2021年に新語・流行語大賞へノミネートされ、社会的ムーブメントとなった「推し活」。その力は、若者だけでなく、高齢者の心にも確かに火を灯し、日々の生活に張りや喜びをもたらしている。
サントリーウエルネス株式会社とJリーグが共同で展開する「Be supporters!(Be サポ!)」は、高齢者や認知症の方が地元クラブを応援する中で、周囲から“支えられる側”から“支える側”へと役割を取り戻していくことを目指す取り組みだ。
2021年のスタートから活動の輪は全国へ広がり、今や約230施設・延べ1万人が参加するプロジェクトへと成長した(2024年12月時点)。そのBeサポ!の活動の中で実際に生まれた「人生の変化」を共有し合う場として開催されるのが、「人生100年時代の物語大賞」である。
2025年は36作品の応募の中から、審査会と11,218人の一般投票を経て選ばれた“3つの物語”が表彰された。審査会にはWellulu編集長・堂上研も審査員として参加している。
本記事では、授賞式の模様と、続くトークセッション「よみがえる審査会 “幸福寿命~人生100年時代を幸せに生きるヒント”」の内容をお届けする。
人生100年時代に生まれた希望の物語たち。ゴールド・シルバー・ブロンズ賞の記録

2025年1月にサントリーウエルネス株式会社の代表取締役社長に就任した栗原勝範さんは、今回が初めての審査会参加となった。
「どの物語も心を揺さぶられる内容ばかりでした」と語るように、応募作品には利用者と職員が真正面から向き合う姿が通底しており、その誠実な関係性に深く感動したという。
今年から新たに一般投票制度を導入したところ、想定を大きく上回る11,218名が投票に参加。栗原さんはその反響を通じて、「人生100年時代を前向きに生きるヒントを探している人が、こんなにも多くいるのだと実感した」と振り返る。
また、サントリーグループのパーパスである「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」という企業理念と、Beサポ!が生み出す“応援の文化”が深く共鳴していることにも触れた。
実際に全国の施設を訪れた際には、高齢者と職員がサッカーを介して一体となる“お祭り”のような空気を感じたという。「その小さなお祭りが全国に広がり、一つの文化として根づいていく未来を思い描けた」と語り、Beサポ!の可能性に強い期待を寄せた。
最後に栗原さんは、「寄せられた物語すべてをご紹介したいところですが、本日はその中から選ばれた3作品を皆さまと分かち合いたいと思います。人生100年時代を生き生きと過ごすヒントをともに見つけていきましょう」と述べ、表彰式へとつないだ。
ゴールド賞
『あきらめない91歳、転んでも立ち上がるヨシコさんの物語』
(医療法人真人会 はるかぜの丘 はるかぜデイサービスセンター

2025年、最も多くの心を動かしたのが、91歳のヨシコさんの物語だった。
身体が思うように動かず、静かに日々を過ごしていたヨシコさん。そんな彼女に変化が訪れたのは、Jリーグ「レノファ山口FC」の熱心なサポーターである職員からの「一緒に応援してみませんか?」というひと言だった。
Beサポ!への参加を決めたヨシコさんは、クラブの新体制発表会の映像で松田佳大選手の何気ない振る舞いに心を奪われ、「スタジアムに応援に行く」という新しい目標が生まれた。

しかし観戦予定の1カ月前、ヨシコさんは転倒してしまう。青あざと腰痛を抱えながらも、彼女は諦めなかった。黙々とリハビリを続け、当日には見事に回復。
そして迎えた試合当日、ヨシコさんは松田選手へ手紙を届けた。数日後、なんと松田選手本人が「会いたい」と施設を訪問。世代を越えて温かな交流が生まれた。

授賞式では松田選手からメッセージ動画が寄せられた。
「人に勇気を与える存在でありたいと、プロ1年目から意識してきました。前向きになれる、勇気を与える行動をしたいと思い、会いに行かせていただきました」
さらにゴールド受賞を祝して、サイン入りユニフォームも贈呈された。

登壇した職員の安立誠さんは、当時の出来事をこう振り返る。
「松田選手が訪問してくださった際、私たちもヨシコさんもとても緊張していました。地元テレビ局の取材入り、さらに緊張してしまって(笑)。食事も喉を通らないほどでしたが、ヨシコさんはしっかりご自身の言葉で取材に答え、強く心を打たれました。これからも一緒に、人生の喜びを見つけ、挑戦していきたいです」
プレゼンターとして登壇したお笑い芸人・安藤なつさん(メイプル超合金)も、ヨシコさんの物語に心を動かされた様子だった。
「推し活万歳! 推し活って楽しいですし、生きる活力になりますよね。ヨシコさんが松田選手をサポートし、そのヨシコさんを施設の皆さんが支え、さらに松田選手もヨシコさんを支える。円を描くように支え合っている姿が、とても素敵でした」
シルバー賞
『応援の魔法がもたらした、介護現場での驚きの変化』
(社会福祉法人セイワ 介護老人福祉施設 鷲ヶ峯)

腰の圧迫骨折により要介護4の状態で施設に入所した阿部さん。当初は控えめな性格もあって一人で過ごすことが多かった。しかし、Beサポ!をきっかけに「サッカー」という共通の話題が生まれると、周囲との会話が少しずつ広がっていった。

その変化は次第に大きなものになっていく。スタジアム観戦が転機となり、福祉系の学生や社会人からインタビューを受ける機会が増え、施設では職員のテーブル拭きを手伝うなど、阿部さんの社交的な振る舞いが日常の一部になっていった。
さらに骨折からの回復も進み、要介護度は4から3へ改善。川崎市が要介護度の改善や維持に積極的に取り組む事業所を評価する『かわさき健幸福寿プロジェクト』でも金賞を受賞するなど、その変化は確かな成果として表れている。

授賞式では、Jリーグ執行役員の辻井隆行さんが次のように語った。
「Beサポ!を通して、ファン・サポーターの皆さま、そして現地には来られなくとも施設で応援してくださる皆さま一人ひとりに深い物語があることを知り、Jリーグ職員であることを改めて誇りに思いました。
入居者さまを家族のように支える施設職員の方々の献身にも深く感銘を受けています。これからも、多くの方にスタジアムに足を運んでいただいたり、応援していただけるリーグ運営に全力で取り組んでまいります」
阿部さんの歩みは、「応援する」「応援される」という関係性の中で、日常に役割と喜びが生まれていくことを示す、象徴的な物語となった。
ブロンズ賞
『4年ぶりに外の世界へ~植竹さんが教えてくれたこと~』
(ReHOPE 東戸塚)

ブロンズ賞に選ばれたのは、神奈川県横浜市・ReHOPE 東戸塚の植竹さんの物語である。植竹さんはパーキンソン病と診断されてからの4年間、一度も外出することができずに過ごしていた。
しかし、Beサポ!を通じて横浜FCを応援する機会が生まれ、ついに念願のスタジアム観戦を実現。「次は応援歌をもっと覚えて、一緒に歌いたい」という新たな目標が本人の中に芽生えたという。
その願いを胸に、植竹さんは間もなく天国へと旅立ったが、彼女が残した前向きな気持ちと笑顔は、今も職員たちの記憶に深く刻まれている。それは、“外の世界にもう一度出る”という小さな一歩が、人の心にどれほど大きな光をもたらすのかを教えてくれる物語だった。

作家・岸田奈美さんは、朗読を振り返りながらこう語った。
「利用者さまのために涙ながらに語る姿から、皆さんが過ごされた素晴らしい時間が伝わり、深く心が動かされました。植竹さんの笑顔が見たいという一心で、皆さんが求められる以上の優しさや思いやりを発揮されたことがわかり、初めての朗読でしたが自然と胸が熱くなりました。ご本人にも届いてほしいと願うほど、愛に満ちたエピソードでした」

また、授賞式では職員賞として、SOMPOケア ラヴィーレ久地の横山雅裕さんも表彰された。

横山さんは次のように力強く語る。
「介護というと3Kと言われがちですが、私は『変えていく、価値ある、感動できる』の“ニュー3K”を目指しています。Beサポ!の活動はまさに、『価値ある、感動できる』介護を実現するものです。私がやりたかった介護がここにありました」

応援する人、応援される人、そしてその場を支える人。三者の思いが響き合うとき、人生の物語は静かに動き出す。Beサポ!に寄せられたこれらの物語は、誰かの小さな一歩が、周りの人の心を動かし、その未来までもそっと拓いていく力があることを改めて教えてくれた。
トークセッション 「よみがえる審査会“幸福寿命~人生100年時代を幸せに生きるヒント”」
第二部では、安藤なつさん(メイプル超合金)、岸田奈美さん、藤原佳典先生(東京都健康長寿医療センター研究所)、平野杉さん(サントリーウエルネス生命科学研究所)、そして司会の町亞聖アナウンサーによるトークセッションが開かれた。
テーマは「人生100年時代をどのように幸せに生きるか」。物語大賞の背景にある価値観を、登壇者それぞれの視点から読み解いていく時間となった。

安藤なつさん
お笑い芸人 メイプル超合金

岸田 奈美さん
作家
関西学院大学人間福祉学部社会起業学科2014年卒。在学中に株式会社ミライロの創業メンバーとして加入、10年に渡り広報部長を務めたのち、作家として独立。2020年2月より講談社「小説現代」でエッセイ連載。2020年1月「文藝春秋」巻頭随筆を担当。経済メディア「NewsPicks」プロピッカー(2020年3月-5月)。世界経済フォーラム(ダボス会議)グローバルシェイパーズ。Forbes 「30 UNDER 30 JAPAN 2020」選出。2020年9月初の自著『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(小学館)を発売。

藤原 佳典さん
東京都健康長寿医療センター研究所 副所長
北海道大学医学部卒、京都大学大学院医学研究科修了(医学博士)。京都大学医学部附属病院老年科等を経て2011平成23年より現職。2004年より高齢者による子どもへの絵本の読み聞かせボランティア「りぷりんと」プロジェクト主宰。2014年より高齢者就労支援プロジェクトESSENCE研究会主宰。多世代共生の地域づくりの視点から高齢者の社会貢献の多面的効果について実践的研究を進めている。内閣府・厚労省検討会委員他、多数の自治体の審議会座長を歴任。

平野 杉さん
サントリーウエルネス生命科学研究所 研究員
2020年に横浜国立大学大学院 化学・生命系理工学専攻を修了後、化学素材メーカーに入社し、腸内細菌研究に従事。2024年、サントリー入社。前職の経験を活かし、サントリーウエルネス生命科学研究所にて、腸内環境に注目した機能性表示食品の開発に従事。同時に、高齢者の健康課題を多面的に捉えるため、「Beサポーターズ!」に参加する介護施設の利用者を対象に、社会心理学的アプローチで観察研究を推進している。

町 亞聖さん(司会)
フリーアナウンサー
小学生の頃からアナウンサーに憧れ1995年に日本テレビにアナウンサーとして入社。その後、活躍の場を報道局に移し、報道キャスター、厚生労働省担当記者としてがん医療、医療事故、難病などの医療問題や介護問題などを取材。“生涯現役アナウンサー”でいるために2011年にフリーに転身。脳障害のため車椅子の生活を送っていた母と過ごした10年の日々、そして母と父をがんで亡くした経験をまとめた著書「十年介護」(小学館文庫)、全てのケアラーのための“読むピアサポート”新刊「受援力」(法研)を出版。医療と介護を生涯のテーマに取材、啓発活動を続ける。念願だった東京2020パラリンピックを取材。元ヤングケアラー。
誰かの気づきが人生を照らす。物語が生まれる瞬間

町:岸田さんは、ゴールド賞『あきらめない91歳、転んでも立ち上がるヨシコさんの物語』の中で、特に心に残った一文があったそうですね。
岸田:私が心を動かされたのは、ヨシコさんがテレビ越しの松田選手を見てつぶやいた「この子はいい子だね〜」という言葉です。
一見すると何気ないひと言ですが、ここにはヨシコさんの温かい視線や、人の良さをすくい取る力が表れていると感じました。優しさとは、往々にして本人すら自覚しない自然なふるまいの中に宿ります。その小さな瞬間を、スタッフの方が丁寧に受け止め、記録として残したこと。もし誰も気づかなければ、この物語は形にならなかったかもしれません。
「気づき」と「記録」が重なったとき、初めて物語が生まれる。その尊さを改めて感じました。

町:じつは藤原先生も、同じ一文を挙げていらっしゃいますね。
藤原:研究者の立場から見ても、あの場面はとても示唆に富んでいます。まず、高齢者の方がテレビのワンシーンにしっかり注意を向け、初めて見た選手について客観的に判断している。これは「社会的認知」が健やかに保たれている証拠です。

藤原:また、後日松田選手が施設を訪れたことで、世代を超えたリスペクトが自然に生まれた点も印象的でした。ヨシコさんの心の動きが周囲の関係性にも影響を与え、相互作用として広がっていく。個人の感情が、集団の空気を変えていく現象を見た気がしました。
町:安藤なつさんは、介護現場にも長く携わっていらっしゃいます。印象に残ったのはシルバー賞の一文だそうですね。

安藤:「引っ込み思案だった阿部さんが、いつしか施設を超えて社会とも関わりを持つようになったのです」という部分です。
もともと引っ込み思案だった方が、スタジアムで応援する“推し活サポーター”へと変わっていく。生き生きとされている姿に、私は本当に希望を感じました。
介護の現場では、支える側・支えられる側という関係が固定的に見えがちですが、人生の先輩である利用者さんに頼るということも大切です。きっかけさえあれば、人は年齢に関わらず、新しい世界に飛び込める。それを阿部さんが示してくれたように思い、とても嬉しかったです。
「幸福寿命」を伸ばす3つの要素とは?

町:サントリーウエルネスでは、Be サポ!に参加するシニアを対象に、幸福度に関する研究を進めています。平野さん、どのような研究なのか教えてください。
平野:私たちは2023年から、「幸福寿命」という概念を軸に研究を進めています。これは、身体的な制約の有無に関わらず、人生の最期まで“前向きに幸せを感じながら過ごせる期間”を指すものとして定義しています。
Be サポ!に参加され、推し活を継続している方々の様子を丁寧に見ていくと、この「幸福寿命」と「生きがい」との間に、明確な関連があることが見えてきました。

平野:さらに重要なのは、活動を通じて人とのつながりが自然に広がっていくこと、そして「応援する」「関わる」といった役割を持ち、その役割が周囲から認められる経験が増えていく点です。これらは、幸福感を支える基盤として非常に大きな意味を持つと考えています。
そこで、日々の生活の中で意識していただきたい視点が、次の3つです。
①心が動き、「わくわくする瞬間」があるか
②人とのつながりが広がっていると実感できているか
③自分の役割があり、それが誰かに認められていると感じられるか
この3つを見つけていくことが「幸福寿命」を少しずつ豊かにしていく。その手がかりが、Be サポ!の現場には表れていると感じています。
自分らしく、幸せに生きるために。4つのメッセージ
町:ここからは、登壇者の皆さんに事前に書いてきていただいた「人生100年時代を幸せに生きるヒント」を、ひとつずつご紹介していきます。

岸田:私は「じぶんが楽しくて 健やかなのが いちばんやで!」と書きました。
誰かのために力を尽くすことは、とても尊いことです。ただ、“誰かのためだけ”になってしまうと、続けることが苦しくなる瞬間もあります。まずは、自分自身が楽しく、健やかでいられること。その土台があってこそ、周囲への思いやりや関わりも自然と広がっていくのだと思います。
Be サポ!の現場でも、楽しそうに応援している一人の姿に周囲が引き寄せられ、いつの間にか輪が広がっていく場面を何度も見てきました。まずは自分が楽しくいること。結果的に周囲をも支える力になる。そう感じています。

藤原:私は「“3つのK”──感謝・寛容・感激」と書きました。
私が所属する東京都健康長寿医療センター研究所は、渋沢栄一が初代院長として150年前に設立した歴史があります。渋沢は、経済と福祉の両立を重視し、「感謝」と「寛容」をとても大切にしていた人物です。
私はそこに、人生をより豊かにする要素として「感激」を加え、この“3つのK”を大切にしたいと考えています。日々の中で感謝すること、他者を受け入れること、そして心が動く瞬間を見逃さないこと。この積み重ねが、人生100年時代を前向きに生きるための基盤になるのではないでしょうか。

安藤:お笑いの仕事を続けながら、介護の現場にも20年以上関わってきました。その経験を一言で表すなら、「好きぃー」ですね。
介護は大変だと言われがちですが、私は心から好きな仕事だと思っています。そして推し活にも、同じ「好き」という強いエネルギーがあります。
選手やサッカーを心から好きだと言って、生き生きと応援する利用者さんの姿を見ると、こちらまで元気をもらえる。そしてその方のことを、より深く好きになっていく。その気持ちの連鎖を「好きぃー」という言葉に込めました。

平野:私は「趣味を持つ・続ける」ことを挙げました。複数の研究から、趣味を持っている方は幸福感が高く、ストレスが低い傾向にあることがわかっています。
趣味は単なる余暇活動ではなく、人とのつながりや役割意識を生み出す入口にもなります。Be サポ!もその一例で、応援するという行為が、新たな関係性や生きがいにつながっています。
無理なく、自分が心地よく続けられることを見つける。その積み重ねが、幸せの循環を生み出していくのではないでしょうか。
町:孤独は、人を深く苦しめるものです。人は誰かと一緒にいても、寂しさを感じることがあります。
しかし、Be サポ!の現場には、映像や写真、そして今日ご紹介した物語の中に、「確かにつながっている」と感じられる瞬間がありました。
誰かを応援すること、応援されること、その関係性を支えること。その積み重ねが、人生100年時代を生きる私たちにとっての、大切なヒントを示してくれているのだと思います。
今後も Be サポ!の取り組みを応援していきたいと思います。本日はありがとうございました!
堂上編集後記:
またまたこの時期が来たんだな、という感じで会場に向かった。今回は審査員という大役を仰せつかったので、審査しているときの原稿を読みながら、涙が出てくる物語ばかり。そして、会場でも、やはり涙があふれてくる。僕はこんなに涙腺が弱かったのか? そう思うくらい、人々の生き方や挑戦に涙できる物語が多いのである。
今回は、サントリーホールの会場で、3組の物語が、朗読で発表された。Jリーグ初代チェアマンの川淵さんも来場されて、会場は大盛り上がり。僕自身、一番感動したのは、今回受賞された職員の方の応援に来ていた車いすに乗ったおばあちゃんだ。職員の方を、わが子を応援するように、うちわを持って「がんばれー」「キャー!」と黄色い声で応援している。
こんな風景は、なかなか日常では巡り合わない。何歳になっても、「はじめてをはじめる」人は、ウェルビーイングな暮らしをしている。何歳になっても、「好き、推しがある」人は、笑顔が素敵だ。Beサポ!が、生きることに貪欲にさせるきっかけになっている。僕も、応援する人であり、応援される人にもなって、ウェルビーイングな毎日を歩みたい。
サントリーウエルネスのみなさま、素敵なご縁をいただき感謝申し上げます。勝手に、僕もBeサポ!ファミリーと思っています。

2012年、相方・カズレーザーとともにお笑いコンビ「メイプル超合金」を結成。ツッコミを担当し、2015年のM-1グランプリ決勝進出を機に、バラエティー番組を中心に幅広く活躍している。ヘルパー2級(訪問介護員2級養成研修)資格を取得し、実際に介護職として現場に立ってきた経験を持つ。ボランティア活動を含め、介護に携わってきた年数は20年以上に及ぶ。2023年には、第35回介護福祉士国家試験に合格。現在も芸能活動と並行しながら、介護の現場やケアの在り方について発信を続けている。