
夏によく食べられるとうもろこしは甘くて美味しいだけでなく、実は栄養価が高く女性に嬉しい美容効果も期待できる食材。食物繊維やビタミン類も豊富なため、便秘改善や疲労回復などのメリットも。
この記事では、とうもろこしに含まれる栄養素と期待できる効果、カロリーや糖質、効果的な食べ方を詳しく解説する。
この記事の監修者

古谷 彰子さん
博士(理学) 管理栄養士
とうもろこしの基本情報
- とうもろこしってどんな食べ物?
- とうもろこしの歴史
とうもろこしってどんな食べ物?
とうもろこしはイネ科トウモロコシ属に属する一年草であり、世界三大穀物の1つとして広く栽培されている。植物学的には穀物に分類されるが、日本ではスイートコーンという品種で未成熟な状態で収穫されるため、主に野菜として扱われることが多い。
とうもろこしの歴史
とうもろこしは約9000年前にメキシコで栽培が始まったとされ、当初は小麦の穂のような形で、食糧として利用されていた。16世紀にはヨーロッパへ、半ばにはアジアにも伝播した。
日本には江戸時代に伝来し、各地で栽培が広まった。現在では北海道を中心に全国で生産され、食文化に深く根付いている。
とうもろこしに含まれる栄養素・カロリー
栄養素名 | 1本あたり(350g程度) |
カロリー | 312Kcal |
タンパク質 | 12.6g |
脂質 | 6.0g |
炭水化物 | 58.8g |
糖質 | 54.3g |
食物繊維 | 4.5g |
ビタミンB1 | 0.15mg |
カリウム | 290mg |
鉄分 | 0.8mg |
以下では、とうもろこしに含まれる代表的な栄養素の特徴について紹介。
- 炭水化物
- 糖質
- 食物繊維
- ビタミンB1
- カリウム
- 鉄分
炭水化物
含有量 | 58.8g |
働き | エネルギー源となり、脳や筋肉の活動をサポートする |
推奨摂取量と比較 | 成人男性目安:330mg/日 とうもろこし1本で約0.17日分可能 |
含有量が多い他の食材 | 白米、うどん、さつまいも |
おすすめな人 |
|
【ポイント】
- 炭水化物は脳や筋肉の活動に不可欠で、体内で糖質と食物繊維に分けられる
- とうもろこしは100gあたり約19gと主食に近い炭水化物量
糖質
含有量 | 約54.3g |
働き |
|
推奨摂取量と比較 | 総エネルギー摂取量の50~65% |
含有量が多い他の食材 | 白米、じゃがいも、バナナ、砂糖 |
おすすめな人 |
|
【ポイント】
- とうもろこしは糖質の割合が大きい
- 体内で速やかにエネルギーに変わり、脳や筋肉の働きを支える
- バナナやジャガイモより少ないが、エネルギー補給としては程よい糖質量
食物繊維
含有量 | 約4.5g |
働き |
|
推奨摂取量と比較 | 成人男性目安:22g/日 とうもろこし1本で約0.2日分可能 |
含有量が多い他の食材 | ごぼう、干ししいたけ、玄米 |
おすすめな人 |
|
【ポイント】
- 腸内環境を整え、便通改善、血糖値上昇抑制、コレステロール低下につながる
- 白米より多く、主食・主菜の中では食物繊維を摂りやすい食材
ビタミンB1
含有量 | 約0.15mg |
働き |
|
推奨摂取量と比較 | 成人男性目安:1.4mg/日 とうもろこし100gで約0.1日分可能 |
含有量が多い他の食材 | 豚肉、玄米、うなぎ |
おすすめな人 |
|
【ポイント】
- 糖質をエネルギーに変える補酵素として働き、疲労回復や神経機能維持につながる
- 豚肉に比べると低めであるが、穀類の中では比較的量が多く含まれている
カリウム
含有量 | 約290mg |
働き |
|
推奨摂取量と比較 | 成人男性目安:2500mg/日 とうもろこし100gで約0.1日分可能 |
含有量が多い他の食材 | アボカド、バナナ、ほうれん草 |
おすすめな人 |
|
【ポイント】
- ナトリウムを排出し、血圧を下げる作用
- 主食の中では量が多く、むくみ対策にも役立つ
鉄分
含有量 | 約0.8mg |
働き |
|
推奨摂取量と比較 | 成人男性目安:7.5mg/日 とうもろこし100gで約0.1日分可能 |
含有量が多い他の食材 | レバー、あさり、ほうれん草 |
おすすめな人 |
|
【ポイント】
- 赤血球のヘモグロビンを構成し、全身に酸素を運ぶ
- 女性に不足しがちな栄養素で、貧血予防や疲労回復にもつながる
- ほうれん草より少ないが、鉄源としては補助的に役立つ
とうもろこしの効果
- 便通改善によって腸内環境が整う
- その他の効果
便秘改善によって腸内環境が整う
とうもろこしに豊富に含まれる食物繊維は、腸の運動を活発にし、便通を促す役割。
食物繊維は大きく2種類に分けられ、不溶性食物繊維は水を吸ってふくらみ、便の量を増やすことで腸を刺激し、排出を助ける。水溶性食物繊維は腸の中で発酵して善玉菌のエサとなり、腸内の菌のバランスを整える。
2つの働きが合わさることで、便秘の改善だけでなく腸内環境そのものを健康に保つことにつながる。
その他の効果
疲労回復をサポート | ビタミンB1が糖質をエネルギーに変換し、疲労回復を促進 |
むくみを軽減 | カリウムが体内の余分な水分とナトリウムを排出し、むくみを解消 |
美肌効果 | ビタミンCやβ-カロテンが肌の健康をサポート |
アンチエイジング効果 | 抗酸化成分が活性酸素を除去し、細胞の老化を防ぐ |
更年期症状の軽減 | ビタミンB群やミネラルがホルモンバランスの調整をサポート |
ダイエット | 食物繊維が満腹感を高めて食べ過ぎを防ぎ、低脂質・低カロリーで体重管理をサポート |
とうもろこしがおすすめの人
おすすめの人 | 理由 |
便秘がちな人 | 食物繊維が豊富で、自然な便通を促進 |
疲れやすい人 | ビタミンB1とエネルギー源となる糖質で、疲労回復をサポート |
糖質が気になる人 | 白米より糖質が少なく、食物繊維で満腹感を得られる |
とうもろこしの種類
スイートコーン
用途 | 生食・サラダ・スープ・ピザ・パンの具材 |
該当商品 | 真空パック・生とうもろこし |
栄養成分 | 炭水化物・糖質・食物繊維 |
効果 | エネルギー補給、疲労回復、整腸、むくみ予防、妊娠期の栄養補助 |
【ポイント】
- 消化が悪い場合は少量から食べるのがおすすめ
- 日持ちしないため早期消費が必要で、調理の手間もかかる
冷凍コーン
用途 | サラダ・スープ・炒め物・チャーハン・パン生地混ぜ込み |
該当商品 | 冷凍コーン |
栄養成分 | 食物繊維・糖質・食物繊維 |
効果 | エネルギー補給、疲労回復、整腸、むくみ予防 |
【ポイント】
- 栄養価の保持率が高く、必要な分だけ取り出せる
- 味付け済みタイプは塩分や油分が含まれる場合があるので、成分表示を確認する
缶詰コーン
用途 | サラダ・スープ・ピザ・ポタージュ・和え物 |
該当商品 | 缶詰コーン |
栄養成分 | 炭水化物・糖質 |
効果 | エネルギー補給、整腸、疲労回復 |
【ポイント】
- 製造過程で水にさらされるため、水に溶けやすいビタミンB1や葉酸などが減少
- ミネラル類も同様に減少しやすい傾向に
- 加工過程で糖質や塩分が増えるので注意が必要
とうもろこしと他の穀物・野菜での栄養の違い
とうもろこし | ジャガイモ | 米 | 食パン | うどん | パスタ | |
---|---|---|---|---|---|---|
エネルギー | 341Kcal | 51kcal | 331kcal | 269kcal | 95kcal | 347kcal |
1日の摂取目安量 | 100~150g | 100~150g | 150g | - | - | - |
タンパク質 | 8.6g | 1.8g | 9.3g | 9.7g | 2.6g | 12.9g |
脂質 | 5g | 0.1g | 0.9g | 4.5g | 0.4g | 1.8g |
炭水化物 | 70.6g | 15.9g | 74.5g | 47.9g | 56.8g | 73.1g |
糖質 | 61.6g | 6.1g | 74g | 42.6g | 53.2 | 67.7g |
食物繊維 | 9g | 9.8g | 0.5g | 5.3g | 3.6g | 5.4g |
主な効果・役割 | ・エネルギー補給 ・整腸作用 ・疲労回復 ・むくみ予防 | ・エネルギー補給 ・ビタミンC補給 ・血圧調整 | ・主たるエネルギー源・たんぱく質少量 ・脂質ほぼゼロ | ・脳や体のエネルギー源 ・朝食などにおすすめ | ・消化がよく、体調不良時や食欲がない時にも食べやすい ・素早いエネルギー補給が可能 | ・炭水化物に加え、うどんよりたんぱく質がやや多く含まれる ・腹持ちがよい |
主な違い | ・穀物と野菜の中間的食材 ・糖質は多めだが、白米よりも血糖値の上がり方がゆるやか | ・糖質量は芋類でやや少なめ ・淡泊な味で料理に使いやすい | ・血糖値が急に上がりやすい ・栄養は糖質中心でビタミン・ミネラルは少なめ | ・白米より血糖値が上がりやすい ・バターやジャムなどを加えることでカロリー・脂質が増えやすい | ・米やパスタに比べてたんぱく質や食物繊維が少ない ・具材を加えて栄養を補う | ・白米やうどんに比べ低GI食品のため、血糖値上昇が緩やか ・ダイエットや糖質コントロールもしやすい |
とうもろこしの食べ方
- 生で食べる
- ゆでる
- レンジで温める
- 焼く
- 蒸す
生で食べる
とうもろこしを生で食べる場合、加熱による栄養損失が少なく、ビタミンCなど熱に弱い成分も効率よく摂取できる。旬のとうもろこしは糖度が高く、生でも甘味が強い。
土などの汚れが気になることがあるため、衛生面を考慮して軽く洗ってから食べるようにしよう。
ゆでる
とうもろこしをゆでると甘味が増して食べやすくなり、優しい甘さと柔らかい食感を楽しめる。しかし、ビタミンB群やカリウムは水に溶けやすいため、長時間ゆでると栄養素が流出しやすい。
そのため、調理の際は3〜5分程度の短時間でおこない栄養と風味を両立させよう。
【とうもろこしのゆで方】
- 外側の皮を剥く
- とうもろこしが完全に浸かるくらいのお湯を沸騰させる
- 沸騰したら、とうもろこしと塩を入れ、中火で3分ほど茹でる
- 茹で上がったらとうもろこしをザルにあげ、うちわなどで一気に冷ます
レンジで温める
とうもろこしをレンジで温めると、栄養素の流出が少なく、短時間で調理できる。皮付き・皮なしによって仕上がりに違いが生じるが、加熱ムラが出やすいため、ラップで包むか皮付きのまま加熱するのがおすすめ。

ラップを使用すると完全に密閉されるため、水分が逃げずに水っぽい仕上がりになりやすいです。
皮付きの場合は適度に水分が調整され、程良い食感を保ちやすいので、食感の好みによってやり方を変えてみましょう。
焼く
とうもろこしを焼くと香ばしさと甘味が引き立ち、カラメル化によって風味が一層豊かになる。焼く際には醤油やバターを加えることが多いが、入れすぎると塩分や脂質の過剰摂取につながるため注意が必要。
さらに、焦げすぎると老化や生活習慣病と関連が深いとされる終末糖化産物(AGEs)が増加しやすいため、過度の焦げには気をつけよう。
蒸す
とうもろこしを蒸すと水分や栄養の損失が少なく、粒はふっくらと仕上がり、甘味や香りも豊かに残る。ゆでる場合に比べて栄養保持率が高く、自然な甘さをしっかり味わえるのが特徴。
しかし、加熱が不足すると芯が硬く残りやすく、逆に蒸しすぎると粒がしぼんでしまうため、蒸し時間や火加減調整には注意が必要。
とうもろこし適切な摂取量・頻度
とうもろこしの基本的な目安は1日1本(約150g)。粒部分でおよそ100g、芯を含めて150g前後となり、この範囲であれば炭水化物量も問題なく摂取できると考えられる。糖質量は他の主食と比較して控えめなため、置き換えとして利用するのもおすすめ。
毎日食べても問題はないが、他の炭水化物と併せて摂る際は全体の炭水化物量に注意が必要。
とくにダイエット目的で取り入れる場合は、とうもろこしだけに偏らず、たんぱく質やビタミン類など他の栄養素を含む食品との組み合わせを意識しよう。
とうもろこしを食べる際の注意点
とうもろこしは炭水化物を豊富に含むため、朝食や昼食で取り入れると活動のエネルギーとして効率よく消費されやすい。夜遅く食べるとエネルギーが余りやすく、体重が増える要因となる可能性があるため注意が必要。
また、粒の皮には食物繊維が多く含まれており、しっかり噛むことで消化を助けると同時に満腹感を得やすくなる。噛まずに飲み込むと消化不良やお腹の張りにつながるため、ゆっくりと咀嚼しながら食べることを意識しよう。
とうもろこしの摂りすぎによる影響
- 糖質の過剰摂取による血糖値への影響
- カロリーオーバーによる体重増加のリスク
糖質の過剰摂取による血糖値への影響
とうもろこしは自然な甘味を持ち、1本(150g程度)で糖質は約23g含まれる。これは白米のお茶碗半分ほどに相当するが他と比べると少ない量であるため、主食の代替としても利用される。
ただし、空腹時に単品で食べると通常時は食後ゆるやかに上がる血糖値が急上昇しやすく、いわゆる血糖値スパイクを起こす可能性も。急上昇のあと急激に下がると眠気やだるさを招くだけでなく、インスリンの分泌が過剰になりやすいため脂肪の蓄積にもつながる。
長期的には糖尿病や動脈硬化など生活習慣病のリスク因子になるとされているため注意が必要。
カロリーオーバーによる体重増加のリスク
とうもろこしは1本あたり約140〜150kcal程度のため主食代替としてなら問題ないが、食べ過ぎるとカロリー過多になり、体重増加につながるので気をつけよう。
どうしても気になる場合は、調理法を意識してみるのもおすすめ。知らぬ間に「おやつ1食分」を追加しているのと同じ状況にならないよう注意しよう。
美味しいとうもろこしの選び方
- 粒
- 皮・ひげ
粒
選び方 | 理由 |
粒がぎっしりと詰まっているもの | 隙間がないと鮮度が高いため |
ふっくらと丸みがあるもの | 指で軽く押すと弾力を感じるものが甘味が強い傾向にあるため |
しなびていたり粒がへこんでいないもの | 鮮度が落ちている可能性が高いため |
皮・ひげ
選び方 | ポイント |
皮が濃い緑色のもの | みずみずしくしっかり包まれているものが新鮮なポイント |
ひげが茶褐色でしっとりしているもの |
|
とうもろこしを使ったレシピ4選
- メキシカン・チョップドサラダ
- とうもろこしの髭サラダ
- コーンと卵の中華スープ
- コーン入りオートミール粥
メキシカン・チョップドサラダ
エネルギー(カロリー) | 320kcal |
満腹感(※1) | ★★★★★ |
手軽さ(※2) | ★★★★★ |
※1=腹持ちのよさ/食べ応え
※2= 調理時間の長さ/調理工程の多さ/調理器具の数
- 食材は全て1cm角ほどに細かく切ると食べやすくなる
- アボカドはレモン汁をかけて変色を防ぐ
- ドレッシングは食べる直前に和える
タンパク質※P | 12g |
脂質※F | 18g |
炭水化物※C | 28g |
PFCバランス(※1) | 15% / 51% / 35% |
調理時間 | 10分 |
調理器具の数 | 2個 |
食材の購入場所 | スーパー |
費用(目安) | 500円前後 |
- ドレッシングの量が多すぎるとカロリーオーバーになる可能性
レシピ
![]() |
【材料】(1人前)
【調味料】
|
![]() |
①野菜とアボカドを1cm角に切る |
![]() |
②ボウルにとうもろこし・野菜を入れ、調味料で和える |

検証者:内田
野菜を複数使用していて、彩りがよく食欲が湧きます。

監修者:古谷
ビタミン・ミネラル補給におすすめです。
とうもろこしの髭サラダ
エネルギー(カロリー) | 180kcal |
満腹感(※1) | ★★★★★ |
手軽さ(※2) | ★★★★★ |
※1=腹持ちのよさ/食べ応え
※2= 調理時間の長さ/調理工程の多さ/調理器具の数
- 髭はよく洗い、加熱する
- 生野菜とのバランスを意識し、ドレッシングは軽めに仕上げる
タンパク質※P | 5g |
脂質※F | 8g |
炭水化物※C | 24g |
PFCバランス(※1) | 11% / 40% / 53% |
調理時間 | 12分 |
調理器具の数 | 3個 |
食材の購入場所 | スーパー |
費用(目安) | 300円前後 |
- とうもろこしの髭は細かく刻む
レシピ
![]() |
【材料】(1人前)
【調味料】
|
![]() |
①髭をさっと茹でる |
![]() |
②食べやすい長さに切る |
![]() |
③きゅうりとハムを細切りにする |
![]() |
④ごま油と塩で和える |

検証者:内田
髭が想像していたよりくせがなく、食べやすかったです。

監修者:古谷
食物繊維が豊富で腸内環境を整えたい人におすすめです。
コーンと卵の中華スープ
エネルギー(カロリー) | 150kcal |
満腹感(※1) | ★★★★★ |
手軽さ(※2) | ★★★☆☆ |
※1=腹持ちのよさ/食べ応え
※2= 調理時間の長さ/調理工程の多さ/調理器具の数
- 溶き卵はスープをかき混ぜながら細く流し入れる
- 水溶き片栗粉でとろみをつける
タンパク質※P | 8g |
脂質※F | 6g |
炭水化物※C | 16g |
PFCバランス(※1) | 21% / 36% / 43% |
調理時間 | 10分 |
調理器具の数 | 2個 |
食材の購入場所 | スーパー |
費用(目安) | 250円前後 |
- 塩分が濃くなりやすい
レシピ
![]() |
【材料】(1人前)
【調味料】
|
![]() |
①鍋に水と鶏ガラスープの素を入れて煮立てる |
![]() |
②コーンを加える |
![]() |
③溶き卵を流し入れ、ふんわり固める |

検証者:内田
とろみがあり優しい味でした。

監修者:古谷
朝食や夜食などの軽い栄養補給におすすめです。
コーン入りオートミール粥
エネルギー(カロリー) |
230kcal |
満腹感(※1) | ★★★★★ |
手軽さ(※2) | ★★★☆☆ |
※1=腹持ちのよさ/食べ応え
※2= 調理時間の長さ/調理工程の多さ/調理器具の数
- オートミールは煮すぎると粘りが強くなるため短時間で仕上げる
- コーンは最後に加えると甘みが残る
- 牛乳を加えるとまろやかになる
タンパク質※P | 9g |
脂質※F | 6g |
炭水化物※C | 38g |
PFCバランス(※1) | 16% / 23% / 61% |
調理時間 | 8分 |
調理器具の数 | 2個 |
食材の購入場所 | スーパー |
費用(目安) | 200円前後 |
- 水分量で食感が大きく変化する
レシピ
![]() |
【材料】(1人前)
【調味料】
|
![]() |
①鍋にオートミール・水・コンソメを入れて加熱する |
![]() |
②コーンを加えて柔らかく煮る |
![]() |
③牛乳を加えて温め直す |

検証者:内田
オートミールは初めて食べましたが、牛乳も混ざっていてほんのり甘みがあり食べやすかったです。

監修者:古谷
エネルギー補給に優れ、消化もよいため朝食におすすめです。
とうもろこしの栄養に関するQ&A
とうもろこしの芯やひげにも栄養はありますか?
A:ひげはとくに栄養あるのでおすすめ

とうもろこしのひげにはカルシウムやミネラルが豊富に含まれており、さらに抗酸化作用も強いです。
とくに新鮮な場合はよく洗って軽くゆでてお浸しにすると、血糖値を下げる効果や抗酸化作用が期待できます。
ダイエット中でもとうもろこしは食べて良いですか?
A:主食の代わりとしてとくにおすすめ

ダイエット中でもとうもろこしはおすすめです。他の主食食品と比較して炭水化物量が少ないため、うまく食事に取り入れてみましょう。
妊娠中・授乳中でも安心して食べられますか?
A:葉酸が多く含まれるため、妊娠中や授乳中の人にもおすすめ

とうもろこしには葉酸が多く含まれるため、妊娠中や授乳中の栄養補給としても取り入れたい食品です。基本的には摂取目安量を守り、心配な場合は医師に相談することがおすすめです。
とうもろこしの適切な保存方法や賞味期限は?
A:生の場合は1週間、冷凍の場合は半年程度が目安

とうもろこしは収穫直後から甘味が落ちやすいため、保存には工夫が必要です。冷蔵保存の場合は、皮付きのまま軽く濡らしたペーパータオルで包み、袋に入れて冷蔵庫で保管すると約1週間ほど鮮度を保てます。
長期保存したい場合は冷凍がおすすめで、さっと茹でて粒を外してから保存するとのがおすすめです。目安として半年程度は風味を保てるとされているため、食べきれない分は早めに下処理して冷凍しておくと便利です。
博士(理学) 管理栄養士
愛国学園短期大学 家政科 准教授、早稲田大学 ナノライフ創新研究機構 招聘研究員、(株)アスリートフードマイスター 認定講師、発酵料理士協会特別講師としても勤務。「時間」という観点から、医学・栄養学・調理学の領域にアプローチすることを専門とする。科学的根拠を基にしたライフスタイルへのアドバイス、実体験を基にした食育活動や講演活動、料理教室も開催している。『食べる時間を変えるだけ! 知って得する時間栄養学』(宝島社/2022)、『10時間空腹リセットダイエット』(主婦の友社/2023)、他多数の書籍を執筆。
【所属】
愛国学園短期大学 家政科 准教授
早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 招聘研究員
あきはばら駅クリニック 非常勤管理栄養士
アスリートフードマイスター認定講師
発酵料理士協会特別講師