運動習慣を身に付けるためのセッションを提供してくれるパーソナルトレーニングジム「ELEMENT」。パーソナルジムでは珍しい通い放題というシステムを採用し、1日30分を目途にしたトレーニングが行われている。
三日坊主で運動を続けられない、すぐにリバウンドしてしまう…という方でも「ELEMENT」なら継続して利用できる環境が整っているんだとか。そこで今回、「ELEMENT 三軒茶屋本店」へ訪問!
カウンセリングの内容をもとに、機能改善など身体のケアも取り入れたセッションを体験してきました。
今回体験した場所
【ELEMENT 三軒茶屋本店】
- 住所:〒154-0002 東京都世田谷区下馬2丁目20−2 3F
- 電話番号:080-7192-7158
- 公式サイト:https://element-gym.com/
今回案内してくれたスタッフさん
安田 圭吾さん
河口 陽彦さん
本記事のリリース情報
ELEMENTがをウェルビーイングメディアの「Welulu」様に掲載されました!
「ELEMENT 三軒茶屋店」のパーソナルトレーニング体験へ
1日30分を目途にしたマンツーマンセッションで、“運動習慣を変化させ、理想の身体へと導く”パーソナルトレーニングジム「ELEMENT」。今回は三軒茶屋駅南口から徒歩7分の場所にある「三軒茶屋本店」へ。
タオルやウェアなど、無料でレンタルできるため手軽に通いやすく、シェイプアップや機能改善を目的に通う利用者も多い。セッション内で、マッサージ、ストレッチなどのボディケアも行えるのもうれしいポイント。
パーソナルトレーニングを体験する前に、まずはカウンセリングから。
カウンセリング:悩みに応じたセッションメニューの組み立て
安田さん:カウンセリングでは、お客様がジムに通う目的や、パーソナルトレーニングを希望するきっかけなどを伺います。ジムに通うことで自分の人生を変えたいと考えている方も多いため、お客様の目的や目標についてお伺いしています。まず始めに、トレーニングをする目的について教えてもらえますか?
──はい。体のバランスに不満があって、具体的にはお腹と足のバランスに悩んでいます。
安田さん:それでは今回は、お腹と足にフォーカスを当てたトレーニングに取り組んでみましょうか。他にも何か悩みなどはありますか?
──全体的に筋肉量が少ないと感じています。これまでにも何度か、筋肉量が平均値より少ないと指摘されてきました。
安田さん:筋肉量は継続的なトレーニングによって、徐々に増えてきますので安心してください。まだ目標像が漠然としているので、もっと具体的な目標を持った方がよいかもしれませんね。例えばですが、憧れの有名人やモデルのような体型を目指すとか、ショートパンツを気にせずに履きたいなど、具体的なイメージをもつことでトレーニングに対するモチベーションも上がると思いますよ。
──なるほど、少し考えてみます。今のところは、なんとなく下半身の筋肉量を増やしたいという程度だったので…。
安田さん: ただ、下半身を中心にしたトレーニングに取り組むのは良いと思います。筋肉は普段から使っている部分とそうでない部分で引き締まり方が異なるため、焦点を絞ってトレーニングをすることでより効果も期待できます。トレーニングをする前に確認したいのですが、過去に何か怪我をされたことはありますか?
──病院に行くほどではないのですが、定期的に左足を痛めることがあって、おそらく打撲や捻挫からくるものだと思うのですが…。
安田さん:わかりました。今日のセッションでは、左足のケアも考慮しながら取り組みましょう。
カウンセリングを終えた後は、体組成計を使って体重、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝などを計測する。
安田さん:女性の方では、体重を測定したくないという方もいらっしゃいますので、もしそうであったら仰ってくださいね。
──確かに、体重はデリケートな部分ですもんね。そういった気遣いもありがたいです。
測定を終えた後は、結果を踏まえて簡単にフィードバックをもらう。
安田さん: 体脂肪率は健康的な範囲内にありますが、もう少し筋肉をつけて体重を増やした方がよいかもしれませんね。ELEMENTでは1ヶ月ごとに体組成の数値を確認しながら、体重や基礎代謝の変化をチェックしてもらうようにしています。
──定期的にチェックできると、トレーニングのモチベーションも上がりそうですね。
マッサージ&ストレッチ:不安のある部位をケア
安田さん: 左足を痛めているということでしたので、まずは足のマッサージとストレッチで筋肉をほぐしていきましょうか。よく捻挫をされる方には、前脛骨筋というすねの筋肉や足の裏の筋肉が固いことが原因になっていることがあります。
──確かに。私の足の裏も硬いかもしれません。
安田さん: 足の裏の筋肉が固まらないように、自宅ではテニスボールなどを使ってセルフケアをするようにしてください。疲れると足のアーチが崩れやすくもなりますので…。
カウンセリングでお話した内容をもとに、マッサージやストレッチで気になる箇所をケアしてからトレーニングに入っていく。また、自宅でできるおすすめのセルフケアの方法もアドバイスしてもらえる。
安田さん:日常的にストレッチを行うことで、柔軟性が高くなり、トレーニング効果を高めることもできます。また、柔軟性が高い人はエネルギー消費も良いと言われていて、身体の可動域が広いと運動効果も高まります。
トレーニング体験:下半身や腹筋にアプローチ
ストレッチを終えたらトレーニングへ。最初は自重を使った運動から。
安田さん:まずは、ヒップリフトという運動を行いましょう。ステップ台を使って、片足を上げて行います。台の高さは調節できますが、膝が90度になるようにしてください。片足を上げて、かかとで台を押し、お尻を持ち上げてください。この動作で、お尻の筋肉を中心に鍛えることができます。
右足をステップ台に乗せた状態で10回、続けて左足を乗せて10回、ヒップリフトを行っていく。お尻から腰の筋肉を意識することで、より効果を実感できる。ヒップリフトの後は、ベンチ台に背中を乗せた状態で行うヒップスラストのトレーニングへ。
安田さん: 膝は90度よりも少し内側に向けて、足幅は肩幅くらいで。お尻を下げ、かかとで地面を押しながらお尻を上げてください。この動作で、お尻の筋肉がしっかりと収縮します。ただ、ご自身のペースで進めてくださいね。痛みを感じたら、すぐに教えてください。
ヒップスラストは女性に人気のトレーニングで、ヒップラインをきれいに見せる効果が期待できるんだそう。また、足の前側の筋肉にも刺激が入るスクワットと違い、お尻や腰周りなど身体の後ろ側に負荷をかけられるのも特徴。
安田さん:それでは、次の運動に取り組んでいきましょう。両手でケトルベルをつかみ、足を広めにしてスクワットのような動作で行います。この運動では、お尻と太ももの内側の筋肉を中心に鍛えることができます。
安田さん:この動きは筋肉が硬いと、正しいフォームでの動作が難しくなります。
──なるほど、硬いとどのような困難があるんですか?
安田さん:筋肉が硬いと、深く腰を下げられず効果的な部分に刺激が伝わりにくくなります。
──トレーニングをする上でも柔軟性って大切なんですね。
安田さん:その通りです。お尻と足のトレーニングはここまでにして、最後に腹筋の強化をして終わりましょう。
クランチやレッグレイズなども取り入れて、さまざまなアプローチで腹筋を追い込んだところで本日のトレーニングは終了。
「ELEMENT 三軒茶屋店」のトレーナーさんにインタビュー
トレーニングを体験した後は、今回担当してくれた2名のトレーナーさんに「ELEMENT」のコンセプトや特徴など、入会前の気になる疑問を聞いてみた。
運動習慣を身に付ける、1日30分のトレーニング
──ELEMENTのコンセプトについて教えていただけますか?
河口さん:ELEMENTのコンセプトは「運動の習慣化」です。当ジムのミッションは、ダイエットだけでなく運動を習慣として定着させることなので、1回あたりのトレーニング時間は30分とし、皆様が日常に取り入れられる時間内で効果的なトレーニングができるようにしています。
また、ジムを卒業される際でも、この30分のトレーニングを続けていただき、週1回から始めて徐々に週2回、3回と習慣化していくことを目指しています。
──続けてサービスの特徴についても教えてください。
河口さん:特徴としては、全店舗利用可能な通い放題プランを用意しているので、会員の方により柔軟にジムを利用していただくことができます。チケット制も導入はしていますが、この通い放題プランの方が運動を日常的な習慣に取り入れるための第一歩としておすすめです。
また、運動をする際に必要な持ち物の準備や持ち運びがめんどくさい方に向けて、ウェア、タオル、シューズ、プロテインなどを無料で提供しています。会員の方々からも好評で、気軽にジム利用できると喜んでもらっています。
──ELEMENTではどのようなトレーニングメニューやサービスがありますか?
河口さん:当ジムでは、主に「ワークアウト」「シェイプアップ」「機能改善」の3つのカテゴリーでトレーニングをおこなっています。ワークアウトでは、重りを用いたトレーニングが中心で、これによって筋肉に十分な刺激を与えます。シェイプアップでは、ゴムバンドを使ったトレーニングや自宅でできる自重トレーニングなどを提供しています。機能改善では、肩こりや腰痛などの問題を抱える方に対し、その原因となる部位を特定してアプローチしていくことで、日常生活での不調を軽減し、慢性的な問題の改善を図っています。
──それ以外にも何か特別なサービスやプログラムはありますか?
河口さん:月に1回、30分のカウンセリングを選択できるサービスがあります。とくに入会初期の3ヶ月は身体に変化が起きやすい時期で不安を感じる方も多いため、この期間内でしっかりコミュニケーションをとることを大切にしています。
また、InBody測定もサービスの一部として無料で提供しています。これにより、体組成の変化を定期的に確認することができます。さらに、Zoomを使ったオンライントレーニングもおこなっているので、例えばお子様のお世話などジムに来られない日でも運動できるような環境を用意しています。
他にも、当ジムでは別店舗で「マシンピラティス」も実施していて、女性会員様からとても人気です。ピラティスをはじめにおこない、体の使い方を理解した上でウェイトトレーニングに移行することで、より効果的な体づくりが可能になります。最近ではピラティスとウェイトトレーニングを組み合わせたプランも提供し始めました。
──ELEMENTが一般的なパーソナルジムと違う点などはありますか?
河口さん:価格帯が比較的安価で30分の利用でもスムーズにトレーニングが行えるため、継続しやすい環境が整っていると思います。継続して運動することで、リバウンドがしにくい身体づくりにも効果的です。また、予約に関しても、お客様が2枠押さえられるシステムを採用しているので、お客様の都合に合わせた利用が可能です。
──ダイエット目的のお客様へ向けた食事指導などもあるのでしょうか?
河口さん:はい。LINEを使って、トレーナーとお客様が1対1でコミュニケーションを取れる食事指導を行っています。具体的には、お客様に朝昼晩食べたものの写真を送っていただき、それをもとに「こういう食品を追加しましょう」などといったアドバイスをしたり、食事の量やグラム数に関して提案をしています。この方法により、お客様一人ひとりの食事状況に合わせた指導が可能となっています。
──ELEMENTの主な利用者層や、トレーナーの特徴について教えてください。
河口さん:当ジムに通われてるお客様は、運動習慣がない方や、運動の方法に不安を感じている方が大半です。実際に、利用者の約7割が運動初心者の方です。トレーナーは約50名ほど在籍しており、中にはボディコンテストに出場するトレーナーや、リハビリに特化したトレーナーなど、各々が異なる資格や特徴を持っています。これにより、お客様1人ひとりの悩みに対して、最適なトレーナーをご紹介できる体制が整っていると思います。
運動初心者の方も継続してトレーニングできるように
続けて、本日セッションを担当していただいた安田さんにもインタビューを実施。
──安田さんがELEMENTのトレーナーになった理由を教えていただけますか?
安田さん:元々フィットネスインストラクターとして、別のフィットネスジムでグループレッスンなどを担当していました。その際、お客様と積極的にコミュニケーションを取るタイプだったこともあり、多くの方からダイエットのアドバイスを求められることがありました。しかし、当時の会社の方針上、食事などに関する具体的なアドバイスは禁止されていました。仕事は楽しかったのですが、もっとお客様の健康改善に深く関わりたいという想いから、ELEMENTのパーソナルトレーナーへ転向しました。
──お客様とのセッションやカウンセリングで大切にしていることについて教えていただけますか?
安田さん:カウンセリングでは、お客様が人生をより良くするための一歩としてELEMENTをご利用いただいてていることを意識してお話しています。自分を変えたい、見た目の変化で自信を持ちたい、人生をもっと楽しみたいなど、その思いに対して真摯に向き合うようにしています。
中でも重視しているのは、お客様の「変わりたい」という意欲や動機で、お客様が何を目指し、何に取り組みたいのかを理解し、それを支えるためにどのようなサポートが必要かを常に考えています。
──利用目的だけでなく、利用者の思いにも寄り添ってセッションされているんですね。表面的なサービスではなく、もっと深いところまで理解いただけるとは、すごく利用者としてもありがたいです。
Wellulu編集後記:
取材前は、1日30分のセッションだとあまり意味ないのでは?という疑問もありましたが、今回実際に体験してみて「ELEMENT」のセッションの全てが「運動の習慣化」につながっていると感じました。身体のケアも取り入れ、程よい負荷のトレーニング内容で、変に頑張り過ぎることなく汗を流すことができ、セッション終了後も気持ち良かったです。
またトレーナーの方々が、「運動を継続したいけどできない…」という方の気持ちを受け止めて、短時間でも効果的にトレーニングできるメニューを提案してくれるところもうれしいポイント。最初のカウンセリングで不安に感じていることや悩みを全て伝えることで、より良いトレーニング体験ができるはずです。