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プランクに効果的な時間の目安は?レベル別の平均秒数・時間の考え方

「プランクは長時間やればやるほど効果的」ではなく、重要なのは秒数よりも正しいフォームを維持できる時間。

この記事では効果を高めるためのおすすめの秒数の目安や、長時間おこなうデメリット、秒数を増やす際の注意点などを詳しく紹介する。

この記事の監修者

つむら みおさん

パーソナルトレーナー

ハーティネス株式会社代表
フィットネス勤務から独立し、現在はダイエット迷子に正しい知識を伝えるためのオンライングループレッスン運営中。コンプレックスを強みに変える!ボディメイク運動指導やリバウンドなしで、理想の体を手に入れる食事指導をおこなっている。

2チャンネル目となるYouTube「みおGYM」にて週2回エクササイズ配信中
著書4冊/各種雑誌、テレビ出演
JBBF 日本ボディビル・フィットネス連盟 2年連続優勝経験を持つ

この記事の検証者

亀井 のいさん

Wellulu編集部

最近ジムに通い始め身体を動かす習慣はあるものの、きちんと身体に合った方法で運動できているか不安。仕事が忙しい時期はとくに運動不足気味のため、歩いて移動できる場所は電車やバスは使わないように心がけている。

目次

プランクの効果を高める時間・秒数の目安は?

プランクは「長時間おこなえば効果が高まる」わけではなく、実際に重要なのは秒数そのものではなく、正しいフォームを維持できる時間。

フォームが崩れた状態では体幹への刺激が弱まるだけでなく、腰痛を招くリスクも高まるため、自身のレベルに応じた適切な秒数設定が大切。

まずは実際にやってみて「腰が痛い」「首が疲れる」「お腹に効いている感じがしない」などの違和感がある場合はフォームを確認・修正して、そこから時間を延ばしていこう。

時間の目安としては30秒~60秒できればOK。それ以上はあまり効率がよくないので、負荷が強い種目にチャレンジしよう。

  1. まずはやってみて正しい姿勢が取れているかを確認する
  2. 正しい姿勢が取れるようになったら30秒を目安にチャレンジ
  3. 30秒できるようになったら10~15秒ずつ時間を延ばしてみる
  4. 1回の目安は60秒以内にして、30~60秒できるようになったら負荷を上げる

※正しい姿勢をキープするのが難しい場合はひざをついた状態から始める

何秒が効果的?プランクの平均時間・秒数

プランクは基本的に、どのレベルの場合でも30秒~60秒を目安におこなうのがおすすめ。それ以上はあまり効率がよくないので、負荷が強い種目にチャレンジしよう。

レベル 平均キープ時間 ポイント
初心者 20〜30秒
  • 体幹の筋持久力が不足しているため短めになりやすい
中級者 30~45秒
  • もっとも多い平均時間
  • 慣れて着たら負荷を上げる
上級者 60秒前後
  • 1分を超えるケースも
  • 負荷を上げて60秒以内に抑える

プランクの時間の決め方

プランクは長時間キープするよりも、フォームを保てる範囲でおこなうことが大切。初心者の人は、呼吸と姿勢を乱さずキープできるかを確認しながら10〜20秒を1〜3セットを目安に取り組んでみよう。

60秒以上続けても効果がまったくないわけではないが、時間に対しての効果は薄く、長時間続けることで、フォームが崩れやすくなり、腰を痛めるリスクも高くなる。

そのため、安定したフォームで30秒できるようになったら10~15秒ほど時間を伸ばすか、より難易度の高いプランクに挑戦するのがおすすめ。

【プランクの秒数の決め方】

  1. まずはやってみて正しい姿勢が取れているかを確認する
  2. 正しい姿勢が取れるようになったら30秒を目安にチャレンジ
  3. 30秒できるようになったら10~15秒ずつ時間を伸ばしてみる
  4. 1回の目安は60秒以内にして、30~60秒できるようになったら負荷を上げる

※正しい姿勢をキープするのが難しい場合はひざをついた状態から始める

監修者:つむら

運動初心者の人が最初から簡単に60秒以上キープできる場合は、うまく体幹が使えておらず、腕で踏ん張っている可能性があります。ほかの場所に負担がかかっているようであれば、フォームをチェックしましょう。

プランクを長時間やるデメリット

  • フォームが崩れやすい
  • 腰や肩のケガリスクが高まる

フォームが崩れやすい

プランクを長時間続けると、腰が反る、肩がすくむ、お尻が上がるといったフォームの乱れが生じやすくなる。フォームが崩れた状態では体幹への刺激が減少し、トレーニング効果が低下する。

逆に長時間楽にできる場合は「負荷が少ない」「フォームが崩れている」という問題も考えられるので、30秒~60秒でしっかり腹筋に負荷がかかるバランスを見つけることが大切。

腰の痛みや肩こりの原因になる

プランクを長時間続けると、疲労によってフォームが崩れやすくなる。崩れたままの姿勢で続けていると、とくに腰や肩に負担がかかりやすく、腰痛や肩こりを引き起こすおそれも。

とくに腰が反った姿勢は腰椎への負担が大きいため、腰や肩に負担や違和感が出てきたら無理に続けないことが重要。

プランクの時間を増やす際の注意点

  • フォームが崩れた時点でやめる
  • 10〜15秒ずつ段階的に延ばす
  • 休憩を入れる
  • 体幹以外に頼らない

フォームが崩れた時点でやめる

プランクは正しい姿勢を維持できていることで、腹筋にしっかりと負荷を与えることができる。

「腰が痛くなる」「腰が落ちてくる」「肩に力が入る」といったフォームの乱れが生じた際に、自分で修正が難しい場合は無理に続けず「いったん中止する」ことを優先させよう。

とくに運動初心者の人は間違ったフォームがクセにならないように、鏡を見ながらおこなうことが大切。

10〜15秒ずつ段階的に延ばす

正しい姿勢で30秒キープできるようになったら、10~15秒を目安に段階的に時間を延ばそう。急に長時間に挑戦すると筋疲労や痛みを招く可能性があるので、キツすぎず軽すぎない目安として10~15秒がおすすめ。

1セットでおこなう秒数は最大でも60秒までとし、ある程度できるようになったら負荷を上げるようにしよう。

休憩を入れる

長時間キープするより、短時間×複数セットのほうが総負荷量は高まりやすい。セット間に30秒ほどの休息を入れることで、フォームの維持が容易になり、ケガのリスクも低減する。

秒数を延ばすことよりも、正しく支えられる状態を保つことを優先しよう。

体幹以外に頼らない

秒数を稼ごうとして腕や肩に力が入りすぎると、本来鍛えるべき体幹への刺激が弱まり、効果が薄れる。

頭・肩・腰・かかとが一直線の姿勢を保ち、腹部へ力を入れて支えられているかが重要なポイント。支点を肩や腕に任せすぎる姿勢では、長く続けても腹筋にしっかりとアプローチすることができない。

プランクの効果

プランクは、腹部を中心とした体幹を強化するうえでおすすめのトレーニング。とくに、腹直筋・腹斜筋・腹横筋といった複数の筋群が同時に働くため、お腹まわりの引き締め効果が非常に高い。

腹横筋がコルセットのように腰部を取り巻いて支えることで、ぽっこりと出やすい下腹部が内側へ引き込まれ、継続するほどウエストラインがすっきり整う。

また、他にも以下のような効果も。

【期待できる効果】

  • 体幹の安定
  • 姿勢改善
  • 頭痛や肩こりの解消・予防
  • お腹まわりの引き締め

プランクによって体幹が鍛えられると、背骨や骨盤のポジションが安定し、ニュートラルな姿勢を保ちやすくなる。

姿勢が安定してくると首や肩などに余計な力が入りにくくなるため、間接的ではあるものの「巻き肩」や「猫背」の改善効果も期待できる。

以下の記事では、プランクをすることで得られる効果をより詳しく紹介中。

プランクの効果とは?効果を出すための秒数や頻度・鍛えられる部位・やり方を紹介

プランクで鍛えらえれる部位 部位 負荷の強度(※) 腹直筋 ★★★★☆ 腹斜筋 ★★☆☆☆ 脊柱起立筋 ★★☆☆☆ ※負荷の強度=各部位にアプローチできる負荷量.....

プランクの時間に関するQ&A

プランクは長時間なほど効果的?

A:60秒以上やっても効果は高くない

監修者:つむら

プランクを長い時間続けると余計なところに力が入ってしまいやすくなるので、筋肉の成長にはあまり効果がありません。最大でも60秒程度にとどめ、時間ではなく負荷を上げるようにしましょう。

プランクは毎日やっていい?

A:筋肉痛が起きていなければOK

監修者:つむら

基本的には毎日続けて問題ないですが、筋肉痛が起きているときは休ませるようにしましょう。傷ついた筋肉を成長させるためには、適切に休ませることが重要です。

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