高校生は、2050年にどんな未来を見ているか?

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

大阪の清教学園の高校2年生が博報堂に来社

今日の午前中は、大阪の河内長野市にある僕の母校の清教学園の生徒が、博報堂に来社してくれた。修学旅行のひとつで企業訪問をするというプログラムの中で、先生からご相談をいただいた。42名の高校2年生が来てくれて、広告会社や僕の仕事ってどんなことやっているのかなどをお話させていただくのだ。

ミライの事業室の横にあるUniversity of Creativityをお借りした。僕は久しぶりに30年前の高校生のときを思い出しながら、僕が高校時代に感じたことと合わせて、博報堂の仕事の話をさせていただいた。

僕が高校で学んだ5つのこと。
Seize the day 今しかできないことを今する大切さ。
日常を疑う。世の中には、当たり前は存在しない。
思いやりの心。相手の立場に立って行動する大切さ。
自分は、自分。人は、人。比較しても仕方がない。自分は何を信じるか?
自分を好きになる。自分のことが好きだと、人にも優しくできる。

この話は、広告の仕事をする上ですごく関係していると思っているし、今の新規事業開発においてもすごくつながっている考えだ。高校のときにこういった視点を学べたのは恩師のおかげであるし、高校のときに出会った友達や体験したことが原点になっている。

こういった学びの先に、たどりついたのが、ウェルビーイングな産業をつくりたい、そして、未来、ウェルビーイングな人を増やしたいという願いからアクションさせていただいている。まさにWelluluがきっかけで、ひとりでも多くのウェルビーイングになる人が増えると良いかと思っている。

僕は、今回を機会として、現高校生がどんなものに興味をもっているか、どんな未来を創造しているのか聞いてみることにした。これがめちゃくちゃ面白かった。楽しそうに話する高校生を見て、この瞬間がウェルビーイングだと感じた。

2050年は、どんな社会を創造しているだろうか?

僕は、高校生にいくつかの問いを投げかけた。「今、何に熱中していますか?」「何をやっているときが楽しいですか?」

デザインをしているとき。動画をつくっているとき。家族で旅に行っておいしいものを食べているとき。部活をしているとき。散歩しながら音楽を聴いているとき。いろいろな街の建物を観ているとき、などいろいろと話があった。高校生らしい、という感じもあったが、自分が熱中できるものを高校生の頃に見つけられているのがうらやましい。

その中でも、面白かったのが「カップラーメンができる3分間の待っている時間」が楽しいとき、とあった。この時間を楽しめるのは、めちゃくちゃクレイティビティだと感じた。自分が楽しいと思う偏愛が、世の中を変えていく原動力かもしれない。

そして、次の問いは「2045年~2050年にどんな社会になってほしいと思うか?」という問いを投げかけた。これは、自分の内なる想いをメインに話してもらった。友達とも共有してもらい、いろいろな話をもらった。出た意見をそのまま出してみる。

「3~4時間でどこにでも行ける社会」
「多様な人たちが交わり、いじめや偏見がなくなる社会」
「SDGsが全部達成できている社会」
「貧富の差が無くなっている社会」
「メタバースで自分と違う自分を楽しめる社会」
「お金に振り回されない社会」
「学歴で判断されない社会」
「学びたい人が誰でも学び続けられる社会」
「先生の過重労働がなくなる社会」
「学校で週末に部活をやらない社会」
「受験のためではなく、実社会で学べる社会」
「犬や猫の殺処分がなくなる社会」
「AIやロボットが代替してくれて何もしなくてよい社会」
「自己表現がしやすい社会」
「何かに特化している人が評価される社会」
「戦争が無くなる社会」
「質の良い睡眠がとれる社会」
「自然とか残っている社会」
「自分の興味ある学部に特化した勉強だけができる社会」
「スマートフォンに頼らなくてよい社会」

めちゃくちゃ面白かった。あとで振り返ったら、僕がひとり熱くしゃべっている。反省点は、僕がなんかしゃべりすぎていることか?
この内なる想いが、30年後の未来をつくっているかと思うと、楽しくなる。30年後にこのWelluluのメディアをタイムマシンのように振り返ってもらって、子どもたちに同じように問いかけてほしい。

「2080年、あなた達はどんな社会を創りたいですか?」

30年前、僕らはスマホも携帯電話もなかった。メールもなかった。僕が高校のときと今は大きく変わっている。2050年は、3~4時間で月に旅行に行っているかもしれない。スマホが無くなって、脳の中に通信デバイスが埋め込まれているかもしれない。大学まで授業料無料になって、受験のない社会が生まれているかもしれない。住む場所が世界中どこにいても良い時代になっているかもしれない。

そんな社会を想像しただけで、ワクワクする。僕は高校生にいろいろと刺激をいただき、たくさんの学びを得た。こういう機会をいただいた母校に感謝である。修学旅行中に、会社に来てくださりありがとう。

(*生徒のみなさまの写真と学校名をオープンにして良いと許諾をいただいてブログに掲載させていただいております)

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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