかりサポートしてくれるもの、クロスデザインのものを選ぶようにしましょう。
アンダーウェア
アンダーウェアはマストではないが、汗のべたつきやムレ、臭いの軽減、筋肉の無駄な動きを防ぎ、疲労軽減やパフォーマンスアップ効果が期待できる。
素材は心地よく着用できるものであれば何でもOK。ウェアから透けてしまわないよう、シームレスなものを選ぶとよい。
アンダーウェアの上にさらにトップス、ボトムスを重ねるため、通気性が悪いと、暑さやムレを感じやすくなってしまう。締めつけが強いものは血流を妨げてしまうおそれもあるので、通気性が高く・適切なフィット感があるものを選ぶようにしよう。
また、背中の部分にゴムのような素材が入っており、姿勢をよくするサポートをしてくれる商品も販売されている。姿勢が悪くなりがちな人は、姿勢改善の補助として取り入れるのもよい。
冷感機能が備わっているものだと夏場でも涼しく着用できますし、長袖を着ることで日焼け対策にもなるので検討してみてください。
ソックス
裸足でおこなうプログラム以外は、基本的にソックスの着用が必要。
必ずしもスポーツソックスである必要はないが、運動用につくられているスポーツ用ソックスは、足の負担を軽減してくれるなどのメリットがある。
5本指ソックスは、足指を自然に広げてくれるため、足裏の感覚や指を使う感覚を養うのに最適。土踏まずをしっかりサポートしてくれる「アーチサポート機能」があるソックスは、疲労軽減、パフォーマンス向上などの効果を期待できる。
また、足裏にシリコンのすべり止めがある靴下はズレに強くなり、正しい重心の維持をサポートしてくれる。
クッション性があり、疲労感や腰痛軽減のサポートができるソックスも販売されているので、足腰に自信がない人にはとくにおすすめ。
ソックスはトレーニング効果へ直接的に影響を与えるものではないため、トレーニングをサポートしてくれるものということを理解しておきましょう。
【ソックス】コーディネートポイント
シンプルなコーディネートにラインやロゴが入ったソックスを合わせるのが、今注目のコーディネート。スクール風やストリート風のスタイルが簡単に完成する。また、寒い時期には足首を覆うミドルソックスを選ぶことで、防寒も兼ね備えたスタイルになる。
【ソックス】おすすめブランド
- ナイキやアディダス
ライン入りやロゴ入りのソックスが人気で、ファッショナブルなデザインは普段使いに取り入れるのもおすすめ。 - ワークマン
滑り止め付きの商品は、激しいワークアウト時にも安定感があり、コストパフォーマンスも高い。 - Feetures
独自の着圧機能が特徴で、カラフルなデザインが豊富。ソックスで色を遊びたいときにおすすめ。 - スタンス
ユニークなデザインのソックスが特徴で、コーディネートにインパクトを与えられる。
女性のジム通いでウェアを選ぶときのポイント【基本編】
ウェアを購入する際は、以下のポイントに気をつけて選ぼう。
- 通気性がよくて汗染みができにくいものを選ぶ
- 「ジャスト」か「ややゆったり」のサイズ感のものを選ぶ
- 下着のラインが目立たないものを選ぶ
- 自分の肌に合っている色のものを選ぶ
- デザインの柄は顔や身体(骨格)に合うものを選ぶ
- モチベーションを上げてくれるものを選ぶ
- 露出度の高いものは避けて選ぶ
通気性がよくて汗染みができにくいものを選ぶ
グレーやベージュのウェアは、汗染みが目立ちやすい。一方で、白やレモンイエローなど明るめの色は、汗染みが目立ちにくい。とくに有酸素運動は汗をたくさんかくので、できるだけ汗染みが目立たないものを選ぶと、安心してトレーニングに集中できる。汗染み防止素材のウェアもあるのでチェックしてみよう。
汗の臭いが気になる人は、速乾性があるポリエステル素材のウェアや防臭素材を選ぶのもおすすめ。
また、洗濯の観点でも通気性の悪いものやコットンは乾きにくく、生乾きのようなにおいが気になることも。利便性に欠けることもあるため、乾きやすい素材を選ぶようしっかり意識しよう。
「ジャスト」か「ややゆったり」のサイズ感のものを選ぶ
運動のしやすさや着心地を考え、ジャストサイズのものか、体型が気になる部分をカバーできるややゆったりのサイズ感を選ぼう。
窮屈すぎるウェアは、締めつけの負荷がかかったり、関節の動きを邪魔してしまい可動域が狭くなったりする可能性がある。また、汗をかいた後はウェアが脱ぎにくくなるので、着脱の際にストレスになることも。
ただし大きすぎると、だらしなく見えるだけでなく、運動中にウェアがずれたり、シューズが脱げてしまったり、最悪の場合ケガにつながってしまう恐れもあるため注意しよう。
下着のラインが目立たないものを選ぶ
スポーツウェアの色によっては、下着が透けてしまうことも。また、素材や身体のフィット感によっては、色が見えなくても形が浮いてしまうこともある。
トレーニングに集中できるよう、できるだけ下着のラインが目立たないものを選ぼう。とくに白色は透けやすいので要注意。
ボトムスについては、Tバックタイプのアンダーウェアを選ぶと、下着のラインが見える心配が少ない。もしくは、ライナーなどを使用して、直接レギンスを履くのも一つの手。
女性の場合は、吸水ナプキンを使用して、特定部分のみをケアすることも検討してみて。
自分の肌に合っている色のものを選ぶ
肌の色によって、顔が明るく見える色と、くすんで見えてしまう色は一人ひとり異なる。合っていないカラーを着用すると、顔が浮いてしまったり、太って見えたりすることも。
ただし、どの色が自分に合っているかにこだわりすぎるとウェア選びがつまらなくなってしまうことも。
自分の好きな色で自分の個性を表すのも自己表現の1つの方法。似合っているかにとらわれ過ぎず、自分のお気に入りの一着を選んでみて。
色選びのポイント
色彩心理学に基づくと、モチベーションを上げたいときは暖色系がおすすめ。赤やオレンジなどの色はエネルギッシュな気持ちを促進しやすいといわれている。
一方でリラックスしたい場合は、心を落ち着かせやすい緑やグレー、ブラウンなどの自然に近い色(アースカラー)がおすすめ。また、集中力を高めたい場合は、青系の色もぴったり。青は集中力を高め、精神的な安定をもたらすといわれている。
最近のトレンドとしては、ペールトーンが人気。パステルカラーほど甘くなく、少しくすんだ落ち着いた色合いが特徴。とくに、ペールトーンのパープルやグリーンは組み合わせやすく、洗練された印象に。同じペールトーン同士の色をミックスしても使える。
ほか、モノトーンコーディネートもおすすめ。黒やグレーだけでなく、白いブラトップなどを差し色として取り入れることで、リズミカルでバランスの取れたスタイルに仕上がる。全身を黒でまとめるのではなく、色の組み合わせを工夫することが大切。
アースカラーもトレンドとして注目されていて、カーキや茶色系の色は、どんな年齢層にも合わせやすく、黒っぽい色に飽きた人にもおすすめ。
小柄な人や背が高い人に似合う色という概念はありますが、それに縛られることなく、自分が好きな色を着ることが重要です。
似合うかどうかは個人の感覚によるもの。他人が決めることではないので、自分らしさを大事にしてみましょう。自分に似合う色を見つける楽しさを味わってください。
デザインの柄は顔や身体(骨格)に合うものを選ぶ
【骨格タイプの簡単な見分け方】
- 骨格ストレート:上半身にボリュームがあり、バストの位置が高め。首が短めで膝下がすっと細くなっている。
- 骨格ウェーブ:上半身が薄めでバストバストやお尻の重心が低め。首が長く下半身にボリュームが出やすい。
- 骨格ストレート:全体的に肉感がなく、関節や肩甲骨が大きい。首や手首の筋が太く骨ばった印象。
骨格タイプや顔のパーツの大きさが合う柄といった観点から柄の選択を考えることもできる。例えば、細かい柄がかわいらしさを出したり、大きな柄は華やかな場合が。しかし、個人の好みも重要で、柄の選び方に絶対的なルールはない。
自分の好きな柄を選ぶことで、ファッションに対する楽しみや満足感が増したり、似合わないと感じてもどうやって着こなすか考えることで、センスを磨くことができる。
似合うかどうかは大切だが、それに囚われすぎると自分らしさを失いかねないので、お気に入りの柄にチャレンジしていこう。
好きなものを取り入れて、自分らしくいられることが最も大切なので参考程度にとどめましょう。
トレーニングウェアを選ぶ際も、テンションが上がるようなデザインや色を選ぶことで、トレーニング自体も楽しくなり、よりポジティブな経験につながります。
モチベーションを上げてくれるおしゃれなものを選ぶ
お気に入りのウェアを着用することで運動をするという気持ちに切り替わる。適当な格好だと周りの目が気になって運動に集中できない可能性も。
モチベーションアップのためにもお気に入りのウェアを揃えてからジムに行くのがおすすめ。
体重を減らす目的で運動をおこなう人は、「次にウェアを購入するときは少し小さめのサイズを選ぶ」という目標を立てる、痩せたら着たいウェアを決めておくなど、ウェアの目標を設定しモチベーションにつなげるのも効果的。
コーディネートポイント
ボートネックのように横に広がった形は首周りを美しく見せる効果がある。ただし、あまり広すぎると顔が大きく見えたり、スポーツ中に肩が露出しすぎることもあるので、ほどよい広がりのものを選ぶのがおすすめ。
色付きのスポーツブラを合わせることで、ちらっと見えるブラがファッションのアクセントになる。ベージュ以外の色柄も選択肢に加えてみるとよい。
全体の形では、身体から少し離れるようなトップスがベスト。あまりフィットしすぎると体のラインを拾ってしまうので気になる人は注意。
また、Tシャツ型のトップスは四角い形が多く、女性らしいボディラインを活かしづらい。代わりに裾がラウンドになっているカットソータイプがおすすめ。横から見たときに脚もきれいに見える。
自分がきれいに見えるとモチベーションアップに繋がるので、試着などを通して自分のボディラインがきれいに見えるものを探してみよう。
露出度の高いものは避けて選ぶ
ルールがあるジムも多いが、露出度の高いウェアは避けるようにしよう。胸元が大きく開いたTシャツなどはだらしなく見えてしまう。ジムによっては露出度の高すぎるウェアでのトレーニングが禁止されているところもあるので、気になる人はジムの規定も確認しよう。
また、「レギンスなしでショートパンツを履く」もしくは「白のレギンスを履く」と下着が見えてしまう可能性があるので注意。白のレギンスを購入する際は、試着をして前後の透け感を確認してから購入するようにしよう。
ジムで周りの目が気になると、トレーニングに集中できなくなり、運動効率も落ちてしまう。身だしなみはしっかりとチェックする習慣をつけて。
女性におすすめのジムでの服装コーディネート6選
女性におすすめのコーディネートをウェアのタイプごとに分けて以下の6パターンご紹介。
・「タンクトップ」×「パンツ/レギンス」
・「半袖」×「ハーフパンツ」
・「半袖」×「パンツ/レギンス」
・「長袖」×「ハーフパンツ」
・「長袖」×「パンツ/レギンス」
コーディネートのプロによる着こなしのポイントも合わせて紹介しているので、気になる人はチェックしてみて。
「タンクトップ」×「ハーフパンツ/ショートパンツ/ショートタイツ」
ジムではしゃがんだり足をあげたりする動作があるので、短すぎるショートパンツは避けるようにしよう。ゆったりしたシルエットのパンツにトップスが重なるとバランスが悪いのでトップスはジャスト丈にするのがおすすめ。
トップス ¥8,800/NERGY(ナージー)
ボトムス コーディネーター私物
シューズ ¥9790/New Balance(New Balance Japan Customer Service)
「タンクトップ」×「パンツ/レギンス」
「半袖」×「ハーフパンツ/ショートパンツ/ショートタイツ」
「半袖」×「パンツ/レギンス」
「長袖」×「ハーフパンツ/ショートパンツ/ショートタイツ」
「長袖」×「パンツ/レギンス」
【ぽっちゃり女性向け】ジムでの服装を選ぶ際のポイント
前述したポイント以外で、ジムでの人目が気になってしまう、ぽっちゃり体型の人がウェアを選ぶ際に意識すべきポイントをご紹介。
- 落ち着いた色味のものを選ぶ
- ゆったりとしたシルエットのものを選ぶ
- 細見えするデザインやワンポイントで工夫する
- 思いきって肌を見せるものを選ぶ
トレーニングに集中できるよう、気になる部分をカバーでき、自信を持って運動ができるウェアを選ぼう。
落ち着いた色味のものを選ぶ
色には、実際よりも身体のラインを細く見せてくれる「収縮色」と、太って見えてしまう「膨張色」がある。
寒色系カラーと呼ばれる、黒、紺、青などトーンの落ち着いた色のウェアは、収縮色にあたり身体が締まって見えやすい。
白やベージュなどのトーンが薄い色、オレンジ、赤、黄色などの暖色系カラーは、膨張色にあたり、実際よりも身体が太って見えてしまう場合が多いので選ぶ際は注意しよう。
また、淡い色のトップスにボトムスとシューズを暗い色の組み合わせにすると脚長に見える効果があり、トップスが暗い色、ボトムスやシューズを薄い色にすると上半身が締まって見える。
体型にコンプレックスがある人はぜひ参考にしてみて。
ゆったりとしたシルエットのものを選ぶ
トレーニングの観点からは、身体のラインが見えるウェアの方が、動きやすく運動フォームを確認しやすいというメリットがある。ただし、体型が気になってトレーニングに集中できなくなるという人は、自信が持てるウェアでトレーニングを開始して、身体の変化とともにウェアを変えていくのも一つの手。
二の腕や脚、お尻周りなど、気になる部分のシルエットがゆったりとして作られているものを選ぶと、体型をカバーすることができる。脚周りが気になる人は、ジョガーパンツなどを選ぶとよい。
ただし、あくまでもシルエットがゆったりと作られているものを指し、サイズ感は合っている前提。大きすぎる服で運動をすると、ケガの原因となる可能性も。
とくにインナーウェアに関しては、胸を守ったり、姿勢を崩さないようサポートしてくれたりする機能があるため、身体にフィットするものを選んでおこう。
コーディネートポイント
ドルマンスリーブのTシャツは肩から袖にかけて余裕があるデザインのため、腕周りを自然にカバーできる。オーバーサイズのTシャツもよいが、あまり長すぎると全体的に体が大きく見える可能性があるので、適度な長さが大切。
黒いウェアは一般に痩せて見えるとされるが、黒だけでコーディネートすると逆に存在感が強調されてしまうことも。黒を基調にする場合は、ほかの色とのバランスやアイテムのデザイン考えるとよい。
また、ショート丈のパーカーもおすすめ。フィットしたTシャツと組み合わせることで、体型カバーと同時にスタイリッシュな印象を与える。ショート丈は視線を上げ、スタイル全体をすっきり見せる効果がある。
最近ではグローバルブランドでも3L以上のトレーニングウェアを多く販売しているので、体型を自然にカバーしつつ、おしゃれを楽しむことができるウェアを探してみよう。
細見えするデザインやワンポイントで工夫する
細見えするためのコーディネートとして、主に身体の細い部分を見せるのがポイント。首、手首、足首は一般に身体の中で最も細い部分なので、これらの部分を適度に見せるとバランスがとりやすい。
さらに、縦縞が入ったデザインを取り入れるのもおすすめ。縦縞は目線を上下に導き、身体のラインを長く、細く見せる効果がある。一方、横縞は体の横幅を広く見せがちなので、スリムな印象を目指す場合は避けるのが無難。
腕につけるアイテムは細いものよりも少し太めの方が、対比によって細さが際立つ。トレーニングウォッチやバンドを身につける際は、大きめのものをつけるのがおすすめ。
また、髪をすっきりとまとめることで、首回りがすっきり見え、全体的に細見え効果がある。とくに、高めのポニーテールやお団子などは、顔周りをすっきりさせる効果が期待できる。
ほか、キャップやニットキャップなどの小物を上手に取り入れることで、全体のバランスを調整し、スタイリッシュな印象に。ジムでのトレーニングウェアには、こうしたアイテムが必ずしも適していない場合もあるので、ジムの行き帰りなど、シーンに合わせて活用してみよう。
思いきって肌を見せるものを選ぶ
気になる部分はどうしても隠したくなるが、ボリュームを持っている部分をあえて見せることで、スッキリとした印象になる。
例えば肩幅が気になる場合、首が締まっているTシャツよりも、首周りが開いているTシャツやデコルテラインが見えるシャツを選ぶのがおすすめ。
ふくらはぎが太いと感じている人は、ふくらはぎを隠すよりも肌見せすることで、脚が細く見えることも。とくに、ひざの少し下までの部分を見せると細見えするので、ハーフパンツなどを検討するのもよい。
【40~50代女性向け】ジムでの服装を選ぶ際のポイント
基本的には、自分が着ていてモチベーションが上がったり、恥ずかしくなければ気にせず好きなものを着ればOK。
ただし、若い年代と比べて明るい色や柄物の服は肌なじみが悪く見える場合もあるので、色選びが気になる人は、ショッキングピンクやネオンカラーなどの明るい色・柄物は避けるのが無難。
黒、白、紺などトーンの落ち着いたものを選ぶと、スタイリッシュにまとまるが、グレーは汗が目立つので、素材に注意して購入しよう。
また、40〜50代は、お腹周りや腰周りに脂肪がつきやすくなる年代。ウエストが気になる場合は、お腹全体を隠すウェアや、腰回りがゆったりとしたボトムスを選ぼう。オーバーサイズやロング丈のTシャツ、ジョガーパンツなどが向いている。
ゆったりとしているジャージも着用しやすいが、上下ジャージは部屋着感が強くなるのであまりおすすめしない。
コーディネートポイント
40~50代にはエレガントで洗練されたアイテムがおすすめ。黒や紺などのダークトーンは年齢を問わずに合わせやすく、とくに形やデザインにこだわるとよい。ギャザーやアシンメトリーなどのディテールが加わったトップスは、シンプルながらもスタイリッシュな印象を与えられるのでおすすめ。
柄に関しては、具体的なモチーフよりも抽象的なデザインがおすすめ。花柄などの具体的なモチーフは幼く見えることがあるため、抽象的な柄で成熟した印象を与えられる。落ち着いた色味の中に柄を取り入れることで、全体のバランスが取れ、上品なコーディネートに。
シルエットに関しては、適度なフィット感のあるものが理想的。あまりに身体にフィットしすぎると不自然に見えることがあるため、身体のラインを拾いつつも余裕のあるシルエットがおすすめ。とくに、ウエストラインが少しシェイプされているデザインは、スタイルをきれいに見せる効果がある。
ジム経験者のアンケートからわかったトレーニングウェア事情
ウェアは何着持っている?
トップス
持っているトップスの枚数は1~2枚程度の人が64%以上と、大半を占めているが、中には5枚以上持っているという人も。
週に1~2回ジムに通う程度なら洗濯して使いまわせる程度の枚数でも問題ないが、その時の気分や季節に合わせてコーディネートしたり、ジム以外でもアウトドア系の趣味がある人なら使いまわしたりもできる。
必要最低限揃えられればよいのか、コーディネートを楽しみたいのかでも枚数が変わってくるので、ウェアを買うときは「なにに使いたいのか」目的をはっきりさせてみるのもおすすめ。
ボトムス
ボトムスを1〜2枚程度持っている人が約67%と半数を超えている。3枚持っている人は約20%。
ハーフパンツと長ズボンそれぞれ持っておけば、トレーニング内容や温度に合わせて選ぶことができる。
自分に合っていて動きやすいボトムスや気に入ったデザインのものがあるなら、複数枚用意しておくのもおすすめ。
トレーニングするときの格好は?
「長袖 × 長ズボン」でトレーニングする人が約36%と1番多かった。一方で半袖でトレーニングする人をハーフパンツ、長ズボン合わせると約59%となっており、半袖でトレーニングする人が多いことがわかる。
トレーニングウェアをいろいろ組み合わせてみて、自分の動きやすいスタイルを探してみるのもおすすめ。
レギンスは持っている?
レギンスは持っていない人の方が多く、約62%となっている。
レギンスはズボンよりも身体にフィットするので、動きやすいことがメリットの1つ。一方で、身体のラインを拾うため恥ずかしいと感じる人もいる。
身体にフィットして見た目を気にしてしまう人には、ストレッチの効いた細身のズボンがおすすめ。
トレーニングウェアはどこで買った?
トレーニングウェアを店舗で買う人が多く、59%となっている。実店舗ならウェアの素材を実際に触ってみたり、試着したりできるのでおすすめ。
2番目に多いECモールでは、さまざまなブランドのウェアを比較して買うことができる。また、ECモール独自のセールやクーポンがある場合は、店舗より安く購入できることも。
トレーニングウェアを買うときの決め手は?
1番の決め手として多かったのは「価格の安さ」で約33%となっている。次に「素材」が30%、「デザイン」が約23%という結果に。
手頃に買える価格帯のスポーツウェアなら、複数枚でも購入しやすくおすすめ。また、トレーニングすると汗をかくのでベタつきや濡れた感じが気になる人はサラサラ素材や速乾性の高い素材でできたウェアを選ぶとよい。
【300名女性アンケート】人気のトレーニングウェアブランド
ここでは、300名の女性に実施したアンケートでとくに人気が高かったトレーニングウェアのブランドをご紹介。
購入の目安となる価格帯も紹介しているので、気になる人は購入するときの参考にしてみよう。
トレーニングウェア
ユニクロ:21.00%
アディダス:18.51%
しまむら:8.19%
その他:23.4%
ウェアの1番おすすめは「ナイキ」で約29%となっている。スポーツブランドならではの速乾性に優れた素材を使用しているウェアも多く、快適にトレーニングできそう。デザインやカラーも豊富で選びやすい。
2番目に挙がったのは店舗数が多く身近に感じられる「ユニクロ」で21%。サイズ展開も幅広く、自分の体型に合ったサイズがみつかる。
その他では、「アディダス」や「PUMA」などのスポーツブランドや「しまむら」や「GU」など衣料品チェーンストアをおすすめする声も見られた。
トップス
とくに人気があったブランドのトップス(Tシャツ)の価格は下記の通り。
長袖やパーカーなどでも価格は異なるが、ウェアを購入するうえで一つの目安にしてみよう。
【価格帯】
ボトムス
とくに人気があったブランドのボトムスの目安となる価格は下記の通り。
レギンスやランニングパンツ、ジョガーパンツなど、タイプによっても価格は異なるが、参考にしてみて。
【価格帯】
スポーツブラ
ワコール:19.27%
ナイキ:14.55%
GU:12.36%
アディダス:10.18%
その他:10.18%
スポーツブラのおすすめブランドは「ユニクロ」が1番で約33%の人が挙げている。ユニクロではエアリズムのさらっとした肌触りのものやクロップド丈のものなど、さまざまな種類が用意されている。
2番目にあがったのは主にインターウェアを販売している「ワコール」で約19%。HIGH・MEDIUM・LIGHTサポートと3つの種類があり、おこなうトレーニングや好みに合わせてサポート力を選べる。
その他には、「ナイキ」や「アディダス」などをおすすめする声もみられた。
下記では価格帯別にアンケートから分かった人気ブランドをまとめているので、参考にしてみて。
【価格帯】
シューズ
ナイキ:25.70%
ニューバランス:17.63%
その他:43.17%
シューズのおすすめブランドは「アディダス」が約27%、「ナイキ」が約26%と多かった。次に「ニューバランス」が約18%となっており、スポーツシューズを多く取り扱うブランドが人気。
シューズを選ぶ際はデザインだけでなく、自分の足に合う形がどうか確かめてから購入するのがおすすめ。
以下では価格帯ごとに人気だったブランドをまとめているので、靴選びの参考にしてみよう。
【価格帯】
ジムスタイル別でのおすすめのコーディネートポイント
ヨガや暗闇系フィットネスジムなど、ジムによっても雰囲気は様々。
ここではジムのスタイル別でおすすめのコーディネートをご紹介。
自分が通っていたり、通おうと思っていたりするジムの雰囲気に合わせたコーディネートの参考にしてみよう。
暗闇系フィットネスジム
暗闇系フィットネスジムに合うカジュアルウェアのコーディネートでは、暗い環境で映える色使いと大胆なデザインに挑戦してみて。
まず、全身ホワイトや淡い色のウェアは暗闇の中で際立ち、存在感を放つ。また、ネオンカラーや鮮やかな色使いも同様に効果的で、活動的な印象になる。これらの明るい色のウェアは、エネルギッシュでポジティブなムードを生み出す。
デザイン面では、大胆なカッティングやユニークなディテールが暗闇系フィットネスジムの雰囲気にマッチする。例えば、背中が大きく開いたトップスや、パターンが入ったレギンスなどがおすすめ。これらのデザインのウェアで、普段よりも少し大胆なファッションを楽しんでみて。
また、ウェアの機能性も重要。動きやすさを保証するストレッチ素材や、体型を美しく見せる効果もあるハイウエストのレギンスなどは、フィットネスを快適な時間にしてくれる。
暗闇系フィットネスジムのウェアは、自分自身を表現し、気分を高められる。明るい色や大胆なデザインを取り入れることで、活動的でポジティブなエネルギーを感じてみて。
ヨガ/ピラティス
ヨガやピラティスに合うナチュラルでリラックスした雰囲気のコーディネートには、アースカラーやペールトーンがぴったり。リラックス感とスタイリッシュさを兼ね備えたトレンドのカラーで、心地よい雰囲気をつくってみよう。
ブラトップとタイツの組み合わせが基本で、動きやすく、ポーズの際に邪魔にならないスタイルが理想的。タイツは黒などの無難な色を選ぶのもよいが、ペールトーンやアースカラーで統一したスタイリングが最近のおすすめ。レッスン開始直前まではパーカーや軽いカーディガンを羽織ると、リラックスしたスタイルに。
また、ヨガやピラティスはじわじわと汗をかく運動なので、吸湿性や通気性の良い素材を選ぶことが大切。ブラトップのみの恰好は他人の目が気になると思う人でも、女性だけのレッスンであれば意外と平気な場合も。
自分の気持ちを優先しつつ、好きな服装にチャレンジしてみよう。
体型を気にする場合は、ゆったりとしたカットソーを選ぶことも一つの方法。ただし、動きやすさを考慮して、逆立ちのようなポーズになっても、めくれ上がらないデザインが望ましい。カシュクールのようなデザインは、お腹周りをカバーしつつもスタイリッシュな見た目になるので、お腹周りが気になる人におすすめ。
ウェア選びに迷ったらセットアップがおすすめ
セットアップを選ぶ際は、トップスの丈に注目することが大切。最近はショート丈のトップスがトレンド。ショート丈は若々しいイメージがあるが、大人の女性でもシックなカラーリングを選べば上品に着こなすことができ、洗練された印象を与えられる。
ボトムスに関しては、動きやすさの観点からも裾がすっきりとしたデザインのものを選ぶのがおすすめ。ストレートやすぼまった形のボトムスは、全体のバランスを取りやすく、スタイリッシュな見た目に。
ウェアを着たままジムの行き帰りをおこなう人は、キャップやニット帽などの小物でアクセントを取り入れてみよう。また、黒っぽいセットアップには真っ白なスニーカーを合わせると、全体が暗くなりすぎないなど、色の組み合わせも大切。
セットアップのジャージを開けて着るスタイルもおすすめ。インナーには長めのブラトップなどを合わせて、少し肌を見せることで、アクティブでヘルシーな印象になる。
全体がダボダボとしてしまうと野暮ったく見えてしまうので、フィット感のあるインナーを選んでバランスを取ろう。また、全体のバランスを考えて、自分の体型や好みに合ったセットアップを選ぶことも重要。シルエットや色合い、デザインに注意しながら、自分に似合うセットアップを見つけてみて。
セットアップのメリット
セットアップは上下が揃ったデザインなので、コーディネートのバランスが取りやすい。見た目に統一感が生まれ、スタイリッシュな印象を与えることができる。上下それぞれほかのウェアと合わせることもできるので、着回しの利便性も高い。
また、セットアップはコーディネートいらずなので、とくにジムで着るウェアに悩む人や、ジムに行く準備に時間をかけたくないにもおすすめ。
セットアップを選ぶときの注意点
セットアップは、サイズが大きすぎると部屋着のように見えたり、野暮ったい印象になる可能性があるので注意しよう。
また、上下セットで購入する場合、一方がピッタリでも片方のサイズが合わないことがある。下半身はすっきり見えた方がスタイルが良く見えるため、下半身のサイズに合わせて選ぶとよい。
女性がジム通いのときにあると便利なアイテム
パーカーやレッグウォーマー(主に冬場)
ジムの中は暖房が効いているので、そこまで厚着しなくても大丈夫。パーカーやジャージなどを取り入れて寒い時期ならではのおしゃれを楽しむのも◎。
すぐに着脱できるレッグウォーマーやアームウォーマーがあると体温調節がしやすいのでおすすめ。選ぶ際は、通気性と保温性のよいものを選ぶと汗で冷えるのを防いでくれる。
暑くなると多くの人がウェアを脱ぐため、重ね着をするときはすぐに着脱できるような、ゆったりめのウェアがおすすめ。
また、寒いとどうしても筋肉が硬くなりやすいので、ジムの行き帰りで身体を冷やさないように気をつけて。
ヘアゴム・ヘアバンド(髪が長い人向け)
長い髪をおろしたままトレーニングをすると、汗で髪がくっついて運動の妨げになったり、マシンに髪の毛が巻き込まれる可能性も。
ヘアゴムは飾りが多いとケガにつながることもあるので、できるだけシンプルなものを選ぼう。運動後に予定がある人は跡がつかないタイプのヘアゴムがおすすめ。
前髪が気になる人は、ヘアバンドを着用しよう。
スキンケア用品・メイク用品
ジムによってはスキンケア用品が用意されていない場所もあるため、ジムでシャワーを利用する際には、メイク落としや洗顔料、化粧水などのスキンケア用品を持参することがおすすめ。
とくにサウナを利用する場合には、メイクをきちんと落とすことが重要。汗でメイクが流れるだけでなく、毛穴が適切に開かないと汚れが十分に排出されず、サウナの美肌効果を十分に受けられなくなる。
メイク用品に関する注意点として、運動前にメイクを落とさない場合でも、運動中に汗をかくことやシャワーの湯気によってメイクが崩れる可能性がある。運動後にメイクの崩れが気になる人は、メイク用品を持参するのがおすすめ。
シャンプー・トリートメント
ジムによってはシャンプーが置いていなかったり、置いていたとしても髪に合わなかったり、逆にきしんでしまうこともあるので、自分の好きなシャンプーやトリートメントがある人は持っておくとよい。
1回使い切りの個包装タイプを選ぶか、小分けのボトルに移し替えておくと持ち運びに便利。利用頻度が多い人は、ボトルなどを置いておくことができる、プライベートロッカーの利用を検討するのもおすすめ。
また、シャワーが無い場合はドライシャンプーを使うのも一つの方法。頭皮のべたつきなどをさっぱりさせ、帰宅時の不快感を軽減できる。
その他の小物類
マシンを移動する際に貴重品をまとめるための小さめのトートバッグがあると便利。
ランニングマシンやクロストレーナー、エアロバイクなどのマシンを使う人は、音楽プレイヤーや本(エアロバイクの場合)もあると◎。
小さめのトートバッグを選ぶ時のポイント
トートバッグはポリエステルやナイロンなど、水洗いできて乾きやすい素材のものを使うようにしよう。汗や汚れがついてもすぐに洗えて、清潔さをキープできる。
チャックがついているものは、他の人にバッグの中身を覗かれたり、落としたときに中身が散乱しない。
また、折りたたみできるタイプのバッグなら、普段使いのカバンにも入れやすいので、持ち運びがより楽になる。ジム前後に予定がある人や仕事帰りにトレーニングをしたい人にもおすすめ。
イヤホンを選ぶ時のポイント(ワイヤレス、防水など)
ジム用イヤホンを選ぶ際には、防水のものを選ぼう。とくに、汗や水滴に強いIPX4以上の耐性を持つモデルがおすすめ。トレーニング中の汗にも安心して使用することができる。また、トレーニングに集中するために、邪魔にならないのがポイント。
イヤホンには、様々な形があるが、ジム用イヤホンの場合、ワイヤレスタイプやネックバンドタイプがおすすめ。ワイヤレスタイプはコードの絡まりや引っ掛かりのリスクがなく、有酸素運動や、器具から移動する際などに外れにくい。ネックバンド型イヤホンは耳から外れにくいのに加えて首や肩に掛けて使用できるので落下しにくく、なくす心配も少ない。激しい運動中でも安心したフィット感を与えてくれる点もおすすめポイント。
また、高負荷のトレーニングなど、周囲からの注意などが聞こえる必要があるトレーニングの場合、身の安全を守るためにも骨伝導型イヤホンが理想。耳を塞がず、音楽を楽しみつつ周囲の音も聞き取ることができる。自分のトレーニング内容や好みに合ったものを選んでみて。
トレーニングウォッチを選ぶ時のポイント
ジム用トレーニングウォッチは、心拍数や消費カロリーを見ることができ、手元で音楽の再生などの操作も出来るので便利。選ぶ際には、画面の見やすさ、操作のしやすさは重要なポイント。画面は大きくクリアな表示のものを選ぶことで、運動中でも情報を確認しやすい。直感的に操作できるものは、画面の切り替えなどの際、トレーニングの中断を最小限に抑えてくれる。さらに、ストレスや睡眠の質を測る機能があるモデルを選ぶと、運動強度の管理や健康状態の把握がしやすくなるのでおすすめ。
水泳やプールでの使用する場合は、5ATM以上であれば一般的な水泳やシャワーにも耐えることができる。「5ATM」は水深50メートル相当の圧力に耐えられるという指標なのでえらぶときは確認してみて。
なお、プールでの利用が制限されている場合もあるので、事前にジムのルールを確認しよう。
女性のトレーニングウェアに関するQ&A
ジムに通う際の行き帰りの格好はどんなものがいい?
A:扱いやすくすぐ洗える素材を選ぶことで、ジムウェアとしての機能性と日常のファッション性を両立することができる
パンツスタイルの場合
パンツスタイルでは、カーゴパンツなどのリラックス感のあるアイテムを中心にコーディネートするのがポイントです。
インナーはシンプルでタイトなものを選び、アクセサリーや小物でアクセントをつけてみて。メッシュ素材など、透け感のある素材を使ったアウターなら、トレーニングウェアの上にさっと羽織るだけでスタイリッシュなコーディネートになります。
キャップ ¥6,050/NERGY(ナージー)
アウター ¥16,500/NERGY(ナージー)
インナー スタイリスト私物
ボトムス ¥15,400/NERGY(ナージー)
シューズ ¥9790/New Balance(New Balance Japan Customer Service)
スカートの場合
ロング丈のマーメイド型やフレアスカートがおすすめです。動きやすさを保ちつつ、女性らしいエレガントさを演出できる。タイツやレギンスとの組み合わせで、アクティブながらも大人っぽい印象になります。
スカートスタイルでは、動きやすさとファッション性を兼ね備えた素材選びが重要です。ストレッチが効いていたり、動きを妨げない流れるような素材がおすすめ。トップスはカジュアルでもきれいめな印象を与えるアイテムを選び、全体のバランスをとるようにしましょう。
ワンピースの場合
ロング丈や膝下丈がおすすめです。ここで、レギンスやスパッツを合わせると、ジムウェアとの相性もよくなります。さらに、レイヤードすることでファッション性が高まり、ジムと日常の間をスムーズにつないでくれます。
ワンピーススタイルでは、レイヤードがポイント。レギンスやスパッツと合わせることで、ジムウェアとの調和とファッション性を保つことができ、ざっくりとしたコートやカーディガンを羽織ると、ジムの行き帰りでもおしゃれな印象を維持できます。
ジムでの服装はジャージでも大丈夫?
A:とくに問題はない。
ただし、袖がズルズルする状態で機械操作などをおこなうと、運動の邪魔になったり、ケガをしたりする原因になることも。その場合は、袖をまくって対応することになるが、服装自体は動きやすければ長袖や長ズボンでも問題はないです。
安いトレーニングウェアはよくないの?
A:高価なウェアでは、機能性から着心地、見た目までこだわっていることが多い。安いウェアを選ぶ場合は、機能性についてはあまり期待せず、ファッションを楽しむ感覚で使うのがおすすめ。
安いトレーニングウェアに関しては、機能性と見た目の2つの観点があります。
機能性でいうと、股関節やひざ関節の動きを邪魔してしまうような、身体にフィットしない形のウェアが多い印象です。また、安いウェアは洗濯するとすぐにしわになったり伸びたりし、長持ちしないためモチベーションが下がる可能性もあります。
見た目的な部分では、下半身のラインがくっきりしてしまうことも。しっかりとしたメーカーのウェアでは、股の部分にサポートする部分があるが、安いものでは単に布をつないだだけのため、お尻の割れ目がくっきり見えてしまうことがあります。また、縫い目が気になる場合もあるため注意が必要です。お尻のシルエットが気になる場合は、ショートパンツを上から履く、または胸が見えそうな場合は別のものを上から羽織るなどして対応するとよいです。
トレーニングウェアは乾燥機にかけても大丈夫?
A:洗濯表示に従うようにしよう。
最近はファッション系のウェアが増えており、様々な素材のものがある。普通の洋服と同様に、洗濯表示に従って洗濯するようにしましょう。
とくに、スポーツブラやブラトップは、パットがずれたまま乾燥するとその形で固まってしまうこともあります。パットを抜いてから洗濯したり、ネットに入れて洗濯するといいです。また、お気に入りのウェアを洗濯する場合は、形を崩さないようにネットを使うのもおすすめです。
生理中でも心地よいトレーニングウェアの選び方は?
A:生理中は血流を悪くしないために、締め付けが強すぎないウェアを選ぶ
ウェアの中には着圧が強いものも多いので、とくにウエスト部分や足首は締め付けすぎないデザインを選ぶのがいいですね。。スウェット素材やジャージのような、柔らかい素材のウェアを選ぶとリラックスしてトレーニングできます。
ほか、吸水ショーツなどを活用すると、動作の大きなトレーニングをするときでも不安を軽減できます。
ハーティネス株式会社代表
フィットネス勤務から独立し、現在はダイエット迷子に正しい知識を伝えるためのオンライングループレッスン運営中。コンプレックスを強みに変える!ボディメイク運動指導やリバウンドなしで、理想の体を手に入れる食事指導をおこなっている。2チャンネル目となるYouTube「みおGYM」にて週2回エクササイズ配信中。著書4冊/各種雑誌、テレビ出演。JBBF 日本ボディビル・フィットネス連盟 2年連続優勝経験を持つ。