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腕立て伏せ(プッシュアップ)の効果とは?効果的なやり方・効果を得るための回数や頻度

腕立て伏せは器具なしでどこでも取り組める一方で、大胸筋・二の腕・肩・体幹など上半身を総合的に鍛えられる効率の高いトレーニングで、厚い胸板・美しいバストラインづくり、二の腕のたるみ解消が期待できる。

この記事では腕立て伏せの効果や正しいやり方を始めとし、効果を高めるための組み合わせトレーニング、適切な時間や頻度を詳しく紹介する。

この記事の監修者

古谷 有騎さん

スポーツモチベーション所属トップトレーナー|PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー

東京神楽坂・会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」で幅広い年代のクライアントの運動指導をおこなう。青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。その他にも『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)の出演、NHK文化センターの講師、書籍では『肩こり・腰痛 速効!かんたん体操』(コスミック出版)の構成を担当するなど、活動の幅を広げている。

【保有資格/実績など】
米国スポーツ医学会認定運動生理学士/大阪国際がんセンター認定がん専門運動指導士
/adidasトレーニングアカデミー認定ジム&ランインストラクター/TPI認定レベル1

この記事の検証者

山下さん

筋トレ歴9年

学生時代から週3~トレーニングや運動を続けており、社会人になってからも週4~トレーニングを継続。コンテスト出場歴もあり。 正しいフォームを皆さんに伝えられるように日々奮闘。

目次

腕立て伏せで鍛えらえれる部位

部位 負荷の強度(※)
大胸筋 ★★★★★
上腕三頭筋 ★★★★☆
三角筋 ★★★☆☆
背筋群 ★★☆☆☆

※負荷の強度=各部位にアプローチできる負荷量の差

以下の記事では、腕立て伏せで鍛えられる部位について詳しく紹介。腕立てのやり方によって効かせる部位が変わるので、気になる人はチェックしてみて。

「プッシュアップ(腕立て伏せ)」のやり方や効果は?鍛えられる筋肉や種類も紹介

どこに効く?プッシュアップ(腕立て伏せ)で鍛えられる部位 ・大胸筋 ・上腕三頭筋 ・三角筋 ・背筋群 手の幅や位置を変えることで、鍛える部位を変えられる! ちょ.....

腕立て伏せで得られる3つの効果

  • 厚い胸板、美しいバストライン形成
  • 二の腕のたるみ解消
  • 体幹の安定性向上

厚い胸板、美しいバストライン形成

腕立て伏せでは大胸筋が主働筋として強く働き、胸全体のボリュームアップやハリ感の向上につながる。肩関節の位置が整うことで、胸郭まわりが自然に持ち上がりやすくなり、立位姿勢でのシルエットが立体的に見えやすくなる。

手幅や上体の角度を変えることで、胸の上部・中部・下部への刺激を調整できるため、厚い胸板づくりやバストラインの形成におすすめのトレーニング。

胸の筋肉の負荷を集めるには、身体を一直線に保ち、胸を張る姿勢がポイント肩甲骨を軽く寄せて胸骨を引き上げた姿勢を維持すると、胸の伸展と収縮で筋肉が刺激される。

しかし、腰が落ちたり肩がすくんだりすると、負荷が腕に逃げてしまい、胸のボリュームアップにつながりにくいので注意。

また、胸だけ鍛えると姿勢が悪くなったり、バランスが悪くなり見た目に影響する。そのため拮抗筋の僧帽筋トレーニングと組み合わせ、バランスよく背中も鍛えるのがおすすめ。

二の腕のたるみ解消

腕立て伏せでは腕を伸ばす動きが繰り返されるため、上腕三頭筋に集中的な負荷がかかりやすい。二の腕の裏側は日常生活で使われにくくたるみやすい部位のひとつだが、押し出す動作により筋肉が働き、二の腕のたるみ対策につながる。

とくに、二の腕痩せを目的とする場合はひじの向きと手幅がポイント。肩幅より広すぎると肘が外へ開き、肩前部へストレスが集中して腕の引き締めにつながりにくい。

そのため、手幅を通常の腕立て伏せより狭くした「ナロープッシュアップ」は、より上腕三頭筋に効果的なのでおすすめ。

体幹の安定性向上

腕立て伏せの姿勢を維持する際、腹部・背部・下肢が連動して働き、体幹全体の安定性が高まりやすくなる。頭からかかとまでを一直線に保つ意識を持つと、腹圧が高まり、日常動作やスポーツ動作での重心のブレが抑えられる。

体幹の支えが強くなるほど、肩や腰への負担が分散し、ケガの予防や疲労軽減にもつながるため、全身のパフォーマンス向上にもおすすめのトレーニング。

腰が反れたり沈んだりすると胸の伸びる軌道が変わり、狙った筋肉への負荷が逃げやすくなる。そのため、体幹を鍛えることを目的とする場合は、正しいフォームを意識することが大切。

また、下ろす動作で軽く吸い、押し込む動作で息を吐く呼吸など、呼吸を止めないことも意識しよう。

腕立て伏せで効果を得るためのやり方

難易度 ★★★★★
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 肩幅よりもやや広めに手幅を広げ、みぞおちあたりにセットする
  2. 身体が直線になるように脚を伸ばし身体をおろす
  3. 身体をもち上げる
  4. ひじを曲げてギリギリまで降ろす
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 大胸筋・上腕三頭筋・三角筋・背筋群
負荷の調整 可能

STEP1:肩幅よりもやや広めに手幅を広げ、みぞおちあたりにセットする

【注意点】

  • 手をみぞおちあたりの位置に置く
手をみぞおちあたりの位置に置く

検証者:山下

手幅を広げてセットする際、左右のバランスが取りづらく、肩に余計な力が入ってしまいました。みぞおちの位置に手を置くのも意外と難しく、少しずれるだけで身体が安定しづらいと感じました。

監修者:古谷

手幅を広げた際に肩が緊張しやすいのはよくあることで、肩甲骨を軽く寄せて胸を張る意識を持つと安定しやすくなります。

また、みぞおちのラインに手を置くときは、身体を真上から見た位置をイメージしながらセットすると左右差が出にくくなります。

STEP2:身体が直線になるように脚を伸ばし身体をおろす

【注意点】

  • 身体が直線になるように脚を伸ばす
  • 顔が下を向かない
身体が直線になるように脚を伸ばす

顔が下を向かない

検証者:山下

身体を一直線に保ったまま下ろすのが思った以上に難しく、お腹が抜けて腰が反りやすくなりました。体幹の弱さが出やすいステップだと感じました。

監修者:古谷

腰が反ってしまうのは体幹に力が入らず抜けてしまうことが原因のひとつです。下ろす際は、軽くお腹に力を入れて腹圧を高め、みぞおちから骨盤までを板のように固定するイメージを持つと直線を維持しやすくなります。

動作中は、肛門を締めて体幹を補助することも効果的です。

STEP3:身体をもち上げる

検証者:山下

持ち上げる動作で腕だけに頼ってしまいがちで、胸の力は意識しないと使いにくいと感じました。

また、押し上げる瞬間に肩がすくみやすく、フォームを維持するのが難しかったです。

監修者:古谷

腕だけで押そうとすると胸の筋肉が働きにくくなるため、胸を張ったまま床を押す意識を持つと胸の筋肉が使われやすくなります。

肩がすくむ場合は、肩甲骨を下げて脇を軽くしめる意識を持つと安定しやすく、胸への効きを感じやすくなります。

STEP4:ひじを曲げてギリギリまで降ろす

【注意点】

  • 鼻がつくギリギリまで降ろす
鼻がつくギリギリまで降ろす

検証者:山下

ギリギリまで下ろそうとすると肩の前側に詰まるような感覚があり、下げる位置の判断が難しかったです。深く下ろしたい気持ちと、安全に動作したい気持ちのバランスが必要だと感じました。

監修者:古谷

深く下ろした際に肩が詰まるのは、肩関節や肩甲骨の安定性の低下が考えられます。無理に「深く下ろす」ことを優先せず、痛みの範囲でゆっくりコントロールすることが安全で効果的です。また、無理に種目の強度を上げず、動作スピードをゆっくりにすることで負荷を上げるようにしましょう。

腕立て伏せの効果を高めるための組み合わせトレーニング4選

  • バックエクステンション
  • ダンベルフライ
  • ワンハンドダンベルローイング
  • サイドレイズ

バックエクステンション

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★★★
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. うつ伏せになり、両手を頭の後ろで組む
  2. 脚を肩幅程度に開き、上半身を上げてキープする
  3. ゆっくりと元の位置に戻す
バリエーション 約4種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 床マット
鍛えられる部位 脊柱起立筋・大臀筋
負荷の調整 可能

【注意点】

  • 脚を肩幅に開く
脚を肩幅に開く

バックエクステンションの種類

スーパーマンバックエクステンション
  • 両腕と両脚を同時に床から高く持ち上げ、身体を大きく反らせる
  • ノーマルバックエクステンションより負荷がかかる
  • 遠くに伸ばすイメージでおこなう
チェアバックエクステンション
  • 可動域が大幅に広がり、身体を深く下ろしてから持ち上げられる
  • ハムストリングスや大臀筋をより効果的に鍛えられる
バランスボールバックエクステンション
  • 腹横筋などの体幹深部がより鍛えられる
  • バランスボールが滑ったり転がったりするので床マットを使用する

検証者:山下

背中を反らす動作で腰に力が入りすぎてしまい、背中全体で動かす感覚がつかみにくかったです。

また、反り上げる高さをどこまでにすべきかの判断が難しく、やりすぎると腰に張る感じがありました。

監修者:古谷

腰だけで反ろうとすると負担が集中するため、背中・お尻・ハムストリングをバランスよく使うことが大切です。上げる高さは「胸が少し浮く程度」で十分で、無理に大きく反る必要はありません。

目線をやや前にして首から背中を自然なカーブで保つと、腰への負担を抑えて安全に動作できます。

ダンベルフライ

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★☆☆☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 手のひらが向き合うようダンベルを握る
  2. みぞおちの横にダンベルを落とす
  3. 腕をスタートポジションに戻す
バリエーション 約5種類
ケガのリスク 高い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル
鍛えられる部位 大胸筋、三角筋
負荷の調整 可能
※ダンベルで重量を調整できる

【注意点】

  • ひじを軽く曲げる
ひじを軽く曲げる

ダンベルフライの種類

インクラインダンベルフライ
  • 頭を足よりも高い位置にする種目
  • 大胸筋の上部に強く効く
  • 下ろしすぎると肩に負担がかかるため、肩がすくまない軌道で可動域を調整する
ストレッチポールダンベルフライ
  • ノーマルダンベルフライの代替種目
  • ベンチより不安定なため、体幹・バランスが必要
フロアダンベルフライ
  • ノーマルダンベルフライの代替種目
  • フォームが安定しやすく、初心者にも取り組みやすい
デクラインダンベルフライ
  • 頭を足よりも低い位置にする種目
  • 頭が低い姿勢のため、初心者はめまいや血圧変化に注意する

検証者:山下

腕だけが先に疲れてしまい、胸の筋肉を使っている感覚がつかみにくかったです。深く下ろそうとすると肩が詰まる感覚があり、可動域の調整が難しいと感じました。

監修者:古谷

胸に効かせるコツは、胸を張ったまま肘を軽く曲げ、ひじから広げるように動作することです。腕主導になると胸への刺激が弱くなるため注意が必要です。

また、深く下ろして肩が痛む場合は、胸で支えることができず肩関節に負担がかかっている状態です。重量を上げる前に、まずは胸を使うことを習得するようにしましょう。

ワンハンドダンベルローイング

難易度 ★★★☆☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★★☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. ベンチに一方のひざをすねまでつけ、もう一方の脚をベンチから離して広げる
  2. 地面と頭から骨盤までを水平に保ちながら身体を前に傾ける
  3. ベンチ側の手はベンチに置き、反対側の手でダンベルを持つ
  4. ひじを腰の方へ引き寄せるようにしてダンベルを上げる
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル・イス
鍛えられる部位 広背筋・僧帽筋・上腕二頭筋
負荷の調整 可能

【注意点】

  • 背中をまっすぐにする
  • 手が肩の真下にくる
  • ひざが股関節の真下にくる
  • 顔が下を向く
背中をまっすぐにする

手が肩の真下にくる

ひざが股関節の真下にくる

顔が下を向く

検証者:山下

背中に効かせるつもりでも、腕の力で引いてしまう感覚がありました。とくに肩がすくみやすく、引き上げる軌道が安定しないため、背中への効かせ方が難しいと感じました。

監修者:古谷

背中に効かせるには「ひじを後ろに引く」ことを意識し、ダンベルを持つ手ではなくひじの軌道をコントロールすることがポイントです。

また肩がすくんでしまうのは、肩甲骨を動かすことができていないこと、筋力に対して重量が重いことが考えられます。まずは正しい動作の習得から始めましょう。

サイドレイズ

難易度 ★★★★☆
続けやすさ(※1) ★★★★☆
トレーニング効率(※2) ★★★☆☆
  • ※1:続けやすさ = トレーニングができる場所の自由度/器具や設備の必要性
  • ※2:トレーニング効率 = 複数部位にアプローチできるか/負荷調整できるか
【やり方】
  1. 脚を肩幅に開いて立ち、ひざを少し曲げる
  2. ダンベルを両手に持ち、手のひらは身体の内側に向ける
  3. ひじを少し曲げたまま、ダンベルを真横に持ち上げる
  4. 肩の高さまで上げたら、ゆっくりと元の位置に戻す
バリエーション 約7種類
ケガのリスク 低い傾向
実施できる場所 自宅・ジム
器具・設備 ダンベル
鍛えられる部位 三角筋中部
負荷の調整 可能

【注意点】

  • ひじを軽く曲げる
ひじを軽く曲げる

サイドレイズの種類

シーテッドサイドレイズ
  • 立った状態のサイドレイズと基本的な動作は変わらない
  • 座ることで安定感が増し、トレーニングに集中しやすい
  • 正しいフォームが身についていない初心者におすすめ。
リバースサイドレイズ
  • 肩にかかる負担が大きい
  • インナーマッスルを同時に鍛えられる
リーニングサイドレイズ
  • 上半身が傾くことで、三角筋に高い負荷をかけることができる。
  • 特定の部位を集中的に鍛えたい上級者におすすめ
インクラインサイドレイズ
  • ベンチに寄りかかり片側ずつトレーニングできるパターン、ベンチに仰向けの状態で両腕でおこなうパターンの2種類に分かれる。
チューブサイドレイズ
  • 自宅で簡単にできる
  • チューブを引っ張る際と、戻る際の抵抗によって、肩に均等な負荷がかかるように意識する
ケーブルサイドレイズ
  • 三角筋に効果的
  • マシン設定を適切に調整し、肩の筋肉に適切な負荷をかけるようにする

検証者:山下

腕を横に上げる際、肩に負荷が入りすぎるのか、すぐに疲れてフォームが乱れました。また、ダンベルを上げる角度がズレると効きが変わる感じがして、軌道を一定に保つのが難しかったです。

監修者:古谷

サイドレイズは軽い重量でも十分効果があるため、まずはフォームを安定させることが重要です。ダンベルは真横よりやや前(約30度)に上げると肩関節に負担がかかりにくく、三角筋中部に効かせやすくなります。

腕立て伏せで効果を得るための回数・頻度

  • 【レベル別】回数の目安
  • 効果が出やすい頻度の目安

【レベル別】回数の目安

レベル 回数 ポイント
初心者 10~15回 × 2〜3セット
  • 肩甲骨の位置と腰の落ち込みを確認しながら、回数より姿勢維持を優先する
  • 疲労が溜まりすぎると反り腰になりやすいため注意する
中級者 20〜30回 × 2〜4セット
  • 可動域を深くとることで胸の下部から上部まで刺激が広がり、見た目の変化も感じやすい
  • 疲労により姿勢が崩れやすくなるため、最後まで胸を張ったままおこなう
上級者 20~30回以上 × 3〜5セット
  • 可動域の拡大・テンポ調整・角度変更が必要なのでスピードも意識することが大切

監修者:古谷

頭が上がる、お尻が上がるなど身体を一直線に保てなくなるとフォームが崩れ始めるサインです。正しい姿勢でおこなわないと鍛えたい部位を効果的に鍛えられないため、自分の状態と相談しながら休息をとることが大切です。

効果が出やすい頻度の目安

体幹まわりの筋群は比較的回復が早く、フォームが維持できる範囲であれば高頻度での実施もできる。

腹部の引き締めや姿勢改善をねらう場合、週3〜5回を目安に、短時間でも継続して刺激を入れる流れが効果的。

筋肉痛が強い日や腰部に違和感が出た日は休息日に切り替え、週単位でみて合計回数を確保しよう。

監修者:古谷

とくに強度を上げられない初心者のうちは、腕立て伏せは毎日おこなっても問題ありませんが、疲労回復ができているか?を基準に頻度を決めるのがおすすめです。

ストレッチや栄養、睡眠の質と時間により疲労回復には差が生まれるため、トレーニング以外の時間も意識していきましょう。

腕立て伏せで効果が出るまでの期間

1か月 フォーム安定と基礎の筋力向上
2か月 胸部・二の腕の輪郭がわかりやすくなる
3か月 胸板の厚み・腕の引き締まり・上半身全体の変化が明確に

腕立て伏せの効果に関するQ&A

Q:腕立て伏せ(プッシュアップ)は毎日やっていい?

A:毎日おこなっても問題ない

監修者:古谷

腕立て伏せは毎日おこなっても問題ありませんが、日常生活に疲労が残るようであれば、無理をせず適度に休息を取り入れましょう。

また、上級者の場合は、しっかりと強度を上げてトレーニングの質を高めることが必須になるため、休息日を設けて、負荷や種目を工夫して追い込めるようにしましょう。

Q:腕立て伏せ(プッシュアップ)だけでも痩せられる?

A:腕立て伏せ単体では痩せることは難しい

監修者:古谷

腕立て伏せだけのトレーニングで大きく痩せることは難しいため、減量を目的とする場合は有酸素運動や食事管理も組み合わせて実施することが重要です。

複数の要素をバランスよく取り入れることで、より効率的に体脂肪を減らしやすくなります。

Q:どのタイミングでおこなうと効果が高まりやすい?

A:生活習慣にあわせてトレーニングしやすいタイミングがおすすめ

監修者:古谷

効果自体は実施する時間帯によって大きく変わるものではありません。しかし、自分にとってトレーニングしやすいタイミングを選ぶことで、「もう少し回数を増やしてみよう」「今日は少し負荷を上げてみよう」といったように、前向きに取り組みやすくなります。

また、習慣化を目指す場合にも、自分が無理なく取り組める時間帯を選ぶことが続けやすさにつながるため、トレーニングしやすいタイミングを見つけて実施することをおすすめします。

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