細胞が震える体験

株式会社ECOTONE代表取締役社長 Wellulu編集長

堂上 研

圧倒的一流と出逢う

今日も素敵な日だった。久しぶりにWelluluブログを書きたくなるくらい、魂と細胞が震えた。備忘録として、ここに綴っておく。これも、コンフォートゾーンを抜けると決めて、ECOTONE社を設立したからこその出逢いだと思う。

今年の9月に、Welluluに出て頂いた齋木さんから、日本生産性本部の経営者養成講座 Art Of Management Program をご紹介頂く。そして、そこで今まで、伊那食品や武田双雲さんなどの時間と出逢いを創ってくださった。このプログラムの一部である圧倒的一流に出逢うのだ。

故 野中郁次郎氏の「賢慮のリーダーシップ」をベースに、AOMでは、幅広い知識・教養、体験から導き出される真善美を「Art」として広義に捉えており、この「Art」を経営における重要な意思決定軸、経営観を見出すための重要な要素と定義している。

1. 卓越した「善い目的」を作る能力
2. 他者と文脈を共有し、場を触発する能力
3. ありのままを凝視し、洞察する能力
4. 勇気、強烈な意志
5. 直感の本質を生きた言葉や物語で伝える
6. 伝承する力
7. 統率力

経営者としての覚悟とマインド、リベラルアーツ的視点を様々な一流から学んでいく。

本日の素敵な時間も備忘録として綴っておく。

細胞が震える音、雅楽師「東儀秀樹」さん

細胞が震える音を奏でてくださったのは雅楽師の東儀さん。お話しと同時に、雅楽というものに興味を持つきっかけをくださった。雅楽というものを全く知らない僕は、はじめて雅楽の魅力にはまりそうな体験をした。

1400年前に大陸から入ってきて、日本にしか残っていない雅楽は、四季がある日本だからこそ受け入れられてきた。音ひとつひとつに意味があり、「ミ」の音は「秋」であり、呼吸器系に良いらしい。「ソ」の音は「春」であり、肝臓に良いらしい。僕の毎日の暴飲暴食には、「ソ」の音色の多い雅楽を聴けば、肝臓が良くなっていくということだろう。

僕は、ふと疑問に思った。「昔の人は、なぜ音楽を発明したのだろう?」娯楽?コミュニケーション手段?心の声の伝達?芸術? 

東儀さんは、「米が育つように、祈りから、リズムが生まれたのだろう」とおっしゃっていた。そうなんだ。生きる術として、音楽が生まれたのだろう。皮膚や毛穴から、細胞の隅々まで、雅楽を通して震える体験をしました。貴重すぎる体験で、すっかり雅楽の魅力にはまった。

経営の真髄を聴く、オリックスの創業者「宮内義彦」さん

東儀さんのお話しと演奏で魂が震えたまま、博報堂とECOTONEのある赤坂に移動。日枝神社に向かった。ミライの事業室ができてから、毎年初詣に行き、ECOTONE社を登記したときも参拝した神社である。

そこで、オリックスグループを34年社長として率いた宮内シニアチェアマンのお話しを聴かせて頂いた。

元商社の宮内さんは、アメリカからリース事業を学び、オリックスを成長させ続けた。その原点は、「新しいことを、相当な力で常にやり続ける」ということだどうだ。

ここに、心が震える経営の言葉を綴っておく。

新しいことをやる。市場と人の両方が必要。会社が成長することは、社会への貢献に繋がっている。選択と集中ではなく、常に健全な赤字部門をつくる。マクロ感をもっておく。マーケットと資本が同じところにある。一番しんどいときに、新しいことが出てくる。ピンチのときにチャンスが生まれる。チャンスに一生懸命やって、伸ばしきること。広く情報源を持つ、幅広く興味を持つ。後継者は、育てるのではなく、育つものである。どんどん任せてみることが大切。

新規事業をやってきた僕からすると、全てのお話しが共感しかない。宮内さんのような経営者が格好良い。そして、僕もこんな風になりたいと思う時間を過ごした。

AOMの小林さんが、最後に「宮内さんの漢字1文字」をお尋ねした。

宮内さんが書いた漢字1文字は「愛」

講演の途中も、働くことについてお話しがあった。我々の人生は、我々がどう生きるかであり、豊かに人生を歩む。経済的にも、精神的にも「いい人生だ」と思えることが大事である。手段としての、企業での生活である。

戦争を経験し、高度経済成長期とバブル崩壊時代を経験した経営者は、死にものぐるいで働いてきたに違いない。それなのに、常に未来を見て、自分の人生を楽しんでいることが大切だと解く。まさにウェルビーイングな生き方をしている。

今日は、雅楽から、日枝神社の体験、経営者と超一流との時間を楽しんだ。魂や細胞が震えるってこういう感じだったんだ。青空と冬風の合間に、心の余白が生まれる日だった。

今日も素敵な1日に感謝である。ありがとうございました。

 

堂上 研 株式会社ECOTONE代表取締役社長 Wellulu編集長

1999年に博報堂へ入社後、新規事業開発におけるビジネスデザインディレクターや経団連タスクフォース委員、Better Co-Beingプロジェクトファウンダーなどを歴任。2023年、Wellulu立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。

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