骨格筋率とは、体重のなかで筋肉がどれくらいを占めているかを示す指標。最近は、家庭用の体組成計でも簡単に測れるようになり「平均より低いのではないか」「数字を上げたほうがいいのか」と気になる女性も増えている。
ただし、骨格筋率は高ければよい、平均に近づければ正解というものではない。
本記事では、女性の骨格筋率の平均や年齢による変化、見た目との関係、そして無理なく上げていく方法までを、専門家の視点を交えてわかりやすく解説する。
この記事の監修者

石本 哲郎さん
女性専門のパーソナルトレーナー
この記事の検証者

神山 その香さん
学生時代は中高6年間陸上部に所属し中長距離を専門とし、昨年はフルマラソンを完走。現在は月1〜2回のランニングや自宅での腹筋・プランク・スクワットなどを中心に取り入れている。日常的に身体を動かす意識を持ちつつ、無理のない範囲で運動習慣を続けている。
骨格筋率とは?

- 骨格筋量・骨格筋率とは?
- 骨格筋率の計算方法
- 体脂肪率との違い

監修者:石本
骨格筋率は、筋肉がどれくらいついているかを数値で知ることができる便利な指標です。ただし、数字だけを気にしすぎると「筋肉が少ないからもっと鍛えなきゃ」と思い込み、本当は望んでいない部位まで筋肉がついてしまうこともあります。
ボディメイクで優先すべきなのは、骨格筋率などの数字よりも理想の見た目や、なりたい体型です。骨格筋率は、あくまでも筋肉が増えたか減ったかを確認するための目安として、上手に活用していきましょう。
骨格筋量・骨格筋率とは?

骨格筋量とは、身体を動かすために使われる筋肉の量のこと。
腕や脚、お腹や背中など、骨についていて自分の意思で動かせる筋肉が対象になり、心臓を動かす筋肉や、内臓を動かす筋肉は含まれない点が特徴。歩く、立つ、姿勢を保つといった、毎日の動きを支えている筋肉の量と考えるとイメージしやすい。
一方、骨格筋率は、体重のなかで骨格筋がどれくらいを占めているかを示す割合で、%で表示される。
体重が同じでも筋肉が多い人ほど骨格筋率は高くなり、体重が軽くても筋肉が少ないと数値は低く出やすい。太っている、痩せているを判断するのではなく、身体の中身のバランスを見るための指標となる。
骨格筋量の計算方法

骨格筋量は、次のような計算式で求められる。
体重 × 骨格筋率 = 骨格筋量
また、骨格筋率がわからない場合でも、体重と体脂肪率がわかれば、おおよその目安を出すことができる。
【計算方法】
① 体脂肪量を出す
体重(kg) × 体脂肪率(%)= 体脂肪量(kg)
② 除脂肪体重を出す
体重(kg) − 体脂肪量(kg)= 除脂肪体重(kg)
③ 骨格筋量の目安を出す
除脂肪体重(kg) ÷ 2 = 骨格筋量(kg)
※筋肉以外の組織も含まれるため、あくまで目安の数値
④ 骨格筋率を出す
骨格筋量(kg) ÷ 体重(kg) × 100 = 骨格筋率(%)
細かく計算するよりも、「だいたいこのくらい」と知るための参考として使うのがポイント。
体脂肪率との違い

体脂肪率は体重のなかで脂肪が占める割合で、骨格筋率は体重のなかで筋肉(骨格筋)が占める割合。
脂肪が増えて体脂肪率が上がると、相対的に骨格筋率は下がりやすくなる。反対に、脂肪を減らして筋肉を保てば、体重の変化が少なくても骨格筋率は上がりやすい。
そのため、骨格筋率だけで、痩せている・太っているを判断するのは不十分。筋トレやダイエットをしている場合は、体脂肪率、ウエストサイズ、筋トレの重さや回数など、身近な変化とあわせながら見ることが大切。

監修者:石本
ボディメイクをしている場合は、体組成計の数値だけでなく、服のサイズ感やウエストまわり、お腹をつまんだときの感覚も大切な判断材料になります。
皮下脂肪をつまんで確認する「キャリパー法」という考え方もあり、身体のいろいろな部位をつまんでみることで、脂肪の変化に気づきやすくなります。朝起きたときに、二の腕やお腹、脚を軽くつまむ習慣をつけて、つまめる量が少しずつ減っていれば、体脂肪量が減ってきていると考えてよいでしょう。
女性の骨格筋率の平均

女性の骨格筋率の平均は26〜28%前後といわれている。
普段から身体を動かす習慣がある人は、28%以上になりやすく、運動量が少なかったり、体脂肪が多かったりすると、26%を下回りやすい傾向。
ただし、骨格筋率を見るときに大切なのは、平均に近づけることではない。理想の体型を目指して筋トレやボディメイクをおこなうなか、筋肉が増えているか、減っているかを確認するための目安として使うことを心がけよう。
▼骨格筋率の平均について詳しく見る
骨格筋量・骨格筋率の平均はどれくらい?男女・年齢別の目安や筋肉量との違いも紹介
骨格筋量って何?筋肉量との違いは? 骨格筋量・骨格筋率とは? 骨格筋量の計算方法 筋肉量との違い 骨格筋量・骨格筋率とは? 骨格筋量とは、身体を動かすために使わ.....
【年齢別】女性の骨格筋率の変化

| 年代 | ポイント |
| 20代 |
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| 30代 |
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| 40代 |
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| 50代 |
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| 60代 |
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女性は、30代後半〜40代に入ると、筋肉がつきにくくなり、体脂肪も落ちにくくなる傾向にある。運動や食事に気をつけていても「前より変わりにくい」と感じやすい。
さらに40代〜50代で体重を落とそうとすると、ほうれい線やシワ、白髪や抜け毛など、見た目の変化が気になりやすい。身体を整えることと同時に、年齢との向き合い方も考えたい時期となってくる。
筋肉は、維持よりも増やすほうが大変なもの。一度ついた筋肉は、落ちてしまってもまたつきやすい「マッスルメモリー」と呼ばれる性質もあり、若いうちに筋肉をつけておくことで、将来は維持を意識するだけで済みやすくなる。
はじめるのが早いほど、あとからの負担は小さくなるため、「まだ若いから大丈夫」ではなく「今がいちばん若い」という考え方で、少しずつ身体づくりを始めておくことを意識しよう。
【骨格筋率別】見た目の変化

骨格筋率の数字がまったく同じでも、身長の違い、体脂肪の量、筋肉がどこにつきやすいかによって、体型の印象は大きく変わる。「数値が同じ=同じ体型」ではない点に注意しよう。
骨格筋率は、あくまでも身体の変化を見ていくため指標として活用しよう。
- 骨格筋率23%の見た目
- 骨格筋率26%の見た目
- 骨格筋率29%の見た目

監修者:石本
たとえばサッカー選手は、体脂肪率が低く、骨格筋率が高い人が多いですが、筋肉の多くは脚に集中しています。そのため、上半身の筋肉量は一般の人と大きく変わらない場合もあります。
同じ骨格筋率でも、上半身に筋肉がつきやすい人は胸板が厚く腕も太く見え、反対に下半身はすっきりして見えることもあります。このように、数字が同じでも見た目の体型は大きく変わるのです。
骨格筋率23%の見た目

一般的に、骨格筋率23%はやや筋肉量が少ない水準とされることが多く、基礎代謝も高いとはいえない状態である。
そのため、体脂肪率が標準範囲内であっても筋肉による引き締まり感が出にくく、全体的にぽっちゃりとした印象になりやすい傾向に。
とくに運動習慣が少ない場合は、体のメリハリが出にくく、見た目のシャープさを感じにくい体型になりやすい。
骨格筋率26%の見た目

骨格筋率26%は一般的に標準的な体型とされる水準であり、筋肉量としては平均的な範囲に入ることが多い。
体脂肪率とのバランスが適切であれば、全体的にすっきりとした印象や適度に引き締まった印象に見えやすい傾向。
一方で、脂肪量がやや多い場合は平均的な体型に、脂肪が少なめであればよりシャープで健康的な体型に見えやすいなど、見た目は体脂肪との組み合わせによって左右されやすい。
骨格筋率29%の見た目

骨格筋率29%は筋肉の占める割合が比較的高い水準であり、全体として引き締まった印象が出やすい数値。体脂肪率が低めであれば、輪郭がはっきりとしたシャープな体型に見えやすい。
一方で、筋肉量が多くても骨格や筋肉の付き方によって見た目の印象は異なり、筋肥大が進んでいる場合はゴリゴリとした力強い体型に見えやすい傾向に。
手足が長い体型や脂肪が少ない場合は、筋肉量が多くても比較的細くスマートに見えることもあり、同じ29%でも外見の印象には個人差が出やすい。
女性の骨格筋率の正しい測り方

骨格筋率は、理想の数字と比べるものではなく、今より筋肉が増えたか、減ったかを見るための指標。
筋肉は、短期間で大きく増減するものではないため、毎日の数値を追う必要はなく、測定は2週間〜1か月に1回を目安にするとちょうどよい。
自宅で測る場合は、1日ごとの数字を見るよりも、1週間分の平均を比べるのがおすすめ。たとえば、1月1〜7日の平均と、2月1〜7日の平均を比べると、1か月での筋肉量の変化がわかりやすい。
また、骨格筋率は水分量やむくみ、胃腸の食べ物の残りなどの影響を受けやすく、1日の中でも数値が変わりやすい。そのため、同じ条件で測った数字同士を比べることが大切。
女性はとくに、夜になると水分が下半身にたまりやすく、脚がむくみやすい傾向にあるため、朝起きてトイレを済ませたあとのタイミングで測定をするのがベスト。
▼計算している風景


検証者:神山
体組成計に乗るたびに数値が変わるので、最初は「どれが正しいの?」と戸惑いましたが、毎日測らなくていいと知って気持ちが楽になりました。
実際に1週間分の平均を出して比べてみると、前後の日の細かな上下に振り回されず、「先月より少し上がっているな」「今回はほぼ変化なしだな」と、体の変化を落ち着いて見られるようになりました。

監修者:石本
家庭用の体組成計で骨格筋率を測ると、メーカーごとに数値が違って出ることがあります。これは、それぞれのメーカーが集めたデータをもとに計算しているためです。また、多くの体組成計では年齢を入力しますが、設定した年齢を変えるだけで数値が大きく動くこともあります。
そのため、数値の正確さにこだわりすぎず、増えているか減っているかといった変化を見るための目安として活用するのがおすすめです。
女性の骨格筋率が低い原因

女性の骨格筋率は、体の状態や生活習慣を反映しやすい数値。高い・低いによって、基礎代謝や脂肪のつき方、日常の体感にも違いが現れやすくなる。
ここでは骨格筋率の高低が生まれる理由と、その結果として起こりやすい変化を整理していく。
- 女性は男性より筋肉がつきにくい
- 運動習慣が少なく筋肉への刺激が不足しやすい
- ダイエットによる食事制限で筋肉が落ちやすい
- たんぱく質不足・栄養バランスの偏りが起こりやすい
- 加齢と女性ホルモンの変化で筋肉が減少しやすい
女性は男性より筋肉がつきにくい

女性は、男性に比べて筋肉の成長に関わるホルモンの量が少ないため、筋肉量も少なめになりやすく筋肉がつきにくい。また、月経周期の影響で体調ややる気にも波が出やすく、運動を続けづらいと感じることも多い。
こうした女性特有の身体の仕組みを考えると、短期間で筋肉を増やそうとするよりも、筋肉を減らさない生活を心がけることも大切。
運動習慣が少なく筋肉への刺激が不足しやすい

筋肉は、使わなければ少しずつ減っていく性質。「筋トレをすると脚や腕が太くなる」というイメージや忙しい毎日の影響で、運動の時間が後回しになりやすい人も多い。
また、仕事や家事、育児に追われていると、まとめて運動する時間を取るのはむずかしく、日常生活で十分に筋肉が刺激できていないことが多い。
とくに、太ももやお尻など下半身の大きな筋肉が落ちると、体脂肪が増えやすくなる。
ダイエットによる食事制限で筋肉が落ちやすい

体重を減らそうとして食事量を大きく減らすと、脂肪だけでなく筋肉も一緒に落ちやすくなってしまう。食事量が足りないと、身体は不足分を補うために筋肉を分解して、エネルギーとして使ってしまう。
とくに女性は「早く体重を落としたい」「見た目を変えたい」という気持ちから、食事を減らしすぎてしまうケースも多く、その結果、筋肉量が落ちてしまう。
さらに極端な制限が続くと、体調を崩したり月経の乱れにつながることもあるため、体脂肪を減らしたいときほど、筋肉を守るための食事が大切。
たんぱく質不足・栄養バランスの偏りが起こりやすい

筋肉のもとになるのは、たんぱく質。
女性は、そもそも男性より食事量が少なめだったり、朝食を抜きがちだったりして、意識していなければたんぱく質が不足しやすい。とくにごはんやパンなど、炭水化物中心の食事が続くと、筋肉を維持しづらくなる。
さらに、月経によって鉄が不足しやすく、疲れやすくなって運動量が減ってしまうことも。
筋肉を守るには、毎食少しずつでもたんぱく質をとる意識が大切。あわせて、鉄やカルシウム、ビタミンDなども含め、バランスよく食べることがポイント。
加齢と女性ホルモンの変化で筋肉が減少しやすい

年齢を重ねると、筋肉が少しずつ減っていくのは自然な変化。女性はとくに女性ホルモンの変化が重なるため、男性よりも身体つきが変わりやすい傾向に。
更年期以降は、筋肉が落ちやすく体脂肪がつきやすくなるため「生活は変わっていないのに、体型だけ変わった」と感じる人も多い。
また、妊娠・出産・授乳などで運動量が減る時期があることも、筋力の低下につながりやすい。年齢や生活の変化を前提に、無理なく続けられる形で、日常のなかに運動と健康的な食習慣を取り入れることが大切。
女性が骨格筋率を上げる方法

筋肉を増やすために必要なのは、栄養・刺激・休息の3つです。たんぱく質だけをたくさん摂っても、筋トレの刺激がなければ筋肉はつかない。
ここでは女性が効率的に骨格筋率を上げる方法について紹介する。
- 筋トレを週2回から始める
- 下半身を優先して鍛える
- 毎食たんぱく質を確保する
- 月経周期・体調に合わせて強度を調整する
筋トレを週2回から始める

筋肉を増やすには、筋肉に定期的に刺激を与えることが必要。ただし、最初からトレーニング回数を増やしすぎると疲れてしまい、続かなくなりやすい。
週1回だけでは身体の変化が出にくいため、まずは週2回を目安に。1回10分程度の短時間でも、筋トレを続けることを優先して取り組んでみよう。
また、筋肉は、トレーニングで刺激を与えたあとに、回復する過程で増えていく。張り切って毎日トレーニングをおこなっても、筋肉の回復時間がなくなってしまい、逆に筋トレの効率が下がってしまう。
まずは週2回を目安に続けられそうなトレーニングをはじめてみよう。

検証者:神山
正直、「筋トレ=ハードでキツいもの」というイメージがあって、なかなか一歩が踏み出せませんでした。でも週2回からでいいと聞くと、急に現実的に感じます。仕事や家事で忙しい女性にとって、「完璧じゃなくていい」というスタートラインはありがたいですよね。

検証者:石本
骨格筋率を上げるためには継続が最重要です。週2回でも、適切な負荷をかければ筋肉は十分に刺激されます。女性は筋肥大しにくい特性があるため、過度に「ムキムキになる」心配は不要です。まずは習慣化を目指すことが大切です。
下半身を優先して鍛える

効率よく筋肉をつけるためには、身体のなかでも大きな筋肉が集まっている下半身から鍛えるのがおすすめ。
とくにお尻の筋肉はサイズが大きく、少し増えるだけでも全体への影響が大きい。筋肉を増やし太りにくい身体を目指すなら、お尻のトレーニングは外せない。
自宅ならヒップリフトやバックキックなどの安全性の高い種目が、ジムならスミスマシンを活用したメニューがおすすめ。スクワットも効果的だが、運動が初めての場合は、ひざを痛めたりするリスクもあるため要注意。

検証者:神山
太ももを鍛えると脚が太くなりそうで避けていました。でも実は、下半身の筋肉が代謝アップのカギと知って驚きました。むしろ“引き締まる”と聞くと、やらない理由がなくなりますよね。

検証者:石本
下半身には全身の中でも大きな筋群(大腿四頭筋・ハムストリングス・臀部)が集中しています。これらを鍛えることで基礎代謝が向上し、脂肪燃焼効率が高まります。適切な負荷設定で行えば、太くなるのではなく引き締まったラインを目指せます。
毎食たんぱく質を確保する

筋肉を作る材料は、たんぱく質。筋肉を増やすためには、筋トレと同時に十分な量のたんぱく質を取ることを意識しよう。どれだけトレーニングをおこなっても、材料であるたんぱく質が不足していれば筋肉は増えにくい。
とくに女性は食事量が少ないため、意識しなければ必要量の摂取は難しい。毎食、肉・魚・卵・大豆製品のどれかを入れる意識を持つようにしよう。
摂取量の目安は1日60g以上。まとめて取るのではなく、1食20gくらいを3食に分けてとること。筋トレをした日は、少し多めにして1日80gくらいまで増やしてもよい。
さらに、必要量を摂ることだけでなく、間隔を空けすぎない工夫も大切。昼食〜夕食の間、夕食〜朝食の間は間隔があきやすいので、間食や就寝前にプロテインを取り入れるのがおすすめ。
ここでWellulu編集部が、実際に1週間を通して毎食たんぱく質を必ず入れる検証をしてみた。
【タンパク質の例】
- 鶏肉
- 卵
- 納豆
- 魚
普段の食事に必ずタンパク質を入れることのみ意識し、他は通常と同じ食事をした。
▼食事している風景


検証者:神山
これまで「たんぱく質は意識しているつもり」でしたが、振り返ってみると朝食や昼食ではほとんど取れていない日が多いことに気づきました。
毎食必ず肉や卵、大豆製品を入れるように意識しただけで、「今日はちゃんと食べた」という実感が持てるようになりました。とくに変化を感じたのは、トレーニング後や就寝前にプロテインを取り入れたときです。翌日の空腹感が強すぎることが減り、筋トレ中も力が入りやすくなったように感じました。
月経周期・体調に合わせて強度を調整する

女性の身体は、月経周期によって体調やコンディションが変化しやすい。
調子がいい時期はしっかりと負荷をかけてトレーニングをし、疲れやすい時期は回数を減らしたり、ストレッチや軽い運動に切り替えたりするなどの調整が必要。
無理にやり切るよりも、体調に合わせて継続できる形にすることが、筋トレを続けていくうえで重要な考え方。「毎回100点」を目指すより、「続けられる60点」を積み重ねる意識で取り組もう。

検証者:神山
これを聞いてすごく安心しました。生理前や生理中はどうしても体が重くて、「やる気がない自分」を責めてしまいがち。でも調整していいとわかると、長く続けられそうです。

検証者:石本
女性ホルモンの変動は体温・疲労感・関節の安定性などに影響します。卵胞期は比較的パフォーマンスが上がりやすく、黄体期は無理をしない調整が有効です。周期を味方につけることで、怪我予防と継続性が高まります。
女性の骨格筋率に関するQ&A
骨格筋率はどのくらいの頻度で測ればよい?
A: 2週間〜1か月に1回でちょうどよい

監修者:石本
筋肉量は、短期間で大きく変わるものではないため、2週間〜1か月に1回を目安に測るのがおすすめです。家庭用の体組成計を使う場合は、1日ごとの数値ではなく、毎月1週間分の平均を出して比べると、1か月ごとの筋肉量の変化がわかりやすくなります。
骨格筋率が急に下がったり上がったりする原因は?
A:水分量やむくみなど、測定条件の変化が原因であることが多い

監修者:石本
骨格筋率は、水分量やむくみ、胃腸に残っている食べ物などの影響を受けやすく、1日のなかでも数値が変わりやすいです。そのため、毎回できるだけ同じ条件で測ることが大切です。夜は水分が下半身にたまりやすいため、朝起きてトイレを済ませたあとに測るのがおすすめです。
体重が減ったのに骨格筋率が下がることはある?
A: 短期間では、ほとんど起こらない

監修者:石本
体重が減るときは、筋肉と体脂肪が同時に減りますが、基本的には体脂肪のほうが落ちやすい傾向があります。筋肉が大きく減るのは、栄養がかなり不足している状態で、その場合は体脂肪も減っているのが一般的です。
そのため、短期間で体重が減って骨格筋率が下がるケースは考えにくいでしょう。ただし、1年単位など長い期間で見ると、少しずつ骨格筋率が下がることはあります。
有酸素運動だけでも骨格筋率は上がる?
A: 上がることもある

監修者:石本
有酸素運動によって体脂肪が減れば、筋肉量が増えていなくても、相対的に骨格筋率が上がるケースがあります。また、ウォーキングのような有酸素運動でも、普段運動習慣がほとんどない人が急に1万歩ほど歩くと、筋肉にとっては強い刺激になり、筋トレと同じような効果が出ることもあります。
その場合は、筋肉が少し増えたことで骨格筋率が上がっている可能性も考えられます。ただし、筋肉をしっかり増やし、骨格筋率を上げたいのであれば、筋肉への刺激を意識した筋トレを優先するほうが効率的です。
1980年生まれ。モデルやタレントではなく、ダイエットに悩む一般女性の指導をもっとも得意とし、「健康的かつきれいに女性の体を変える技術」は誰にも負けないという自負がある。東京神田大手町および横浜市あざみ野で、女性専門パーソナルジムリメイクや女性専門フィットネスショップリーンメイクを5店舗運営。SNSの総フォロワー数は約10万人。
twitter:https://twitter.com/ishimoto14