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バックランジの効果とやり方!痩せ効果を高める種類・コツも紹介

バックランジは、下半身の大きな筋肉を効率よく使えるため、ダイエット中の筋トレとして取り入れやすいトレーニング。

消費カロリーそのものは有酸素運動ほど大きくないものの、お尻やもも裏、前ももにしっかり刺激を入れやすく、引き締めや筋量維持に役立つ。

この記事では、バックランジで鍛えられる部位や期待できる効果をはじめとし、正しいやり方や種類などを紹介する。

この記事の監修者

おぜき としあきさん

パーソナルトレーナー

青山学院大学在学中の1988年から指導をスタート。指導歴30年で女優、役者、アイドル、女子アナ、ミスワールド日本代表モデル、プロサーファー、新体操選手などのスポーツ選手なども含め20000人超の指導を経験。2003年OZEKIパーソナルトレーナー養成スクール(現Shapesアカデミー)開設。2005年Shapes(現ShapesGirl)を東京渋谷に開設。メディア出演のほか、「腹凹は太もも運動でつくれる 1日3分週3日でOK!」(SBクリエイティブ)「5秒姿勢矯正ダイエット」(マガジンハウス)など多数の著書を執筆。

この記事の検証者

木村 優希さん

普段はランニングなどの有酸素運動を中心に、日常的に体を動かしている。継続しやすい運動習慣を大切にしながら、無理のない範囲で体力維持やコンディション管理に取り組む。本格的な筋トレはあまりおこなっていないが、運動の質や意識の重要性にも関心がある。

目次

バックランジは痩せる?消費カロリーの目安

バックランジは消費カロリーが極端に大きい種目ではないが、下半身の大きな筋肉をまとめて使えるため、ダイエット中の筋トレとして取り入れやすい。

とくに大殿筋・大腿四頭筋・ハムストリングに刺激を入れやすく、下半身の筋量維持や運動量の確保に役立つ。

  • バックランジの消費カロリー
  • バックランジとフロントランジの違い

バックランジの消費カロリー

バックランジの消費カロリーは、体重・テンポ・休憩時間によって変わる。

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「改訂第2版『身体活動のメッツ(METs)表』成人版」では、ランジを含む自重トレーニング全般は 3.0METs、高強度では 6.5METs の活動として示されている。

バックランジ・ウォーキング・スクワットの消費カロリー比較

種目 METs値の目安 消費カロリー目安(体重60kgの人が10分した場合)
バックランジ 3.0〜6.5METs 約28〜60kcal
ウォーキング 3.8〜4.0METs 約35〜37kcal
スクワット 3.0〜5.0METs 約28〜46kcal

【消費カロリーの計算方法】

消費カロリー = メッツ値 × 体重 × 活動実施時間

監修者:おぜき

バックランジは有酸素運動のように長時間続ける種目ではありません。そのため、脂肪燃焼目的というより、下半身の筋肉に刺激を入れながら消費量を積み上げる種目と捉えましょう。

ダイエット中は消費カロリーだけでなく、筋肉を落とさないことも大切なので、有酸素運動とランジなどの筋トレ種目も組み合わせながら継続してください。

バックランジとフロントランジの違い

フロントランジは足を前に踏み出すため、着地の衝撃やブレーキ動作が入りやすい。一方、バックランジは足を後ろへ引く動きがメインになる。

また、バックランジはスタート位置に戻るときに前脚で床を押しやすく、お尻ともも裏を意識しやすいのも特徴。

バックランジとフロントランジの比較

比較項目 バックランジ フロントランジ
動作の安定性 〇:後ろへ引くぶん前に突っ込みにくく、フォームを整えやすい △:前への踏み込みで、ひざへの負担が増えやすい
お尻・もも裏への負荷 〇:前脚で押し戻す際に負荷がかかる △:フォーム次第で前もも優位になりやすい
運動のダイナミックさ △:比較的コントロールを重視する 〇:動きが大きく、テンポを上げやすい

監修者:おぜき

バックランジとフロントランジは「足を前に出すか、後ろに引くか」というシンプルな違いですが、身体への負荷のかかり方は少し変わります。バックランジは動作の途中で負荷が抜けにくいため、筋肉へ継続的に刺激を入れやすいのが特徴です。

また、日常生活では足を後ろに引く動作はあまり多くないため、バックランジを取り入れることで下半身の安定性が高くなり、パフォーマンス向上にもつながりやすくなります。

バックランジはどこに効く?

部位 負荷の強度(※)
大腿四頭筋 ★★☆☆☆
大殿筋 ★★★★☆
ハムストリング ★★★☆☆
ふくらはぎ ★☆☆☆☆

※負荷の強度=各部位にアプローチできる負荷量の差

大腿四頭筋

大腿四頭筋は太ももの前側にある大きな筋肉で、ひざを伸ばす動きに強く関わる。バックランジでは、下がった姿勢から立ち上がるときに刺激が入りやすい。

【目的別】大腿四頭筋を鍛えるメリット

ボディメイク 太もも前側の筋肉量を保ちやすく、下半身のラインを引き締めやすい
機能改善 立ち上がりや階段動作で脚を支えやすくなる
ケガ予防 ひざまわりの筋力を保ちやすく、下半身動作の安定につながりやすい
パフォーマンス 踏み込みや切り返し動作で力を出しやすくなる

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大臀筋

大臀筋はお尻の丸みをつくる筋肉で、股関節を伸ばす動きに関わる。バックランジでは、腰を落とした位置から前脚で床を押して立ち上がる際に使われる。

前足のかかと寄りで踏めると、大臀筋の関与を感じやすくなる。

【目的別】大臀筋を鍛えるメリット

ボディメイク ヒップラインに丸みが出やすく、後ろ姿の印象が整いやすい
機能改善 股関節を伸ばす力が高まり、歩行や階段動作が安定しやすい
ケガ予防 股関節まわりの支えが強まり、下半身のぐらつき軽減につながりやすい
パフォーマンス 走る・跳ぶ・踏み込む動作の出力向上につながりやすい

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ハムストリング

ハムストリングは太ももの裏側にある筋肉で、股関節の伸展やひざの安定に関わる。

バックランジでは、しゃがみ込む局面で前脚の股関節を支え、立ち上がる局面では大殿筋と協力しながら身体を押し戻す働きを担う。

【目的別】ハムストリングを鍛えるメリット

ボディメイク もも裏のたるみ感を抑えやすく、脚全体のラインが整いやすい
機能改善 股関節を使う動作が安定し、下半身の連動性が高まりやすい
ケガ予防 前もも優位を抑えやすく、下半身バランスの改善につながりやすい
パフォーマンス ダッシュや切り返しで後方へ押す力を出しやすくなる

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ふくらはぎ

ふくらはぎは足首を支える筋肉で、バックランジでは補助的に働く。前脚でバランスを取りながら身体を支えるため、足首まわりの安定に関与しやすい。

主動筋ではないが、ぐらつかずに動くための土台として役立つ。

【目的別】ふくらはぎを鍛えるメリット

ボディメイク 脚全体のシルエットが引き締まりやすい
機能改善 足首の安定性が高まり、片脚動作を支えやすくなる
ケガ予防 着地や踏ん張りで足首がぶれにくくなりやすい
パフォーマンス 方向転換や踏み込み時の支えとして働きやすくなる

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バックランジの効果

バックランジで鍛えられる下半身は、身体の中でも大きな筋肉が集まる部位。筋力向上だけでなく、消費量の確保や基礎代謝の維持にもつなげやすい。

  • ヒップアップ
  • 脂肪燃焼
  • 基礎代謝の向上

監修者:おぜき

バックランジは下半身の筋肉を鍛えるだけでなく、股関節やひざを安定させる機能改善につながる種目です。機能改善によって動作の安定性が高まると、スクワットやデッドリフトなどのトレーニングでも力を発揮しやすくなり、全体的なトレーニング効率が向上します。

ヒップアップ

バックランジは、前脚で床を押しながら立ち上がる動きで大臀筋を使いやすく、ヒップアップを狙う種目として使いやすい。

スクワットよりも片脚ごとの意識を向けやすいため、お尻に力を入れる感覚をつかみやすいのもメリット。上体を大きく反らさず、かかと寄りで地面を押すとお尻の収縮を感じやすい。

脂肪燃焼

バックランジ自体の消費カロリーは大きくないが、脚・お尻といった大きな筋肉を使うため、ダイエット中の運動として活用しやすい

テンポよく回数を重ねる・インターバルを短くする・他の自重種目と組み合わせることで、心拍数が上がり脂肪燃焼効果も高くなりやすい。

基礎代謝の向上

下半身の大きな筋肉を刺激することで、基礎代謝の向上につながる。とくに下半身は筋量の占める割合が大きいため、バックランジのような脚・お尻を使う種目は、痩せやすい身体づくりの土台として取り入れやすい

筋トレだけで急激に基礎代謝が上がるわけではないが、食事管理と組み合わせることでダイエット効果も期待できる。

バックランジのやり方・フォーム

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. つま先を正面に向け、足幅は骨盤の広さにする
  2. 片方の足を後ろに引いて腰を落とす
  3. 足を元の位置に戻し、逆足で同じ動作をする
ケガのリスク 低い
実施できる場所 自宅
器具・設備 不要
負荷の調整 不可

監修者:おぜき

バックランジは比較的シンプルな動作ですが、前脚で身体を支える時間が長いため、バランスを保ちながらていねいに動くことが大切です。動作が安定してくると、お尻やもも裏にも刺激が入りやすくなります。

STEP1:つま先を正面に向け、足幅は骨盤の広さにする

検証者:木村

つま先が外に開いた状態でおこなうと、後ろに足を引いたときに身体が左右にぶれやすく感じました。つま先を正面に向けて立つと前脚で身体を支えやすくなり、動作も安定しやすかったです。

監修者:おぜき

つま先が外に開くと、腰を落とす際に重心が外側へ逃げやすくなります。重心がずれると狙った筋肉へ負荷がかかりにくくなるため、つま先を正面に向けながら足裏全体で床を押すイメージを持ちましょう。

STEP2:片方の足を後ろに引いて腰を落とす

検証者:木村

浅い位置で戻ると回数はこなしやすいですが、脚への刺激は弱く感じました。腰をしっかり落とすと、前ももだけでなくお尻やもも裏にも力が入り、下半身全体を使っている感覚が出やすかったです。

監修者:おぜき

腰を落とすときは、前脚のひざが約90度になる程度を目安にすると可動域を確保しやすくなります。深さよりも、同じ位置まで安定して腰を落とせることを意識するとフォームが整いやすくなります。

STEP3:足を元の位置に戻し、逆足で同じ動作をする

検証者:木村

足を戻す位置がずれると、次の動作でバランスが取りにくくなると感じました。毎回同じ位置に戻すよう意識すると、動作のリズムも整いやすかったです。

監修者:おぜき

足を戻す位置が安定していないと、回数を重ねるほどフォームが崩れやすくなります。スタート位置をそろえることで、左右の動作を同じフォームでくり返せます。また、足元が気になりますが、姿勢を整えるため目線は前方へ向けるようにしましょう。

バックランジの種類

  • ダンベルバックランジ
  • バーベルバックランジ

ダンベルバックランジ

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 両手にダンベルを持ち、足幅を骨盤の広さにして立つ
  2. 片方の足を後ろに引き、腰を落とす
  3. 前脚で床を押して元の姿勢に戻る
  4. 左右交互に同じ動作をくり返す
ケガのリスク 低い
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル
負荷の調整 可能

監修者:おぜき

ダンベルバックランジは、自重のバックランジよりも負荷を調整しやすく、下半身へ刺激を入れやすい種目です。ただし重量を持つことで姿勢が前に傾きやすくなるため、背中と腰を反らさず一直線に保つことが大切です。軽めの重量から始め、ていねいなフォームでおこないましょう。

【注意点】

  • 背中を真っすぐの状態をキープする
背中を真っすぐの状態をキープする

検証者:木村

最初は足を後ろに引く位置が毎回少しずつ変わりやすく、バランスを取るのが難しく感じました。足の位置を確認しながらおこなうと、背中の姿勢も安定しやすくなり、動作のリズムも整いやすかったです。

監修者:おぜき

ダンベルは身体の横に自然に下げた位置で持つのが基本です。前後に振るように動かすのではなく、ダンベルを身体の真下へ落とすイメージで上下すると姿勢が安定しやすくなります。

背中を丸めず、足裏で床を踏みながら動作をコントロールしましょう。

バーベルバックランジ

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. バーベルを肩の上に担ぎ、足幅を骨盤の広さにして立つ
  2. 片方の足を後ろに引き、腰を落とす
  3. 前脚で床を押して元の姿勢に戻る
  4. 左右交互に同じ動作をくり返す
ケガのリスク 高い
実施できる場所 ジム
器具・設備 バーベル
負荷の調整 可能

監修者:おぜき

バーベルバックランジは高重量を扱いやすい反面、姿勢が崩れたときの負担も大きくなりやすい種目です。バーを担ぐ位置が安定していないと身体が前後に揺れやすくなるため、まずは軽めの重量で動作の安定を確認することが大切です。

【注意点】

  • 首の付け根でバーベルを担ぐ
首の付け根でバーベルを担ぐ

検証者:木村

バーベルの位置を首の関節あたりに置いてしまうと、担いだときに首まわりに圧迫感が出て姿勢も不安定に感じました。

首の付け根あたりにバーを乗せるようにすると、背中全体で支えやすくなり、動作中もバランスが取りやすく感じました。

監修者:おぜき

バーベルバックランジでは視線を少し遠くへ向けると、上体が安定しやすく姿勢も整えやすくなります。ジムで鏡を見ながらおこなう場合は、鏡の中の自分の顔を見るイメージで視線を固定すると、首や背中の位置を保ちやすくなります。

バックランジの筋肥大・痩せ効果を高めるコツ

バックランジのやり方を少し工夫することで、筋肥大やダイエット効果を高められる。とくに「片脚を連続しておこなう方法」は筋肉への刺激時間が長くなり、トレーニング強度も高くなる

また、動作の途中でひざを完全に伸ばしきらないようにすることもポイント。

ひざを伸ばしきると筋肉の緊張が一度抜けるため、少し曲げた状態を保ちながら動作を続けることで、筋肉への負荷を維持しやすくなる。

監修者:おぜき

バックランジは左右交互におこなう方法が基本ですが、片脚ずつまとめておこなうことでトレーニング量を調整しやすくなります。片脚で身体を支える時間を長くすることで強度が上がるため、筋肥大の効果も高くなります。

片脚連続×ひざを曲げるバックランジを検証

検証者:木村

左右交互ではなく片脚ずつ続けておこなうと、同じ脚に負荷がかかり続けるため、後半になるほど脚の疲労感をより強く感じました。回数自体はそれほど多くなくても、下半身だけでなく身体全体が温まる感覚があり、運動量が増えている印象でした。

バックランジの重量・回数

  • バックランジの重量
  • バックランジの回数

バックランジの重量

重量設定の目安は、左右それぞれ10〜12回おこなえる程度の重量。自重でフォームが安定しない場合、片手1~2㎏程度のダンベルを持つと安定することもある。

20回以上できる場合は重量が軽すぎるため、段階的に負荷を上げていくのがおすすめ。

検証者:木村

自重でおこなうよりも、軽いダンベルを持った方が身体の軸が安定して動作しやすく感じました。特に片手1〜2kg程度であればバランスを取りやすく、前脚で床を押す感覚もつかみやすかったです。普段あまり筋トレをしていない人でも、この程度の重量なら10回前後はおこないやすい印象でした。

バックランジの回数

回数の基本は10〜12回程度だが、目的によって調整する方法もおすすめ。筋肥大を狙うなら左右8〜12回を2〜3セット運動習慣づくりが目的なら左右6〜10回を3〜5セットから始めよう。

検証者:木村

無理に回数を増やすとフォームが浅くなるため、同じ深さで動作できる回数を基準にした方がよさそうです。運動習慣のある人だと、自重での10~12回は負荷が軽く感じるかもしれません。

バックランジに関するQ&A

バックランジは毎日やっても大丈夫?

A. 毎日でもOK。強度が高い場合は休息日を入れた方がよい。

監修者:おぜき

自重で軽めにおこなう程度なら毎日でも続けやすいですが、しっかり追い込んだ日は筋肉や関節の回復時間も必要です。筋肥大や引き締めを狙うなら、週2〜3回を目安にして、脚の張りや疲労感を見ながら調整すると続けやすいです。

バックランジの効果はいつから期待できる?

A. 見た目の変化は数週間〜数か月単位で考える。

監修者:おぜき

ヒップラインや足の引き締まりなど見た目の変化は、食事や活動量にも左右されるため少し時間がかかります。焦って回数だけ増やすより、週ごとにフォームや回数の安定を積み上げる方が結果につながりやすいです。

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