クリスマスを楽しんでいるか?

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

クリスマスの過ごし方

昨日は、クリスマスイブ。家族で過ごすクリスマスイブは、ご馳走を並べて、みんなでクリスマスソングをかけながら過ごす。子どもたちは、チキン、ジュース、ケーキを食べる。みんな大喜びだ。毎年、クリスマスツリーを飾り付け、サンタへプレゼントの手紙を書く。子どもたちが朝起きてきたときに、ビデオを撮りながら、子どもたちのプレゼントを開ける瞬間の笑顔、「サンタさんありがとう」ともう一度手紙を書く、そんな風景を観るのが楽しかった。

けれども、今年のクリスマスイブの過ごし方は少し違っていた。起業したばかりで忙しすぎたのかもしれない。子どもたちが少し大人になってきて、昔のように無邪気になっていないからかもしれない。ツリーを出すのも、ツリーを片付けるのも面倒くさいというほうが勝ったのだ。子どもたちが生まれてから、ツリーを飾らなかったクリスマスははじめてかもしれない。

とはいえ、妻が予約してくれたケーキとチキンをお店に取りに行って、トマト味の洋風スープをつくって、クリスマスイブぽい時間を家族で楽しんだ。子どもたちは、クリスマスソングをスマホから流し大きな声で歌っている。「クリスマスツリーがないから、サンタさんは来ないかもね。」という会話をしながら眠りについた。

高校2年の長女は、新体操の発表が年末にあって練習にあけくれ、中学1年の長男は、サッカー部とバレー部に入って、毎日部活をしに学校に行っているような状態、しかも12月25日の朝5:30に起きて、スキー合宿に出かけた。小学5年の次男は、毎日サッカーに明け暮れている。

今日の朝、子どもたちが順番に起きてきた。机の上に、子どもたち3人のクリスマスプレゼントがサンタさんから届いていた。サンタのお手紙とサイン付きで。まずは長男、最近はじめたバレー部のバレー専用のシューズが届いた。そして、次は次男、毎回無くしてしまうサッカー用の手袋、靴下、鍵入れのポシェットが届いた。そして、長女には、赤いマフラーが届いた。今年のサンタは、なんと実用的なものばかりをプレゼントしたものだ。

コロナ禍のクリスマスは、任天堂のSwitchゲームが届いたこともあった。我が家はテレビゲームが無かったのと、テレビゲームは禁止にしていたので、子どもたちはサンタさんに窓越しに「ありがとうございます!」と伝えて、大喜びだった。家から出られない子どもたちがかわいそうだと思って、サンタさんは我が家の禁止ルールを無視して、プレゼントとして届けてくれたのだろう。

今年のプレゼントは、実用的なものばかりだったけれども、子どもたちは素直に「サンタさん、ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えていた。次男は、「サンタさんってすごいね。世界中の子どもたちに一晩で、プレゼントを届けるなんて。」と言ってる。僕が、「サンタさん、煙突もないのにどうやって、マンションの中に入ってくるの?」と尋ねたら、「一度窓ガラスを割って、修理の人が修理する」と。。。なんて非効率なサンタさんなんだ。

子どもたちは、クリスマスをツリーを飾らなくても楽しんだ。けれども、こういう催事や行事をおもいっきり楽しめる時間も大切だし、やっぱり、来年はクリスマスツリーを飾る余裕をもってのぞみたい、と思った。毎日をワクワクするように、もっと余白を持てるようにしよう。メリークリスマス。

子どもの成長を待つ、ということ。

3人の子どもたちの中で、末っ子というのは甘やかされているのか、自由気ままな性格だ。常に何かをさぼることを企てている(と感じる)。もうすぐ冬休みというのに、今週は月曜日も火曜日も学校をさぼっている。(本人は、さぼっているわけではない、と言い張る。)今日は、久しぶりに学校に行った。今日が今年最後の授業なので、「楽勝」とか言いながら、元気に出かけていった。

この前、Welluluで対談した方のお子さんが、2年間くらい小学校に行っていなかったが、中学に行きだしてから、自分の意志で学校に行きだした、と言っていた。全国には学校に行けなくなった子どもたちがたくさんいるということをNHKで特集もしていた。子どもたちも忙しすぎたり、ストレスを抱えているのかもしれない。そして、自分が居心地の良い居場所やコミュニティが少なすぎるのだろう。

この前、ある就職活動の話をしているときに、成人した大人の就職先に、親が電話をかけてきて、「なぜ、うちの子は評価されないのですか?」と言う人がいるという話があった。親が自分の子どもの幸せを願うのは良いが、ここまでしたら「子どもの成長を殺している」という風に気が付かないことにびっくりした。

中1の息子の行った学校で、校長先生が「子どもたちは、必ず自ら動き出します。親御さんは待ってあげてください。」と言っていた。最近は、「いつまで待てば、動き出すんだろう?」と思うこともあるが、確かにある程度、放任すると、自分で自律しだす気がしている。子どもたちを想う親の気持ちを理解した上で、親がもっと寛容な気持ちで子どもたちと接することが、子どもたちのウェルビーイングをつくる第一歩なのかもしれない。

インフルエンザやコロナ、溶連菌など様々な感染症が流行っているそうだ。みなさま、年末年始にお身体ご自愛ください。

 

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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