簡単にダイエットするためのポイントは「カロリー収支のコントロール」と「筋肉を守って脂肪を減らすこと」。摂取カロリーを適度に抑えながら、筋肉を維持するためのたんぱく質と軽い運動を組み合わせることが大切。
この記事では簡単に痩せるための食事・運動・生活リズムを整える方法をはじめとし、ながらトレーニングや簡単レシピを詳しく紹介する。
この記事の監修者

つむら みおさん
パーソナルトレーナー/ハーティネス株式会社代表
この記事の検証者

山田 しおりさん
フィットネスクラブで身体を動かす習慣はあったものの、きちんと身体に合った方法で運動できているか不安になり、2023年からパーソナルトレーニングに定期的に通い始める。 仕事が忙しい時期はとくに運動不足気味のため、歩いて移動できる場所は電車やバスは使わないように心がけている。
簡単に痩せるために知りたいダイエットの原則

- カロリーの収支バランスを理解する
- 筋肉を落とさず脂肪を減らす
カロリーの収支バランスを理解する

痩せるための基本は、「摂取カロリー<消費カロリー」というシンプルな原理。摂取エネルギーよりも消費エネルギーが多い状態を作ることで、身体は蓄えた脂肪を燃料として使い始める。
ただし、食事を減らしすぎると筋肉が分解され、基礎代謝が下がる原因に。1日の摂取カロリーは基礎代謝+軽い活動量を目安に、ゆるやかにカロリー赤字を作ることが大切。
筋肉を落とさず脂肪を減らす

筋肉は代謝を生み出すエンジンの役割。筋肉が多いほど消費カロリーが増え、脂肪が燃えやすくなる。
そのため、脂肪だけを減らすには、筋トレ+たんぱく質摂取が欠かせない。週2〜3回の軽い筋トレを取り入れ、食事では鶏むね肉や卵、大豆製品などを意識的に摂るとよい。
筋肉を守りながら脂肪を落とすことで、リバウンドしにくく、見た目も引き締まった身体に近づく。
簡単ダイエットを実現するポイント

- 短期間で体重が減る仕組みを理解する
- 短期間でも代謝を下げない工夫をする
- 目先の数字より身体の変化を重視する
短期間で体重が減る仕組みを理解する

短期的な体重減少の主因は体の中にある水分の変動。肝筋グリコーゲン1gにつき約3gの水分が結合するため、糖質摂取量を急に下げるとグリコーゲンと同時に水分が抜け、数日で1〜2kgの低下が起こりやすい。脂肪減少は遅く、週あたり体重の1%以内が現実的な目安。
脂肪を確実に減らすには、1週間に体重の1%以内を目安に減らすペースがおすすめ。急激な減量はリバウンドやホルモンバランスの乱れを招くリスクが高い。
- 朝一体重計に乗った時の7日間の平均の変動(※緩やかな下降=脂肪寄り、日々の上下幅が大きい=水分寄り)
- ウエスト周径の週次低下
- 同一条件の体脂肪計値の安定低下
- むくみ・尿量・発汗の変化
短期間でも代謝を下げない工夫をする

短期間のダイエットでは、「食べながら代謝を維持する」ことがポイント。朝食を抜かず、たんぱく質(卵・魚・豆腐など)を意識して摂ることで、筋肉の分解を防げる。
おすすめの朝食は、タンパク質20〜30g+炭水化物0.3〜0.5g/体重kg+不飽和脂質少量+食物繊維。コーヒー単独や果物スムージー単独は血糖変動や満腹持続しづらいため、プロテイン、卵、ヨーグルト、全粒穀物、ナッツを組み合わせるのがおすすめ。
朝食習慣が無い場合は、前夜の食事量と就寝時刻を調整し、プロテインバーやヨーグルトなど少量から開始しよう。
また、軽いストレッチやウォーキングを取り入れて血流を促すと、脂肪燃焼効率が上がる。
目先の数字より身体の変化を重視する

短期間で体重が減らなくても、見た目や体調の変化を確認することが大切。姿勢が整う、むくみが取れる、肌の調子がよくなるなど、体重以外の変化も成果の一部と考える。
体重だけに注目するとモチベーションを失いやすいため、鏡で姿勢や腹まわりを確認したり、同じ服を着たときのフィット感を比べたりすることで変化を実感できる。小さな変化を積み重ねることが、継続につながる。

監修者:つむら
鏡などで全身写真を撮ると変化がわかりやすいのでおすすめです。
【食事】簡単にできるダイエット方法5選

- よく噛んでゆっくり食べる
- 最初に野菜や海藻類から食べる
- タンパク質を意識して摂る
- 間食の質を変える
- 食事記録をつける
よく噛んでゆっくり食べる

食事中によく噛むことで満腹中枢が刺激され、少量でも満足感を得やすくなる。早食いは血糖値を急上昇させ、脂肪が蓄積しやすい原因となるため、1口につき20〜30回を目安に噛むようにしよう。
食べるテンポを落とすコツは、箸を一度置く、水を飲む、会話を増やすこと。テレビやスマホを見ながらの食事は、満腹感を感じにくく過食につながるため、食事そのものに集中するのがおすすめ。会話をしながらゆっくり食べることで、自然と間食が減り、無理なく摂取カロリーを抑えられる。

検証者:山田
最初は意識して噛むことが少し面倒に感じましたが、続けているうちに自然と食事の時間が落ち着きました。味をしっかり感じられるようになり、食べすぎることが減った実感があります。とくに夜の食後の間食が減り、翌朝の胃の軽さを感じやすくなりました。

監修者:つむら
何かを見ながら食べると無意識に噛む回数が減ったり短い時間で食事をする傾向にあるため、会話をしながら食べたり集中して食べるように意識しましょう。
最初に野菜や海藻類から食べる

食物繊維が豊富な野菜や海藻を先に食べると、血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪の蓄積を防ぎやすくなる。また、よく噛むことで満腹感が高まり、主食や主菜の食べすぎを抑えられる。
サラダやみそ汁の具、わかめ・ひじきなどを最初に口にする「ベジファースト」を意識するだけで、食事の順番が簡単なダイエット習慣に変わる。
タンパク質を意識して摂る

筋肉の材料となるタンパク質をしっかり摂ることで基礎代謝が上がり、太りにくい身体へと変化する。ダイエット中でも鶏むね肉、魚、卵、大豆製品、ヨーグルトなどの良質なタンパク源を毎食に取り入れるのがおすすめ。
糖質や脂質を減らすだけの食事では筋肉が落ちやすく、リバウンドの原因にも。バランスよく食べることが、長く続けられる簡単ダイエットの基本。
■タンパク質がとれるおすすめ食材
- 肉類
- 魚介類
- 卵
- 大豆・大豆製品
- 乳製品
間食の質を変える

間食を我慢するより、「何を食べるか」を変える方が続けやすい。チョコやスナック菓子ではなく、ナッツ、ヨーグルト、ゆで卵、チーズなどタンパク質や脂質を含む軽食に置き換えると、血糖値の急上昇を防げる。
食べるタイミングは、食事の3〜4時間後が目安。小腹を満たしながらも、エネルギーを安定させる間食リセット法でストレスをためずに痩せやすい身体を保つ。

監修者:つむら
理想はダイエット目的の場合は間食をやめるのが一番効果的です。3食しっかりとり、間食がいらない食生活を心掛けましょう。
食事記録をつける

食べた内容を記録するだけで、無意識の食べすぎや偏りに気づける。記録の目的は「カロリーを減らすこと」ではなく、「自分の食習慣を知ること」。
スマホアプリや写真撮影など、続けやすい方法で記録を残すだけでも十分。数字や画像で可視化すると、自然と食事の選び方が変わり、モチベーションも維持しやすくなる。

検証者:山田
食べたものを写真で残すだけでも、自分の食生活を客観的に見られるようになりました。「意外と間食が多い」「夜に偏っている」などの傾向が見えて、自然と選ぶものが変わっていきます。数字ではなく「行動の見える化」を意識することで、ストレスなく続けられていると思います。

監修者:つむら
記録をすること自体のハードルが高い場合は、写真を撮るだけなどハードルを下げておこなうのもおすすめです。完璧にやりすぎないように意識しましょう。
簡単にできるダイエットレシピ6選
- 豆乳坦々にらスープ
- 鳥胸中華サラダ
- もやしの四角つくね
- トマトと切り干し大根のツナサラダ
- 鳥胸タンドリーチキン
- コールスローサラダ
豆乳坦々にらスープ

| エネルギー量(カロリー) | 142kcal |
| 満腹感(※1) | ★★★★★ |
| 手軽さ(※2) | ★★☆☆☆ |
※1=腹持ちのよさ/食べ応え
※2= 調理時間の長さ/調理工程の多さ/調理器具の数
【メニューのポイント】
- 植物性たんぱく質と動物性たんぱく質を同時に摂取できる
- アリシンが代謝をサポートし、冷え対策や疲労回復におすすめ
| 調理時間 | 20分 |
| 調理器具の数 | 2つ |
| 食材の購入場所 | スーパー |
| 費用(目安) | 300〜400円前後 |
【注意点】
- 豆乳は加熱しすぎると分離しやすい(沸騰直前で火を止める)
- 辛味を強くしすぎると胃に刺激が強くなる
![]() |
【材料】(2~3人前)
【調味料】
|
![]() |
① 白滝とニラを食べやすい大きさに切る。 |
![]() |
② 鍋にごま油をしき、ニンニク・生姜を炒め、鶏ひき肉を入れて炒める。 |
![]() |
③ 野菜・白滝・豆乳を入れて煮込む。 |
![]() |
④ 塩と鶏がらスープで味付け。 |

検証者:山田
豆乳のまろやかさに、にらと肉みその香ばしさが加わり、食べ応えがあるのに重たく感じませんでした。辛味が控えめでもコクがしっかりあり、満足感が高い一品です。
夜の食事でも胃に優しく、寒い季節に体の芯から温まる感覚がありました。辛味を調整することで、家族全員で楽しめる味わいに仕上がります。

監修者:つむら
豆乳は植物性たんぱく質とイソフラボンを同時に摂れるため、ホルモンバランスや肌の健康維持にも役立ちます。動物性食材と組み合わせることで必須アミノ酸のバランスが整い、筋肉修復や疲労回復にもおすすめです。
にらに含まれるアリシンが代謝を促進するため、運動後や冷えやすい季節の栄養補給にもおすすめです。
鳥胸中華サラダ

| エネルギー量(カロリー) | 298kcal |
| 満腹感(※1) | ★★★☆☆ |
| 手軽さ(※2) | ★★★★★ |
※1=腹持ちのよさ/食べ応え
※2= 調理時間の長さ/調理工程の多さ/調理器具の数
【メニューのポイント】
- 鶏むね肉は高たんぱく・低脂質
- 野菜からビタミンCや食物繊維を補える
- ごま油が脂溶性ビタミンの吸収を高める
| 調理時間 | 10分 |
| 調理器具の数 | 2つ |
| 食材の購入場所 | スーパー |
| 費用(目安) | 300円前後 |
【注意点】
- 鶏肉は加熱しすぎるとパサつきやすい(茹でた後は余熱で仕上げ)
- ドレッシングの油分が多いとカロリーが増えるため注意
![]() |
【材料】(2人前)
|
![]() |
① サラダチキンを手で裂く |
![]() |
② 細切り野菜と中華クラゲ、鶏肉を和える。 |

検証者:山田
しっとりとした鶏むね肉に、シャキシャキとした野菜の歯ごたえが心地よく、食べごたえがありながら軽やかです。ごま油とポン酢の香りがアクセントになり、冷やしても味が締まって美味しく感じました。
調味料のバランスを変えるだけで、メインにも副菜にもなる万能サラダだと感じます。

監修者:つむら
鶏むね肉は低脂質かつ高たんぱくで、体脂肪を抑えながら筋肉を維持したい方に適しています。野菜に含まれるビタミンCが鉄の吸収を助け、免疫機能の維持にもつながります。
ドレッシングの油分が脂溶性ビタミンの吸収を高めるため、適度な量のごま油を使うことが栄養面でも理想的です。
もやしの四角つくね
| エネルギー量(カロリー) | 410kcal |
| 満腹感(※1) | ★★★★★ |
| 手軽さ(※2) | ★★☆☆☆ |
※1=腹持ちのよさ/食べ応え
※2= 調理時間の長さ/調理工程の多さ/調理器具の数
【メニューのポイント】
- 鶏むねひき肉で脂質を抑える
- もやしで食物繊維とボリュームを確保
- 卵と片栗粉がつなぎとなり良質なたんぱく質源
| 調理時間 | 25分 |
| 調理器具の数 | 1つ |
| 食材の購入場所 | スーパー |
| 費用(目安) | 250〜350円前後 |
【注意点】
- 強火は焦げやすく中は生焼けになりやすい(中火でじっくり)
- 油を使いすぎると脂質量が増える
![]() |
【材料】(3人前)
【調味料】
|
![]() |
①ポリ袋にすべての材料を入れも、もやしが肉と馴染むまで揉み混ぜる。 |
![]() |
② 卵焼き用の四角いフライパンで両面焼く。 |
![]() |
③ 食べやすく切って完成。 |

検証者:山田
焼きたては外が香ばしく、中はふわっとしていて、もやしのシャキシャキ感がほどよいアクセントになっています。冷めてもおいしく、お弁当のおかずにも向いています。
ネギポン酢や七味マヨなど、味付けを変えると飽きずに続けられ、家族にも好評でした。ヘルシーながら満足感の高いおかずです。

監修者:つむら
鶏ひき肉は脂質が少なく、良質なたんぱく質源として筋肉の維持に貢献します。もやしのカリウムとビタミンCが代謝をサポートし、むくみの軽減にも有効です。少量の油で調理すればカロリーを抑えつつ
香ばしさを出せます。もやしを加えることでボリュームが増え、糖質を控えたい食事にもおすすめです。
トマトと切り干し大根のツナサラダ

| エネルギー量(カロリー) | 230kcal |
| 満腹感(※1) | ★★★☆☆ |
| 手軽さ(※2) | ★★★☆☆ |
※1=腹持ちのよさ/食べ応え
※2= 調理時間の長さ/調理工程の多さ/調理器具の数
【メニューのポイント】
- 切り干し大根の食物繊維・ミネラル、ツナのたんぱく質、トマトのリコピンで抗酸化作用が高い
- ごまドレッシングで脂溶性成分の吸収が促進
| 調理時間 | 20分 |
| 調理器具の数 | 2つ |
| 食材の購入場所 | スーパー |
| 費用(目安) | 200〜300円前後 |
【注意点】
- 戻しすぎは水っぽく食感低下
- ドレッシングの量が多いと脂質過多
![]() |
【材料】(2人前)
【調味料】
|
![]() |
① 切り干し大根を戻してさっと茹で、水気を絞り食べやすく切る。 |
![]() |
②トマトを8等分のくし形切りにし、さらに半分に切る。 |
![]() |
③ 材料とツナを和えドレッシングで調える |
![]() |
④ 青じそをのせる。 |

検証者:山田
切り干し大根のコリコリした食感とツナのうま味、トマトの酸味がバランスよく合わさり、冷やして食べるとよりおいしいです。
ごまドレッシングの風味が全体をまとめ、満足感のある副菜に仕上がります。野菜だけのサラダより食べごたえがあり、作り置きにも向いています。

監修者:つむら
切り干し大根は食物繊維とカルシウムが豊富で、腸内環境を整えながら骨の健康維持にも役立ちます。ツナに含まれるたんぱく質とDHA・EPAが抗炎症作用を持ち、トマトのリコピンとの相乗効果で抗酸化力を高めます。
乾物を活用することで、常備菜としても栄養価の高い一品です。
鳥胸タンドリーチキン

| エネルギー量(カロリー) | 375kcal |
| 満腹感(※1) | ★★★★★ |
| 手軽さ(※2) | ★★☆☆☆ |
※1=腹持ちのよさ/食べ応え
※2= 調理時間の長さ/調理工程の多さ/調理器具の数
【メニューのポイント】
- ヨーグルトの乳酸菌とスパイスが消化を助ける
- 鶏むね肉のたんぱく質吸収を高める
- 脂質が少なく、代謝を高めたい時期におすすめ
| 調理時間 | 30分 |
| 調理器具の数 | 2つ |
| 食材の購入場所 | スーパー |
| 費用(目安) | 350〜450円前後 |
【注意点】
- 焦げやすいため中火で焼く
- ヨーグルトに漬ける時間を十分に(柔らかく仕上がる)
- スパイス量が多すぎると胃腸に負担
![]() |
【材料】(2~3人前)
【調味料】
|
![]() |
① 鳥胸肉を食べやすく切る |
![]() |
② 調味料とともに袋で揉み込む。 |
![]() |
③ 冷蔵庫で1時間なじませる。 |
![]() |
④ フライパンで火が通るまで焼く。 |

検証者:山田
スパイスの香りとヨーグルトの酸味が食欲を刺激し、鶏むね肉とは思えないほどしっとりした食感です。冷めてもパサつかず、翌日のお弁当にも使いやすいです。
少ない材料で簡単に作れるのに、レストランのような風味が出せる点も魅力です。

監修者:つむら
タンドリーチキンは、ヨーグルトの乳酸が肉のたんぱく質を柔らかくし、消化吸収を助けます。スパイスには代謝促進や抗酸化作用があり、疲労回復にも効果的です。
鶏むね肉のたんぱく質は脂質が少なく、トレーニング後の栄養補給にも適しています。過剰な油を使わずに焼くことで、健康的に仕上がります。
コールスローサラダ

| エネルギー量(カロリー) | 225kcal |
| 満腹感(※1) | ★★★☆☆ |
| 手軽さ(※2) | ★★☆☆☆ |
※1=腹持ちのよさ/食べ応え
※2= 調理時間の長さ/調理工程の多さ/調理器具の数
【メニューのポイント】
- キャベツ・にんじん・コーンなどの野菜でビタミンCと食物繊維
- ツナでたんぱく質も補える
- 少量のマヨネーズで脂質バランスが整う
| 調理時間 | 20分 |
| 調理器具の数 | 2つ |
| 食材の購入場所 | スーパー |
| 費用(目安) | 200〜300円前後 |
【注意点】
- マヨネーズの入れすぎは脂質過多
- 野菜の水気をしっかり切ると味がぼやけず保存性も向上
![]() |
【材料】(2~3人前)
【調味料】
|
![]() |
①キャベツ、玉ねぎ、人参を千切りにする。 |
![]() |
② 塩揉みして水分を絞る。 |
![]() |
③ ツナ・コーン・調味料と和える。 |

検証者:山田
キャベツとにんじんのシャキシャキ感が心地よく、マヨネーズのコクとツナのうま味で食べ応えがあります。
冷やすと味がなじみ、主菜の付け合わせとしても存在感があります。食卓を彩る彩りの良さも魅力で、作り置きしておくと便利な一品です。

監修者:つむら
キャベツやにんじんには抗酸化作用のあるβカロテンやビタミンCが含まれています。ツナのたんぱく質が加わることで栄養バランスが整い、マヨネーズの脂質が脂溶性ビタミンの吸収を助けます。
野菜の水気をしっかり切ることで味がぼやけず、少量の調味料でも満足感が得られるサラダです。
【運動】簡単にできるダイエット方法7選

- 通勤時に少し遠回りする
- 歩くときは早歩きをする
- なるべく階段を使う
- 仕事や家事の合間にストレッチをする
- 足や胸などの大きい筋肉を鍛える
- ながらトレーニングを取り入れる
- 休みの日は徒歩で出かける
通勤時に少し遠回りする

電車やバスを1駅手前で降りて歩くだけでも、1日の歩数は簡単に増やせる。このちょっとの遠回りが、1週間・1か月単位で見ると確実なカロリー消費につながる。
通勤ルートを変える、駅構内で階段を使うなど、無理のない範囲で動く時間を増やすことが大切。

検証者:山田
最初は「1駅歩くくらいで変わるのかな」と思っていましたが、1週間続けると体が軽く感じるようになりました。気分転換にもなり、朝の時間をポジティブに使えるようになったのが意外な効果でした。

監修者:つむら
日常の中に少しの遠回りを取り入れるだけでも、活動量は確実に増えます。無理なく続けることが一番大切で、毎日でなくても習慣として定着すれば代謝アップにつながります。
歩くときは早歩きをする

いつものスピードより少しテンポを上げるだけで、脂肪燃焼効果は約1.3〜1.5倍にアップ。
背筋を伸ばし、腕をしっかり振ることで全身の筋肉が動き、代謝が上がる。同じ距離でも「時間を増やさず負荷を上げる」ことができるため、忙しい人にも続けやすい方法。

検証者:山田
普段よりテンポを少し上げて歩くと、最初は息が上がる感じがありましたが、数日で慣れました。体が温まりやすくなり、通勤だけで運動した満足感を得られるようになりました。

監修者:つむら
早歩きは、筋肉と心肺機能を同時に刺激できる効率的な運動です。「少し息が弾む」くらいのペースを意識すると、脂肪燃焼効果を高めながら姿勢の改善にも役立ちます。
なるべく階段を使う

階段の上り下りは、太ももやお尻の大きな筋肉を効率よく使える有酸素運動。エレベーターより階段を選ぶだけで、下半身を自然に鍛え、脂肪燃焼にも効果的。
1段ずつ丁寧に上ることを意識すれば、引き締まった脚づくりにもつながる。

検証者:山田
エスカレーターより階段を選ぶようにしてから、太もものハリ感や脚の軽さに変化を感じました。慣れると意外と疲れにくく、達成感もあって気分がすっきりします。

監修者:つむら
階段の上り下りは、下半身の大きな筋肉を効果的に使う優秀な有酸素運動です。姿勢を意識しながら一段一段しっかり踏み込むことで、代謝を高める効果がより高まります。
仕事や家事の合間にストレッチをする

デスクワーク中や家事の合間に1〜2分のストレッチを取り入れるだけで、血流が促進され代謝が上がる。
肩回しや背伸び、太ももを伸ばすだけでも体が温まり、脂肪燃焼の効率が高まる。動かない時間を減らす意識が、無理なく続くダイエット習慣につながる。

検証者:山田
デスクワークの合間に肩回しや背伸びを取り入れるだけでも、午後のだるさが減りました。気分転換にもなり、作業効率が上がったように感じます。

監修者:つむら
長時間同じ姿勢を続けると血流が滞り、代謝が下がります。こまめなストレッチは疲れをためない体をつくる基本習慣です。1〜2分でも十分な効果があります。
足や胸などの大きい筋肉を鍛える

効率よく痩せたいなら、太もも・お尻・胸・背中といった「大きい筋肉」を動かすのが近道。これらの筋肉は全身の中でもエネルギー消費量が多く、鍛えることで基礎代謝が上がり、脂肪が燃えやすい身体に変わる。
短時間でも大筋群を刺激することで、運動後も脂肪燃焼が続く「アフターバーン効果」が得られる。時間がない人ほど、効率的に全身を動かす筋トレを取り入れるのがおすすめ。
- スクワット
- プッシュアップ
- ヒップリフト

検証者:山田
スクワットを毎日10回続けたところ、階段の上りが楽になり、体が引き締まってきました。短時間でも体の変化を感じられるのが嬉しく、継続のモチベーションになっています。

監修者:つむら
大きな筋肉を動かすことで、基礎代謝が上がりやすくなります。とくに下半身や背中を意識して動かすと、エネルギー消費が効率的に高まり、リバウンド予防にもつながります。
ながらトレーニングを取り入れる

忙しくても続けやすい「ながらトレーニング」は、日常の動作に軽い運動を組み込むのがポイント。
たとえば、イスに座ったままつま先やかかとを上げ下げするだけでも、ふくらはぎの筋肉が刺激されて血流が促進される。デスクワーク中の冷えやむくみを防ぎ、代謝アップにもつながる。
ただし通常のトレーニングより強度が低いため、頻度と回数は多くやることが必要。日常生活と紐づけながらおこなおう。

検証者:山田
歯磨き中のスクワットや、テレビを見ながらのつま先上げを取り入れたら、気づけば毎日の習慣になっていました。ついで運動でも体がポカポカして、冷えにくくなった実感があります。

監修者:つむら
ながらトレーニングは「運動する時間をつくるのが難しい人」にとくにおすすめです。強度よりも頻度を意識し、生活の一部として体を動かすことが継続の鍵になります。
休みの日は徒歩で出かける

休日に車や電車を使わず、あえて徒歩で買い物やカフェに行くだけでも、自然と運動量が増える。出かける=リフレッシュと運動を兼ねる意識を持つことで、ストレスを減らしながらカロリーを消費できる。
無理のない範囲で「歩く休日」を増やすことが、長く続くダイエットのコツ。

検証者:山田
休日にあえて歩いて買い物に行くようにしたら、気分転換になってストレスが減りました。自然と歩数も増え、体のむくみが軽くなったように感じます。

監修者:つむら
休日は心身のリセットに加え、活動量を確保するチャンスです。移動を楽しむ意識で歩くと、メンタルにも良い影響があり、長期的なダイエット効果が期待できます。
簡単にダイエット習慣をつける「ながら運動」6選
- テレビを見ながらもも上げ
- 歯みがき中にかかと上げ
- キッチンでヒップスライド
- デスクワーク中にお腹引き締め
- ドライヤー中に片脚立ち
- 寝る前に寝ながらストレッチ
テレビを見ながらもも上げ
- 太もも前面・下腹部・腸腰筋が同時に使われ、下半身の血流が活性化
- 基礎代謝を上げることで“脂肪を燃やしやすい脚”づくりに効果的
- 背中を丸めない
- 身体が左右に揺れない
背中を丸めない

身体が左右に揺れない


検証者:山田
テレビを見ながらももを上げると、気づかないうちに太ももやお腹まわりにしっかり刺激を感じました。番組を見ながらできるので、運動というよりついでの動きとして続けやすいです。

監修者:つむら
もも上げは大腿直筋と腸腰筋を同時に使うため、下半身の引き締めに効果的です。姿勢をまっすぐ保ち、腹部に軽く力を入れて行うと、体幹の安定にもつながります。
歯みがき中にかかと上げ
- ふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋・腓腹筋)を刺激し、血行促進・むくみ解消に効果的
- 代謝を底上げし、冷え性対策にもつながる
- 小指側に体重を乗せすぎない
- 腰を反らさない
小指側に体重を乗せすぎない

腰を反らさない


検証者:山田
歯を磨きながらかかとを上げ下げすると、ふくらはぎがポカポカしてきます。毎日のルーティンに組み込みやすく、自然と足のむくみが減った気がします。

監修者:つむら
かかと上げは下腿三頭筋を刺激し、血流を促進します。冷えやむくみの改善に役立つため、朝と夜の2回を目安におこなうのがおすすめです。
キッチンでヒップスライド
- ふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋・腓腹筋)を刺激し、血行促進・むくみ解消に効果的
- 代謝を底上げし、冷え性対策にもつながる
- 背中を丸めない
- ひざを曲げない
背中を丸めない

ひざを曲げない


検証者:山田
料理の合間にお尻を左右にスライドさせるだけで、意外とお尻の横や太ももに効きました。調理中でもできるので、隙間時間の運動としてちょうどいい負荷です。

監修者:つむら
ヒップスライドは中臀筋を中心に働かせる動作で、骨盤の安定とヒップラインの引き締めに効果的です。腰を大きく振らず、骨盤をまっすぐに保ったまま動かすことがポイントです。
デスクワーク中にお腹引き締め
- お尻(大臀筋)と太もも外側(中臀筋・大腿筋膜張筋)を使うことで、下半身の引き締めとヒップアップに効果
- 料理中の待ち時間を活かして脂肪燃焼を促進できる
- 肩をすくませない
肩をすくませない


検証者:山田
座ったままお腹をへこませてキープするだけでも、腹筋がじんわり疲れてくるのを感じました。集中して仕事しながらできるので、ちょっとした意識づけで続けられます。

監修者:つむら
座った状態で腹横筋を意識的に収縮させることで、体幹の安定性を高められます。背もたれに頼らず姿勢を保つとより効果的で、腰痛予防にもつながります。
ドライヤー中に片脚立ち
- 腹横筋(インナーマッスル)を使うことで、ぽっこりお腹の改善や姿勢安定に効果
- 呼吸に合わせてお腹を動かすため、代謝アップ・自律神経の安定にもつながる
- 肩に力を入れない
- 小指や親指に偏った体重をのせない
- ひざを伸ばしきらない
肩に力を入れない

小指や親指に偏った体重をのせない

ひざを伸ばしきらない


検証者:山田
ドライヤーを使いながら片脚で立つと、最初はバランスを取るのが難しかったですが、数日で慣れました。足裏の筋肉を使う感覚があり、姿勢も自然と良くなりました。

監修者:つむら
片脚立ちは体幹と下肢のバランス能力を鍛える動作です。骨盤が傾かないよう意識し、壁や洗面台に軽く手を添えて安全におこなうのがポイントです。
寝る前に寝ながらストレッチ
- 体幹・お尻・太もも・足首まわりがバランスよく使われ、姿勢改善と引き締めに効果
- 片脚立ちは全身の小さな筋肉を刺激し、日常的な代謝向上にもつながる

検証者:山田
ベッドの上で足や背中を軽く伸ばすだけでも、体が温まりリラックスできました。眠りに入りやすくなり、翌朝のだるさが減ったのを実感しています。

監修者:つむら
寝ながらのストレッチは副交感神経を優位にし、入眠をスムーズにします。無理に伸ばさず、深呼吸とともにゆっくりおこなうことで、筋肉の緊張をやわらげる効果があります。
【生活習慣】簡単にできるダイエット方法4選

- 質の良い睡眠を確保する
- 入浴でリラックス
- 水分をこまめに摂る
- ストレスを溜めない工夫をする
質の良い睡眠を確保する

睡眠中は、脂肪燃焼や筋肉修復を促す成長ホルモンが分泌される。寝不足が続くと、食欲を増進させるホルモン(グレリン)が増え、満腹を感じにくくなる。
就寝2〜3時間前までに食事を済ませ、照明を落としてリラックスする時間を取ると、深い眠りにつながる。睡眠の質を高めることが、体重コントロールの土台となる。
入浴でリラックス

シャワーで済ませず湯船に浸かることで、全身の血流が改善され代謝がアップする。
38〜40℃のぬるめの湯に10〜15分入ると、自律神経が整い、ストレスによる食欲増加を防げる。半身浴や足湯でも効果があり、就寝前に体を温めることで深い眠りにもつながる。
水分をこまめに摂る

体内の水分が不足すると、老廃物の排出が滞り、代謝も低下する。常温の水を1日1.5〜2リットルを目安に、こまめに飲む習慣をつけよう。
とくに朝起きた直後・食事前・入浴後は水分補給のゴールデンタイム。代謝がスムーズになり、むくみや冷えの改善にも効果的。
ストレスを溜めない工夫をする

ストレスが溜まると、ホルモンバランスが乱れ、脂肪を蓄えやすい状態になる。好きな音楽を聴く、軽く身体を動かす、深呼吸をするなど、自分なりのリラックス法を持つことが大切。
心の緊張がほどけると、食べ過ぎや寝不足も自然に減り、身体も軽く感じられるようになる。
痩せたいときに気を付けること

| 方法 | ポイント |
| 極端な食事制限をしない |
|
| 体重より見た目と体調を重視する |
|
| 睡眠とストレスケアをおろそかにしない |
|
簡単ダイエットに関するQ&A
食事を抜けば早く痩せる?
A:食事を抜くと一時的に体重は減っても、脂肪ではなく筋肉や水分が失われる

監修者:つむら
食事を抜くと基礎代謝が下がり、かえって太りやすい体質になります。3食を基本に、栄養バランスを整えた上で摂取カロリーを少しずつ減らすことが健康的に痩せる近道です。
短期間で3kg以上痩せたいときはどうすればいい?
A:急激な減量はリバウンドや体調不良の原因になるため、週に体重の1%以内のペースで落とすのが理想

監修者:つむら
3kg以上を短期間で落とすと筋肉量が減り、代謝も低下します。焦らず、「食事・運動・睡眠」を整えて脂肪を燃やすリズムを作ることが、結果的に最短の方法です。
間食をやめられないときはどうしたらいい?
A:我慢するより、血糖値が上がりにくい間食を選ぶことがポイント

監修者:つむら
ナッツ・ヨーグルト・ゆで卵など、たんぱく質や脂質を含むおやつは腹持ちが良く、食べ過ぎを防ぎます。やめるのではなく置き換えることでストレスなく続けられます。
リバウンドを防ぐコツは?
A:急に減らさず、筋肉を維持しながらゆるやかに脂肪を減らすことがポイント

監修者:つむら
極端な制限をすると、身体が省エネモードになり太りやすくなります。食事・運動・睡眠のバランスを整え、無理のないペースで続けることがリバウンドを防ぐ唯一の方法です。









































フィットネス勤務から独立。ダイエット迷子に正しい知識を伝えるオンライングループレッスンを運営。「みおGYM」YouTubeで週2回配信。著書4冊、各種メディア出演。JBBF日本ボディビル・フィットネス連盟で2年連続優勝の実績。