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ハムストリングを鍛える筋トレ15選!自重やマシンを使ったトレーニングや鍛え方のコツ

太もも裏のハムストリングを鍛えることで、腰痛やひざ痛の予防、姿勢改善、スポーツの瞬発力・持久力向上、ヒップアップや基礎代謝アップにつながる。この記事では、自宅・ジムでおこなえるおすすめ種目の紹介をはじめとし、回数・頻度の目安、ストレッチのやり方などを紹介する。

この記事の監修者

坂詰 真二さん

スポーツ&サイエンス代表、フィジカルトレーナー

フィジカルトレーナー、NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。横浜市立大学文理学部卒。株式会社ピープル(現コナミスポーツ)にてディレクター、教育担当を歴任後、株式会社スポーツプログラムで各種アスリートのコンディショニング指導を担当する。1996年に独立後、パーソナル指導、トレーナーの育成とともに、書籍、雑誌、TVなど各メディアで健康情報の提供を行う。22万部越えの「世界一やせるスクワット」(日本文芸社)ほか著書多数。3月末に『眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話』(日本文芸社)を上梓。公式youtubeチャンネルはhttps://www.youtube.com/@shin.training-channel

この記事の検証者

山本 祐志郎さん

6年前に始めたハンドボールで培った瞬発力や体力を活かして、日々の生活や仕事にも前向きに取り組む。朝の公園ランニングやHIITトレーニングを日課とし、時にはヨガで心身を整えるなど、アクティブな日々を過ごしている。

目次

ハムストリングとは?

主な役割 ひざの屈曲などに関わり、走る跳ぶ・しゃがむなどの動作に影響する
位置 太ももの裏側
構成筋肉 大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋

監修者:坂詰

ハムストリングスは衰えると姿勢に崩れが起こり、それに伴ってひざなど関節痛の原因になるため、日常的に鍛えておきたい筋肉の1つです。

大きな動きで、ハムストリングスの筋力と共に柔軟性も高めることが大切です。

ハムストリングを鍛えることで得られる効果

  • 腰痛や股関節痛を予防できる
  • 骨盤と姿勢を安定させて猫背の改善
  • スポーツパフォーマンスの向上
  • ヒップアップと太もも裏の引き締め
  • 基礎代謝が上がる

腰痛や股関節痛を予防できる

ハムストリングはひざの屈曲と股関節の伸展に関わり、歩行や階段動作など日常生活で常に働いている。筋力が衰えると骨盤やひざを支える力が低下し、関節の痛みやや姿勢不良の原因となりやすい。

とくにデスクワーク中心の生活や運動不足の人は硬直しやすく、腰やひざへの負担が増える。ハムストリングを鍛えることで骨盤周囲の安定性が高まり、腰椎へのストレスを軽減できる。

またひざの動作においても負担を分散できるため、ひざ痛予防にも効果的。鍛える際は筋力強化だけでなく柔軟性を維持することがポイントなので、トレーニングにストレッチを組み合わせよう。

骨盤と姿勢を安定させて猫背の改善

ハムストリングはひざや股関節の動作に関わるだけでなく、体幹や背筋と連動して骨盤を正しい位置に保つ役割を担う。ハムストリングスの柔軟性が低下すると骨盤が後傾しやすく、猫背や反り腰といった姿勢不良を引き起こしやすい。

ハムストリングを鍛えることで骨盤周囲の安定性が高まり、正しい姿勢を維持しやすくなる。正しい姿勢は見た目の印象を改善するだけでなく、関節への負担を軽減し関節の老化を遅らせる効果も。

トレーニングをおこなう際はムストリングを大きく動かして、筋力と柔軟性を高めることで骨盤の動きがスムーズになり、腰や背中の負担を抑えられる。

スポーツパフォーマンスの向上

走る・跳ぶといった動作に大きく関与するハムストリング。強化することで地面を力強く蹴り出せるようになり、瞬発力や持久力の両方が向上する。

例えばサッカーや陸上競技ではスプリント力の向上、テニスやバドミントンでは素早い方向転換の安定につながる。

競技特性にかかわらず、強いハムストリングはパフォーマンス全体を底上げする基盤。日常的なトレーニングで鍛えることでケガ予防にも役立ち、長期的な競技力維持にもつながる。

ヒップアップと太もも裏の引き締め

お尻と太もも裏は筋肉が協働してはたらくため、同時に鍛えることでスタイル全体が大きく変化する。ハムストリングスのトレーニングをするとヒップラインを引き上げが増し、自然にヒップアップ効果が得られると同時に太もも裏の余分な脂肪が引き締まり、脚の後ろ姿がすっきりと整う

下半身のシルエット改善は女性にとって美脚につながり、男性にとっても引き締まった体型づくりに役立つ。姿勢が安定することで腰や骨盤への負担も減り、日常生活での動作が改善する。

基礎代謝が上がる

ハムストリングは下半身を構成する大きな筋肉群であり、鍛えることで筋肉量が増加し、基礎代謝の向上につながる。

筋肉はエネルギーを多く消費する組織であるため、鍛えることで安静時の消費カロリーが増え、日常生活の中でも効率よくエネルギーを消費できる。基礎代謝が高まれば太りにくい身体づくりができ、ダイエットや体型維持にも効果的。

さらに大きな筋肉を動かすことで血流が促進され、冷えやむくみの改善にも役立つ。

【自宅でできる】ハムストリングを鍛える筋トレ10選

  • ヒップリフト
  • ワンレッグヒップリフト
  • スクワット
  • ブルガリアンスクワット
  • ランジ
  • スプリットスクワットジャンプ
  • ヒップスラスト
  • グッドモーニング
  • バックエクステンション
  • シングルレッグデッドリフト

ヒップリフト

難易度 ★☆☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 仰向けに寝てひざを90度に曲げ、足を床につける
  2. 手は身体の横に添える
  3. 肩からひざまでが一直線なるまでお尻を持ち上げる
  4. ゆっくりもとに戻す
バリエーション 約4種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 腰を反らせすぎない
  • ひざを開きすぎない

腰を反らせすぎない

ひざを開きすぎない

ヒップリフトの種類

ダンベルヒップリフト
  • 負荷をさらにかけるので難易度が高い
  • お尻は床に触れさせずにギリギリの位置で保つ
バーベルヒップリフト
  • ダンベルヒップリフトよりもさらに負荷をかけたい人向け
  • 腰を反ってしまうと腰を痛める原因になるので注意する
ワンレッグヒップリフト
  • 器具を使わず難易度を上げたい人向け
  • 片脚を伸ばして集中的に負荷を与えることで、筋力やバランス能力がアップする

検証者:山本

最初は腰を反ってしまい腰が痛くなりましたが、意識的にお尻をしめるようにしたら、後ろの筋肉に効いている感じがしました。

監修者:坂詰

とくに腰の反りはよくやってしまいがちなので注意が必要です。背中をそらさず、股関節を軸に体を上げ下ろしする意識を持つとハムストリングに効かせやすくなります。

ワンレッグヒップリフト

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 仰向けに寝て片足を床につけ、もう片脚は天井に伸ばす
  2. 床の足で腰を持ち上げる
  3. 肩からひざまでを一直線にし、ゆっくり戻す
バリエーション 約4種類
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 腰を反らせすぎない
  • ひざを開きすぎない

腰を反らせすぎない

ひざを開きすぎない

ヒップリフトの種類

ダンベルヒップリフト
  • 負荷をさらにかけるので難易度が高い
  • お尻は床に触れさせずにギリギリの位置で保つ
バーベルヒップリフト
  • ダンベルヒップリフトよりもさらに負荷をかけたい人向け
  • 腰を反ってしまうと腰を痛める原因になるので注意する
ワンレッグヒップリフト
  • 器具を使わず難易度を上げたい人向け
  • 片脚を伸ばして集中的に負荷を与えることで、筋力やバランス能力がアップする

検証者:山本

片脚を浮かせると一気にバランスがとりにくくなりました。反対の脚を少し高めに持ち上げると安定しやすく、うまくできたときはしっかり筋肉が使われている感じがしました。

監修者:坂詰

フォームが崩れると腰痛の原因になるので、まずは少ない回数から正しいフォームでおこなうことを意識しましょう。

スクワット

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 足を肩幅に開き直立する
  2. 椅子に座るように腰を下げる
  3. 太ももが床と平行になったら立ち上がる
バリエーション 約6種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 大腿四頭筋、ハムストリング、大臀筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • ひざをつま先より前に出さない
  • 背中を丸めない

ひざをつま先より前に出さない

背中を丸めない

スクワットの種類

バーベルスクワット
  • 通常のスクワットより難易度が上がる
  • バーベルが必要。ジムでおこなう
  • バーベルを背中にしっかり乗せる
フロントスクワット
  • 通常のスクワットより難易度が上がる
  • 身体が前傾しやすい
  • ひじを高く上げる
ゴブレットスクワット
  • 深いスクワットをおこなえる
  • バーベルスクワットよりおこないやすい
ワイドスクワット
  • 広めに脚を開き、つま先を外側にむける
  • ひざが内側に入るとケガのリスクが高まる
ブルガリアンスクワット
  • 通常のスクワットより難易度が上がる
  • 不安定な場合は壁などに手をついてサポートしながらおこなう

検証者:山本

ひざがつま先より前に出てしまうと前の太ももばかりに負荷がかかってしまいましたが、お尻を後ろに引く事を意識したら動きやすくなりました。

監修者:坂詰

ひざだけで動かず、股関節を軸に身体を上下するイメージを持ちましょう。無理に深くしゃがまず、まずはひざを90度曲げるだけでも十分効果があります。

ブルガリアンスクワット

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 後方に置いたイスや台に片脚を置き、もう片脚を前に出す
  2. 前脚のひざと股関節を曲げてしゃがむ
バリエーション 約5種類
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 イス
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋、体幹
負荷の調整 可能
【注意点】
  • ひざを内側に入れない

ひざを内側に入れない

ブルガリアンスクワットの種類

ダンベルブルガリアンスクワット
  • ダンベルで負荷調整が可能
  • ダンベルは真下におろすのがポイント

バーベルブルガリアンスクワット

  • バーベルで負荷調整が可能
  • 慣れるまではスミスマシンを使う
ゴブレットブルガリアンスクワット
  • ダンベルで負荷調整が可能
  • 身体の両サイドに重量があるダンベルブルガリアンスクワットと比較すると上半身に負荷が加わる
バランスボールブルガリアンスクワット
  • 筋力だけでなく、バランス感覚も重要になってくるため難易度が高い

  • バランスボールに乗せるのは下腿部まで

検証者:山本

片脚を後ろに置くことでよりひざに負荷を感じただけでなく、バランス力が必要だと感じました。左右のバランスに差があり弱い方の脚がすぐ疲れてしまいました。

監修者:坂詰

前脚は遠めに置くことでひざへの負担を減らせます。左右の差を埋まるために、強い方のセット数を1セット減らし、弱い方を1セット多くおこないましょう

ランジ

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 脚を肩幅程度に開く
  2. 片脚を前に出し、ひざと股関節を曲げてしゃがみ込む
  3. 前足のかかとで押し戻す
バリエーション 約6種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 前脚のひざをつま先より前に出さない
  • 上体が前に出ない

前脚のひざをつま先より前に出さない

上体が前に出ない

ランジの種類

ダンベルランジ
  • ダンベルで負荷調整が可能
  • 両手にダンベルを持つことでバランスがとりやすい

バーベルランジ

  • バーベルで負荷調整が可能
  • ダンベルより高重量なので上級者向け
サイドランジ
  • 横方向に踏み出すことで内転筋も鍛えられる
  • 股関節周囲の柔軟性も鍛えられる
リバースランジ
  • 後方に踏み出すことでひざ関節への負担が軽減される
  • バランス感覚を鍛えやすい
ウォーキングランジ
  • 歩くように連続して前進する
  • バランス力と心肺機能にも負荷がかかる

検証者:山本

脚を出す際に胸を張って身体をまっすぐにすることを意識したことで安定しました。後ろ脚の置き方で効いている感覚が違うように感じます。

監修者:坂詰

後ろ脚はバランスを取るために支えとして使い、前脚のひざと股関節を曲げ伸ばしする意識を持つと、下半身全体に効かせられます。

スプリットスクワットジャンプ

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. ランジ姿勢からジャンプする
  2. 空中で足を入れ替えて着地
  3. 再びランジ姿勢で繰り返す
バリエーション 約4種類
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋、大腿四頭筋、心肺機能
負荷の調整 可能
【注意点】
  • ひざを内側に入れない

ひざを内側に入れない

スプリットスクワットジャンプの種類

ダンベルスプリットスクワットジャンプ
  • ダンベルで負荷調整が可能
  • 体幹と上半身の安定が必要
メディシンボールスプリットスクワットジャンプ
  • 胸の前で保持するため体幹刺激が強い
  • バランスを取りにくい
バーベルスプリットスクワットジャンプ
  • バーベルで負荷調整が可能
  • 腰・関節へのリスクが大きい

検証者:山本

ジャンプを挟むだけで難易度が上がったように感じます。リズムよくできたときは全身が一気に温まって、下半身全体を使っている感覚がありました。

監修者:坂詰

高強度な種目なので、初心者は回数を少なめにおこないましょう。着地時の音が気になる場合はジャンプを低めにおこない、着地を静かにするのがポイントです。

ヒップスラスト

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 背中をイスやソファに預けて座る
  2. ひざを曲げて足を床に置く
  3. お尻を下げた位置から、腰を持ち上げ肩からひざを一直線にする
  4. ゆっくり戻す
バリエーション 約7種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 イス・ソファ
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 腰を反らせすぎない

腰を反らせすぎない

ヒップスラストの種類

スミスマシンでヒップスラスト
  • フリーウエイトに比べてバランスを崩しにくく、重量の調整がしやすい
  • より重量を上げたトレーニングに挑戦するときにおすすめ
ダンベルヒップスラスト
  • 重量の調整がしやすく身体に収まるサイズなので、バランスを取りやすい
  • 負荷の調整がしやすいので初心者向け
シングルレッグヒップスラスト
  • バランスがとりにくいため、難易度が高い
  • 身体が左右に傾きやすいため、脚を少し中央に寄せてかかとでしっかりと押し出す
バランスボールヒップスラスト
  • 軸がぶれた瞬間にボールから転げ落ちる可能性があるため、難易度が高い
  • お尻の筋肉に加え、体幹部も同時に鍛えられる

チューブヒップスラスト

  • ひざが内側に入らない
  • お尻の横も鍛えられる
バーベルを使用したヒップスラスト
  • バーベルで負荷調整が可能
  • スミスマシンで慣れてから取り組むのがおすすめ

検証者:山本

お尻に効いている感覚はありますが、イスの高さが合わないと肩や腰が痛くなってしまうように感じます。

監修者:坂詰

「ヒップスラスト」をおこなう際は、肩甲骨の下のあたりにベンチを当ててたまま、身体の位置が前後に動かないように、しっかりと両足で踏ん張ったままおこないましょう。

グッドモーニング

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 足を肩幅に開いて立ち、両手を頭の後ろに組む
  2. 背筋を伸ばしたまま股関節から前に倒す
  3. 太もも裏に伸びを感じたら元に戻る
バリエーション 約4種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 不要
鍛えられる部位 ハムストリング、脊柱起立筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 背中を丸めない

背中を丸めない

グッドモーニングの種類

ダンベルグッドモーニング
  • 軽量で初心者向け
  • ダンベルで負荷調整が可能
  • 両手の位置で負荷のかかり方が変わる
ケトルベルグッドモーニング
  • 前抱えで体幹を意識しやすい
  • 腰への負担を軽減しやすい
バーベルグッドモーニング
  • バーベルで負荷調整が可能
  • 高重量で脊柱起立筋やハムストリングを強化

検証者:山本

腰から曲げてしまうと背中も丸まりやすかったです。鏡で確認するとフォームが崩れているのがわかりやすかったので、鏡の前でおこないたいと思います

監修者:坂詰

腰から曲げるのではなく、股関節を軸にして上半身を折るイメージを持ちましょう。背中を丸めないようにし、ハムストリングにストレッチ感が出れば正しいフォームです。

バックエクステンション

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. うつ伏せに寝て手を頭の後ろに組む
  2. 背中を反らせるように上体を持ち上げる
  3. ゆっくり下ろす
バリエーション 約4種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 脊柱起立筋、ハムストリング
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 腰を反らせすぎない

腰を反らせすぎない

バックエクステンションの種類

スーパーマンバックエクステンション
  • 両腕と両脚を同時に床から高く持ち上げ、身体を大きく反らせる
  • ノーマルバックエクステンションより負荷がかかる
チェアバックエクステンション
  • 可動域が大幅に広がり、身体を深く下ろしてから持ち上げられる
  • ハムストリングスや大臀筋をより効果的に鍛えられる
バランスボールバックエクステンション
  • 腹横筋などの体幹深部がより鍛えられる
  • バランスボールが滑ったり転がったりするので床マットを使用する

検証者:山本

勢いをつけて反るのではなく、ゆっくり上げることで腰ではなく背中全体に効いている感覚がしました。スピードを抑えると安全にできそうです。

監修者:坂詰

反りすぎはNGです。上体を反らした際でも首は正面を向かずに斜め下に向けることで、首や腰に負担をかけず、効果的に鍛えられます。

シングルレッグデッドリフト

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 片足で立ち、もう片足を後ろに伸ばす
  2. すじを伸ばしたまま股関節から前に倒れる
  3. 太もも裏に伸びを感じたらゆっくり戻る
バリエーション 約4種類
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋、体幹
負荷の調整 可能
【注意点】
  • ひざを伸ばしきらない

ひざを伸ばしきらない

シングルレッグデッドリフトの種類

バーベルのシングルレッグデッドリフト
  • 高重量で筋力が強化できる
  • バランスが難しく上級者向け
ケトルベルのシングルレッグデッドリフト
  • 片手保持で回旋防止が必要
  • 体幹の安定力を強化できる
自重のシングルレッグデッドリフト
  • 器具が不要なので初心者向け
  • 主にバランス力・柔軟性を磨く

検証者:山本

最初片足で立つのが難しくふらつきましたが、安定するとお尻の横とハムストリングに効くのがわかりました。

監修者:坂詰

バランスに不安がある場合は、後ろの脚を安定したイスなどに乗せてバランスを取り、正しいフォームでおこないましょう。

【ジムで取り組む】ハムストリングを鍛える筋トレ5選

  • バーベルデッドリフト
  • バーベルルーマニアンデッドリフト
  • バーベルヒップスラスト
  • バーベルグッドモーニング
  • ケーブルプルスルー

バーベルデッドリフト

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. ベンチに背中を預けて座る
  2. ひざを曲げて足を床につけ、バーベルを骨盤の上に置く
  3. 腰を持ち上げて肩からひざを一直線にする
  4. ゆっくり戻す
バリエーション 約6種類
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 バーベル
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • ひじを曲げない
  • 足の位置を調整する

ひじを曲げない

足の位置を調整する

デッドリフトの種類

ダンベルデッドリフト
  • バーベルデッドリフトと比較して、ダンベルは重量調整がしやすい
  • 軌道がぶれやすい
ルーマニアンデッドリフト
  • ハムストリングスを集中的に鍛えたい人におすすめ
  • お尻を下に落とすのではなく、後ろに引くイメージを持つ
スティッフレッグデッドリフト
  • ひざを曲げない分、腰を反りすぎると負担がかかる
  • 背中を真っすぐ保つ意識が大切
スモウデッドリフト
  • 内転筋にアプローチしやすい種目
  • 高重量を扱いやすい
シングルレッグデッドリフト
  • 重量を片足で支える体幹力が必要
  • 上級者向けのトレーニング

検証者:山本

バーを身体に近づけて持ち上げるように意識したら、お尻とハムストリングに効いている感覚がありました。

監修者:坂詰

常に背すじを伸ばしたまま、股関節を軸に身体を上下することを意識しましょう。バーがひざを越えてから上体を起こすようにすると、実施しやすくなります。

バーベルルーマニアンデッドリフト

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. バーベルを太もも前で持つ
  2. 背筋を伸ばし、股関節から前傾する
  3. 太もも裏が伸びる位置で止め、もとに戻る
バリエーション 約2種類
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 バーベル
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • ひざは軽く曲げる

ひざは軽く曲げる

ルーマニアンデッドリフトの種類

ダンベルルーマニアンデッドリフト
  • 可動域を広くとれる
  • フォームが崩れやすいので注意

検証者:山本

普通のデッドリフトと比較して、太ももの裏を伸ばす感覚がありましたが、どこまで下ろすべきか分かりづらく不安を感じました。柔軟性が不足していると動きが制限されるのではと感じます。

監修者:坂詰

「ルーマニアンデッドリフト」の際はひざは軽く曲げ、背中を丸めずに股関節の動きを意識するのがポイントです。動作域は無理に広げず、ハムストリングスの張りを感じる位置で十分です。

バーベルヒップスラスト

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2)

★★★★★

  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. ベンチに背中を預けて座る
  2. ひざを曲げて足を床につけ、バーベルを骨盤の上に置く
  3. 殿部を持ち上げて肩からひざを一直線にする
  4. ゆっくり戻す
バリエーション 約7種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 バーベル、イス
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 腰を反らさない

腰を反らさない

ヒップリフトの種類

スミスマシンでヒップスラスト
  • フリーウエイトに比べてバランスを崩しにくく、重量の調整がしやすい
  • より重量を上げたトレーニングに挑戦するときにおすすめ
ダンベルヒップスラスト
  • 重量の調整がしやすく身体に収まるサイズなので、バランスを取りやすい
  • 負荷の調整がしやすいので初心者向け
シングルレッグヒップスラスト
  • バランスがとりにくいため、難易度が高い
  • 身体が左右に傾きやすいため、脚を少し中央に寄せてかかとでしっかりと押し出す
バランスボールヒップスラスト
  • 軸がぶれた瞬間にボールから転げ落ちる可能性があるため、難易度が高い
  • お尻の筋肉に加え、体幹部も同時に鍛えられる

チューブヒップスラスト

  • ひざが内側に入らない
  • お尻の横も鍛えられる
自重のヒップスラスト
  • 自重でおこなうので初心者向け

検証者:山本

自重の場合より負荷がかかりましたが、正しいフォームでおこなった時にお尻やハムストリングにすごく効いている感覚がありました。

監修者:坂詰

両足で身体を支えて床を押しながら、お尻を引き上げると、筋肉に効きやすくなります。重量を上げる際は、正しいフォームでおこなえるか確認しながらおこないましょう。

バーベルグッドモーニング

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. バーベルを肩に担ぐ
  2. 股関節を軸に身体を前傾させ、太もも裏が伸びる位置で止める
  3. ゆっくり戻す
バリエーション 約4種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 バーベル
鍛えられる部位 ハムストリング、脊柱起立筋
負荷の調整 可能
【注意点】
  • 背中を丸めない

背中を丸めない

バーベルグッドモーニングの種類

ダンベルグッドモーニング
  • 軽量でおこなえる
  • ダンベルで負荷調整が可能
  • 両手の位置で負荷のかかり方が変わる
ケトルベルグッドモーニング
  • 前抱えで体幹を意識しやすい
  • 腰への負担を軽減しやすい
グッドモーニング
  • 自重でおこなうので初心者向け

検証者:山本

胸を張って動作をおこなうとハムストリングがしっかり伸びる感覚がありました。ただ、自重と比較して重さがあるので、背中をまっすぐにキープするのが難しかったです。

監修者:坂詰

最初は軽めの重量で正しいフォームを習得しましょう。深く倒れなくても股関節を軸に深いおじぎをする感覚で行うことで、ハムストリングがストレッチされます。

ケーブルプルスルー

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★☆☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. ケーブルマシンにロープをセットし、後ろを向く
  2. ロープを足の間から持ち、背中をまっすぐに保ちながら股関節を折る
  3. お尻と太もも裏を使って身体を起こす
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 ケーブルマシン
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋
負荷の調整 可能

検証者:山本

最初はフォームの習得が難しかったです。ケーブルなので負荷が抜けにくく、最後まで効いている感覚があったのでよかったです。

監修者:坂詰

「ケーブルプルスルー」をおこなう際は腕ではなく、股関節主導で動作をおこなうことが大切です。

ハムストリングを鍛える際の回数・頻度

目的 回数・セット数 頻度 ポイント
筋肥大目的 8〜12回・3〜5セット 週2〜3回
(部位別に分けるなら週1〜2回も可)
  • ハムストリングは回復に時間がかかる筋肉
  • 連日ではなく休養を挟みながら鍛えると効率的に筋肥大する
ダイエット目的 15〜20回・2〜4セット 週2〜3回
  • 自重や軽めの負荷で動作を多めにおこない、消費カロリーを稼ぐ
筋力維持目的 10〜15回・1〜3セット 週1〜2回
  • 「正しいフォームで継続すること」が大切
  • 腰痛や姿勢不良の予防にもつながる

ハムストリングを効果的に鍛えるための5つのポイント

  • 筋トレ前後にストレッチを取り入れる
  • 正しいフォームを身につける
  • 反動を使わずに筋肉に意識を向けて動かす
  • 無理な高重量でおこなわない
  • 休息日を設ける

筋トレ前後にストレッチを取り入れる

ハムストリングは硬くなりやすい筋肉であるため、筋トレ前後にストレッチを取り入れることで効果を高められる。

トレーニング前にはレッグスイングなどの動的ストレッチをおこない、筋肉を温めつつ関節の可動域を広げることが大切。動作準備が整うことでスムーズに力を発揮でき、ケガの予防にもつながる。

一方でトレーニング後は静的ストレッチを用いて筋肉をじっくりと伸ばすと柔軟性が高まり、筋疲労の回復を促進できる。ストレッチを習慣化することで、ハムストリングの強化だけでなく日常生活の動作や姿勢改善にもつながる。

正しいフォームを身につける

フォームが崩れるとハムストリングへの刺激が弱まるだけでなく、腰やひざへの負担が増大しケガの原因に。トレーニングをおこなう際は背中を丸めず、股関節を支点にして動作することが基本。

とくにデッドリフト系では「鏡で姿勢を確認する」「軽い重量から始める」といった工夫でフォームを固めることが大切。

正しいフォームを徹底することで筋力強化と柔軟性の維持が両立でき、腰痛や姿勢不良の改善にもつながる。普段から骨盤を立てて座る習慣を意識すると、日常生活でも姿勢が安定しやすくなる。

反動を使わずに筋肉に意識を向けて動かす

動作を速くして反動を使うと、負荷が分散して狙った部位に十分な刺激が届かない。とくに背中や腕に力が逃げやすく、ハムストリングへの効果が半減する。ゆっくりとコントロールしながら、太もも裏の伸びと収縮を感じ取るのが大切。

目安として「1秒で持ち上げ、2〜3秒で下ろす」というテンポを守ると、筋肉への負荷が持続しやすく効率的なトレーニングになりやすい。反動を使わずに自重や軽い重量でおこなっても十分に刺激できる。

無理な高重量でおこなわない

重量を上げすぎると腰や股関節を痛めるリスクが高まり、継続できなくなる原因に。とくに初心者は自重や軽い負荷から始め、正しいフォームで反復できることを優先に取り組もう。

フォームが安定した段階で少しずつ重量を増やしていけば、ケガを防ぎながら確実にステップアップできる。高重量を扱うことが目的ではなく、狙った筋肉に的確に刺激を与えることが大切。

休息日を設ける

ハムストリングは下半身の中でも大きな筋肉群であるため、トレーニング後の回復には十分な時間が必要。毎日鍛えると疲労が蓄積し、パフォーマンスの低下やケガの原因にも。

トレーニング頻度としては週2〜3回で、間に休息日を設けることがおすすめ。休息日には軽いストレッチや有酸素運動を取り入れることで血流が促進され、疲労回復が早まる。

ハムストリングにおすすめのストレッチ2選

  • 寝たままできるストレッチ
  • イスに座ってできるストレッチ

寝たままできるストレッチ

【やり方】
  1. 仰向けになる
  2. 片脚を上に向けて伸ばす
【注意点】
  • 肩を床につける

肩を床につける

検証者:山本

脚を前に出す際、ひざを伸ばしきらないことでハムストリングにより効いたように感じました。無理せず痛気持ちいいところで抑えたいと思います。

監修者:坂詰

ハムストリングはひざ関節と股関節の両方に関わるため、ひざを伸ばしきってしまうと、先にふくらはぎの筋肉が伸びきってしまい、十分にハムストリングスが伸ばせません。

とくに初心者は柔軟性や筋力に差があるため、無理に可動域を広げず、自分に合った範囲で継続しましょう

イスに座ってできるストレッチ

【やり方】
  1. イスに浅く腰掛け、かかとを床につける
  2. 背すじを伸ばしたまま、股関節から身体を前に倒す
  3. 太もも裏に伸びを感じたら20〜30秒キープ
  4. 反対側も同様におこなう
【注意点】
  • 背中を丸めない
  • かかとを床につける

背中を丸めない

かかとを床につける

検証者:山本

イスに座って身体を前に倒すだけなので、オフィスなどでも簡単にできそうだなと感じました。かかとを浮かせてしまうとハムストリングに効かなかったので、しっかりつけた状態でおこないます。

監修者:坂詰

イスに座っている状態だと、ハムストリングスは短く縮んだ状態にあるので、椅子に座る時間が長いほどハムストリングスは硬くなる傾向にあります。

オフィスでは1時間に一回程度、このストレッチを行うとハムストリングスの柔軟性改善に加えて、むくみの予防にもなります。

動作中は背中を丸めすぎず、股関節から身体を倒すことを意識するとより安全で効果的におこなえます。

ハムストリングに関するQ&A

ハムストリングは毎日トレーニングしても大丈夫?

A:毎日はおこなわず、週2〜3回の頻度で取り組むのが理想

監修者:坂詰

ハムストリングは身体の中でも大きな筋肉群であるため、十分な回復期間を設けることが重要です。毎日負荷をかけ続けると疲労が蓄積し、パフォーマンスの低下やケガの原因となる恐れがあります。

週2〜3回を目安に休養日を挟みながら鍛えるのがおすすめです。また、完全に休むのではなく、ストレッチや軽い有酸素運動を取り入れることで血流を促し、より効果的に回復をサポートできます。

内転筋・内ももも同時に鍛えるべき?

A:毎日はおこなわず、週2〜3回の頻度で取り組むのが理想

監修者:坂詰

ハムストリングと内転筋は、骨盤やひざの安定性を支える重要な筋群です。どちらか一方だけを鍛えると筋力バランスが崩れ、姿勢の乱れやケガのリスクにつながる可能性があります。

スクワットやランジといった複合種目は両方を同時に刺激できるため効率的で、下半身の引き締めや姿勢改善にも効果的です。

ハムストリングを鍛えると脚が太くなる?

A:毎日はおこなわず、週2〜3回の頻度で取り組むのが理想

監修者:坂詰

脚のトレーニングは「太くなる」ことを心配される人が多いですが、適切な負荷で取り組めば実際には引き締まり、スッキリとした印象につながります。

極端に高重量を扱ったり、食事で過剰にカロリーを摂取した場合には一時的に筋肉が大きく見えることもありますが、一般的なトレーニング習慣の範囲であれば心配はいりません。

腰痛持ちでもハムストリングは鍛えられる?

A:毎日はおこなわず、週2〜3回の頻度で取り組むのが理想

監修者:坂詰

腰痛は腰を反らす動作が痛い場合と、丸める動作が痛い場合があります。腰痛の背景に筋肉の硬さや弱さがある場合は適切なトレーニングは症状改善につながりますが、基本的には痛みや違和感のない範囲で動作をおこなうのがポイントです。

また、慢性的な腰痛を抱えている方は、必ず医師や専門トレーナーに相談したうえで取り組みましょう。

自宅とジム、どちらが効果的に鍛えられる?

A:毎日はおこなわず、週2〜3回の頻度で取り組むのが理想

監修者:坂詰

自宅トレーニングはヒップリフトやランジといった自重種目が中心で、継続のしやすさが最大の特徴です。健康維持や基礎体力づくりには十分な効果が期待できます。

一方でジムではマシンやフリーウエイトを用いて負荷を細かく調整できるため、筋肥大や競技力向上を目的とする人におすすめです。

また、人によってトレーニングをおこないやすい環境は異なるので、自分がやりやすい環境でおこないましょう。

ハムストリングを鍛えると短距離走が速くなる?

A:毎日はおこなわず、週2〜3回の頻度で取り組むのが理想

監修者:坂詰

ハムストリングは「地面を強く蹴る」「床を後ろに蹴って推進する」動作に大きく関わるため、瞬発力や加速力の向上につながります。

とくに短距離走やジャンプ系の競技では、ハムストリングを鍛えることがパフォーマンスアップに直結するので、ランジやデッドリフトを取り入れると走力強化に効果的です。

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