中学受験を親子の遊びと捉える。

Wellulu 編集部プロデューサー

堂上 研

中学受験っておもしろいなあ。

今日は、朝から息子の中学受験模試につきあって模試会場に向かった。先日、Welluluで京子先生にお話をおうかがいして、我が家の中学受験にはある程度の「ゆとり」を持てるようになった。僕のもっている中学受験のイメージがだいぶ払しょくされたのだ。息子もそんなことを感じてか、いまだにたまにサボるけれども、楽しく勉強しているように思う。

僕は、息子を送った後、すぐに近くのカフェで本でも読もうと思っていたのだが、模試会場で主催している塾の先生の話があるとのことで、そこだけ聞いてみることにした。30年以上、塾の先生をされているベテランの方だ。最初に、こういう説明会に参加されるのがはじめての人いますか?と聞かれて、僕は手を挙げた。すると300人近くいる保護者の中で、僕ひとりだけだった。ちょっと恥ずかしい気持ちの中、「はじめてですみません」と恐縮してしまった。

だからかもしれないが、僕にとっては「はじめて」のことを知れるだけで面白かった。こういう言い方をするとよくないのかもしれないが、この受験向けの学習塾という市場があって、その市場の現状を知ることができたという好奇心から面白いと思えた。そして、僕はこの価値観はあてはまらない、とか、子どもたちへの接し方はいろいろあるんだな、と考えるいい機会になったのだ。

僕には、娘(現在高校1年)がいる。娘も中学受験をしたのだが、正直、ほとんど妻任せで僕は何もしていなかったことに今更、気がつく。しかも、忘れもしないのが、娘の試験日2月1日の朝、お弁当をつくる係だったのだが、僕自身が人生初のインフルエンザを発症したのだ。コロナがはじまって入学式もオンラインだった年だ。僕はただ隔離された部屋で、娘の合格という話を壁越しに聴いただけだった。

息子たちに対しても、受験をしたい、と本人が言うのであれば応援するよ、と言っていたが正直なところ、「塾にいくお金を出しているだけ」で、なんの応援しているんだか、という状態だった。サッカーの試合があったら、試合を優先して塾も模試もサボっている状況だった。(サッカーに関しては、積極的に送迎もしていたし、試合を週末見るのが楽しいのだ)結局、僕は自分が楽しいと思うことをただ、やっていただけなのである。なんの応援もしていない・・・。

6年生になって本格的に中学受験に本腰をいれようという流れで、いろいろな事件が起きた。詳細は、今書くと息子に怒られそうだから、おいおい赤裸々に語るタイミングでお話したいと思う。一時は受験を辞めようという話にもなったが、本人がやり切りたいという話になったので、応援する気持ちで、今はいっしょに早起きをしている。(ただ、それだけだけれど。)

模試会場での、塾による説明会の話に戻そう。

説明会は、今の子どもたちの気持ちからはじまり、志望校合格のための親のサポートの話、子どもたちがなぜ受験(勉強)をするのか、という話、試験当日の話など、塾として生徒を合格に導くためのストーリーだった。親は、子どもたちの幸せを願い、いっしょに挑戦をする。子どもたちは、そんな親の期待にも応えたいと思って頑張る。そんな構造なのだろう。

僕は、あらためて「中学受験」は、生きる上で、親子で楽しむための遊びという認識を持ったうえで、この遊びを楽しんだもん勝ちだと感じた。(そんなこと言うと、世の中の受験戦争というものに頑張ってきた人たちに怒られそうだ・・)

元々、僕は小学生の感受性の強い時間に、勉強ばかりして、ストレスをため、寝不足になることに疑問を感じてたこともあるのだが、自分のやりたいことを応援してくれる中学があるなら、そこに若いうちから挑戦するというのは良いと思う。努力したことは、いつでも自分の糧になるだろうから。(しかも、僕自身、中学受験していないので、子どもたちがどんなに大変か分からない)

息子のサッカーの試合を観に行くのが楽しいように、息子の受験勉強をいっしょに楽しもうと思う。そう考えると、息子といっしょに勉強を楽しんでいたら、僕も新しい知識もインプットできるし、こういう学習塾業界の思考を知ることができる。そう思うと、楽しくなってきた。

事業開発に携わって、10年以上経つ。失敗を恐れるな、と先輩たちから教えてもらってきた。そう、まだまだ僕もたくさんの失敗をするのに、子どもたちに失敗しないように、とか言っている場合じゃない。どんどん挑戦できる環境をつくり、どんどん失敗しても良い。自分の今やりたい、と思っていることを、どんどんやってほしい。違うことをやりたいと思ったら、またそこからはじめればよい。

そんな気持ちで、中学受験を息子といっしょに楽しもうと思う。(受験するのは息子なので、僕はサッカーを観るのを楽しむように、息子の勉強している姿を見ながらニヤニヤしているだけだろうが・・・)

おいしいカフェで、時間を過ごす。

息子の模試が終わるまでに、僕は近くのカフェに入って、時間をつぶすことにした。

自力整体と整食法(15時間絶食)で、3か月で8.9kg痩せたのだが、リバウンドで5㎏くらい戻ってきていた。僕は12月に入ってから1か月でもう一度痩せようと、整食法をスタートした。夜は9時までに食べて、寝る3時間前は食べない、午後は13時まで何も食べない、という生活を送ることにした。

けれども、コーヒーだけ飲もうと思ったカフェのメニューがあまりにも美味しそうで、早速チートデイにしてしまい、久しぶりにがっつり朝ごはんを食べた。アボガドをトーストに載せた朝ごはんとサラダは、とても美味しかった。先日、ある人と話していたら、ダイエットとかするんだったら、おいしい(自分の好きな)食事をとっている今が一番幸せと言っていた。それで病気になっても仕方がない、とも言っていた。僕もすぐに誘惑に負けてしまう。

とはいえ、今を楽しむことも大切だが、身体を大切にすることも大切。この辺は、あとから生活習慣病になっても困るのは家族だ。勉強もサッカーも普段の食事も、日常の中で、好きなことに没頭している時間をつくりつつ、そのときの快楽だけを求めるのではなく、今も未来も楽しく生きることがウェルビーイングにつながるのかもしれない。

堂上 研 Wellulu 編集部プロデューサー

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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