有酸素運動は「20分以上続ける」「朝は脂肪燃焼、夕方は心肺機能向上に適している」など、時間帯や目的を意識することで効果を高められる。
ただし、1時間以上の長時間は身体への負担が大きく、朝はケガしやすいため、無理のない範囲で続けることが重要。
この記事では、有酸素運動の時間の目安や目的別の運動強度、時間帯別のメリット・デメリット、適切な頻度を紹介。
この記事の監修者

青山 剛さん
トライアスロン元日本代表/プロフェッショナルコーチ
この記事の検証者

長井 友貴さん
リモートワークで肩こりが悪化したのをきっかけに「オンラインフィットネス」を始める。睡眠・食事も含めた健康管理を興味があり、書籍などで勉強中。
有酸素運動のベストな時間は?

【基本的な考え方】
- 目標や自身の体力に合わせて無理のない範囲でおこなう
- できれば20分以上は連続しておこなう
- 短い時間でも効果がないわけではない(やらないよりは短くてもやる)
- 最初にストレッチやスイッチをして身体を整える

検証者:長井
20分くらいなら簡単に続けられると思っていたのですが、連続してやると予想以上にきつかったです。
ブランクがある人は、体力の低下を考慮して無理のない範囲で始めるのがよさそうです。
- 30分を1つの目安に
- できれば20分以上は連続しておこなう
30分を1つの目安に

自身の目標や体力などによっても適切な時間は変わってくるが、運動初心者の場合は30分を1つの目安にしよう。
いきなり有酸素運動を始めるのではなく、10~20分(ストレッチ+スイッチ)かけて、身体の状態を整えることが第一ステップ。そこから有酸素運動をおこなうことで、トレーニング効率がアップし、ケガのリスクも軽減できる。
できれば20分以上は連続しておこなう

有酸素運動を始めた時点で脂肪燃焼もスタートするが、安定して燃え始めるには20分ほどかかる。
時間を細切れにしても効果がないわけではないが、効率的に脂肪を燃焼させるには20分以上続けることが大事。とくに運動初心者の人は、負荷を軽くして長く続けるという意識を持つとよい。
また、運動開始直後は負荷やペースに慣れていないため、11〜13分くらいまでは苦しい時間帯が続く(デッドポイント)。
個人差はあるものの、この時間帯を超えると呼吸や心拍が安定して楽になり(セカンドウィンド)、その後は運動が快適に続けられるようになる(ステディーステート)。
| デッドポイント |
・運動開始直後 ・呼吸が整っていないので苦しい |
| セカンドウィンド | ・約11〜13分経過(個人差はある) ・呼吸や心拍が安定してくる |
| ステディーステート | ・運動が快適に続けられる |
そういった意味でも、自身が長く続けられる負荷でおこなうことが大切。

検証者:長井
5分くらいですでにしんどかったのですが、そこを乗り越えると気づいたらしんどい感覚がなくなっており、そのあとは比較的継続できました。
本当に負担がかかっている場合は別ですが、最初のしんどさを無視して続けてみるのがよいかもしれません。
目的や効果によって時間を変える必要はない?
- 時間ではなくペースを基準に考える
- 目的別の運動強度の目安
時間ではなくペースを基準に考える
目的や効果によって時間を決める必要はなく、基本的には自身の生活に支障がない範囲で設定すればOK。時間ではなく、目的に合わせてペース(負荷)を決めることが大切。
自分の適切なペースを見つけるには、目標心拍ゾーンをもとに計算するのが1つの方法。
| 運動習慣 | 計算式 |
| 普段あまり運動をしていない | (最大心拍数(220-年齢)-安静時の心拍数) × 運動強度 + 安静時の心拍数 |
| 定期的に運動をしている | (210 -(年齢÷2)-安静時の心拍数) × 運動強度 + 安静時の心拍数 |
目的別の運動強度の目安
運動の目的が「健康維持」なのか「脂肪燃焼」なのか「心肺向上」によって、運動強度の目安は異なる。
【目標別の運動強度】
- 健康維持:40~50%
- 脂肪燃焼:50~60%
- 心肺向上:60%以上
健康維持や運動に慣れることを目的とする場合は、50%以下の軽い刺激からスタートしよう。
軽い刺激といっても、普段から運動をしていない人にとってはきつく感じる場合もあるので、無理のないペースで続けることが大切。
また、脂肪燃焼や心肺向上を目指す場合は、ある程度の運動負荷が必要となる。そのため、まずは健康維持レベルの負荷で安定して継続できるようになってから、徐々に運動強度を上げていくとよい。

有酸素運動を1時間以上はやりすぎ?


検証者:長井
有酸素運動をやり過ぎると「コルチゾールの過剰分泌で老化が促進される」とか「筋肉量が低下する」という話を聞くのですが、やり過ぎはよくないでしょうか?

監修者:青山
有酸素運動に限らず、何事もやりすぎるとデメリットはありますが、何分以上がやりすぎなのかは個人差が大きいので、一概に言えません。
ボディービルダーのような筋肥大を目的にしている人であれば筋肉が落ちることはありますが、一般の人が長く走ったからといって筋肉が落ちるということはありません。

検証者:長井
そう考えると1時間以上ということを気にしなくてよいのでしょうか?

監修者:青山
たとえば、フルマラソンの完走を目指すのであれば1時間以上走る練習も必要ですが、一般の人には負担も大きいです。
フルマラソン完走を目的としている人以外は、ランニングは最大でも1時間程度にとどめたほうがよいでしょう。

検証者:長井
なるほど。では、長時間有酸素運動をやる場合のポイントやコツはありますか。

監修者:青山
ランニング以外にも自転車やエアロビクス、アクアウォークといった、ほかの有酸素運動の選択肢を持っておくことが有効です。
同じ時間でも複数の種目を組み合わせることで負担を分散させることができます。
【時間帯別】有酸素運動をおこなうメリット・デメリット

- 朝におこなう場合のメリット・デメリット
- 夕方~夜におこなう場合のメリット・デメリット
朝は脂肪燃焼に適している

朝の時間(朝食前)は体内の糖質の量が少ないので、脂肪が燃焼しやすい。そのため、脂肪燃焼を目的とする人は、朝の時間におこなうのがおすすめ。
ただし、朝は身体が温まっていないので身体の動きが悪く、ケガをしやすい時間帯でもある。
朝に運動をする場合は、ストレッチ・スイッチでしっかりと身体を整え、軽い負荷から徐々に上げていき、ハードなコースは走らないことが大切。

監修者:青山
朝に運動をしたいけどまとまった時間が取れない人は、ストレッチとスイッチだけをおこなうようにしましょう。
朝に身体が効率的に動く状態をつくっておき、通勤時に階段を使ったり、一駅分歩くといった行動を組み合わせることで、日常生活の中に有酸素運動を上手に取り入れることができます。
夕方~夜は心肺機能の向上に適している

夕方は、日中の活動で身体がほぐれて代謝が高まっている(ある程度動いている前提)ので、朝よりも心拍数が上がりやすい。
そのため、心肺機能の向上を目的とする場合は夕方の時間が適している。
ただし、あまり強度が高い運動をすると、身体が興奮して寝つきが悪くなるので、遅い時間帯は避けるようにしよう。
また、空腹だと運動のパフォーマンスが下がり、ケガのリスクも高まる。軽く糖質を補給して、空腹状態で運動をしないことも大切。
毎日でもOK?有酸素運動の目安となる頻度
毎日続けてもよいかは種目や自身の体力によって異なるが、ランニングは身体への負担が大きいため、毎日やる(慣れていない人が)とケガにつながりやすい。
逆にウォーキングやスイミング、サイクリングのように比較的負荷が少ない場合は、比較的毎日でも続けやすい。
とはいえ、絶対に毎日続けないと効果がないわけではないので、無理のないペースから始めるようにしよう。

| 頻度 | 期待できる効果 |
| 週1回を継続 | 現状維持・キープ |
| 週2回を継続 | 変化を実感できる |
| 週3回以上を継続 | 劇的な変化を実感できる |
※効果が定着するためには、最低12週間は継続する

監修者:青山
週1で現状維持と聞くと地味な感じがしますが、年齢を重ねるごとに維持の重要性は増してきます。
最初から週3以上を目指さなくても、週1から始めて時間に余裕ができたり、楽しさを感じられるようになったら回数を増やしていくのも1つの方法です。
有酸素運動の事前準備におすすめのストレッチ

有酸素運動をおこなう前にストレッチをすることで、身体の柔軟性向上やケガの防止につながる。しっかりとストレッチで身体をほぐして、身体を動かすベースを整えよう。
- 肩の前と胸のストレッチ1
- 肩の前と胸のストレッチ2
- 肩横のストレッチ
- 首横のストレッチ
- ふくらはぎの上を伸ばすストレッチ
- もも裏のストレッチ
- もも前(左右)のストレッチ
- 股関節・もも内側のストレッチ
- お尻のストレッチ
- 腰をひねるストレッチ
肩の前と胸のストレッチ1
【やり方】
- 両手を後ろに組む
- 腕を後ろに伸ばす
- 肩の前と胸が伸びているか確認し、そのまま15~20秒キープ

検証者:長井
肩甲骨側を意識して引っ張ると、かなり伸ばされている感覚がありました。デスクワークの合間に取り入れるのもよさそうです。

監修者:青山
肩甲骨を中心に寄せるイメージで両腕を後ろに引きましょう。
肩の前と胸のストレッチ2
【やり方】
- 両手を後ろに組む
- 腕を後ろに伸ばす
- 腕を伸ばした状態をキープしたまま、身体を前に倒す
- そのまま15~20秒キープ

検証者:長井
最初から無理に腕を上げようとすると痛めるので、できる範囲にとどめたほうがよいです。毎日続けていると自然と腕も前に倒れるようになってきまます。

監修者:青山
ゆっくりと呼吸を止めずに腕を前に倒して行きましょう。
胸、背中、お尻、腿の裏など、走る上で大切な体の裏側を伸ばすことができます。
肩甲骨の間のストレッチ
【やり方】
- 腰の背中側に片手の甲を当て、脇に三角形を作る
- もう片方の手でひじをつかんで前に引く
※肩甲骨の間が伸びていれば正解 - そのまま15~20秒キープ
- 反対側も同様におこなう

検証者:長井
手を引くときに、軽く胸を張るとより伸びが感じられました。じんわりと肩甲骨に効いている感覚が気持ちいいです。

監修者:青山
ひじまで手が届かない場合は、はじめは服をつかんでもOKです。身体がやわらかい人は、手をもっと中のほうに当ててもかまいません。
肩横のストレッチ
【やり方】
- 片方の腕を顔の前に持ってくる
- 逆の腕をひじに当てる
- 腕を手前に引き、肩の横を伸ばす
- そのまま15~20秒キープ
- 反対側も同様におこなう

検証者:長井
しっかりと手前に引くことで肩が伸ばされている感じがしました。逆に引きが甘いとあまり効果を感じられません。

監修者:青山
しっかりとひじを引き寄せるようにします。
首横のストレッチ
【やり方】
- 側頭部に手を当てて、腕の重みで真横に引く
※腕の重みだけで引く - 逆の腕を斜め後方に引っ張る
- 内側と外側、交互にひねる
- 15~20秒目安におこなう
- 反対側も同様におこなう

検証者:長井
首を傾けるときに、肩が上がらないように注意したほうがよさそうです。普段はパソコン作業が多く、腕の筋肉が固まりやすいので、腕をひねるだけでもいい感じの運動になります。

監修者:青山
強く引くと首を痛める恐れがあるので、腕の重みだけで引くようにしてください。
その代わり逆の手はしっかり捻りましょう。
ふくらはぎの下を伸ばすストレッチ
【やり方】
- 片足を正座、もう片方を立てひざにする
※かかとをお尻の下につけておく - その状態のまま、立てひざをしたほうの脚へ、かかとが浮くくらいに体重を乗せる
- そのまま15~20秒キープ
- 反対側も同様におこなう

検証者:長井
フローリングだと床が硬かったので、ヨガマットの上でやると、しっかりと伸びている感覚を掴むことができました。

監修者:青山
ふくらはぎの下らへん、アキレス腱の少し上が伸びていれば正解です。
ふくらはぎの上を伸ばすストレッチ
【やり方】
- 両足裏を地面につけたまま、お尻を上げて両手を前につく
- 片方のひざを伸ばしてもう片方の脚に乗せる
- そのまま15~20秒キープ
- 反対側も同様におこなう

検証者:長井
油断していると腰が反ってくるので、軽くお腹に力を入れるほうが姿勢が安定すると思います。

監修者:青山
地面についているほうの足は、かかとを床にゆっくり近づけていきましょう。
もも裏のストレッチ
【やり方】
- 座って片脚を伸ばし、もう片方の足は折りたたむ
- 伸ばした脚と同じ手でつま先を引きながらカラダを前に倒す
- そのまま15~20秒キープ
- 反対側も同様におこなう

検証者:長井
少し身体を倒しただけでもも裏が伸ばされている感じがあり、自覚がないものの、もも裏がけっこう張っていたということに気づきました。

監修者:青山
ひざは曲げないように意識しながら、つま先を掴んでください。つま先に届かない場合はすねを持つようにしましょう。
もも前(左右)のストレッチ
【やり方】
- 座って片脚をお尻の横に折りたたむ
- 身体を後ろへ倒す
- そのまま15~20秒キープ
- 反対側も同様におこなう

検証者:長井
足を引いてくるのではなく、身体を後ろに倒すとしっかりともも前が伸びている感覚がありました。

監修者:青山
ももの前側が硬いと、膝痛の原因にもなりますので、しっかり伸ばしておきましょう。
股関節・もも内側のストレッチ
【やり方】
- 脚を前後に大きく開く
- 前の脚の角度は約90度に保つ
- 胸を開き、股関節を下へ押しつけるように腰を落とす
- そのまま15~20秒キープ
- 反対側も同様におこなう

検証者:長井
前に体重をかけるのではなく、地面側に体重をかけるようにすると、しっかりももの内側が伸びている感覚がありました。

監修者:青山
胸を開いて、股関節をぐっと落とすイメージで腰を落とすのがポイントです。
お尻のストレッチ
【やり方】
- ひざを立てて座り、後ろに手をつく
- お尻を上げて片方の足をもう片方のひざに乗せる
- お尻を下ろし、胸を開いた状態で前の脚に近づける
- そのまま15~20秒キープ
- 反対側も同様におこなう

検証者:長井
普段座っている時間が長いので、ストレッチをやってみるとお尻の筋肉が硬くなっていることに気づきました。普段から座りっぱなしの人は、ぜひやってほしいストレッチです。

監修者:青山
伸ばしているお尻やお尻の付け根は走る上でアクセルとなります。
しっかり走る前には伸ばしておきましょう。
腰をひねるストレッチ
【やり方】
- 腕を組んだ状態で座る
- 上に組んだほうのひざを立てる
- 反対側のひざで、立てたひざを押して腰をひねる
※反対側も同様に

検証者:長井
日常生活であまりひねる動きをしないので、最初はちょっとひねっただけでも強い反発がありましたが、続けていくと少しずつ身体がやわらかくなっていく感覚がありました。

監修者:青山
腰が硬いと体幹を使って上手く走ることが出来ませんので、
左右しっかりと捻って伸ばしましょう。
有酸素運動の効果を高めるスイッチ

スイッチで軽い負荷をかけることで、脂肪が燃焼しやすい状態を作ることができ、より効率的なトレーニングができる。
- 上体起こし腹筋
- お尻背筋
- カーフレイズ(かかと上げ)
- ひざ曲げスクワット
- お尻突き出しスクワット
- 腕を前後に振る
上体起こし腹筋
【やり方】
- ひざを曲げた状態で仰向けに寝る
- 両手をひざあたりにセットする
- 両手を大腿に沿わせながら、8カウントを数えながら上体をゆっくり起こす
- 背骨を1つずつ床につけるイメージで4カウントを数えながらゆっくり身体を下ろす
- 10回繰り返す

検証者:長井
想像以上にお腹の力だけで上がるのが難しかったです。最初は足をかなり遠くにセットしてもいいので、いきおいをつけずに上がってくる練習から始めるのがよさそうです。

監修者:青山
刺激している腹直筋は姿勢保持や腕振りの動力を骨盤に伝える大切な筋肉です。
上手くできない場合は、足を遠くにセットすると負荷が下がります。クッションやタオルを腰に当てるのも1つの方法です。
お尻背筋
【やり方】
- 仰向けに寝る(あごもしっかり床につける)
- お尻にしっかりと力を入れる
※お尻に力を入れることで自然と足が上がる - 足をゆっくり下ろす
- 20回繰り返す

検証者:長井
慣れていないと反動を使ってしまいがちです。しっかりお尻に力を入れるといい感じに体幹部にも刺激が入ります。

監修者:青山
あごは地面につけた状態でおこないます。お尻に力が入っているかわからない場合は指で押さえながらやってみましょう。お尻に力が入った結果、足が上がるようにすることによって、アクセルのお尻で体を運ぶことが出来ます。
カーフレイズ(かかと上げ)
【やり方】
- 脚を肩幅(こぶし2個分)に開いて立つ
- 親指に乗るようにかかとをゆっくり上げる
- ゆっくりかかとを下ろす
- 20回繰り返す

検証者:長井
無意識でやっていると足が外側に開いてくるので、親指側に力を入れる感覚を意識するとよさそうです。

監修者:青山
走る時にしっかりと親指に重心が乗るようにするクセ付けです。
かかとを上げたときに親指の付け根に体重を乗せるようにしましょう。体重が小指側に乗るとつま先が外側にズレやすくなります。
ひざ曲げスクワット
【やり方】
- 脚を肩幅(こぶし2個分)に開いて立つ
- つま先の方向に膝を曲げ、また戻す。
- 20回繰り返す
※ひざを曲げたときにつま先が隠れているか、初めに確認してから行う。

検証者:長井
普通のスクワットよりも負荷は軽いものの、20回連続でやるとほどよい運動になります。デスクワークの気分転換にやるのにもちょうどよいです。

監修者:青山
つま先とひざの位置が揃っていることが重要です。ひざが内側や外側に曲がらないようにしましょう。走る時に揃うようにするクセづけです。
お尻突き出しスクワット
【やり方】
- 脚を肩幅(こぶし2個分)に開いて立つ
- 股関節に手を当てる
- 勢いよくお尻を後ろに突き出す
- 素早くもとの姿勢に戻る
- 20回繰り返す

検証者:長井
最初はリズムよくお尻を突き出すのが難しかったのですが。慣れてくるとスムーズにできるようになりました。

監修者:青山
目線はまっすぐよりやや上あたりに合わせて、お尻を突き出したときにひざが前に出ないようにしましょう。お尻の下あたりを刺激します。走る時に一番大事なアクセルの場所です。
腕を前後に振る
【やり方】
- 脚を肩幅(こぶし2個分)に開いて立つ
- 腕を指先までまっすぐ伸ばす
- 両腕を交互に大きく振る
- 30回、下を向かずに繰り返す

検証者:長井
巻き肩気味なので、後ろに振るのが結構難しかったです。猫背気味の人もけっこう効くんじゃないかと思います。

監修者:青山
これは肩甲骨のスイッチです。ひじを曲げ伸ばしすると、肩甲骨があまり動かないので、腕は指先まで伸ばした状態で、肩幅より広げないように意識しながら腕を大きく振りましょう。
有酸素運動に関するQ&A

最後に、有酸素運動に関する疑問点を青山さんに聞いてみた。
有酸素運動と筋トレの順番はどっちが先がいい?
A.目的に合わせて順番を決めるとよい

監修者:青山
ダイエット・健康維持が目的の場合は、軽い筋トレ → 有酸素運動の順番、筋肥大が目的の場合は、軽い有酸素運動 → 筋トレの順番でおこなうのが効果的です。
どちらの場合もいきなり始めるのではなく、ストレッチやスイッチをして身体の状態を整えてからおこなうようにしましょう。
有酸素運動はどれくらいで効果を実感できる?
A.効果が定着するまでの目安は約12週間(3ヵ月ほど)

監修者:青山
個人差はあるものの、3週間ほど継続すると小さな変化や一時的な変化を実感できるようになります。
さらに大きな変化を感じたり、効果が定着するには12週間(約3ヵ月)はかかります。
有酸素運動後にストレッチは必要?
A.ストレッチで筋肉をゆるめることが大切

監修者:青山
トレーニングは硬くなった筋肉をしっかり伸ばし、ゆるめるためのストレッチをおこないましょう。
ストレッチの内容は、運動前におこなうストレッチと一緒でOKです。
有酸素運動は複数組み合わせたほうがいい?
A.複数の種目を組み合わせると身体の負担を軽減できる

監修者:青山
複数の種目を組み合わせることで、身体への負担を分散させることができるため、長時間続ける場合は、1種目より複数の種目を組み合わせるとよいでしょう。
また、季節や体調に応じて複数の選択肢を使い分けることも長く続ける秘訣です。
| 夏の暑い日や冬の寒い日 | 室内のプール(泳がなくてもウォーキングでOK) |
| 疲れていて走るのがしんどいとき | 自転車(ランニングより衝撃負担が少ない) |
【有酸素運動の選択肢を複数持っておくメリット】
- その状況によって使い分けることができる
- 飽きずに続けやすい
- 同じ時間でも負担が分散される(ケガのリスクを軽減)












































1974年東京生まれ。千葉県立八千代高校から日本体育大学に進み、トライアスロン競技をスタート。在学中よりプロ活動を開始して世界中を転戦。25歳からコーチに転身し、2004年アテネ五輪では、女子トライアスロン選手を日本代表に送り出した。
その後、パーソナルコーチングシステム「TeamAOYAMA 」を立ち上げ、アスリートから一般社会人、学生、子ども、シニア、タレント、財界人などへ幅広く「正しい走り方」を中心に運動指導を行っている。
現在は企業での健康経営や健康寿命延伸セミナーのオファーが多く、子どもの発育発達を促進する「スイッチマン体操教室」も全国の学校や保育園で開催している。著書は度々部門別ベストセラーを獲得中。詳しくは青山剛公式HPで紹介。