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ツイストプランク(プランクツイスト)の効果・やり方!種類別のやり方や注意点も紹介

ツイストプランクは、体幹の安定性を高めながら腹斜筋を中心に鍛えるトレーニング。ひねり動作を入れることでウエストの引き締め、姿勢改善、動作安定につながる。

この記事ではツイストプランクの効果ややり方をはじめとし、種類別のやり方や注意点、効果が出るまでの期間を紹介する。

この記事の監修者

つむら みおさん

パーソナルトレーナー/ハーティネス株式会社代表

フィットネス勤務から独立し、現在はダイエット迷子に正しい知識を伝えるためのオンラインレッスンを運営。ボディメイクの運動指導や食事指導を行い、YouTube「みおGYM」で週2回配信。著書4冊、各種メディア出演。JBBF日本ボディビル・フィットネス連盟で2年連続優勝経験。

この記事の検証者

山田 しおりさん

フィットネスクラブで身体を動かす習慣はあったものの、きちんと身体に合った方法で運動できているか不安になり、2023年からパーソナルトレーニングに定期的に通い始める。 仕事が忙しい時期はとくに運動不足気味のため、歩いて移動できる場所は電車やバスは使わないように心がけている。

目次

ツイストプランクとは?

「ツイストプランク」は、体幹の安定性を高めながら腹斜筋を中心に鍛える体幹トレーニング。基本のプランク姿勢から、腰を左右にひねるようにツイストを加える動作がポイント。

腹斜筋や腹横筋に強い刺激を与えるほか、骨盤と背骨の位置を保つために大臀筋や脊柱起立筋も刺激される。体幹全体をバランスよく使うため、ウエストラインの引き締めや姿勢改善、運動時の軸の安定に効果的。

項目 ツイストプランク 通常のプランク
目的 体幹の安定強化+くびれ作り 体幹の安定強化
動き 左右への回旋動作 体勢キープ
負荷のかかり方 片側に集中 全身に均等
難易度 中級 初級〜中級

監修者:つむら

ツイストプランクは通常のプランクと比較してくびれ作りに効果的です。その他にも、動きが入ることにより動的な筋肉の使い方が求められ、スポーツパフォーマンスの向上にもつながります。

ツイストプランクで鍛えられるおもな筋肉

  • 腹斜筋
  • 腹横筋
  • 腹直筋
  • 脊柱起立筋
  • 大臀筋
部位 負荷の強度
腹斜筋 ★★★★★
腹横筋 ★★★★☆
腹直筋 ★★★☆☆
脊柱起立筋 ★★☆☆☆
大臀筋 ★★☆☆☆

腹斜筋

主な役割 身体をひねる動作や横に倒す動作に影響する。日常生活では、横になって身体を起こす動作や、後ろを振り返る動作に関わる。
位置 脇腹に位置
構成筋肉 外腹斜筋・内腹斜筋

腹横筋

主な役割 体幹の安定化に重要な役割で、腹圧を高めることで背骨を内側から支え、腰への負担を軽減する。歩く・走る・階段を上るときなどの日常の動作に関わる。
位置 腹直筋や腹斜筋の深層
構成筋肉 独立したひとつの筋肉

腹直筋

主な役割 身体を丸める動作や、正しい姿勢をキープする際に使われる。日常生活では、立つ時や座っている際に身体を安定させるのに不可欠な筋肉。
位置 腹筋の中心部
構成筋肉 単一の大きな筋肉

脊柱起立筋

主な役割 身体を起こす動作や姿勢を真っ直ぐに保つ動作に影響。日常生活では、立ち上がるときや歩行時の身体のバランスに関わる。
位置 背骨の両側の縦に細長い筋群
構成筋肉 棘筋・最長筋・腸肋筋

大臀筋

主な役割 歩く」「走る」といった日常動作に欠かせない存在で、股関節の安定性に影響する。日常生活において、階段を上る時や坂道を上る時に関わる。
位置 お尻の左右

ツイストプランクの効果

  • ウエストの引き締め・くびれ作り
  • 姿勢改善
  • 肩こりや腰痛改善
  • 体幹強化・代謝アップ
  • 運動パフォーマンスの向上

ウエストの引き締め・くびれ作り

「ツイストプランク」は、腰の回旋動作で腹斜筋を集中的に刺激する体幹トレーニング。普段使われにくい脇腹の筋肉を動かすことで脂肪が落ちやすくなり、ウエストラインの引き締めに効果的。姿勢を保ちながらひねることで腹横筋も働き、腹部の内側から引き締まる。

フォームは、頭から足先まで一直線を保ち、あばら骨を締めた状態で腹圧を維持することが基本。ゆっくり動かすことで腹斜筋への負荷が高まり、脇腹に熱感や張りを感じやすくなる。

変化を感じ始める目安は1週間程度。脂肪が厚い場合は見た目の変化が出にくいが、正しいフォームと腹圧の維持ができれば内側から引き締めが進む。

監修者:つむら

腹斜筋は振り向く、後方の物を取る、手を斜めに伸ばすなどの回旋動作で使われます。デスクワーク中心の生活では働きにくいため、座ったまま体を軽くひねる動きを取り入れるのがおすすめです。

姿勢改善

「ツイストプランク」は体幹の筋肉をバランスよく使うため、猫背や反り腰の改善につながる。とくに腹横筋や脊柱起立筋が連動して働くことで骨盤と背骨が安定し、自然と正しい姿勢を維持しやすくなる。

姿勢が整うと、見た目の印象が良くなるだけでなく、肩や腰への負担も減り、疲れにくい身体づくりにもつながる。

意識しないと体幹は改善しないが、トレーニングをすることで自然と安定するように。ツイストプランクの際はドローインをしながらおこなうのがポイント。

監修者:つむら

姿勢を改善することで、くびれができるだけでなくお腹がへこむ・猫背・巻き肩の改善・腰痛・肩こりの改善などが日常生活で実感できます。

肩こりや腰痛改善

ツイストプランクは、身体をねじる動作によって背中から腰にかけての筋肉をほぐし、体幹のバランスを整えるトレーニング。腹筋と背筋を均等に使うことで、筋肉のこわばりや姿勢の歪みを防ぎ、肩こりや腰痛の予防につながる。

体幹を鍛える際は肩とひじを垂直に保ち、反り腰にならない姿勢を意識するのがポイント。呼吸を止めずにリラックスした状態でおこなうことで血流が促され、筋肉の柔軟性が保たれる。

とくにデスクワークが多い人や、腰に負担を感じやすい人におすすめ。呼吸を止めず、リラックスしながら行うことで、血流促進の効果も高まる。

監修者:つむら

週3回程度の頻度で継続することで、筋肉のこわばりが改善しやすくなります。肩甲骨まわりを伸ばすストレッチや、首を回す・伸ばすなどのケアを組み合わせるとより効果的でおすすめです。

体幹強化・代謝アップ

「ツイストプランク」は、腹斜筋・腹横筋・腹直筋・脊柱起立筋などの体幹深層筋を総合的に鍛えるトレーニング。体幹が強化されることで姿勢が安定し、転倒防止や腰痛予防につながる。

スポーツをおこなわない人でも、立つ・歩く・座るといった基本動作がスムーズになり、日常生活の質が向上する。

姿勢を保つ力が高まることで特定の部位に負荷が集中せず、長時間同じ姿勢を続けても疲労を感じにくくなる。猫背や巻き肩、肩こり、腰痛などの慢性的な不調の改善にもつながる。

監修者:つむら

「ツイストプランク」単体で脂肪を燃焼させる効果は限定的ですが、筋力強化によって基礎代謝が上がり、結果的に脂肪燃焼を促します。

体幹トレーニングを継続すると姿勢が整い全身の筋肉が連動しやすくなるため、運動効率も向上します。

運動パフォーマンスの向上

「ツイストプランク」で体幹を鍛えることで、走る・跳ぶ・回るといった動作が安定し、スポーツ全般のパフォーマンス向上につながる。体幹が強化されると、手足の動きを効率的に伝えられるため、力の出し方がスムーズになり、ケガのリスクも軽減される。

初心者でも、床からの立ち上がりやベッドからの起き上がりが軽くなるなど、動きやすさの変化を実感しやすい。体幹の安定によって、日常動作全体のブレが減り、疲労を感じにくい身体づくりに役立つ。

有酸素運動と組み合わせる際は、ウォーキング時に腕を大きく振る、背中を引く意識を持つなど、体幹のひねりを活かす動作が効果的。アスリートだけでなく、日常生活における動きの軽さや姿勢の安定にもつながる。

ツイストプランクの正しいやり方・フォーム

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか

【やり方】

  1. ひじを肩の真下につく
  2. つま先を立て、身体を一直線に保つ
  3. 床ギリギリまで腰を右にひねる
  4. 反対側にゆっくりひねり、左右交互に動かす
バリエーション 約5種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 腹斜筋・腹横筋・腹直筋下部・脊柱起立筋・大臀筋
負荷の調整 可能

STEP1:ひじを肩の真下につく

検証者:山田

ひじの位置が前に出ると肩や首に負担がかかりやすいため、真下に置くことで体幹の力を正しく支えられると感じました。安定感が増すため、動作全体がスムーズになります。

監修者:つむら

肩とひじを一直線に保つことは、体幹トレーニングの基本姿勢です。正しい位置に置くことで肩関節への負担を軽減し、腹部の筋肉にしっかり力が伝わります。

STEP2:つま先を立て、身体を一直線に保つ

【注意点】

  • 目線は少し前

目線は少し前

検証者:山田

頭からかかとまで一直線を意識すると、自然とお腹に力が入り、全身が引き締まる感覚があります。フォームが崩れると腰が沈みやすいため、鏡で確認しながらおこなうのがおすすめです。

監修者:つむら

身体を一直線に保つことで、腹横筋や脊柱起立筋が同時に働きます。腰が反ると体幹の力が抜けてしまうため、骨盤を軽く前傾させるイメージで姿勢をキープすることが大切です。

STEP3:床ギリギリまで腰を右にひねる

【注意点】

  • 床につく直前で止める
  • 腰を反らさない

床につく直前で止める

腰を反らさない

検証者:山田

動作を急ぐとバランスを崩しやすいため、呼吸を止めずにゆっくり動かすことで、脇腹にしっかり効いている感覚がありました。腰を落としすぎないように注意が必要です。

監修者:つむら

床すれすれまでひねると腹斜筋が大きく収縮し、くびれづくりに効果的です。ただし、腰を回しすぎると負担がかかるため、痛みを感じる手前で止めることを意識してください。

STEP4:反対側にゆっくりひねり、左右交互に動かす

検証者:山田

左右を交互に繰り返すことで、腹斜筋の左右差がわかりやすく、体幹のバランスを整える効果を感じました。スピードを上げずに一定のテンポで続けると、より効率的に鍛えられます。

監修者:つむら

ゆっくりとした動作は筋肉への刺激を高めるだけでなく、フォームの安定にもつながります。反動を使わずにコントロールすることで、腹斜筋だけでなく腹横筋・脊柱起立筋もバランスよく鍛えられます。

ツイストプランクの種類4選

  • ひざつきツイストプランク
  • レッグリフトツイストプランク
  • サイドプランクツイスト
  • HIIT形式のツイストプランク

ひざつきツイストプランク

難易度 ★☆☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. ひざを床につけ、両肘を肩の真下に置いてプランク姿勢をつくる
  2. 体幹をまっすぐ保ちながら、腰を左右にゆっくりねじる
  3. 床に触れる直前で止め、反対側へツイストする
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 腹斜筋・腹横筋・脊柱起立筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 脚をそろえる

脚をそろえる

検証者:山田

ひざをつくことで体重が分散され、腰や肩への負担が軽減されました。初めてツイストプランクをおこなう人でも、正しいフォームを意識しながら動作を確認しやすいと感じます。

監修者:つむら

ひざつき姿勢は、体幹の基本動作を習得する段階としておすすめです。安定した状態で腹斜筋を動かせるため、フォームの癖を修正しながら安全に筋肉を刺激できます。

レッグリフトツイストプランク

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 通常のプランク姿勢をとる
  2. 片脚を床から数センチ持ち上げ、骨盤を安定させたままツイストする
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 腹斜筋・腹横筋・脊柱起立筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 腰を反らさない
  • 身体のラインを一直線に保つ

腰を反らさない

身体のラインを一直線に保つ

検証者:山田

片脚を上げることでバランスを取るのが難しくなり、腹斜筋だけでなくお尻や背中の筋肉まで働いている感覚がありました。動作中は特にお腹の奥が引き締まる印象です。

監修者:つむら

レッグリフトを加えることで、体幹と下半身の連動が強化されます。支える脚側の腹斜筋と臀筋が同時に働くため、体幹の安定性向上や姿勢改善に効果的です。

サイドプランクツイスト

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. ひじを肩の真下に置き、横向きで身体を一直線に保つ
  2. 反対の手を頭の後ろに添える
  3. 上半身をひねるようにして、ひじとひじを近づけるイメージでツイストする
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 腹斜筋・腹横筋・脊柱起立筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 首や肩に力を入れすぎない
  • 脚から頭まで一直線

首や肩に力を入れすぎない

脚から頭まで一直線

検証者:山田

身体を横向きに支えながらツイストする動作で、脇腹への刺激が特に強く感じられました。バランスを取るための集中力が必要で、短時間でもしっかり効いている実感があります。

監修者:つむら

サイドプランクツイストは、腹斜筋の引き締めに最も効果的なバリエーションの一つです。片側ずつ鍛えることで左右差を整え、くびれラインの形成にも役立ちます。

HIIT形式のツイストプランク

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 通常のツイストプランク姿勢をとる
  2. 腰を左右にリズミカルにひねり、テンポよく動かす
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 腹斜筋・腹横筋・腹直筋・大臀筋・脊柱起立筋
負荷の調整 可能

検証者:山田

短時間でテンポよく行うことで、心拍数が上がり全身が熱くなる感覚があります。筋トレと有酸素運動を同時におこなっているような充実感があり、脂肪燃焼を実感しやすいです。

監修者:つむら

HIIT形式では、ツイストプランクをインターバルでおこなうことで代謝が大幅に高まります。フォームが乱れやすくなるため、スピードよりも正確な動作を維持する意識が重要です。

ツイストプランクの秒数・頻度

  • 運動レベル別の秒数の目安
  • 頻度の目安

監修者:つむら

「ツイストプランク」は、体幹のねじり動作を伴うトレーニングであり、筋力・バランス・代謝を同時に高められます。体力や筋力に応じて負荷を調整することで、初心者から上級者まで効果的に実践できます。

フォームを崩さず、腹斜筋や腹横筋に「効いている感覚」を意識することがポイントです。

運動レベル別の秒数の目安

レベル 秒数 ポイント
初心者(運動習慣なし・体力に自信がない) 1セット20〜30秒 フォーム優先。慣れたら40秒に延長。
中級者(軽い運動習慣あり) 45〜60秒×2〜3セット セット間休憩30〜60秒。一定テンポで。
上級者(定期的に運動) 60〜90秒×3〜4セット HIIT(20秒動く+10秒休む×8)も可。ねじりと安定を意識。

監修者:つむら

最初は初心者レベルから始め、軽々とできるようになったタイミングで秒数を5〜10秒延ばす、1セット追加することなど負荷を段階的に高めましょう。

効果の期間としては早い人では1週間ほどで変化を感じやすいですが、皮下脂肪が多い場合は見た目の変化が遅れる傾向にあります。

頻度の目安

レベル/目的 頻度 ポイント
運動初心者・フォーム習得 毎日短時間 軽い刺激を毎日。筋肉痛が強い日は通常のプランクに切替。
中級者以上・しっかり負荷 週2〜3回 回復48〜72時間で強化。くびれ形成や代謝アップにつながる。

監修者:つむら

トレーニングをおこなう際は習慣化できるタイミングを決めておくのがおすすめです。朝は代謝UPするのでおすすめですが、お風呂前や寝る前、起きてすぐなど自分がおこないやすいタイミングで習慣に取り入れましょう。

ツイストプランクの効果を高めるコツ・注意点

  • ウォーミングアップとクールダウンをおこなう
  • お腹を中心に体全体を使う意識を持つ
  • 体幹に常に力を入れる
  • 呼吸を止めずにおこなう

ウォーミングアップとクールダウンをおこなう

「ツイストプランク」をおこなう前には、必ずウォーミングアップを取り入れるのがおすすめ。身体が冷えた状態でねじる動作をすると、腰や肩を痛めるリスクが高まるため、股関節・背中・体幹まわりの可動域を広げてからスタートしよう。

ウォーミングアップは、軽いストレッチやひざつきプランク、キャット&カウのような背骨を動かすトレーニングがおすすめ。終了後はクールダウンとしてお腹と背中を中心に伸ばすストレッチをおこない、筋肉の緊張を緩めると回復が早まる。

お腹を中心に体全体を使う意識を持つ

「ツイストプランク」は腹斜筋や腹横筋をメインに使うトレーニングだが、お腹だけでなく全身を連動させて動かすことが大切。腹部を軸に、肩・背中・お尻・脚までを一体でひねることで、体幹全体の筋肉がバランスよく働く。

お腹だけを動かそうとすると腰が反りやすくなるため、「身体全体でねじる」意識を持つとフォームが安定する。

体幹に常に力を入れる

「ツイストプランク」では、体幹を常に引き締めた状態で動くことがポイント。お腹の力が抜けると腰が落ち、腹斜筋への刺激が逃げてしまう。動作中は、へそを背中に近づけるように軽く引き込み、腹圧をキープしたまま身体をひねろう。

この「体幹の緊張」を維持することで、腰を守りながら筋肉に効率よく負荷を与えられる。

呼吸を止めずにおこなう

「ツイストプランク」で多い失敗が、動作中に呼吸を止めてしまうこと。呼吸を止めると、腹圧のコントロールが乱れ、体幹の安定が崩れやすくなる。
ひねるときに息を吐き、戻すときに吸うというリズムを意識すると、腹斜筋と腹横筋が自然に収縮し、

より深く効かせられる。一定の呼吸を続けることで血流が促進され、筋肉の硬直やめまいの予防にもつながる。

ツイストプランクに関するQ&A

腰が痛くなるのはなぜ?

A:腰をひねりすぎたり、体幹が抜けて腰が反っていることが原因

監修者:つむら

腰が痛むときは、腹圧が保てていないサインです。お腹を軽くへこませ、へそを背中に引き寄せる意識を持つと体幹が安定します。初心者はひざつきで練習し、腰の沈みを防ぐフォームを身につけましょう。

どのくらいで効果が出る?

A:3〜4週間ほどでお腹まわりの変化を感じやすくなる

監修者:つむら

ツイストプランクは即効性よりも、習慣化による身体の変化が特徴です。くびれや姿勢改善だけでなく、疲れにくさや安定した動きも効果として現れます。焦らず、週単位での変化を見ていくのがポイントです。

ツイストの角度はどのくらい?

A:腰をひねりすぎず、45度前後を目安に腹斜筋へ負荷をかける

監修者:つむら

角度を深くするよりも、腹圧をキープして動きをコントロールすることが重要です。無理なねじりは腰椎を痛める原因になるため、床に軽く触れる程度で止めると効果的です。フォームを守ることで安全に継続できます。

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