どれだけ腹筋を鍛えても脂肪で隠れていれば割れた腹筋が見えることはないが、脂肪はどう落とせばいいのか?腹筋が割れる体脂肪率は何%なのか?そう思う人も多いはず。
この記事では、男性・女性それぞれで腹筋が見え始める体脂肪率の目安をはじめとし、食事・運動別に体脂肪率を減らして腹筋を割る方法を解説する。
この記事の監修者

おぜき としあきさん
パーソナルトレーナー
この記事の検証者

山下さん
筋トレ歴9年
学生時代から週3~トレーニングや運動を続けており、社会人になってからも週4~トレーニングを継続。コンテスト出場歴もあり。 正しいフォームを皆さんに伝えられるように日々奮闘。
腹筋が割れる体脂肪率は何%?

「腹筋が割れている」と聞いて、どんなお腹を思い浮かべるだろうか。くっきり6パックなのか、縦にうっすら線が入った状態なのか、それともバキバキに仕上がった競技レベルなのか。
実は、この「割れている」のイメージが人によって大きく異なることが、体脂肪率の目安を分かりにくくしている。
まずは、男性・女性それぞれで腹筋が見え始める体脂肪率、体脂肪率ごとのお腹の見た目の変化を整理しながら、「どの数値を目指せばいいのか」を具体的に解説していく。
- 【男性】腹筋が割れる体脂肪率
- 【女性】腹筋が割れる体脂肪率
- 体脂肪率別のお腹の見た目の変化
【男性】腹筋が割れる体脂肪率

男性は、筋肉量が多く、体脂肪率の変化が見た目に表れやすい傾向にある。そのため、数値と腹筋の見え方が比較的リンクしやすいのが特徴。
- 体脂肪率15~18%:力を入れると、うっすらと縦線や横のラインが見え隠れするレベル。「標準的な引き締まった体型」という印象を与える。
- 体脂肪率10〜14%:力を入れなくても、腹筋のブロック(シックスパック)の輪郭がはっきりと分かる状態。プールサイドや海で「腹筋が割れている人」と認識されるのはこのラインからである。
- 体脂肪率10%以下:いわゆる「バキバキ」の状態。皮膚の下に血管が浮き出ることもあり、フィットネスモデルのような研ぎ澄まされた肉体美といえる
| 体脂肪率 | イメージ |
| 15〜18% | ![]() |
| 10~14% | ![]() |
| 10%以下 | ![]() |
ただし、体脂肪率10%以下になると、日常生活に支障が出やすくなるので注意が必要。この数値は大会前などの一時的な仕上げとして扱われることが多く、日常的に維持する水準ではない。
慢性的な疲労感や集中力の低下が起こりやすくなり、免疫機能の低下や気分の落ち込みなど、メンタル面への影響も出やすくなってしまう。

監修者:おぜき
たとえば、体脂肪率が18%前後の人が、食事管理と運動をしっかりおこなえば、短期間でも変化は十分に期待できます。10〜14%を目指す場合、早い人では1〜1.5か月ほどで到達するケースもあります。とくに男性は、目標までの期間が短いほうが集中力を保ちやすい傾向があります。そのため、10〜14%を目指す場合は、約1か月をひとつの目安に考えると現実的でしょう。
【女性】腹筋が割れる体脂肪率

女性は男性よりも皮下脂肪がつきやすく、生理機能を維持するためにもある程度の体脂肪が必要となる体質。
そのため、男性よりも少し高めの数値でも、全体としては引き締まって見える場合も多い。
- 体脂肪率20~22%:お腹の中心にスーッと通る縦線(アブクラックス)がうっすら見える状態。健康的で女性らしいしなやかさを残した、理想的なスタイル。
- 体脂肪率17〜19%:縦線に加え、横のラインもうっすらと見え始める。モデルやアスリートのような、非常にストイックで引き締まった印象を与える。
- 体脂肪率15%以下:女性としてはかなり絞り込まれた状態である。競技レベルを目指すのでなければ、ホルモンバランスの乱れを招くリスクもあるため、無理に目指す必要はない。
| 体脂肪率 | イメージ |
| 20〜22% | ![]() |
| 17~19% | ![]() |
| 15%以下 | ![]() |
ちなみに、下腹だけがぽっこりしている場合は、脂肪だけが原因ではなく、骨盤や姿勢といった身体のつくりが影響しているケースも多い。骨盤・姿勢・体幹の使い方を整えることが、見た目改善への近道となる。
体脂肪率別のお腹の見た目の変化

体脂肪率によって、お腹の見た目は段階的に変化していく。
数値だけではイメージしにくい場合、自身のお腹の「つまめる肉の厚さ」と比較してみるとよい。つまめる厚みが薄く、かつ筋肉の張りを感じられる状態であれば、腹筋の影が出やすい傾向にある。
- 体脂肪率30%以上(肥満気味):お腹周り全体に脂肪がつき、つまむとたっぷりとした厚みを感じる。腹筋の形はまったく見えない。
- 体脂肪率20〜25%(標準〜やや軽肥満):服を着ていれば目立ちにくいが、お腹をつまむとしっかりお肉がつかめる状態。「隠れ肥満」もここに含まれる。
- 体脂肪率15〜19%(標準〜引き締め):余分な脂肪が落ち、お腹が平らになってくる。ここからあと一歩絞ると、腹筋の影が見えてくる段階である。
- 体脂肪率10〜14%(筋肉質):皮下脂肪が薄くなり、腹筋の凹凸が皮膚の上からでもはっきりと分かる。
| 体脂肪率 | イメージ |
| 30%以上(肥満気味) | ![]() |
| 20〜25%(標準〜やや軽肥満) | ![]() |
| 15〜19%(標準〜引き締め) | ![]() |
| 10〜14%(筋肉質) | ![]() |
同じ体脂肪率であっても、身体の見え方には大きな差が出る。おもな要因としては、筋肉量、皮下脂肪のつき方、腹筋の厚みなどが挙げられる。
なかでも、見た目への影響がもっとも大きいのは皮下脂肪の量と分布。
体脂肪率が同じ数値であっても、皮下脂肪が多い場合は腹筋のラインが隠れやすく、筋肉量が多い場合は、皮下脂肪が同程度でもラインがはっきりしやすい。 とくに腹筋に厚みがあると、わずかな脂肪の差でも凹凸が出やすくなる。

監修者:おぜき
数字はあくまで目安です。同じ体脂肪率でも、筋肉量が多い人と少ない人では見た目がまったく違います。体重計の数字だけに囚われず、鏡に映る自分のボディラインの変化を楽しむことが大切です。とくに女性は、体脂肪率を落としすぎると生理不順などのリスクもあります。「健康的で美しい」ラインを見極めることが重要です。
体脂肪率を落とすにはどれくらいカロリー消費すればいい?

体脂肪率を落とす際、どれくらいカロリーを消費すればいいのかは、正確な計算ではないが、概算で目安が立てられる。
まずは、現在の体重と体脂肪率を把握し、減らしたい脂肪量を算出することが出発点。
たとえば体重60kg・体脂肪率15%の場合、体脂肪量は約9kg。体脂肪率10%を目指すなら体脂肪量は約6kgとなり、約3kgの脂肪を減らす必要がある。
体脂肪1kgあたりのエネルギー量は約7,000〜7,200kcal。3kgなら合計でおよそ21,000kcal前後の消費が目安となる。
この数値を期間で割ることで1日あたりの目安が算出できるため、たとえば1か月で目標を目指す場合、1日あたり約700kcalのエネルギー赤字が必要。
目安を数値で把握しておくと、食事量や運動量を見直す際の指標となる。
腹筋を割る際の考え方

- 腹筋は脂肪の下ですでに「割れている」
- 腹筋を割るには「体脂肪を減らす」×「腹筋を厚くする」
腹筋は脂肪の下ですでに「割れている」

いわゆるシックスパックは、特別な人だけの構造ではない。腹筋は、実は最初から誰でも割れている筋肉。
お腹の中央にある腹直筋は、腱画という結合組織によって、生まれつきブロック状に区切られている。その上に、脂肪が重なってしまい、割れ目が見えなくなっているだけの状態。
見えるかどうかを左右するのは、体脂肪量と筋肉量のバランス。 とくに影響が大きいのが、お腹の表面につく皮下脂肪の厚み。
1:皮下脂肪
皮膚のすぐ下につく皮下脂肪は、指でつまめるやわらかい脂肪で、腹筋を隠す直接的な要因となる。女性につきやすい。
2:内臓脂肪
内臓のまわりにつく内臓脂肪は、お腹が前に張り出すタイプで、比較的落としやすい特徴。男性につきやすい。
腹筋を割って見せるためには、とくにこの皮下脂肪の厚みを減らしていく必要がある。
腹筋を割るには「体脂肪を減らす」×「腹筋を厚くする」

腹筋を割るための基本は、体脂肪を減らすことと、腹筋を厚くすること。この2つを同時に進めることがポイント。
脂肪だけを落とすと細いがメリハリのない身体になりやすい一方で、筋トレだけでは脂肪の下で筋肉が厚くなり、お腹が出て見えるケースも少なくない。
食事管理や有酸素運動で、腹筋の上に乗っている脂肪を落とし、筋トレで腹直筋や腹斜筋に負荷をかけ、筋肉のボリュームをつくる必要がある。
腹筋の厚みをつくるためには、回数を多くこなすより、10回前後で限界を感じる負荷設定を意識し、角度を工夫して強度を高めるのがコツ。
①上に乗っている「体脂肪」を減らす(食事・有酸素運動)
②中にある「腹筋」を大きく厚くする(筋トレ)
腹筋が割れる前段階で、まず現れやすいのがウエストまわりの変化。とくに、脇腹の横方向の厚みが少しずつ減っていく点が、もっとも分かりやすいサインとなる。
くびれがはっきりしてくると、腹部全体の輪郭も整い、下腹だけが前に出ていた印象が弱まる。そのあと、腹部の中央にうっすらと縦のラインが現れ始める。
このようにいきなり凹凸がはっきり出るわけではなく、横の厚みが減る→ くびれが出る→ 縦線が見え始めるという順で、輪郭の変化から進行するのが一般的。

監修者:おぜき
みなさんここを誤解されていることが多いのですが、腹筋運動自体には、お腹の脂肪を直接燃やす効果はあまり期待できません。腹筋運動はあくまでも、筋肉を大きくする作業。上の脂肪をどかすには、やはり食事管理と全身運動が必要不可欠なのです。
▼腹筋を割る方法について詳しく見る
腹筋を割るための筋トレ・食事方法!筋肉量と体脂肪率の管理がカギ
腹筋が割れるってどういう状態? 「腹筋が割れる」とは、いわゆるシックスパックが目に見えて浮き上がっている状態を指す。実はこの「割れた腹筋」は特別な人だけが持って.....
【食事編】体脂肪率を減らして腹筋を割る方法

- 消費カロリー>摂取カロリー
- 筋肉を残して脂肪だけ落とす「PFCバランス」
- 低GI食品へ置き換える
消費カロリー>摂取カロリー

体脂肪を1kg減らすために必要な消費エネルギーは、約7,200kcal。
たとえば1か月で1kg落とすなら「7,200kcal ÷ 30日 = 約240kcal」となり、毎日240kcal分の「アンダーカロリー(摂取<消費)」を作る必要がある。
これをご飯に換算するとお茶碗軽く1杯分、運動ならウォーキング約50分〜1時間に相当。
無理に食事制限するよりも、「少し減らす+少し動く」の積み重ねが現実的な減量ペース。
ここでWellulu編集部が実際に240kcalの差を出すために検証してみた。
▼摂取カロリーを240kcal減らす(食事カット)

▼消費カロリーを240kcal増やす(運動)


検証者:山下
「-200kcal」とだけ聞くと何をしていいかわからなかったのですが、実際に運動と食事で置き換えてみると毎日取り組めそうな内容でした。
その日の自分の状態に合わせて組み合わせていきたいと思います。
筋肉を残して脂肪だけ落とす「PFCバランス」

単にカロリーを削るだけでは、身体は筋肉を分解してエネルギーを補おうとする。その結果、代謝が下がり、脂肪が落ちにくい状態に陥りやすい。
重要なのは、三大栄養素である、P(たんぱく質)・F(脂質)・C(炭水化物)の配分。
とくにたんぱく質は、筋肉量を維持するための土台となる栄養素。
- P(Protein/タンパク質):筋肉の材料。体重×1.5g〜2gを目安にしっかり摂取する。
- F(Fat/脂質):ホルモンバランスや細胞の維持に必要だが、カロリーが高いので控えめに。良質な油を選ぶ。
- C(Carbohydrate/炭水化物):身体のエネルギー源。完全に抜くのではなく、量や質を調整する。
プロテインに頼りすぎず、卵や鶏肉、魚など、噛んで食べるたんぱく質を中心に構成することがポイント。
加えて、夜遅い時間帯の糖質や高カロリーな食事、朝食抜きといった習慣は、体脂肪を落とすうえで大きなブレーキになる。
ここでWellulu編集部がPFCバランスを意識した食事はどう変わるのか検証した。
▼PFCバランスを意識した一日の食事


検証者:山下
想像以上にタンパク質が不足していたので、今回タンパク質ウを加えることを意識しました。コンビニで手軽に購入できるゆで卵はとても助かります。

監修者:おぜき
「食べないダイエット」は筋肉を落としてしまうのでNGです。たんぱく質は、体重50kgの人なら1日75g〜100gを目指しましょう。コンビニのサラダチキンやゆで卵、プロテインバーなどを活用すると手軽に補給できますよ。
低GI食品へ置き換える

「炭水化物は敵」と思われがちだが、トレーニングのエネルギー源として必要不可欠。ポイントは、血糖値を急激に上げにくい「低GI食品」を選ぶこと。
- 白米→玄米、雑穀米
- 食パン→全粒粉パン、ライ麦パン
- うどん→そば
- 砂糖たっぷりのお菓子→さつまいも、干し芋
また、夜遅い時間に糖質を摂取すると脂肪になりやすいため、夕食の炭水化物をやや控えめにするだけでも効果的。

検証者:山下
計算してみると、普段何気なく食べているお菓子やカフェラテで、あっという間にカロリーオーバーしていました……。まずは白米を玄米に変えて、間食をプロテインに変えるところから始めてみます。

監修者:おぜき
夜は活動量が少なく、エネルギー消費が低下する時間帯です。そのタイミングでの爆食は、体脂肪として蓄積されやすくなるので注意が必要です。また、朝食を抜くと代謝が下がり、脂肪を燃やしにくい状態になるため、朝ごはんは毎日食べましょう。
【運動編】体脂肪率を減らして腹筋を割る方法

腹筋を割るための運動と聞くと、つい腹筋運動ばかりを思い浮かべがち。しかし、実際に腹筋のラインを浮き出させるために重要なのは、大きな筋肉を動かして消費量を増やし、脂肪を燃やすことが近道。
ここでは、基礎代謝を高める筋トレ、脂肪燃焼を促す運動、姿勢から整える方法の3方向から、実践しやすい運動法を紹介する。
- 大筋群を鍛えて基礎代謝をアップする
- 「HIIT」と「有酸素運動」で脂肪を燃焼する
- ドローインと姿勢改善で腹筋を引き締める
大筋群を鍛えて基礎代謝をアップする

腹筋を割りたいなら、腹筋運動だけより、まずはスクワットを優先したい。
脂肪燃焼の効率という視点では、腹筋のような小さな筋肉より、太もも・お尻・背中といった大きな筋肉を動かすほうが、身体全体のエネルギー消費が増え、脂肪が燃えやすくなる。
腹筋は面積が小さく、動かしても消費量はそれほど大きくない。一方、スクワットは下半身だけでなく、体幹や背中、お腹まわりまで一緒に使われやすく、基礎代謝の底上げにつながりやすい。
スクワットの頻度は週2回が目安。余裕があれば週3回まで増やしても問題はない。1回あたり2〜3セット、1セット8〜12回を目安に、最後の数回で余裕がなくなる負荷設定がポイント。

監修者:おぜき
最低限取り入れたい種目は、スクワット・デッドリフト・チンニングの3つです。いずれも複数の筋肉を同時に使い、全身の脂肪燃焼に繋がります。マシンよりは、フリーウエイトのほうが、バランスを保とうとして全身の筋肉が連動しやすいのでおすすめです。負荷が高すぎる場合は軽めからはじめ、慣れてきた段階でバーベルに移行しましょう。
「HIIT」と「有酸素運動」で脂肪を燃焼する

体脂肪を減らしたいときは、有酸素運動が基本。ウォーキングやランニングは、移動距離が長くなりやすく、消費カロリーも積み重ねやすい。
一方、HIITは短時間でも動きが強く、心臓や肺にしっかり刺激が入るトレーニング。
酸素を取り込む力が高まり、糖質だけでなく脂質を使いやすい身体に変わりやすい。
- 時間がない人向け:「HIIT(高強度インターバルトレーニング)」
「全力運動20秒+休憩10秒」を繰り返すトレーニング。短時間で爆発的にカロリーを消費し、運動後も脂肪燃焼効果が続く。 - じっくり派向け:「有酸素運動」
早歩きのウォーキングやジョギングなど。20分以上続けると脂肪燃焼効果が高まると言われている。
有酸素運動は、運動初心者や身体への負担を抑えたい人に向いている。HIITは、ある程度運動習慣があり、関節や体力に不安が少ない人向けのトレーニング。
ただし、長時間の有酸素運動を高頻度でおこなうと、筋肉量が落ちやすくなる点には注意しよう。
ここでWellulu編集部が、実際に自分に合う方法はどちらなのか検証してみた。
【検証内容】
同じ編集部員が別日に
- HIIT(4分:20秒運動+10秒休憩×8)
- 有酸素(早歩き20分 or ジョギング20分)
を実施して比較する。
▼HIIT(4分:20秒運動+10秒休憩×8)をおこなう風景

▼有酸素(早歩き20分 or ジョギング20分)をおこなう風景


検証者:山下
ランニングは自分の体調やコンディションに合わせてペースを調整して長時間おこなえるのがメリットだと感じました。HIITは普段忙しい中でも強度の強い有酸素運動をおこないたいときに組み合わせながらおこないたいです。
▼HIITについて詳しく見る
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ドローインと姿勢改善で腹筋を引き締める

基本的には部分痩せは難しいとされるが、お腹に限っては、内側に引き締めることで細く見せることは可能。
お腹を内側に引き締めるためには、お腹の奥にある腹横筋を使う動き「ドローイン」がおすすめ。この筋肉は、天然のコルセットのようなはたらきがあり、ぽっこりと前に出たお腹を物理的に凹ませてくれる。
やり方はとてもシンプルで、息をゆっくり吐ききり、お腹を薄くしたまま30秒キープするのみ。デスクワーク中や通勤中など、立ったままでも座ったままでも取り入れやすい。

監修者:おぜき
ドローインは一見地味ですが、深層筋である「腹横筋」を鍛えることで、内臓を正しい位置に安定させる効果があります。反り腰の改善にもつながるので、ぽっこりお腹が気になる方にはとくにおすすめです。呼吸を止めずに、おへそを背中にくっつけるイメージでおこなってみてくださいね。
「6パック」を作るトレーニング3選
- 【腹直筋上部】クランチ
- 【腹直筋下部】レッグレイズ
- 【腹斜筋】ツイストクランチ
【腹直筋上部】クランチ
| 難易度 | ★★★☆☆ |
| 続けやすさ(※1) | ★★★☆☆ |
| トレーニング効率(※2) | ★★★★★ |
- ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
- ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
- 仰向けで、ひざを90度にして壁につける
- 顎をひいてお腹を見る
| ケガのリスク | 低い傾向 |
| 実施できる場所 | 自宅・ジム |
| 器具・設備 | 床マット |
| 鍛えられる部位 | 腹斜筋・腹直筋 |
| 負荷の調整 | 可能 |
【注意点】
- 脚をしっかり固定する


検証者:山下
足を壁につけることで体が安定し、腹筋だけに集中しやすいと感じました。15回ほどでお腹の上部がじんわり疲れてきて、反動を使わずに動けている感覚がありました。通常のクランチよりもフォームを保ちやすい印象でした。

監修者:おぜき
壁を使うことで下半身が固定され、腹筋の動きに集中しやすくなります。首や肩に力が入りやすいので、視線が上に向かないよう、腹筋を丸める意識を優先しましょう。初心者にも取り入れやすい種目です。
【腹直筋下部】レッグレイズ
| 難易度 | ★★★☆☆ |
| 続けやすさ(※1) | ★★★☆☆ |
| トレーニング効率(※2) | ★★★☆☆ |
- ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
- ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
- 仰向けになり、両脚を揃える
- 両手は床に置き、手のひらで支える
- 息を吐きながら脚を持ち上げる
- 息を吸いながらゆっくり脚を下ろす
| ケガのリスク | 低い傾向 |
| 実施できる場所 | 自宅・ジム |
| 器具・設備 | 床マット |
| 鍛えられる部位 | 腹直筋下部 |
| 効果 | 下腹ぽっこりの引き締め |

検証者:山下
脚を上げ下げする動作が想像以上にきつく、下腹にダイレクトに効いているのを感じました。最初は回数が少なくても、ゆっくり動かすことで十分な負荷があります。
下腹が引き締まる感覚が分かりやすく、ウエストラインを意識したい人には特に向いていると感じました。

監修者:おぜき
レッグレイズは腹直筋下部を鍛える代表的なトレーニングです。腰が反らないよう、床に押し付ける意識を持つことで、腹筋への刺激が高まります。脚を下ろす際にコントロールすることで、筋肉への負荷が持続し、効率よく下腹部の引き締めにつながります。
【腹斜筋】ツイストクランチ
| 難易度 | ★★★★☆ |
| 続けやすさ(※1) | ★★★☆☆ |
| トレーニング効率(※2) | ★★★★☆ |
- ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
- ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
- 仰向けで、ひざを90度にする
- 両手を頭の後ろに軽く添える
- 右ひじと左ひざを近づけるように上体をひねる
- 反対側も同様におこなう
| ケガのリスク | 低い傾向 |
| 実施できる場所 | 自宅・ジム |
| 器具・設備 | 床マット |
| 鍛えられる部位 | 腹斜筋(内・外) |
| 効果 | ウエストのくびれ作り |
【注意点】
- 身体を倒しすぎない


検証者:山下
ひねりを加えることで、通常のクランチとは違った刺激があり、脇腹に効いているのが分かりました。動きが単調になりにくく、楽しく続けられる印象です。ウエストのくびれを意識しながら行うと、より集中しやすかったです。

監修者:おぜき
ツイストクランチは腹斜筋を刺激し、ウエストラインの引き締めに効果的な種目です。上体を起こす際にしっかりと体幹を安定させ、ひねりは勢いではなく腹筋の力で行いましょう。
左右均等に行うことで、バランスの取れたウエストづくりにつながります。
腹筋と体脂肪率に関するQ&A
お腹周りのお肉だけを集中的に落とす方法はある?
A:気になる部分だけの脂肪を減らすことは難しい。

監修者:おぜき
脂肪は、身体の一部だけが先に減るものではなく、全身から少しずつ落ちていきます。ただし、脂肪が大きく減っていなくても、腹筋を使って引き締めることで“筋肉のガードル”ができ、見た目は細くなります。焦らず、全身の脂肪を落とすアプローチを続けましょう。
腹筋は毎日やってもいい?
A:筋肉痛があるときは休むほうがよい。

監修者:おぜき
筋肉は、トレーニングによって傷つけられ、修復されて強くなる「超回復」という仕組みで成長します。そのため、毎日続けるよりも、2〜3日に1回、週3回ほどのペースで十分です。無理に回数を増やすより、1回ずつしっかり効かせることを意識してください。
体脂肪率は低いのに腹筋が割れて見えないのはなぜ?
A:筋肉量の少なさや、皮下脂肪の厚みが考えられる

監修者:おぜき
一つは、筋肉量の不足です。体脂肪が少なくても、腹筋そのものが薄いと、凹凸は出にくくなります。もうひとつは、皮膚の下につく皮下脂肪の厚さです。内臓脂肪は少なくても、皮下脂肪だけが残っているケースも考えられます。また、水分や塩分のとりすぎによるむくみが影響していることもあります。
プロテインを飲むと太るというのは本当ですか?
A:プロテインそのものが太る原因になるわけではない。

監修者:おぜき
プロテインは、低脂質・高タンパクな食品ですが、カロリーゼロではありません。「いつもの食事+プロテイン」で食べる量が増えれば、当然カロリーオーバーになり、体重が増えることもあります。間食の代わりに取り入れるなど、1日の食事量の中で調整できれば、ダイエットの心強い味方になります。


















青山学院大学在学中の1988年から指導をスタート。指導歴30年で女優、役者、アイドル、女子アナ、ミスワールド日本代表モデル、プロサーファー、新体操選手などのスポーツ選手なども含め20000人超の指導を経験。2003年OZEKIパーソナルトレーナー養成スクール(現Shapesアカデミー)開設。2005年Shapes(現ShapesGirl)を東京渋谷に開設。メディア出演のほか、「腹凹は太もも運動でつくれる 1日3分週3日でOK!」(SBクリエイティブ)「5秒姿勢矯正ダイエット」(マガジンハウス)など多数の著書を執筆。