
「寝る前にいつもだらだらしてしまう」「平日は自分のやりたいことに時間が使えていない」仕事に追われているビジネスパーソンには、ぜひ自分なりのナイトルーティンを取り入れてほしい。夜の行動を習慣化することで、時間を有効に使うことができ、充実感や休息感を得ることができる。
この記事では、睡眠の専門家に聞いた、ナイトルーティンを取り入れるメリットや時間帯別のルーティンについて解説している。
この記事の監修者

竹田 浩一さん
快眠グッズメーカー ムーンムーン株式会社 代表取締役
ナイトルーティンの需要が高まった理由
ナイトルーティンの需要が高まった背景には、コロナ禍による生活スタイルの変化が大きく影響している。リモートワークの普及やおうち時間が増えたことにより、自宅での過ごし方や生活環境・睡眠の質を整えることに対する需要が増加した。
また、SNSでナイトルーティンを実践する投稿や動画が公開されるようになったことで、多くの人が「自分も同じようなルーティンを試してみたい」と感じるようになった。この2つの要因によって、ナイトルーティンはこの5年ほどで急速に注目を集めている。

SNSではさまざまなナイトルーティンが投稿されていますが、中にはエビデンスに乏しいものもあります。1人の意見だけを信じず、お医者さんや専門家の意見も参考にしたり、本当に自分に合うかを検証したりすることが大切です。
ナイトルーティンを取り入れるメリット
仕事や育児などに追われていると、ついつい自分の時間を犠牲にしてしまいがちだが、ナイトルーティンを取り入れることで、生活リズムを整えることができる。
- 活動モードから睡眠モードへの切り替えができる
- 自分の時間を確保できる
活動モードから睡眠モードへの切り替えができる
現代社会では、夜でも明るい環境で生活したり、スマートフォン・パソコンを長時間使用することで、交感神経優位の時間が長くなり、副交感神経が優位になりづらい生活スタイルとなっている。結果として、寝つきが悪くなることに繋がり、生活リズムが乱れやすくなっている。
ナイトルーティンを取り入れることで、自分の意志で活動モードから睡眠モードへの切り替えが可能。ナイトルーティンは必ずしもSNSで見るような具体的なものである必要はなく、歯磨きをするなど、「寝るスイッチを入れる」という簡単なことでも効果は期待できる。
自分の時間を確保できる
遅くまで仕事をしていると、自宅が「ただ寝るための場所」になっていることが多い。しかし、このような生活ではメリハリが生まれず、身体を十分に休めることができない。
アロマを焚いたり、リラックスできる音楽を聞いたりするなど、自分の趣味をナイトルーティンとして取り入れることで、自分の好きなことをする時間を意図的に作り出せる。
味の素株式会社 | グリナ 睡眠ケア&ストレスケア
商品ジャンル | 機能性表示食品 |
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主成分 | グリシン/GABA |
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寝る前に取り入れたいナイトルーティン
ナイトルーティンの効果を高めるには、帰宅時の行動からオフモードを意識していくことが大切。ここでは、帰宅時から就寝前までの過ごし方の一例を紹介していく。
- 帰宅時:リラックスモードへの切り替え準備
- 帰宅後:照明の光を暗くする
- 就寝の90~120分前:夕食と入浴を済ませる
- 1時間前:リラックスできる活動をする
- 30分前:寝室環境の整備
帰宅時:リラックスモードへの切り替え準備
会社や学校からの帰宅時などに意識的にゆっくり歩くことで、活動モードからリラックスモードへ切り替えていくことができる。
活動モードの時は意識的に周りに合わせるので、普段より早歩きになったり、力が入ることが多い。帰宅前からゆっくりと自分のペースを作ることで、身体をリラックスモードに向かわせることができる。
また、とくに買うものがない場合は、照明の光が強く誘惑も多いコンビニには寄らないようにするのも大切。
帰宅後:照明の光を暗くする
帰宅後は、リビングや寝室の照明を暖色系にしたり、間接照明で過ごすことで、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌を促進することができる。
逆に、夜に強い光を浴びるとメラトニン分泌が抑制され、体内時計のリズムが乱れやすくなる。すると、就寝時間になっても覚醒状態が続き、睡眠が後ろ倒しになってしまう。
就寝の90~120分前:夕食と入浴を済ませる
夕食は遅くても就寝の2時間前までには済ませる。遅い時間に食事をすると消化活動が活発になり、睡眠に悪影響を与える。
睡眠の観点でいうと、就寝の90分前までに入浴を済ませるのが理想とされている。入浴直後は身体の深部体温が上昇し、そこから90分ほどで深部体温が下がり始め、自然な眠気が誘発される。このタイミングでベッドに入ると、スムーズに眠ることができる。

お風呂から上がったあとは、パジャマに着替えることで脳が「今から寝る時間」と認識しやすくなります。
就寝の1時間前:リラックスできる活動をする
就寝直前に歯磨きをすると爽快感により目が覚めてしまうため、1時間前までに済ませるようにしよう。
読書や軽いストレッチ、アロマやお香を焚くなど、副交感神経を優位にしてリラックスできる状態を作ろう。睡眠は最初の3時間が大切になるが、その時間の睡眠の質を高めるためには、こうしたリラックスできる趣味を通じて脳を睡眠モードに切り替えることが重要になる。

漫画のようなすらすら読めて続きが気になるジャンルの本は脳を刺激してしまい、かえって眠れなくなってしまう可能性があるので、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
少し退屈に感じる程度の内容や小難しい内容の本を選ぶことで、自然な眠気を促すことができます。
就寝の30分前:寝室環境の整備
就寝前のスマートフォンは睡眠の妨げになるので、できるだけ画面を見ないようにしよう。スマートフォンを寝室に持ち込む場合は、ベッドの上ではなく少し離れた場所で充電するようにしよう。
また、室温や湿度の管理も快適な睡眠環境作りには欠かせない。快適な寝室の温度は、冬は19〜22℃前後、夏は23〜26℃、湿度は40〜60%が目安。

スマートフォンを完全に触らないのは難しいと思うので、KindleやKoboなどの読書専用の端末を使用するのも代替案としては有効です。
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ナイトルーティンの注意点
ナイトルーティンは無理に実践しようとすると、かえって続かなくなってしまう。寝る前にはやらないほうがいい習慣も解説していく。
- 完璧主義を避ける
- ベッドの上ではゴロゴロしない
- 夕方以降はカフェインを控える
完璧主義を避ける
ナイトルーティンを実践する上で「完璧主義にならない」ことはとても重要。いつもより無理してルーティンを実行しようとすると、かえってストレスになってしまう。毎日完璧にできなくても、やれるときに少しずつでも実践してみるという柔軟な気持ちで取り組むことが大切。

まずは寝る前にパジャマに着替えるなど、簡単にできることから少しずつ始めていくと、継続しやすくなります。
ベッドの上ではゴロゴロしない
ベッドの上でゴロゴロしていると、脳がベッドを寝る場所と認識しづらくなり、睡眠モードへの切り替えがうまくいかなくなる。そのため、ベッドは寝るだけの場所にすることが重要。15〜20分以上眠れない場合は、一度起き上がり、薄暗い環境でリラックスしながら眠たくなったらベッドに入るようにしよう。
1人暮らしの場合でも、可能な範囲で活動スペースと睡眠スペースをわけることで、メリハリが生まれ、ルーティーンを実行しやすくなる。
夕方以降はカフェインを控える
個人差はあるものの、カフェインを摂取してから8時間程度は体内に残るとされている。夕方以降はカフェインを避け、就寝前にはハーブティーやカモミールティーなどのリラックス効果のある飲み物を飲むようにしよう。
ナイトルーティンに関するよくある質問
忙しくて時間がない人でも取り入れられる最小限のルーティンは?
A:深呼吸をしながら軽いストレッチをする

忙しくて時間がない人には、深呼吸をしながらの軽いストレッチがおすすめ
最初は1分だけでもいいので、継続できる範囲から始めてみると、無理なく生活に取り入れることができます。また、就寝前の15分間だけでもスマートフォンに触らないようにすると、リラックスモードへの切り替えがスムーズになります。
子育て中や家族と暮らしている場合のルーティンの工夫は?
A:親子で共有できるルーティンを作る

子どもは大人の数倍も光の影響を受けやすいので、夕方以降は照明を暗くする、一緒に歯磨きをする、寝る前の絵本の読み聞かせなど、家族全体で睡眠環境を整えていきましょう。
仕事が不規則でも続けられるナイトルーティンのコツは?
A:できるだけ同じ行動を繰り返すことが重要

夜勤で朝に寝る場合は遮光カーテンを使って部屋を暗くするなど、できるだけ普段と同じ環境で眠ることが大切です。また、仕事で遅くなった日は短時間だけでもナイトルーティンを取り入れると、脳に「睡眠の合図」を送ることができます。
詳細なプロフィール
ムーンムーン株式会社 公式サイト