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自重トレーニングのみでも効果はある?部位別メニュー17選やメニューの組み方も紹介

器具なしで始められどこでもおこなえる自重トレーニング。目的と負荷設定を工夫すれば筋力アップや引き締めに十分効果が期待できる一方で、筋肥大を本格的に狙う場合は負荷が頭打ちになりやすい。

この記事では自重トレーニングの効果をはじめとし、部位別のおすすめトレーニング、注意点、頻度まで紹介する。

この記事の監修者

おぜき としあきさん

パーソナルトレーナー

青山学院大学在学中の1988年から指導をスタート。指導歴30年で女優、役者、アイドル、女子アナ、ミスワールド日本代表モデル、プロサーファー、新体操選手などのスポーツ選手なども含め20000人超の指導を経験。2003年OZEKIパーソナルトレーナー養成スクール(現Shapesアカデミー)開設。2005年Shapes(現ShapesGirl)を東京渋谷に開設。メディア出演のほか、「腹凹は太もも運動でつくれる 1日3分週3日でOK!」(SBクリエイティブ)「5秒姿勢矯正ダイエット」(マガジンハウス)など多数の著書を執筆。

この記事の検証者

山下さん

筋トレ歴9年

学生時代から週3~トレーニングや運動を続けており、社会人になってからも週4~トレーニングを継続。コンテスト出場歴もあり。 正しいフォームを皆さんに伝えられるように日々奮闘。

目次

自重トレーニングとは?

自重トレーニングは、器具を使わず自分の体重を負荷にするトレーニング方法。スクワットやプッシュアップなど、関節を大きく動かす種目が多く、筋トレと同時に全身の連動性を高めやすい。

ダンベルやマシンを使わず、自宅でも始めやすいため、時間や場所に縛られにくいメリットも。負荷調整は回数や動作スピード、姿勢の工夫によっておこなうため、初心者から経験者まで目的に応じた運動強度を選びやすい点も特徴。

自重トレーニングのみでも効果はある?

  • 自重トレーニングでも負荷や回数を調整したら効果はある!
  • 筋肥大目的の場合は不十分の場合も

自重トレーニングでも負荷や回数を調整したら効果はある!

自重トレーニングのみでも、目的に合った負荷設定と実施方法を選べば筋肉量や筋力の向上は十分に狙える。自重であっても身体が「きつい」と感じる強度を作れれば筋肉への刺激されているため、フォームを維持できる範囲で追い込むことで筋肥大につながりやすくなる。

また、脚や胸などの大きな筋肉を使う種目はエネルギー消費量が増え、基礎代謝の向上にも寄与しやすいため、筋力アップを目的とするか引き締めを目的とするかに応じて回数や休憩時間を調整するのがおすすめ。

  自重トレーニング マシン・器具を使ったトレーニング
鍛えられる範囲
  • 全身の筋肉やバランス感覚を効率よく鍛えられる
  • 特定の筋肉にピンポイントで刺激を与えるのは難しい
  • 鍛えたい部位を集中的に狙いやすく効果的に筋肉を刺激できる
負荷調整
  • 自重以上の負荷をかけにくく、筋力が向上するにつれて自分の体重では刺激が不足しやすい
  • 重量の微調整が容易で段階的に負荷を増やしやすく、筋肉を継続的に追い込んで成長させやすい

筋肥大目的の場合は不十分の場合も

筋肉は扱う重量に比例して成長する性質を持つため、筋肥大を目的とした場合、自重トレーニングのみでは限界が生じやすい。自重では負荷を段階的に高めることが難しく、筋肉量を大きく増やす段階に入ると成長が頭打ちになりやすい傾向に。

そのため、本格的に筋肥大を狙うのであれば、マシンやダンベルなど重量調整が可能な器具を用いたトレーニングをおこなうのがおすすめ。

重量を少しずつ増やせる器具トレーニングの方が、筋肉への刺激を継続的に強めやすく、肥大効率も高い。

背筋を鍛える自重トレーニングメニュー4選

  • バードドッグ
  • バックエクステンション
  • リバースプランク
  • ローイング

バードドッグ

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★☆☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 四つん這いの姿勢になる
  2. 片腕を身体の正面にまっすぐ伸ばす
  3. 同時に反対側の脚を後ろにまっすぐ伸ばす
  4. 数秒間キープ
  5. ゆっくりと元の姿勢に戻す
  6. もう一方の腕と脚も同様に繰り返す
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 とくになし
鍛えられる部位 脊柱起立筋、体幹部腹横筋、大殿筋
負荷の調整 不可

【注意点】

  • 腰を反らさない
  • 手足を上げすぎない
腰を反らない

手足を上げすぎない

検証者:山下

手足を伸ばした瞬間に体が左右に揺れやすく、体幹で支えている感覚がはっきり分かりました。左右10回ずつおこなうと、お腹の奥がじんわり疲れてきて、見た目以上に効いている印象でした。ゆっくり止める時間を作るほど、安定性が求められるトレーニングだと感じました。

監修者:おぜき

バードドッグは体幹の安定性を高める基本トレーニングです。ふらつくのは体幹が正しく使われているサインなので問題ありません。腰を反らさず、背中を平らに保つことで腹筋と背筋をバランスよく鍛えられます。

バックエクステンション

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★☆☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. うつ伏せになり、両手を頭の後ろで組む
  2. 上半身を上げる
  3. ゆっくりと元の位置に戻す
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 とくになし
鍛えられる部位 脊柱起立筋
負荷の調整 不可

【注意点】

  • 顔は上を向かない
  • 両足は上げない
顔は上を向かない

両足は上げない

検証者:山下

動きは小さいですが、反動を使わずにおこなうと背中にしっかり効いている感覚がありました。15回ほどで背中全体が温かくなり、筋肉が動いているのを実感できました。高く上げようとすると腰に負担がかかりそうだと感じました。

監修者:おぜき

バックエクステンションは脊柱起立筋を鍛える代表的なトレーニングです。高く上げすぎる必要はなく、胸が少し浮く程度で十分効果があります。腰ではなく背中の筋肉で動かす意識を持ちましょう。

リバースプランク

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★☆☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 足を伸ばして仰向けになる
  2. 両手を床につけた状態でお尻を持ち上げる
  3. 頭からかかとまで一直線をキープする
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 とくになし
鍛えられる部位 脊柱起立筋、腹筋
負荷の調整 不可

【注意点】

  • 背中からかかとまで一直線にする
  • あごを上げすぎない
背中からかかとまで一直線にする

あごを上げすぎない

検証者:山下

20秒を過ぎたあたりから、お腹とお尻が同時にきつくなりました。時間が経つにつれて腰が反りやすくなり、姿勢を保つ難しさを感じました。動きがない分、ごまかしがきかないトレーニングだと思いました。

監修者:おぜき

リバースプランクは背面の体幹をまとめて鍛えられるトレーニングです。お腹とお尻を同時に締めることで腰の反りを防げます。姿勢が崩れる前に止めることが、安全かつ効果的です。

ローイング

難易度 ★☆☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★☆☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. イスに座る
  2. 手を前に出し、ゆっくり後ろに引く
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 不要
鍛えられる部位 僧帽筋下部
負荷の調整 不可

検証者:山下

腕で引くと背中に効かず、ひじを後ろに引く意識で一気に感覚が変わりました。10回ほどで肩甲骨まわりが疲れてきて、背中を使っている実感がありました。戻す動作をゆっくりにすると、効きが抜けにくい印象でした。

監修者:おぜき

ローイングは「手で引く」のではなく「ひじを引く」意識が重要です。肩甲骨を寄せる動きを意識すると、背中全体に刺激が入ります。反動を使わず、コントロールした動作を心がけましょう。

腹筋を鍛える自重トレーニングメニュー4選

  • プランク
  • 座ってレッグレイズ
  • バイシクルクランチ
  • 壁に足をつけたクランチ

プランク

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. うつぶせになり、ひじを肩幅に開く
  2. つま先を立て、身体を持ち上げる
  3. 頭から足先まで一直線になるように、お腹に力を入れて姿勢をキープする
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 腹直筋・腹斜筋・脊柱起立筋
負荷の調整 可能

【注意点】

  • 頭から足先までを一直線に保つ
頭から足先までを一直線に保つ

検証者:山下

30秒ほどでお腹が震え始め、姿勢を保つのが難しくなりました。腰が反りそうになるため、常にお腹に力を入れ続ける必要がありました。短時間でも効率よく効くトレーニングだと感じました。

監修者:おぜき

プランクは腹筋全体を等尺性で鍛えるトレーニングです。時間を伸ばすより、腰が反らない姿勢を保つことが最優先です。正しい姿勢でおこなえば短時間でも十分効果があります。

座ってレッグレイズ

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. イスに座り、背筋を伸ばして両手はイスの座面に軽く置く
  2. 片脚を床から少し浮かせ、ひざを伸ばしたままゆっくりと脚を上げる
  3. 脚を上げた状態で数秒間キープし、ゆっくりと元の位置に戻す
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 イス
鍛えられる部位 腹直筋・腹横筋・腸腰筋
負荷の調整 可能

検証者:山下

脚を持ち上げる動作自体はシンプルですが、下ろすときにお腹の力が抜けやすく、コントロールの難しさを感じました。10回ほどおこなうと、下腹部にピンポイントで効いている感覚がはっきり出てきました。

背もたれに寄りかかりすぎると楽になってしまい、姿勢によって効き方が大きく変わる印象でした

監修者:おぜき

座ってレッグレイズは、腹筋下部を意識しやすいトレーニングです。脚を下ろす局面で負荷がかかるため、ゆっくり動かすほど効果が高まります。背中を丸めすぎず、腹筋で脚をコントロールする意識を持ちましょう。

バイシクルクランチ

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 仰向けに寝て、両手を頭の後ろに軽く添える
  2. ひざを90度に曲げ、脚を床から持ち上げる
  3. 右ひじと左ひざを近づけるように体をひねり、左足は同時に伸ばす
  4. 元に戻し、次に左ひじと右ひざを近づけるように体をひねり、右足を伸ばす
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 腹斜筋・腹直筋
負荷の調整 可能

検証者:山下

動きが多く、最初は手と脚の連動が難しく感じました。20回ほど続けると、お腹の正面だけでなく横まで使っている感覚があり、効いている範囲が広い印象でした。左右で疲れ方に差が出やすく、自分の弱い側が分かりやすいトレーニングだと感じました。

監修者:おぜき

バイシクルクランチは、腹直筋と腹斜筋を同時に使えるトレーニングです。ひじと反対側のひざを近づける意識を持つことで、体幹の回旋動作がスムーズになります。勢いを使わず、一定のリズムでおこなうことが大切です。

壁に足を付けたクランチ

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 仰向けで、ひざを90度にして壁につける
  2. 顎をひいてお腹を見る
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 腹斜筋・腹直筋
負荷の調整 可能

【注意点】

  • 脚をしっかり固定する
脚をしっかり固定する

検証者:山下

足を壁につけることで体が安定し、腹筋だけに集中しやすいと感じました。15回ほどでお腹の上部がじんわり疲れてきて、反動を使わずに動けている感覚がありました。通常のクランチよりもフォームを保ちやすい印象でした。

監修者:おぜき

壁を使うことで下半身が固定され、腹筋の動きに集中しやすくなります。首や肩に力が入りやすいので、視線が上に向かないよう、腹筋を丸める意識を優先しましょう。初心者にも取り入れやすい種目です。

下半身を鍛える自重トレーニング3選

  • スクワット
  • ヒップリフト
  • ランジ

スクワット

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 肩幅で脚を開き、つま先はひざの向きとそろえる
  2. 背筋をまっすぐ保ち目線は正面に向ける
  3. 手は前に伸ばすか組んで、お尻を後ろに引くイメージでしゃがむ
  4. 太ももが床と並行かそれよりも下まで下がったらかかとで地面を押すようにして元の体勢に戻る
  5. 同じ動作を繰り返す
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 とくになし
鍛えられる部位 太もも・お尻・ふくらはぎ・お腹
負荷の調整 可能

【注意点】

  • 太ももが床と平行になるまで腰を下ろす
太ももが床と平行になるまで腰を下ろす

検証者:山下

10回を超えると太ももとお尻が一気に熱くなり、下半身全体を使っている感覚がありました。姿勢が崩れると前ももばかりに効いてしまい、フォームの重要性を感じました。ゆっくり下ろすほど、効きが強くなる印象でした。

監修者:おぜき

スクワットは下半身をバランスよく鍛えられる基本トレーニングです。股関節から動く意識を持ち、膝が内側に入らないよう注意しましょう。回数よりもフォームを優先することが大切です。

ヒップリフト

難易度 ★☆☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 仰向けに寝てひざを90度に曲げ、足を床につける
  2. 手は身体の横に添える
  3. 肩からひざまでが一直線なるまでお尻を持ち上げる
  4. ゆっくりもとに戻す
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋
負荷の調整 可能

【注意点】

  • ひざを開きすぎない
ひざを開きすぎない

検証者:山下

お尻を締める意識で15回ほどおこなうと、太ももよりもお尻に効いている感覚がありました。腰を反らすと楽になってしまい、効きが弱くなる印象でした。動作がシンプルな分、意識の向け方で差が出ると感じました。

監修者:おぜき

ヒップリフトは、お尻を集中的に鍛えられるトレーニングです。腰を反らさず、骨盤を軽く後傾させる意識でおこなうと、お尻への刺激が高まります。トップで一瞬止めるのも効果的です。

ランジ

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 脚を肩幅程度に開く
  2. 片脚を前に出し、ひざと股関節を曲げてしゃがみ込む
  3. 前足のかかとで押し戻す
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 とくになし
鍛えられる部位 ハムストリング、大臀筋、大腿四頭筋
負荷の調整 可能

【注意点】

  • 前脚のひざをつま先より前に出さない
  • 上体が前に出ない
前脚のひざをつま先より前に出さない

上体が前に出ない

検証者:山下

左右でバランスの取りやすさが違い、普段使えていない脚が分かりやすいと感じました。10回ずつおこなうと、太ももとお尻に強い刺激が入りました。踏み出す幅によって安定感が大きく変わる印象でした。

監修者:おぜき

ランジは片脚ずつ鍛えられるため、左右差の改善に向いています。最初は小さめの歩幅で安定させ、慣れてきたら徐々に可動域を広げましょう。上体を立てることで、お尻にも効かせやすくなります。

胸を鍛える自重トレーニングメニュー3選

  • ノーマルプッシュアップ
  • ワイドプッシュアップ
  • フリーフォール式プッシュアップ

ノーマルプッシュアップ

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★☆☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 肩幅よりもやや広めに手幅を広げる
  2. 身体が直線になるように脚を伸ばす
  3. ひじを曲げてギリギリまで降ろす
  4. 身体をもち上げる
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 とくになし
鍛えられる部位 大胸筋・三角筋・上腕三頭筋
負荷の調整 可能

【注意点】

  • 背中は一直線を保つ
背中は一直線を保つ

検証者:山下

10回ほどで胸と腕に疲労感が出て、上半身をまとめて使っている感覚がありました。姿勢が崩れると一気にきつくなり、体幹の重要性を感じました。テンポをゆっくりにすると、効きがはっきりしました。

監修者:おぜき

ノーマルプッシュアップは胸・腕・体幹を同時に鍛えられる基本トレーニングです。頭からかかとまで一直線を意識することで、胸への刺激が高まります。回数よりもフォームを優先しましょう。

ワイドプッシュアップ

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★☆☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 床に手をつき、手幅を肩幅より広くする
  2. 身体全体を一直線に保ち、つま先と手のひらで体重を支える
  3. ひじを開きつつ身体を下ろし、胸が床にほぼ触れるまで下ろす
  4. その後、もとの位置へ戻る
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 とくになし
鍛えられる部位 大胸筋・上腕三頭筋・三角筋前部
負荷の調整 可能

【注意点】

  • 背中は一直線を保つ
背中は一直線を保つ

検証者:山下

手幅を広げるだけで、胸の外側が大きく使われている感覚がありました。肩に力が入りやすく、胸を張る意識が必要だと感じました。ノーマルよりも胸への意識が高まりました。

監修者:おぜき

ワイドプッシュアップは、大胸筋の外側を狙いやすいトレーニングです。肩がすくまないよう、肩甲骨を軽く寄せておこないましょう。手幅を広げすぎないこともポイントです。

フリーフォール式プッシュアップ

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 通常の腕立て伏せの姿勢をとる
  2. 身体を下げる
  3. 上がったタイミングで手を強く押し身体を浮かす
  4. 元に戻る
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 大胸筋・三角筋・上腕三頭筋
負荷の調整 可能

検証者:山下

下ろす動作で一気に体重がかかるため、通常のプッシュアップよりもコントロールが求められると感じました。少ない回数でも胸と腕に強い刺激が入り、5回ほどでかなりの疲労感がありました。テンポを速くすると怖さが出るため、自然とゆっくり動かす意識になりました。

監修者:おぜき

フリーフォール式プッシュアップは、下ろす局面(エキセントリック)で強い負荷がかかるトレーニングです。勢いに任せず、できるだけブレーキをかける意識でおこなうことで筋刺激が高まります。肩やひじに不安がある場合は、無理をせず回数を減らしましょう。

腕を鍛える自重トレーニング2選

  • パームカール
  • ナロープッシュアップ

パームカール

難易度 ★☆☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★☆☆☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 身体の前で片手をグーにする
  2. 反対側の手で手首を持つ
  3. ひじを固定してまげる
  4. 上の手に反発しながらゆっくり上げ下げする
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 とくになし
鍛えられる部位 上腕二頭筋
負荷の調整 可能

検証者:山下

手のひら同士で押し合うだけですが、力加減が意外と難しく感じました。最初は前腕に力が入りやすかったものの、一定の力で押し続ける意識を持つと、徐々に二の腕にじわっと効いてきました。

10秒ほどキープすると、腕全体が重くなるような感覚があり、集中力が必要なトレーニングだと感じました。

監修者:おぜき

パームカールは、自分で負荷を調整できる自重トレーニングの一つです。押す力を強くしすぎると前腕に力が入りやすいため、一定の圧を保つことが重要です。

動きは小さいですが、意識を向け続けることで上腕二頭筋への刺激を高められます。

ナロープッシュアップ

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★☆☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 手幅を肩幅程度にする
  2. 体を一直線に保つ
  3. ひじを体側に沿わせて曲げる
  4. 胸が床に近づいたら押し戻す
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅
器具・設備 とくになし
鍛えられる部位 大胸筋、三角筋、上腕三頭筋
負荷の調整 不可

【注意点】

  • 身体が一直線
身体が一直線

検証者:山下

手幅を狭くすることで、通常のプッシュアップよりも二の腕への負荷が強く感じられました。ひじが外に開くと楽になってしまうため、ひじの向きを意識するのがポイントだと感じました。

8回前後で二の腕が先に疲れてきて、胸よりも腕に効いている実感がありました。

監修者:おぜき

ナロープッシュアップは、上腕三頭筋への刺激を高めたプッシュアップです。ひじを体側に沿わせて動かすことで、胸や肩への負担を抑えつつ、二の腕をしっかり使えます。フォームを優先し、回数は無理に増やさないようにしましょう。

以下の記事では、自重で上腕三頭筋を鍛える筋トレ種目を紹介。より詳しく知りたい人は参考にしてみて。

上腕三頭筋は自重でも鍛えられる?おすすめの自重筋トレ7選・鍛えるコツ

上腕三頭筋は自重で鍛えられる? 上腕三頭筋は自重トレーニングでも十分に鍛えられる筋肉。身体を支える動作そのものが負荷になるため、日常的に取り組みやすいのが大きな.....

肩を鍛える自重トレーニング2選

  • パイクプレス
  • パイクプッシュアップ

パイクプレス

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 腰を高く上げた四つん這いの姿勢になり、への字の姿勢をつくる
  2. ひじを曲げながら身体を前に倒し、床ぎりぎりまで額をつけるように上体をおろす
  3. 地面を手で強く押し、元の位置に戻る
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 三角筋・大胸筋・腕
負荷の調整 可能

検証者:山下

逆V字の姿勢を取るだけでも肩に負荷がかかり、腕を曲げる前からきつさを感じました。5回ほどで肩がピンポイントで疲れてきて、プッシュアップとは違う刺激だと実感しました。

姿勢が崩れると一気に楽になるため、形を保つことが難しいと感じました。

監修者:おぜき

パイクプレスは、自重で肩(三角筋前部)を集中的に鍛えられるトレーニングです。頭を真下に落とす意識で動作をおこなうと、肩への刺激が明確になります。腰や背中が丸まらないよう、姿勢の維持を優先しましょう。

パイクプッシュアップ

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 床に両手を肩幅よりやや広めにつく
  2. つま先を立て、お尻を高く上げる
  3. 息を吸い込みながら、ひじを曲げて体を床に近づける
  4. 一番低い位置で1~2秒キープする
  5. 息を吐きながら、ゆっくりと元の位置に戻る
  6. 同じ動作を繰り返す
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 上腕二頭筋・三角筋
負荷の調整 可能

検証者:山下

お尻を高く保った姿勢を維持するのが難しく、体幹の安定性も必要だと感じました。数回おこなっただけでも肩への負荷が強く、短時間でもしっかり効いている印象でした。パイクプレスよりも全身を使っている感覚がありました。

監修者:おぜき

パイクプッシュアップは、肩だけでなく体幹も同時に使うトレーニングです。お尻を高く保つほど肩への負荷が高まるため、強度調整もしやすいのが特徴です。姿勢が崩れたら無理せず休憩を入れましょう。

自重トレーニングで効果が出ないときに見直すポイント

  • 鍛えたい部位に合った種目か確認する
  • 正しいフォームでおこなえているか確認する
  • 負荷・回数・セット数を見直す
  • 休息と睡眠をしっかり取る

監修者:おぜき

初心者に多いミスは、気になる部位だけを集中的に鍛えてしまうことです。お腹の脂肪を落としたいからと、腹筋ばかりおこなうケースが代表例です。

特定の部位だけを動かしても、その部分の脂肪が優先的に減るわけではありません。脚を含めた全身の大きな筋肉をバランスよく鍛える方が、結果的に効率よく引き締まりやすくなります。

鍛えたい部位に合った種目か確認する

最初のチェックは、目的の部位に負荷が乗る種目になっているか。背中を狙っているのに体幹トレーニング中心、胸を狙っているのに腕と肩へ逃げる種目構成などは伸び悩みが起きやすい。動作中に鍛えたい筋肉が収縮している感覚があるか、関節の違和感が出ていないかも確認ポイント。

位置や可動域を変える前に、種目そのものの適合を見直すと改善につながる。

正しいフォームでおこなえているか確認する

フォームの崩れは、狙いの筋肉から負荷を外し、関節へ負担を集めやすい。姿勢が丸まる、体幹が抜ける、手足の位置が毎回ずれるなどは典型例。回数をこなすほど雑になる場合、効かせたい筋肉よりも反動や勢いが主役になりやすい。

改善は、動作を遅くする、可動域を小さくして安定させる、鏡や動画でチェックする流れが有効。注意点は痛みを我慢しないこと。

負荷・回数・セット数を見直す

自重トレーニングは筋肉量自体が増えにくく、基礎代謝の大幅な向上や消費カロリー増加には限界がある。もし、ダイエット目的で効果を高めるには、回数を増やす、または実施時間を長くする工夫が必要。

ダイエットを目的とする場合、有酸素運動との組み合わせが重要なポイント。筋トレだけでも体重減少は可能だが、筋肉量の増加による基礎代謝に依存するので、体重減少のペースは遅くなる。ウォーキングに自重トレーニングを取り入れるなど、筋トレを有酸素運動の延長として捉えるのがおすすめ。

とくに大きな筋肉をダイナミックに使うスクワットやランジなどを優先することで、より高いカロリー消費が期待できる。

休息と睡眠をしっかり取る

筋肉はトレーニング中ではなく回復の過程で強くなりやすい。毎回の実施で疲労が抜けない場合、負荷を上げても成果が出にくい。筋肉痛が残る、関節が重い、同じ回数がこなせないなどは休息不足のサイン。

睡眠が短い状態は回復の質を下げやすく、フォームの安定も崩れやすい。改善は、同じ部位を連日行わない、強度の高い日と軽い日を分ける、休む日を計画に組み込む運用。

監修者:おぜき

睡眠、休息状態が適切でないと、トレーニング効果が下がることもあるので時には自分自身の身体の声を聴くことも大切です。

また、自重の場合、インターバルは短いのがおすすめです。

自重トレーニングのメニューの組み方と頻度

  • メニューの組み方:4日やって3日休む+全身をバランスよく筋トレする
  • 自重トレーニングは毎日やっても問題ない!

メニューの組み方:4日やって3日休む+全身をバランスよく筋トレする

自重トレーニングは負荷が比較的軽いため、ある程度毎日取り組んでも問題はない。多少の疲労が残っている状態でも動かし続けることで、運動習慣が定着しやすく、効果も実感しやすい。

おすすめは、4日間しっかりトレーニングをおこない、その後2〜3日間休むサイクル。連続して筋トレした後にまとめて休むことで、メリハリがあって継続しやすい習慣になる。

メニュー構成の考え方としては、部位別に分ける方法よりも全身をバランスよく鍛える組み方がおすすめ。背筋、腹筋、下半身、胸、肩など、各部位から1種目ずつ選び、毎回全身を動かすことを意識しよう。

自重トレーニングは部位を分けて休養日を設ける必要性が低く、全身をまんべんなく動かす方が達成感を得やすい。

自重トレーニングは毎日やっても問題ない!

自重トレーニングは負荷が軽いため、毎日おこなっても問題はない。1週間メニューでも触れたとおり、日常的に実施しやすく、継続しやすい点が特徴。

なかでも効果的なのが、4日間連続でトレーニングをおこない、3日間しっかり休むパターン。毎日少しずつ疲労を感じる状態を積み重ねることで、取り組みの手応えを実感しやすくなる。

自重トレーニングの幅が広がる筋トレグッズ

名前 特徴 ポイント
プッシュアップバー 腕立て伏せの動作をより効果的におこなうためのアイテム 手首が自然な角度で固定されるため、手首への負担が軽減され、回数やセット数を重ねやすくなる
トレーニングチューブ 伸ばすほど負荷が強くなる特性を持ち、自重トレーニングでは不足しがちな引く動作を補えるアイテム 背中や肩まわりなど、体重だけでは刺激を入れにくい部位にもアプローチでき、全身トレーニングの完成度を高めやすくなる
トレーニングベンチ 身体を支える、角度を変えるといった用途で使う 種目のバリエーションが増えることで負荷調整がしやすくなり、初心者からステップアップしたい段階まで幅広く活用できる

自重トレーニングに関するQ&A

自重トレーニングで鍛えやすい部位と鍛えにくい部位は?

A:身体の表の筋肉や足は鍛えやすく、身体の裏の筋肉は鍛えづらい

監修者:おぜき

自重トレーニングでは、引く動作が関わる背中の筋肉は鍛えにくい部位とされています。胸などの表側の筋肉はプッシュアップ系の種目で負荷をかけやすく、脚も上半身の重さを利用できるため比較的鍛えやすい傾向があります。

一方、背中は引く動作が必要となるため、自重だけでは負荷を与える方法が限られます。懸垂ができれば背中も鍛えられますが、専用の器具や環境が必要になる点が課題です。

そのため、背中の筋肉は自重トレーニングではとくに鍛えづらい部位といえます。引く動作を補う工夫や、器具の活用が重要になります。

自重トレーニングだけで痩せることは可能?

A:有酸素運動や食事制限と組み合わせないと難しい

監修者:おぜき

自重トレーニングだけで体重を落とすことは不可能ではありませんが、効率的とはいえません。自重トレーニングは筋力維持や体力向上には有効ですが、消費カロリーや筋肉量の増加には限界があります。

そのため、ダイエットを目的とする場合は、有酸素運動や食事管理と組み合わせることが重要になります。運動量と摂取カロリーのバランスを整えることで、より現実的に体重減少を狙えます。

自重トレーニングで変化を感じられるにはどれくらいかかる?

A:1ヶ月が目安

監修者:おぜき

自重トレーニングで変化を感じ始める目安は、約1か月です。目的や運動量によって差はありますが、継続することで日常生活の中に変化が表れやすくなります。

階段を上っても息切れしにくくなるなど、体力がついた感覚を実感しやすく、心臓も自然と鍛えられて動きに余裕が生まれます。

また、筋肉量がわずかに増えることで、重いものを持つ動作が楽になる変化も期待できます。筋肉の細胞は2〜3か月で入れ替わりますが、運動という刺激を与えた状態で入れ替わることで、1か月ほどでも見た目の変化を感じやすくなります。

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