なんで、豆まきするの?
昨日は、節分で家族で「恵方巻」と「鰯」を食べた。それだけではお腹いっぱいにならなかったので、大好きなチーズを海苔にはさんで食べた。そもそも、節分で、豆を撒くのはなぜなのか?
それは、季節の変わり目には邪気(鬼)」が生じやすいと考えられていたからだそうだ。 「豆まき」は、米よりも粒が大きく、精霊が宿るとされた「大豆」を投げつけることで、病や災いを追い払う行事だったとか。つまり、「邪気(鬼)は「病や災い」だから、日々の健康やウェルビーイングを願う行事だということか。あと、AIに尋ねてみたら、魔を「滅」する = 「まめ」語という語呂合わせも含まれているとのこと。おもしろいなあ。そして、実は、僕たちが当たり前に行っている「恵方巻」の丸かじりも、商売繁盛や無病息災を願う切実な祈りが込められた文化なのだとか。
10年前の節分を思い出す。
堂上家の節分は、一言で言えば「お祭り騒ぎ」だった。長女はまだ小学生。長女が通う同じ小学校のお友達家族5組くらいを、我が家に呼んで、手作り恵方巻の「鬼退治の会」を企画していた。僕はネットで、赤鬼の全身タイツとマスク・カツラのセットを購入して、子どもたち7~8人に襲い掛かる。子どもたちは、逃げながら、鬼に扮した僕に豆を投げつける。この行事はめちゃくちゃ楽しかった。何が楽しいって、子どもたちが泣きながら、鬼を追いかけてくるのだ。
テーブルには、酢飯の入った大きな飯台が置かれ、キュウリ、卵焼き、マグロ、鯛、サーモン、かんぴょう……色とりどりの具材を並べる。 ご飯を多く入れようとすると、海苔からはみ出てくる。子どもたちは、ボロボロの恵方巻をほうばる。ご飯は薄く広げて上手に巻くことができた子は、得意げに恵方巻を食べる。友達家族が、みんなで同じ方角を向いて、一言もしゃべらずに、恵方巻を食べた。めちゃくちゃ美味い恵方巻を食べるイベントが大好きだった。
食後はお待ちかねの豆まき。僕が真っ赤なタイツを着て、虎柄のパンツを履いて、鬼のマスクをかぶって、リビングに乱入すると、子どもたちは本気で悲鳴を上げ、豆を投げつけてくる。 「鬼は外!福は内!」 痛いほどの豆を浴びながら、僕は、子どもたちに襲い掛かる。そして、みんなは鬼につかまった友だちを助けようと、鬼に襲い掛かる。まるで、桃太郎が鬼ヶ島に行って、犬がやられそうになっているのを、みんなで助けに行っているような感じか?逃げる鬼を、今度は追いかけながら豆をぶつけてくる。そして、僕は玄関から出ていくのだ。見事、子どもたちは鬼を外に追いやった。
これを何年かやっていた。ある日、事件が起きた。泣き叫ぶ子どもたちは、鬼に向かって、積み木を投げてきたのだ。これには、僕が面食らった。頭に固い積み木が当たり、鬼はノックダウン。たんこぶができた。本当に鬼を倒してしまった。それからは、僕は「鬼退治の会」は、ブロックをしまってから、鬼をすることにした。
なんか懐かしいなぁ。
しかし、そんな賑やかな恒例行事にも、パンデミック(コロナ)と中学受験という行事により、しっぽり家族行事だけになった。 人を集めることが難しくなり、友達家族と「みんなで集まって手作り」という一番の楽しみができなくなった。あとは、みんな中学受験するということで、2月3日は、試験真っ最中ということもあり、この行事はできなくなった。
「伝統」よりも「現実」を優先せざるを得ない数年間。 久しぶりに「鬼のタイツ」を来ようとしたら、太りすぎて入らなくなっていた。これも、現実。。。

写真は、末っ子2歳(10年前)鬼につかまったとき
みんながウェルビーイングになるように
そして今年。長女も高校3年生。恵方巻は近くの寿司屋で予約してきたものを食べ、家族で過ごす。また、みんなで集まって鬼退治の会開きたいなあ。来年はやれるかなあ??でも、大学生とかになった子どもたちは、いっしょにはしゃいでくれるかなあ?そもそも、家にみんな入らないな。。。
とはいえ、 形は違えど、そこには常に「家族が健康で、幸せでありますように」という、1000年以上前から日本人が繋いできた祈りがある。ウェルビーイングって誰かを想うところから。そして、自分を大切にすることからはじめればいいんだ。
鬼は外~。福は内~。みんなの福が訪れますように。
堂上 研 株式会社ECOTONE代表取締役社長 Wellulu編集長