Well-Being Challenge!

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【アローズラボ&アローズジム体験レポート】気になる「スポーツ科学」の魅力に迫ってきた!

「スポーツ科学」という言葉を耳にしたことはありますか?最先端のスポーツ科学に基づいたトレーニングで子どもの運動能力を最大限に引き出すという「アローズジム」と、フィジカル検診センター「アローズラボ」。今回はそんな魅力的なアローズに体験に行ってきました!

原口さん

株式会社スポーツ科学 取締役副社長

学校法人グループに10年在籍し、新規事業立ち上げ等を経験。2021年から同社で就業。
スポーツ科学を当たり前の世の中に!をビジョンに掲げ、一人でも多くの方々へスポーツ科学の素晴らしさを伝える活動を行っている。

山﨑さん

株式会社スポーツ科学 アローズラボ&アローズジム日本橋三越本店 店長

2022年から同社で就業。小学校から高校まで男子チームでサッカーをしてきた経験から基礎体力の重要性を実感し、日々測定やトレーニング指導に取り組んでいる。管理栄養士の資格を活かし、食と運動の両面で基礎体力向上を支えられるジムを目指して活動中。

目次

「アローズラボ&アローズジム日本橋三越本店」のフィットネス体験へ

「三越前駅」から徒歩2分、日本橋三越本店の中に併設されている「アローズラボ&アローズジム」。最先端のマシンが多数設備されている空間で、気持ちを高めてトレーニングを体験できそうだ。

早速着替えて、測定へ。

心肺機能・視力・筋肉量など最先端マシンで測定

測定①:持久力測定

──本日はよろしくお願いします!

山﨑さん:よろしくお願いします。まずは持久力の測定をおこなっていきます。

──持久力測定ではどのようなことをするのでしょうか?

山﨑さん:持久力測定はおもに運動中の体力や心肺機能を測るためにおこないます。基本的に歩行をしながらおこなうもので、傾斜が少しずつ上がっていきます。

──てっきり走るのだと思っていましたが、歩いて測るのですね。

山﨑さん:そうなんです、アスリートの方向けの測定では走って計測していきます。測定中は心拍数や呼吸中の酸素と二酸化炭素の割合を測定し、これが規定の数値に達すると測定を終了します。持久力つまりどのくらい運動を続けられるかを確認するため、若い方の場合は時間が長くなる傾向があります。

──右腕に着けた心拍計やマスクで呼吸を測るのですね。具体的にどのくらいの基準に達すると終了するのでしょうか?

山﨑さん:おもにRQ(呼吸商)と呼ばれる呼吸中の酸素と二酸化炭素の割合が変化する点を基準にしていて、この数値が0.95以上に達すると終了します。もしくは心拍数が年齢に応じた最大心拍数の約80%に達したところで終了します。

──がんばります!

山﨑さん:では始めていきますね。スタートと同時に傾斜が5度上がります。これを3分歩いたら、その後は1分ごとに1度ずつ上がっていく形になります。歩行に集中してくださいね。


(約10〜15分ほど所要)

山﨑さん:これで終了になります。お疲れ様でした!長い時間歩き続けたので気をつけて降りてくださいね。

──ありがとうございました。

山﨑さん:最後の傾斜は17度ほどでしたがいかがでしたか?

──じわじわと傾斜が上がるからか、あまり変化は感じなかったです!15度くらいから太ももにぐっと負荷を感じて、踏ん張る感じが出てきましたね。

測定②:視力測定

山﨑さん:続いて、視力測定をしていきます。ここでいう視力測定とは、「スポーツビジョン」いわゆる動体視力、眼球運動、周辺視、瞬間視の4つの項目で、スポーツに必要な眼の能力を見ていくものです。アスリートにとって重要なのはもちろん、私たちの日常生活でも車の運転だったり、歩いているときに急に何か飛び出してきたり、狭いところを通らなければいけない、そういった際に必要な力になります。

──普段の生活でも大事なものですね。

山﨑さん:まず動体視力の測定では、左から右に順番に数字が流れてくるので、順番通り答えてください。レベルが上がると速度が速くなります。

──スポーツをやっていたので自信あったのですが…難しいですね!

山﨑さん:どんどん速くなりますよね。では次に眼球運動を見ていきます。いわゆる眼を動かして見たいものを見る力です。たとえばバウンドするボールのように、不規則に動く物体に視線を合わせたり、街中で変わりゆく景色に素早く眼を反応させる際に活躍します。

いまから画面上の空いている隙間に丸や四角が現れます。丸があった場所を覚えて押してください。これもレベルが上がると速度が速くなります。

──これはかなりよかった気がします!

山﨑さん:レベル7ですね、アスリートレベルです。すごいです!

では続いて、周辺視の測定をおこないます。いわゆる視野の広さがどのくらいかを測るものです。画面中央の数字を見ながら、その周りに隠れた丸の位置を探すというものなのですが、レベルが上がるにつれて、丸の位置が段々と中心から離れていきます。

──おお!これもレベル7が出ました!嬉しいです。

山﨑さん:素晴らしいです。では最後に瞬間視という、一瞬で見たものをどれだけ正確に記憶できるかを測っていきます。2つの図形が描かれた3枚の絵が出てくるのですが、2枚目の絵だけ覚えていただいて、そこにあった図形の配置を思い出して答えてください。これもレベルが上がると速度が速くなります。

レベル6が出ましたね。よい結果です。ではこれで以上となります。

──お疲れ様でした!動体視力が1だったのが悲しいです。

山﨑さん:この辺りの能力は小学生くらいがぐっと伸びますが、大人になってからでも3カ月ほど継続的にトレーニングすればしっかり伸びてきますよ!

──そうなんですね!ありがとうございました。

測定③:筋肉量の測定

山﨑さん:ではこれから筋力測定をおこないます。筋力測定では椅子の座り立ち、5m歩行、握力、そして椅子に座った状態でおこなう筋力測定の4種目をおこないます。

──よろしくお願いします!

山﨑さん:では椅子の座り立ちテストをおこないます。まず椅子にしっかり腰掛け、太ももではなくお尻を座面につけてください。そのあと、立ち上がって膝を完全に伸ばすところまでを1回と数え、これをご自身の最大の速さで10回繰り返していただきます。

──どうでしょうか?

山﨑さん:タイムは12秒94ですね。速さだけでなく体重とのバランスも加味して評価するので、タイムが速いだけで高得点になるとは限りません。

では続いて5m歩行をおこなっていきます。2m助走の区間があり、その先5mのラインまで早歩きで進んでください。がんばって2秒は切りたいですね!

──1秒98ですね!ギリギリでした。

山﨑さん:では続いて握力測定をおこなっていきましょう。握力計のグリップを人差し指の第一関節が直角になるように調整します。測定時は身体から少し離して、腕をまっすぐ伸ばした状態で片手ずつ交互に2回ずつ測りましょう。

──ぐーっといきますね。

山﨑さん:60kg超えましたね!すごいです!驚きました!
では最後に椅子に座った状態でおこなう筋力測定をおこないましょう。椅子の位置やベルトを細かく調整し、身体が動かないよう固定します。ベルトをしっかり握って、膝を3回、全力で曲げ伸ばしし、その際に発揮された力を機械で測定します。ではやっていきましょう!

──途中声かけしてもらえるので思い切り頑張れました!

山﨑さん:これで全ての計測が完了しました。かなり体力を使ったかと思います。お疲れ様でした!!少し落ち着きましたらフィードバックしていきましょうね。

フィードバック:測定結果を踏まえて

──先ほどはありがとうございました!今回の測定結果はどうだったでしょうか?

山﨑さん:まず身体組成の測定でわかったのが、筋肉量では高い数値が出ています。部位別では、とくに上半身において同じ身長、体重の人と比べても筋肉量が多いです。

──普段ジムで運動している成果が感じられました。

山﨑さん:種目別に見ていくと、膝曲げ伸ばしや握力などといったいわゆる爆発的に力を出す種目でよい結果が出ています。

ただ、膝の曲げ伸ばしでは前の筋肉(大腿四頭筋)が強い一方で、後ろの筋肉(ハムストリングス)が比較的弱く、また、左右では右のほうが弱いのがわかりました。バランスが崩れると、肉離れのリスクが高まる可能性があるので、この点を考慮してトレーニングしていくとよいかと思います。

──ハムストリングスと右側ですね。

山﨑さん:握力は優秀でした。一方で、椅子の座り立ちや5m歩行といった身体を素早く動かす種目が弱い印象でした。

視力に関しては、動体視力があまりよくなかったものの、ほかの種目で好成績だったため、とくに日常生活において問題はない結果になっています。

──動体視力のトレーニングがんばって、次は好成績を出したいです!

山﨑さん:最後に持久力についてですが、最大酸素摂取量は高い値が出ているので、心肺機能の強さも問題ないです。

結果用紙を見ていただくと、ちょうど有酸素運動から無酸素運動への切り替わりの地点を確認いただけるのですが、体脂肪を落としたい場合は、この心拍数より低い値で有酸素運動を多くおこなう、持久力をあげたい場合は、この心拍数より高い値でトレーニングをおこなうのをおすすめします。

──これはありがたいです!目安の心拍数があるとジムで効果的に取り組めますね。

山﨑さん:測定の結果は以上になります。今回の結果をもとに、ご自身の弱い種目を伸ばすようにトレーニングの際に参考にしてください!

スポーツ科学・原口さんにインタビュー

測定を体験した後は、原口さんに「スポーツ科学」の考え方や未来への目標など、気になる魅力に迫ってみた

「ARROWZGYM」をはじめたきっかけ

── ARROWZGYMやARROWZLABについて、その取り組みや背景を簡単に教えていただけますか?

原口さん:ARROWZGYMとARROWZLABは、子どもからアスリート、一般の方々まで、多様なニーズに応えるためのプラットフォームです。

アスリート目線では「競技力向上」、子どもたち目線では「将来の可能性の創造」を目指し、一般の方々に向けては「健康の質の向上」をサポートするためのサービスを提供しています。

── 「健康の質の向上」にも注目するようになったきっかけはあったのでしょうか?

原口さん:背景の1つには、百貨店の三越様からの出店オファーがありました。同社はウェルビーイングを掲げており、相談を受けたことから、健康の質向上を図るものを作っていこうということになりました。これは国全体の課題でもある健康寿命延伸にもつながっています。

── 健康寿命の延伸はいまとくに注目されていますよね。

原口さん:医学の進歩で「寿命」は延伸していますが、それ以前の自分で歩く、動く、食べるといった「自立した生活」ができる人、いわゆる健康寿命は延伸できておらず、寿命との差がどんどん広がっているという現状があります。

私たちは体力について長く研究を続けてきたので、科学的データに基づいて運動機能の改善や体力年齢の若返りなどといったアプローチでこれらをサポートできるのではと考えて取り組みをおこなっています。

スポーツ科学に医学を取り込んだ「スポーツ医科学」

── 寿命以前の「自立した生活」をできるようにしていくのですね。

原口さん:今はスポーツ科学なのですが、医学をもっと取り込んで「スポーツ医科学」としてどんどん切り拓いていきたいと思っていますね。

── スポーツ科学というとアスリートのパフォーマンス向上のためといったイメージがありましたが、年齢関係なく、一般の人たちにも重要なのですね。

原口さん:そうなんです。まだまだ十分に浸透してきたとは言えないのですが、大人はもちろん子どもといった若い世代へのアプローチも重要に感じています。

運動習慣を初めとした習慣というのは幼少期に形成されることが多いため、この時期にしっかりとした基盤を作ってあげることで、大人になってからも運動を継続し、これが結果的に健康寿命の延伸につながると考えています。

── 幼少期の体験って大切ですよね。私はあまりスポーツには自信がなかったのでやはり習慣づいてないです。

原口さん:私たちのジムでは、データを取っていくので伸びてるのが見えるんですよね。するとこれが自信になる。そして今度は運動は楽しいと感じるようになって、継続できるようになるんです。このサイクルをしっかり回していきたいなって思っています。

── やはり運動に自信がある子どもが多く参加しているのでしょうか?

原口さん:実は、運動が得意な子ばかりと思いきや運動が苦手な子どもたちも多く、ニーズが非常に高いことがわかりました。そのため、苦手な子でも運動ができるようになり、楽しく感じられるよう取り組んでいます!

── スポーツ科学やスポーツ医科学という分野が一般の人にも身近になるといいですね。

原口さん:大学や公的機関ではスポーツ科学やスポーツ医科学に関連した施設はあるものの、対象はアスリートに偏りがちで、民間向けの健康維持や健康寿命延伸に焦点を当てた取り組みは、まだ十分ではありません。

このような状況下で、私たちは先駆者として、医師や専門機関と連携し、今後は疫学的なエビデンスも取れるサービスを目標に、普及を目指しています。現在、大阪のラボでは整形外科の先生方と協力し、骨密度の測定や血液検査といった医学的な評価と運動プログラムを組み合わせた取り組みを進めています。

人間ドックでは病気の早期発見、フィットネスドックでは運動機能の早期発見を

── 一般の人たちに向けたサービスが広がっていくのですね。

原口さん:将来的には、健康診断や人間ドックにフィットネスドックを組み合わせる形での展開を目指しています。人間ドックでは病気の早期発見を、フィットネスドックでは運動機能のチェック、課題の早期発見をするという考えです。

── それは私もぜひ受けてみたいです。年に1度の人間ドックの際にこういったものに触れるだけでも個人の意識に大きな変化を与えそうですね。

原口さん:やはり健康寿命を伸ばすには一人ひとりのヘルスリテラシーを高めることが非常に重要です。これを高めていくのが私たちの役割だと思っています。

── 体力測定でおこなう種目はどのように選定されているのでしょうか?

原口さん:体力測定でおこなう種目は、私たちの研究所の先生方のアドバイスをもとに選定しました。筋力や持久力、バランス能力などは、健康寿命に直結する重要な指標です。とくに握力は、全身の筋力と強い相関があり、立ち上がる力や動く力に関わります。

── この中でもとくに重要なものはありますか?

原口さん:筋力ですね。筋力が一定以下に落ちると、自力での生活が難しくなるというラインがあります。

たとえば、もともとこのラインのギリギリのところに位置していた人が、コロナ禍で2週間ほど動かなかったとします。そうすると、その間に筋力が低下し、一生寝たきりになるんです。しかし、実際には筋力を測定する習慣がない場合、いま自身がどのあたりに位置するかもわからないですよね。そのため、測定が必要なのです。

── 種目を取り入れる際にはどのような観点から取り入れているのですか?

原口さん:5m歩行は、歩くスピードが速い人は寿命が長い傾向にあるというデータがアメリカの学会でも発表され、日本でも同様の研究が進んでいることから私たちも取り入れました。また、持久力に関しては、持久力が低い人は心疾患のリスクが高いこと、動体視力は転倒や交通事故のリスクにもつながるといった観点から採用しています。

意識づけが健康寿命延伸の第一歩につながる

── 今日測定してみて、正直普段から積極的に運動しているので自信はあったものの、素早い関節の動きや筋肉の収縮は鍛えられていなかったんだなと実感しました。

原口さん:普段継続的に運動をしている方でも、測定しないと見えない部分、気づかない部分がありますよね。日頃のトレーニングでは鍛えられていない部分を測定によって明らかにすることで、自分の弱点や課題を知るお手伝いができたなら嬉しいです!

── すごく参考になりました。今日から意識して速く歩けるようになりたいと思います。

原口さん:意識を変えるだけで大きく変わるはずなのでぜひ!少し運動をしたほうがいいなと思えばエスカレーターを使わず、階段で行こうかなってなりますよね。こういった意識づけが健康寿命延伸の第一歩になるんです。

アスリートのセカンドキャリアの支援にも

── これはやはり子ども向けで展開されているのでしょうか?大人でも受けられますか?

原口さん:もちろん大人でも受けていただけます!将来的には、アスリートが新たな競技に挑戦する「セカンドキャリア」の選択肢を広げる役割も果たすと考えているんですよ。

── アスリートの引退後のキャリアということですか?

原口さん:たとえば、30歳で引退したサッカー選手や野球選手って、競技を変えて考えてみれば、まだまだ可能性のある状態なのです。私たちの測定を通じて「まだこの分野で活躍できる」という可能性を見出し、新たなオリンピック競技に挑戦したりなど、セカンドキャリアに向けたヒントを提供したいと考えています。

── 複数の分野で活躍するということですね!素晴らしいです!

原口さん:大人はもちろん、子どもたちにとっても適性を知ることは競技選びの指針になるだけでなく、自分の得意分野に気づくきっかけにもなります。逆に、向いていないと感じる競技に取り組んでいる場合でも、適性がないから諦めるのではなく、弱点を補強しながら戦略を立てるためのデータとして活用してほしいです。

── 「向いてない」から諦めるというネガティブな考え方ではなく、ポジティブに活用する必要がありますね。

原口さん:そうなんです。結果を単によし悪しとして受け止めるのではなく、「どう活かすか」を考えることです。自分に合った競技を見つけるのも1つの道ですが、たとえ適性がないと言われても、その競技を続けたいと思うのであれば、現実を受け入れたうえで戦い方を工夫していくことが大切なんです。

── 今後の展望などお聞かせください。

原口さん:まず、スポーツに関しては、測定データをもとに「アスリート版Facebook」のような、測定データや映像などあらゆる情報から、スカウトやスポンサーと才能や将来の可能性が出会える場所を作りたいと思っています。地理的や経済的な制約を超えて、国内に留まらず、世界中の子どもたちが平等にチャンスを得られるようなプラットフォームを構築したいですね。

── 子どもたちの可能性が大きく広がりそうですね!

原口さん:健康に関しては、長期的な視点ではありますが、現在言われている医療保険や介護保険料の課題についても、我々はこの取り組みを通して一人ひとりが早期に予防に「投資」すること、そういった意識を増やしていくことで、少なからず貢献できると考えています。

そのためにまずは測定を広めていく取り組みとして、企業の健康経営の一環として福利厚生の中に、人間ドックや健康診断と同様にフィットネスドックを取り入れる提案をおこなっています。社員一人ひとりが健康になれば、企業全体が健康になる。家族といった関係者も健康になっていくはず、という思いがあります。
社員が健康になるメリットはいくつかあり、満足度向上やメンタルヘルスの向上、そういった職場環境の充実が離職率の低下や選ばれ続けるための魅力、また安定して成果が出るようになるなど、より良い企業経営に直結していくことも今後期待しながらデータをとっていきたいと思っています。

── だんだんと健康が広がっていくのですね。

原口さんなので本当は経営者層をメインのターゲットに展開できたらと思っています。40代くらいの若手経営者の方たちにも積極的にアプローチしていきたいですね。

数値で改善を可視化する「体力の通知表」

── アローズジムには「体力の通知表」というものがあると伺いました。とてもユニークですね。

原口さん:ありがとうございます。運動習慣をつくり、継続していくためには健康を可視化することが重要だと考えています。

年に1回の測定で数値を用いて改善を可視化する「体力の通知表」が利用者のモチベーションを引き出し、「去年よりよくなった」という実感を得られることで、運動の継続につなげています。

── 大人になると、学校の通知表のようなものをもらう機会がほとんどないので新鮮です。

原口さん:そうですよね。自分の体力が数値でわかると「ここを改善すればもっとよくなる」と具体的な目標が見えてきます。また、「去年より体力年齢が若返った」という成果を感じると、さらに努力しようという意欲につながります。

一方で、結果が悪かった場合でも、振り返りのきっかけになり、「もっとがんばろう!」と翌年の測定に向けて再びモチベーションを高める機会にもなるんです。

── 年に1回、測定しながら自分の成長を感じる。これを繰り返すことで自然と健康意識の高まりや運動習慣の継続につながっていきそうですね!本日はありがとうございました!

Wellulu編集後記:
今回体験、インタビューを通してスポーツ科学の奥深さに改めて驚かされました。特に測定結果を数値化し、自分の強みと弱みを客観的に知ることができたのは嬉しかったです。今回の結果をもとに、自分の日々のトレーニングにも生かしていきたいと思います!

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