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スクワットの種類22選!ダンベル・バーベル・マシン・自重別のやり方や効果

スクワットは大腿四頭筋をはじめ大臀筋・ハムストリングス・内転筋・下腿三頭筋まで、下半身を総合的に鍛えられる万能トレーニング。しかし、同じスクワットでも、足幅やつま先の向き、脚を開く角度を少し変えるだけで、効かせやすい部位や強度が大きく変わる。

この記事では自重・バーベル・ダンベル・マシンなど器具ごとの特徴を整理し、そのうえでおすすめのスクワットを22選紹介する。

この記事の監修者

坂詰 真二さん

スポーツ&サイエンス代表、フィジカルトレーナー

フィジカルトレーナー、NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。横浜市立大学文理学部卒。株式会社ピープル(現コナミスポーツ)にてディレクター、教育担当を歴任後、株式会社スポーツプログラムで各種アスリートのコンディショニング指導を担当する。1996年に独立後、パーソナル指導、トレーナーの育成とともに、書籍、雑誌、TVなど各メディアで健康情報の提供をおこなう。22万部越えの「世界一やせるスクワット」(日本文芸社)ほか著書多数。3月末に『眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話』(日本文芸社)を上梓。公式youtubeチャンネルはhttps://www.youtube.com/@shin.training-channel

この記事の検証者

山本 祐志郎さん

6年前に始めたハンドボールで培った瞬発力や体力を活かして、日々の生活や仕事にも前向きに取り組む。朝の公園ランニングやHIITトレーニングを日課とし、時にはヨガで心身を整えるなど、アクティブな日々を過ごしている。

目次

目的・部位別におすすめスクワット

スクワットは、大腿四頭筋をはじめとした下半身全体をまんべんなく鍛えられる基本のトレーニング。フォームを工夫することで、体力レベルや目的に合わせた調整ができるため、初心者から上級者まで幅広く取り入れられる。

最初はノーマルスクワットからおこない、自重スクワットだけでは物足りない人は負荷を追加し、トレーニングのレベルをさらに高めよう。

■各スクワットの特徴

スクワットの種類 メリット デメリット
自重スクワット
  • ケガのリスクが低く初心者でも安全に取り組める
  • 自宅など場所を問わず手軽に実施できる
  • 負荷が軽いため正しいフォームの習得に向いている
  • 負荷に上限がある
  • 細かな負荷調整が難しい
  • トレーニング内容が単調になりやすい
バーベルを使ったスクワット
  • 高重量を扱えるため筋力・筋肥大効果が大きい
  • 下半身全体と体幹を含む全身を鍛えられる
  • 段階的に強度を上げやすい
  • 正しいフォームの習得が難しく、初心者にはハードルが高い
  • フォームの崩れによるケガのリスクが高い
  • 自宅での実施ハードルが高い
ダンベルを使ったスクワット
  • 自重スクワットよりも強めの負荷をかけることができる。
  • バーベルよりも安全で初心者にも始めやすい
  • バーベルほどの負荷をかけられない
  • 器具の用意が必要になる
  • 握力が求められるので前腕が疲労しやすい
器具・マシンを使ったスクワット
  • 軌道が固定されておりフォームが安定しやすい
  • 安定性が高く、自重よりも軽い負荷でもできるので初心者でも実施しやすい
  • バーベルやダンベルよりも大きな負荷をかけることもできる
  • 体幹など補助筋群が鍛えにくい
  • 動作軌道が固定的でスポーツや日常動作への応用力の面で劣る
  • 専用のマシンが必要なため自宅での実施は難易度が高い

以下の記事では、各スクワットの種類の正しいやり方やノウハウ(回数や頻度、効果を高めるためのコツ)を詳しく解説

自重のノーマルスクワットの記事を見る

バーベルスクワットの記事を見る

ダンベルスクワットの記事を見る

■部位別のおすすめ種目

大臀筋 ブルガリアンスクワット
大腿四頭筋 シシースクワット
ハムストリングス デッドリフト寄りスクワット
内転筋 ワイドスクワット
下腿三頭筋 ナロースクワット

自重でできるスクワットの種類9選

  • ノーマルスクワット
  • ワイドスクワット
  • ナロースクワット
  • スプリットスクワット
  • ランジスクワット
  • サイドスクワット
  • ブルガリアンスクワット
  • 片足スクワット
  • ジャンピングスクワット

ノーマルスクワット

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 足を肩幅程度に開き、つま先をやや外側に向ける
  2. 背中は真っすぐの状態でひざと股関節を同時に曲げて尻を落とす
  3. 太ももが床と平行になるまで屈み、立ち上がる
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングス、下腿三頭筋
負荷の調整 可能
※股関節とひざを曲げる角度を浅くすると負荷が弱まる

【注意点】

  • 背中を丸めない
  • ひざがつま先より前に出ない
  • 脚は肩幅程度
背中を丸めない

ひざがつま先より前に出すぎない

脚は肩幅程度

検証者:山本

シンプルな動きなので取り組みやすかった一方で、しゃがむ深さが浅くなったり、重心がつま先側に寄ってかかとが浮きそうになることがありました。回数を重ねると太もも前だけでなく、お尻やふくらはぎにもじわじわ効く感覚がありました。

監修者:坂詰

ノーマルスクワットは下半身全体をバランスよく鍛えられる基本トレーニングです。股関節を曲げながらお尻を下げていく意識を持つと重心が前に流れにくくなり、お尻やもも裏にも刺激が入りやすくなります。

鏡を見ながら背すじが丸まっていないか、太ももが床と平行まで下りているかを確認しながらおこないましょう。

「スクワット」の正しいやり方!効果・回数・重量・種類別の特徴

「スクワット」の検証ポイント 【難易度】 トレーニングレベルに関わらず、正しいフォームを習得できるか? 何回目の練習で正しいフォームを習得できたか? どの部分が.....

ワイドスクワット

 

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 肩幅の1.5~2倍程度まで脚を広げ、つま先を外側に向けて立つ
  2. 視線は常に前方に、背すじは伸ばした状態をキープする
  3. ひざはつま先と同じ方向をキープしながら、お尻を後ろに引くイメージで腰を落としていく
  4. 太ももと床が平行になる位置まで下げたら、足裏全体でしっかり床を押して立ち上がる
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングス、股関節内転筋群、下腿三頭筋
負荷の調整 可能
※股関節とひざを曲げる角度を浅くすると負荷が弱まる

【注意点】

  • 背中を丸めない
  • つま先は斜め外側に向ける
背中を丸めない

つま先は斜め外側に向ける

検証者:山本

脚を大きく開くことで内ももにしっかり効いているのを感じやすかったです。一方で、ひざとつま先の方向をそろえるのが意外と難しく、意識しないとひざが内側へ入りそうになりました。

監修者:坂詰

ワイドスクワットは内ももへの刺激が高く、下半身の引き締めに役立つトレーニングです。ひざが内側に入ると関節への負担が増えるため、「つま先とひざ共に斜め外側に向ける」ことを最優先にしましょう。

足裏全体で体を支え、ゆっくりコントロールしておこなうと安全で効果的です。

「ワイドスクワット」のやり方・効果!回数や頻度・組み合わせメニュー

「ワイドスクワット」はどこに効く?鍛えられる筋肉 「ワイドスクワット」では、おもに以下の4つの筋肉を鍛えられる。それぞれの筋肉の特徴と鍛える効果を詳しくみていこ.....

ナロースクワット

 

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 腕を前方に伸ばしてバランスを取り、脚を閉じるか少し開く
  2. 太ももが床と平行になるまで腰を下げる
  3. 姿勢を維持しながら、ゆっくりと立ち上がる
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングス、下腿三頭筋
負荷の調整 可能
※足幅・深さ

【注意点】

  • 太ももが床と平行になるまで腰を落とす

太ももが床と平行になるまで腰を落とす

検証者:山本

足幅が狭いためバランスを取るのが難しく、ふらつくことがありました。太もも前に強く効く感覚があり、少ない回数でも疲労がたまりやすかったです。

監修者:坂詰

人は年齢とともに足の外側に体重が逃げてひざが外に開いてO脚になっていく傾向がありますが、ナロースクワットはそれを予防・修正する効果の高いエクササイズです。

つま先とひざを前に向けたまま股関節とひざを曲げることで、正しい姿勢(アライメント)へと導いてくれます。

スプリットスクワット

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 前後に脚を開き、背すじを伸ばして立つ
  2. 前に出した脚の股関節とひざを同時に曲げて、体を落としていく
  3. 背すじを伸ばしたまま、後ろのひざが床に着く手前まで体を落とし、体重を前に出した脚側にのせるようにする
  4. 前の足裏全体で地面を踏みつけるようにして立ち、もとの体勢に戻る
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングス、下腿三頭筋
負荷の調整 可能
※步幅調整・深さ

【注意点】

  • 背すじを真っすぐにする
  • 前脚のひざがつま先より前に出すぎないようにする
背すじをまっすぐにする

前脚のひざがつま先より前に出すぎないようにする

検証者:山本

前後に脚を開いた姿勢を保つだけでも体幹が使われている感じがしました。重心を下ろすときに前脚へ体重を乗せきれず、後ろ脚に頼ってしまうことがありました。

監修者:坂詰

スプリットスクワットでは前脚にしっかり体重を乗せることで、大臀筋や大腿四頭筋に刺激を入れられるトレーニングです。最初は前脚6:後脚4の割合で体重を乗せる方法から始め、徐々に7:3になるようにしていきましょう。

ふらつく場合は左右の足幅を広めにとり、壁などに手を添えて実施しましょう。

ランジスクワット

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. まっすぐ立った状態から、片方の脚を大きく前に出す
  2. バランスを崩さないよう意識しながら、身体を深く下げるようにする
  3. お尻にストレッチを感じたら、前に出した足裏全体で蹴って身体をもとの姿勢に戻す
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングス、下腿三頭筋
負荷の調整 可能
※步幅調整・可動域

【注意点】

  • 前ひざがつま先より前に出すぎないようにする
  • 背すじを真っすぐ保つ
前ひざがつま先より前に出すぎないようにする

背すじを真っすぐ保つ

検証者:山本

踏み出す歩幅の調整が難しく、狭いとひざが前に出てしまい、広すぎるとバランスを崩しやすかったです。正しくできたときは、お尻ともも前にしっかり効くのを感じました。

監修者:坂詰

ランジスクワットはお尻や太ももに加えてバランス能力も鍛えられるトレーニングです。

このため中高年の転倒予防エクササイズとしてもすぐれています。

足を踏み出した際に、足の外側に荷重すると足首やひざに負担がかかってしまうので、足裏全体で着地しましょう。

慣れるまでは足を踏み出す幅を狭くして、フォームを優先しておこないましょう。

サイドスクワット

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 脚を肩幅の2倍程度に開き、背すじを伸ばして立つ
  2. 両腕を前に伸ばし、腰を落としながら片方のひざを曲げる
  3. ひざがつま先より前に出すぎないよう注意しながら、左右交互におこなう
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングス、下腿三頭筋
負荷の調整 可能
※スタンス幅・深さ

【注意点】

  • 腕をしっかり上げる
  • ひざが内側に入らないようにする
腕をしっかり上げる

ひざが内側に入らないようにする

検証者:山本

横方向への動きに慣れていなかったため、どこまで腰を落とせば良いか迷いました。正しくできたときは内ももやお尻の横にしっかり効くのを感じました。

監修者:坂詰

サイドスクワットは横方向の動きを取り入れ、下半身を多角的に鍛えられるトレーニングです。野球、ゴルフ、テニスなどのスポーツでは横方向の動きが多いので、スポーツ動作を改善するのにも効果的なエクササイズです。

背すじを伸ばし、無理のない範囲で足幅を広げていきましょう。

ブルガリアンスクワット

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 足幅を広げ、後ろ足を台に置く
  2. 前足重心で前傾姿勢になる
  3. 背筋を伸ばし、腰をさげる
  4. しっかり腰をおとしたら、立ち上がる
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 足を置く台
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※台の高さ調整・步幅

【注意点】

  • ひざをつま先より前に出し過ぎない
  • 上半身を過度に前に出さない
ひざをつま先より前に出し過ぎない

上半身を過度に前に出さない

検証者:山本

後ろ脚を台に乗せるだけで難易度が一気に上がり、バランスを取るのが大変でした。少ない回数でもお尻や太ももがすぐにきつくなり、しっかり効いている感覚がありました。

監修者:坂詰

ブルガリアンスクワットは片脚にほぼ全ての体重負荷をかけられるので、自重スクワットの中でも最も負荷の大きなトレーニングです。台が高すぎるとフォームが崩れやすいため、最初は低めの台で練習するとよいでしょう。

バランス能力を高める効果も高いエクササイズですが、動作中はバランスを失いやすいため、慣れるまでは壁などに手を添えて行いましょう。

「ブルガリアンスクワット」のやり方・効果!適切な重量や回数についても解説

「ブルガリアンスクワット」の検証ポイント 【難易度】 トレーニングレベルに関わらず、正しいフォームを習得できるか? 何回目の練習で正しいフォームを習得できたか?.....

片足スクワット

難易度 ★★★★★
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 両腕を前方に伸ばし、片脚を前に伸ばして地面から浮かせる
  2. ひざと同じ高さまで腰をおろす
  3. ひざと腰が完全に伸びるまで立ち上がる
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングス
負荷の調整 可能
※前脚で負荷調整が可能

【注意点】

  • 背中を丸めない
背中を丸めない

検証者:山本

片脚でしゃがむのは想像以上に難しく、すぐにバランスを崩しそうになりました。深くしゃがもうとするとフォームが乱れ、腰やひざに負担がかかりそうな印象でした。

監修者:坂詰

片足スクワットは負荷が高く、筋力とバランスの両方が必要な上級トレーニングです。最初は浅い可動域や、イスに向かってしゃがむなど安全なバリエーションから始めるとよいでしょう。

大殿筋やハムストリングスよりも大腿四頭筋への負荷が大きいエクササイズです。ひざに痛みや違和感がある人は浅く曲げ伸ばししてください。

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「片足スクワット」は初心者におすすめ! 「片足スクワット」は片脚を前に伸ばし、もう一方の片脚で体重を支えながら腰を落とし立ち上がるトレーニング。両脚でおこなうス.....

ジャンピングスクワット

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 脚を肩幅程度に開く
  2. ひざと股関節を軽く曲げ、腕を振り上げジャンプする
  3. 着地をしたら、その流れで腰を落とす
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 不要
鍛えられる部位 大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングス、下腿三頭筋
負荷の調整 可能
※ジャンプ高度・速度・着地方法

【注意点】

  • ひざがつま先より前に出すぎない
  • 背中をまっすぐ伸ばす
ひざがつま先より前に出すぎない

背中をまっすぐ伸ばす

検証者:山本

ジャンプを加えることで息が上がりやすく、短時間でも強度の高いトレーニングだと感じました。着地が雑になると衝撃が大きく、フォームの重要性を強く実感しました。

監修者:坂詰

ジャンピングスクワットは筋力と瞬発力を同時に鍛えられるトレーニングですが、そのぶん着地の衝撃が大きくなります。飛ぶ高さよりも「柔らかく着地する意識」が重要です。通常のスクワットで基礎ができてから取り入れることで、安全に効果を高められます。

バーベルを使ったスクワットの種類5選

  • ノーマルバーベルスクワット
  • バーベルフロントスクワット
  • バーベルワイドスクワット
  • バーベルブルガリアンスクワット
  • ボックススクワット

ノーマルバーベルスクワット

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. バーベルを肩の後ろに担ぐ
  2. 肩幅より少し広めに脚を開き、つま先を少し外側に向ける
  3. 視線は前方に固定して、上半身はやや前傾姿勢で、背すじは伸ばした状態をキープする
  4. お尻を後ろに引きながら下げるイメージで、息を吸い、ゆっくりと腰を落とす
  5. 太ももと床が平行になる位置まで下げたら、息を吐きながらもとに戻る
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 バーベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※バーベル重量の調整

【注意点】

  • ひざをつま先より前に出さない
  • 背中を丸めない
ひざをつま先より前に出し過ぎない

 

背中を丸めない

検証者:山本

自重と比較したときにバーベルを担ぐことで緊張感が増し、フォームが崩れると危険だと感じました。軽い重量でも太ももとお尻にしっかり効いて、翌日は筋肉痛になりました。

監修者:坂詰

ノーマルバーベルスクワットはバーベルでおこなう下半身トレーニングの基本です。まずはフォーム習得を優先し、軽めの重量で10〜12回を目安におこなうのがおすすめです。

左右の足に均等に体重をかけ、ひざが外側に開かないように意識を持ちましょう。

バーベルスクワットのやり方・フォーム・重量! 効果・回数や頻度・種類も紹介

「バーベルスクワット」で鍛えられる筋肉 「バーベルスクワット」では、おもに4つの部位の筋肉を鍛えられる。各筋肉の特徴と鍛える効果を、以下で詳しく紹介。 大腿四頭.....

バーベルフロントスクワット

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. バーベルを肩(三角筋)の上に乗せ、両手でしっかりとバーベルを握る
  2. 脚は肩幅よりやや広めに開き、つま先は少し外側に向ける
  3. 息を吸い込みながら、お尻を後ろに突き出すイメージでひざが90度に曲がるまで腰を落とす
  4. 息を吐きながら、ゆっくりと元の立ち姿勢に戻す
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 バーベル
鍛えられる部位 大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングス
負荷の調整 可能
※バーベル重量の調整

【注意点】

  • 上半身が前に倒れない
半身が前に倒れない

検証者:山本

バーベルを前側で支えるため姿勢が崩れやすく、体幹にも強い負荷がかかりました。脚だけでなく全身で支えている感覚があり、とてもハードでした。

監修者:坂詰

バーベルを後ろに担ぐバックスクワットよりも、前に担ぐフロントスクワットの方が動作が不安定で難しいため、バックスクワットのフォームが安定してから、取り組みましょう。

また、大臀筋やハムストリングスよりも大腿四頭筋への負荷が大きくなるという特徴もあり、大腿四頭筋を強化したい方に向いています。

バーベルワイドスクワット

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. バーベルを肩の後ろに担ぐ
  2. 脚は肩幅の1.5〜2倍ほど広く開き、つま先は45度くらい外側に向ける
  3. お尻を後ろに引きながら下げるイメージで、ゆっくりと腰を落としていく
  4. 太ももと床が平行になる位置まで落としたら、もとの姿勢にもどる
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 バーベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※バーベル重量の調整

【注意点】

  • ひざを完全に伸ばしきらない
  • 背中を丸めない
背中を丸めない

検証者:山本

脚を大きく開いた状態でバーベルを担ぐと、下半身が強く固定される感覚がありました。内ももにもお尻にも効く反面、立ち上がるときにひざを伸ばしきって休みたくなる誘惑がありました。

監修者:坂詰

バーベルワイドスクワットはワイドスタンスにバーベル負荷が加わるため、下半身への刺激が大きいトレーニングです。脚を横に開いた分、安定性が高まるのに加え、内転筋群も使えるので扱える重量はノーマルな方法よりも重くなります。

背中のニュートラルを保ち、腰を反らせすぎないように動作しましょう。

バーベルブルガリアンスクワット

難易度 ★★★★★
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. バーベルを担ぎ、後ろ足を台に置く
  2. 前傾姿勢になり腰をおとしていく
  3. ひざがつま先より前にでないようにさげる
  4. 立ち上がる
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 足を置く台、バーベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※バーベル重量の調整・台の高さ変更

【注意点】

  • ひざをつま先より前に出し過ぎない
ひざをつま先より前に出さない

検証者:山本

自重で慣れていても、バーベルを担ぐとバランスがかなり難しく感じました。前脚のお尻に強い負荷がかかり、集中力が必要なトレーニングだと感じました。

監修者:坂詰

バーベルブルガリアンスクワットは片脚に高負荷がかかるため、安全性にも注意が必要なトレーニングです。まずは自重やダンベルで安定したフォームを作ってからバーベルへ進みましょう。

前脚のひざがつま先より前に出すぎないよう調整し、台の高さと歩幅も自分に合うよう微調整することが大切です。

ボックススクワット

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 安定したイスを用意し、その前に立つ
  2. バーベルを肩の後ろに担ぎ、脚は肩幅に、つま先は少し外に向ける
  3. イスに座るイメージで腰を下ろしていく
  4. イスの座面にお尻が触れたら、もとの姿勢に戻る
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 イス、バーベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※バーベル重量・ボックス高さ調整

【注意点】

  • ひざを完全に伸ばしきらない
  • 背中を丸めない
背中を丸めない

検証者:山本

ボックスがあることでしゃがむ深さの目安がわかりやすく、安心感がありました。ただ、毎回同じ位置へコントロールしないと、勢いで座ってしまいそうになる場面もありました。

監修者:坂詰

ボックススクワットは深さを一定に保ちやすく、フォームづくりにも適したトレーニングです。安全性が高いので、筋力やバランス能力に不安のある方、でも実施しやすいエクササイズです。

ボックスに体重を預けきらず、お尻が触れる程度で立ち上がることで筋肉への負荷を維持できます。重量よりもスムーズな動作の習得を優先しましょう。

ダンベルを使ったスクワットの種類7選

  • ダンベルスクワット
  • ダンベルワイドスクワット
  • ダンベルフロントスクワット
  • ゴブレットスクワット
  • ダンベルスモウスクワット
  • ダンベルブルガリアンスクワット
  • ダンベルジャンプスクワット

ダンベルスクワット

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 身体の横で片手に1つずつダンベルを持つ
  2. 脚を腰幅か肩幅に開いてつま先を少し外側に向け、左右の脚を対称にして立つ
  3. 胸を張って太ももが床と平行になるまでゆっくり腰を下ろしていく
  4. ゆっくりもとの位置に戻す
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※ダンベルの重量調整

【注意点】

  • ひざを前に出しすぎない
  • 背中を丸めない
ひざを前に出しすぎない

背中は丸めない

検証者:山本

バーベルより気軽に取り組めますが、両手のダンベルの重さで前腕が疲れやすく、姿勢がやや前のめりになることがありました。フォームに集中することが大切だと感じました。

監修者:坂詰

ダンベルスクワットは手軽で負荷調整もしやすいトレーニングです。ダンベルを身体の横に自然にぶら下げ、胸を張った状態で太ももが床と平行になるまでしゃがむと、下半身全体をバランスよく鍛えられます。

ダンベルが太ももに当たらないように、足幅を肩幅より狭めにすると実施しやすくなります。

ダンベルスクワットのやり方・重量!効果・回数・種類も紹介

「ダンベルスクワット」はどこに効く?鍛えられる筋肉 「ダンベルスクワット」で鍛えられるおもな部位は以下の3つ。それぞれの筋肉の特徴と鍛える効果を詳しく紹介。 大.....

ダンベルワイドスクワット

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 片手に1つずつ(もしくは両手で1つ)ダンベルを握り、脚を肩幅よりも広めに開く
  2. つま先を45度くらい外側に向け、足のかかとに重心がくるように意識する
  3. 太ももと床が平行になるところまで腰をゆっくり下ろし、もとの位置にもどす
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※ダンベル重量調整・足幅調整

【注意点】

  • ひざをつま先より前に出し過ぎない
  • 背すじを伸ばす
ひざをつま先より前に出し過ぎない

背すじを伸ばす

検証者:山本

脚を広めに開くと内ももに効きやすく、普段使わない部分の刺激を感じました。ダンベルが重すぎるとフォーム安定が難しくなる印象でした。

監修者:坂詰

ダンベルワイドスクワットは内転筋を意識したい方に適したトレーニングです。つま先を45度ほど外へ向け、ひざがつま先より前に出ないようにコントロールしましょう。

左右へのバランスは取りやすいですが、前後のバランスが取りにくいので注意してください。

ダンベルフロントスクワット

 

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 片手に1つずつダンベルを持ち、脚を肩幅に開く
  2. ダンベルを持ち上げて肩の上で担ぐ
  3. 腕はそのままでゆっくりと腰をおろし、太ももが床と平行になるまで沈んだらもとの姿勢にもどる
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※ダンベル重量調整

【注意点】

  • 背中を丸めない
  • ひざをつま先より前に出さない
背中を丸めない

ひざをつま先より前に出さない

検証者:山本

ダンベルを肩にのせることで自然と姿勢がまっすぐになりやすく感じました。脚だけでなく肩や体幹にも疲れがたまり、全身を使うトレーニングだと思いました。

監修者:坂詰

ダンベルフロントスクワットは大腿四頭筋への刺激が強く、軽い重量でも効果を得やすいトレーニングです。上半身が前に倒れないよう「胸を張る」意識を強く持ちましょう。ひざをつま先より前に出さないよう、フォームを大切にしてください。

ゴブレットスクワット

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★★
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 胸の前で、両手で1つのダンベルを持つ
  2. 脚は肩幅程度に開き、つま先は少し外側に向ける
  3. ダンベルが身体から離れないように意識しながら、腰を下ろす
  4. 太ももと床がほぼ平行になるところまで下げたら、もとに戻る
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※ダンベル重量調整

【注意点】

  • つま先よりひざを前に出さないようにする
つま先よりひざを前に出さないようにする

検証者:山本

ダンベルを胸の前で持つため姿勢が安定しやすく、初心者でも取り組みやすいと感じました。かかとで床を押す感覚も掴みやすく、お尻にしっかり効きました。

監修者:坂詰

ゴブレットスクワットはスクワット動作の習得にも適したトレーニングです。ダンベルを胸前に固定することで上半身が自然に起き、フォームが整いやすくなります。

ダンベルを構えるときと、戻すときに肩やひじを傷めないように注意してください。

ダンベルスモウスクワット

難易度 ★★☆☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 両手で1つのダンベルを縦向きに握り、脚を肩幅よりも大きく広く開く
  2. しゃがんだときに力士のような姿勢になるよう、つま先を大きく外側に向ける
  3. 太ももと床がほぼ平行になるところまでゆっくりと腰を下ろして、もとの位置にもどる
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※ダンベル重量調整

【注意点】

  • 背中を丸めない
  • つま先と同じ方向にひざを曲げる
  • つま先は大きく外側

つま先は大きく外側

検証者:山本

つま先を大きく外に向けると内ももへの刺激を強く感じました。握力が続かないとダンベルの位置がぶれやすく、姿勢づくりの大切さを感じました。

監修者:坂詰

ダンベルスモウスクワットは内ももとお尻をしっかり鍛えられるトレーニングです。ひざとつま先を同じ方向に向けることで、関節の負担を減らせます。

ダンベルが身体から離れないよう注意し、股関節とひざを曲げる角度を徐々に広げていきましょう。

ダンベルブルガリアンスクワット

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 両手にダンベルを持ち、後ろ足を台に置く
  2. 前足重心になり腰をさげる
  3. 背すじを伸ばしたまま、ダンベルは真下に
  4. 立ち上がる
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 イス、ダンベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※ダンベル重量調整・台の高さ調整

【注意点】

  • ひざをつま先より前に出し過ぎない
  • 上体を過度に前に出さない
ひざをつま先より前に出し過ぎない

上体を過度に前に出さない

検証者:山本

ダンベルを持つと片脚への負荷がとても大きく、数回でも強烈に効きました。バランスも崩れやすいため集中力が必要でした。

監修者:坂詰

ダンベルブルガリアンスクワットは片脚ごとにしっかり追い込みたい方に向けた中〜上級者向けのトレーニングです。ダンベルは身体の真下に垂らしたまま、背すじを伸ばし、前脚全体でしっかりと体を支えながら動作すると狙った筋肉に効かせられます。ひざの位置は常に前に向けましょう。

ダンベルジャンプスクワット

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 片手に1つずつダンベルを持ち、脚は肩幅に開く
  2. 太ももと床が平行になる程度までしゃがんだら、両脚で床を押すようにしてジャンプする
  3. 足の中心部で柔らかく着地し、再び腰を落とし、同じ動作を繰り返す
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※ダンベル重量調整・ジャンプ高度調整

【注意点】

  • 背すじを伸ばす
  • しゃがむ角度は90度より深くならない
  • 腰を反らせない
背すじを伸ばす

検証者:山本

ダンベルを持つことでジャンプの衝撃が強くなり、短時間でも非常にハードでした。着地が雑だとひざに負担がかかり、フォームの重要さを痛感しました

監修者:坂詰

ダンベルジャンプスクワットは瞬発力を高められる反面、バランスが取りにくい大きいトレーニングです。通常のダンベルスクワットやジャンピングスクワットに慣れてから取り入れると安全です。

骨への刺激も大きく、骨量を維持・増やす効果も期待できます。

器具やマシンを使ったスクワット

  • ハックスクワット

ハックスクワット

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. ハックスクワットマシンに腰掛け、肩パッドを肩にしっかりとあてる
  2. 足を乗せるプレートの位置を調整し、両手でマシンをしっかりと握る
  3. 息を吸いながらゆっくりとひざを曲げ、腰を落とす
  4. ひざが90度になるか、それより少し浅い位置まで下げて数秒間キープする
  5. 息を吐きながら力強くひざを伸ばし、元の位置に戻す
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 ジム
器具・設備 足を置く台、ダンベル
鍛えられる部位 大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋
負荷の調整 可能
※ウェイトの重量を調整

検証者:山本

身体をマシンに預けられる安心感があり、深めにしゃがみ込みやすかったです。セット後半は太ももの前がしっかり焼けるような強い刺激を感じました。

監修者:坂詰

ハックスクワットは安定した軌道で高負荷トレーニングを安全に行えるマシン種目です。通常のスクワットと比較して、大腿四頭筋よりも大臀筋やハムストリングスへの負荷が大きいのも特徴です。

ひざが内側に入らないよう注意しながら、90度付近までゆっくりコントロールして動作しましょう。

スクワットで鍛えられる筋肉

部位 負荷の強度(※)
大腿四頭筋 ★★★★★
大臀筋 ★★★★☆
ハムストリングス ★★☆☆☆
内転筋 ★☆☆☆☆
下腿三頭筋 ★☆☆☆☆

大腿四頭筋(だいたいしとうきん)

主な役割 ひざを伸ばす・曲げるなどの動作に関係する。歩く・走る・ジャンプする・立ち上がる・階段を登るなど、下半身の動作に広く使われる。
位置 太ももの前面に位置する。
構成筋肉 大腿直筋(だいたいちょっきん)、外側広筋(がいそくこうきん)、内側広筋(ないそくこうきん)、中間広筋(ちゅうかんこうきん)

大臀筋

主な役割 脚を後ろに引く・ひねるなどの動作に関係する。立ち上がる、階段を登る、ジャンプする、走るなどで強く働く。
位置 お尻の外側に位置する。
構成筋肉 単一の大きな筋肉

ハムストリングス

主な役割 ひざを伸ばす・曲げるなどの動作に関係する。歩く・走る・ジャンプする・立ち上がる・階段を登るなど、下半身の動作に広く使われる。
位置 太ももの裏側に位置する
構成筋肉 大腿二頭筋(だいたいにとうきん)、半腱様筋(はんけんようきん)、半膜様筋(はんまくようきん)

内転筋

主な役割 脚を閉じる動作などに関係する。骨盤の安定や美しい歩行フォームに大切。スポーツでは方向転換やキック動作で働く。
位置 太ももの内側に位置する。
構成筋肉 大内転筋(だいないてんきん)、長内転筋(ちょうないてんきん)、短内転筋(たんないてんきん)、恥骨筋(ちこつきん)、薄筋(はくきん)

下腿三頭筋

主な役割 足首を伸ばす動作に関係する。つま先立ち・ジャンプなどで使う。下半身の血液を心臓へ戻す「第二の心臓」とも呼ばれる。
位置 ふくらはぎの後面に位置する
構成筋肉 腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋

スクワットの種類に関するQ&A

Q:自分のレベルに合ったスクワットの見つけ方は?

A:ノーマルスクワットから始めて、負荷を調整する

監修者:坂詰

ノーマルスクワットは、すべての人におすすめできる基本的なトレーニングです。そのため、まずはノーマルスクワットから始めてそこから負荷調整をおこないましょう。

トレーニングしていく中で自分の弱い部分を見極め、その部位を重点的に強化することで、よりバランスの良い身体づくりにつながります。

以下の記事では、ノーマルスクワットの正しいやり方や回数・頻度について詳しく紹介

「スクワット」の正しいやり方!効果・回数・重量・種類別の特徴

「スクワット」の検証ポイント 【難易度】 トレーニングレベルに関わらず、正しいフォームを習得できるか? 何回目の練習で正しいフォームを習得できたか? どの部分が.....

Q:スクワットのマンネリを防ぐコツは?

A:違う種目を組み合わせて、長期的に飽きないように工夫する

監修者:坂詰

トレーニングは、形を変えたほうが飽きが来にくく、長期的に続けやすくなります。そのため、効果だけを追求するのではなく、長期的に見たときに飽きが来ないよう、種目やフォームを工夫して組むことが大切です。

また、同じ部位を鍛える場合でも、違う種目を取り入れることで負荷を調整したり、刺激の入り方を変えたりできるため、効率よく鍛えることができます。

Q:ひざや腰が痛い場合は?

A:負荷を調整したうえで正しいフォームでおこなうことを意識する

監修者:坂詰

ひざへの負担を軽減するためには、小指側に体重逃がさず、足裏全体で体を支える意識が重要です。足の指に力を入れてしゃがむことで、ひざが外側にも内側にも倒れにくくなり、関節の安定性が高まります。

また、ひざに違和感がある場合は、ひざを曲げる角度を浅くしておこなうことで、ひざへの負担を軽減しつつ安全にトレーニングを続けることができます。

必要に応じて、別のトレーニング種目に切り替えることで、ひざへの刺激を減らしながら同じ部位を鍛えることも可能です。

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