
腕全体の60%を占める上腕三頭筋。上腕三頭筋を鍛えることで腕を太く、たくましく見せることができるだけでなく、スポーツパフォーマンスの向上も期待できる。この記事では上腕三頭筋について部位ごとの役割、おすすめの筋トレメニュー、鍛える際の注意点などについて解説。
この記事の監修者
関根 綾さん
パーソナルジムDecision 代表トレーナー
上腕三頭筋を構成する筋肉
上腕三頭筋は腕全体の約60~65%を占める大きな筋肉群で、長頭、外側頭、内側頭という3つの筋束で構成されている。とくにトレーニング初心者は、腕の太さにこだわるあまり上腕二頭筋に注力しがちだが、見た目のボリュームアップには上腕三頭筋を鍛えることが重要。

Wellulu編集部
「腕を太くする=上腕二頭筋を鍛える」というイメージをこれまで持っていました。
しかし、腕を下ろしたタイミングで見ると上腕二頭筋より大きな筋肉である「上腕三頭筋」の筋肉量が重要だと、改めて感じました。腕を露出する機会が増える時期に向けて、鍛えるべきは上腕三頭筋なんだなと。

- 長頭(ちょうとう)
- 外側頭(がいそくとう)
- 内側頭(ないそくとう)

上腕三頭筋のトレーニングでは、基本的に満遍なく鍛えるのを意識しましょう。もし腕を太くしたい場合は長頭を鍛えたり、腕を細くしたい場合は腕のトレーニングをやりすぎないのがおすすめです。
長頭(ちょうとう)
長頭は肩甲骨から上腕骨まで伸びている上腕三頭筋の中の最大の筋肉。腕の付け根から肘にかけてのシルエットを生み出す重要な役割を担っている。トライセプスエクステンションなど、肩関節を伸ばしながらおこなうトレーニング種目で効果的に刺激できる。
外側頭(がいそくとう)
外側頭は上腕骨の外側面に位置し、腕を横から見たときのボリュームを左右する筋肉。腕を下ろした状態で横から見たときのシルエットに大きく影響を与える。ナローベンチプレスなど、ひじを体幹に近づけた状態で押す動作で活躍する。
内側頭(ないそくとう)
内側頭は上腕骨の内側面に位置し、腕の内側のラインを形成する筋肉。腕を曲げた際の安定性を高め、力強い腕の動きを支える土台となる部位。プッシュアップやベンチプレスなど、上半身を支える基本的な動作で重要な働きを担っている。
上腕三頭筋を鍛えることで得られる効果
- たくましい太い腕をつくれる
- 二の腕の引き締め
- スポーツパフォーマンスが向上

上腕三頭筋は胸など大きい筋肉を鍛える際、トレーニングの補助的な役割を担ってくれます。しっかりと鍛えることで、ベンチプレスなどのトレーニングのパフォーマンス向上が期待できます。
たくましい太い腕をつくれる
上腕三頭筋が強化されることで、腕周りのサイズアップや腕を後ろから見たときのシルエット改善が期待できる。360度どの角度から見ても印象的なたくましく太い腕を手に入れたい人にもおすすめ。

Wellulu編集部
腕を上げた状態のトレーニングとして、代表的なのはフレンチプレスやトライセプスエクステンションになるので、筋肥大を目的にする人はやってみて!
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二の腕の引き締め
上腕三頭筋をほどよく鍛えることで二の腕周辺の血行が促進され、むくみの解消や肌のハリ改善にもつながる。筋肉量が増加することで、腕全体のラインがすっきりとした印象に近づけやすくなる。

Wellulu編集部
理想的な二の腕の太さとしては、身長×0.15
女性の二の腕の目安として、身長160cmの人は24cm、身長170cmの人は25.5cmです(※あくまで目安として)。二の腕を細くしたい!という女性には筋肥大種目ではなく、キックバックやケーブルプレスダウンの方がよさそうです。
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スポーツパフォーマンスが向上
上腕三頭筋を鍛えると、スポーツシーンで求められる押す動作や腕を伸ばす動作のパワーと安定性が向上しやすくなる。ベンチプレスやプッシュアップなどの基本的なトレーニングのパフォーマンス向上にもつながるので、上半身をしっかりと鍛えたい人にもおすすめ。
【自重】上腕三頭筋の筋トレメニュー2選
- リバースプッシュアップ(ベンチディップス)
- ナロープッシュアップ
リバースプッシュアップ(ベンチディップス)
「リバースプッシュアップ」は椅子やベンチを使用して、手の位置を後方に配置し、ひじを曲げ伸ばしするトレーニング。体幹を使いながら、ひじを体側に寄せることを意識しておこなうのがポイント。支える台の高さや足の位置を変えることで負荷を調整できるのが特徴。
- 肩幅程度に腕を開き、ベンチの端を握るように手を置く
- 筋力に自信がなければひざを曲げた状態で、筋力に自信がある場合は脚を伸ばして床に足をつける
- ひじが90度になるのを目安に、ゆっくりと身体を下ろす
- ひじを完全に伸ばす一歩手前まで伸ばす
- 同じ動作を繰り返す
ナロープッシュアップ
肩幅よりも狭い手幅でおこなう「ナロープッシュアップ」は、上腕三頭筋の外側頭と内側頭に効果的にアプローチできる。ただし、通常の肩幅で手をつく「プッシュアップ」よりも負荷がかかりやすく、上級者向けのトレーニング。はじめておこなう場合は通常の手幅で身体の使い方を習得しよう。
- 床にうつ伏せになり、手を肩幅より狭くセットする
- 足をそろえてつま先を立てる、筋力に自信がない人はひざをつけてもOK
- ひじを曲げながら、ゆっくりと身体を下げる
- 上腕三頭筋と胸の筋肉を意識しながら身体を押し上げる
- 同じ動作を繰り返す
上腕三頭筋の自重トレーニングはどちらが最適か?
上腕三頭筋へアプローチできる自重トレーニングとして、リバースプッシュアップとナロープッシュアップのどちらが最適なのか?筋電センサー「筋肉phone」のデータを活用して、Wellulu編集部が検証してみた。(※柔軟性や体重など人によって異なる可能性はあります。)

Wellulu編集部
普段あまりトレーニングをしていない30代男性(体重は約70㎏)で比較してみました。体重はもちろんのこと、大胸筋の筋力レベルや肩の柔軟性も負荷レベルに変化を与えそうな要素でした。
リバースプッシュアップのデータ
リバースプッシュアップの数値として、平均値は約245となった。負荷が最もかかるタイミングは、身体を一番下げた状態のときだった。

Wellulu編集部
検証してみての感想ですが、身体を下げたタイミングで、しっかりストレッチを効かせる(お尻をできるだけ下まで落とす)ことでトレーニング効率は高くなりそうです。ただ肩関節にも少し負荷がかかるので注意してトレーニングするようにしましょう。
ナロープッシュアップのデータ
ナロープッシュアップの数値として、平均値は約197となった。負荷のかかるタイミングは、身体を持ち上げるとき。特に腕を伸ばすときに数値が大きく上昇していた。

Wellulu編集部
性別や各部位の筋力レベルによって異なると思いますが、リバースプッシュアップと比較して上腕二頭筋や大胸筋に若干負荷が逃げている感覚がありました。上腕三頭筋を含め、胸や上腕二頭筋も併せて鍛えたい人にはおすすめできる種目だと感じました。
【ダンベル・バーベル・マシン】上腕三頭筋の筋トレメニュー5選
ダンベル・バーベル・マシンを使った効果的な筋トレメニューを紹介。フレンチプレスやナローベンチプレスなど、それぞれの種目が持つ特徴を活かし、バランスよく刺激を加えて、効率的に腕を仕上げよう。
- フレンチプレス
- ダンベルキックバック
- トライセプスエクステンション
- ナローベンチプレス
- ケーブルプレスダウン
目的別おすすめ種目一覧表
上腕三頭筋を効果的にトレーニングするためには、目的に応じた種目の選択がポイント。
筋肥大を目指す場合は、フレンチプレスやトライセプスエクステンションのように筋肉が伸びた状態で負荷がかかりやすい種目がおすすめ。一方、ダンベルキックバックやケーブルプレスダウンは外側頭を中心に刺激できるため、二の腕の引き締めにおすすめ。
種目 | 筋活動値 | アプローチできる部位 | 筋肥大目的のおすすめ度 | 二の腕痩せ目的のおすすめ度 |
---|---|---|---|---|
フレンチプレス | 240 | 長頭 | ★★★ | ★★☆ |
ダンベルキックバック | 396.7 | 外側頭 | ★☆☆ | ★★★ |
トライセプスエクステンション | 271 | 長頭 | ★★☆ | ★★☆ |
ナローベンチプレス | 161 | 内側頭 | ★★☆ | ☆☆☆ |
ケーブルプレスダウン | 200.2 | 外側頭 | ★☆☆ | ★★★ |
筋活動の数値は編集部が筋電センサー「筋肉Phone」を着用したデータ

Wellulu編集部
必ずしも筋活動値が高ければよいというわけではないので、参考値として捉えてもらえればと思います。
フレンチプレス
「フレンチプレス」は上腕三頭筋全体を鍛えるトレーニングだが、その中でもとくに長頭を刺激できる。ひじを耳の横に固定して腕を垂直に保つのがポイント。ダンベルを落としてケガをする恐れがあるため、まずは軽めの重量から始めて正しいフォームを習得しよう。片手の方が可動域は大きくなるが、両手でダンベルをもつやり方もおすすめ。
- 片手(もしくは両手)でダンベルを持つ
- ひじを固定し、ゆっくりと頭の後ろにダンベルを下ろす
- ひじを伸ばしながら、ダンベルを頭上に持ち上げる
- 同じ動作を繰り返す

Wellulu編集部
フレンチプレスはしっかりストレッチを効かせる(ダンベルを下まで落とす)ことで筋活動値も大きくなることがわかりました。ビギナーでも筋活動のメリハリをつけやすいため、上腕三頭筋を鍛える種目としてはおすすめです。
▼筋電センサーのデータ
ダンベルキックバック
「ダンベルキックバック」は上体を前傾させた状態で、腕を後ろに伸ばすトレーニング。上腕三頭筋の形状を整えるのにぴったりのトレーニングで、上腕を体幹と平行に保ち、肘から先の部分のみを動かすのがポイント。軽めの重量でも十分な効果が得られ、腕の後面のラインを美しく整えるのに効果的。
- 足を肩幅程度に開き軽くひざを曲げ、股関節から上体を前傾させる
- ひじを固定したまま、前腕だけを後方に伸ばす
- ゆっくりと元の位置に戻す
- 同じ動作を繰り返す

Wellulu編集部
しっかり肘を伸ばすことで、筋肉の収縮を感じることができます。1回1回での負荷が高いため、高重量で取り組むよりも3~5㎏程度の軽い重量)で10~15回程度で取り組むとよさそうです。自宅にあるもの(ペットボトルなど)でも問題なく取り組めそうなので、隙間時間などにもおすすめ!
▼筋電センサーのデータ
トライセプスエクステンション
「EZバー」は持ち手の部分が波状になっているバーベルで、手首への負担が軽減されやすいのが特徴。「EZバートライセプスエクステンション」は重い重量でも扱いやすく、フレンチプレスに比べて肩関節に負担をかけずにトレーニングできる。
ポイントはひじを固定し、上腕三頭筋に意識を集中させること。重量設定は初心者なら体重の15%程度から開始し、フォームの習得を優先しよう。
- ベンチに仰向けに寝そべる
- 手幅を肩幅に開き、内側のカーブ部分を順手で握る
- ひじを固定して、ゆっくりとバーを後頭部に向けて下げる
- ひじを伸ばして元の位置に戻す
- 同じ動作を繰り返す

Wellulu編集部
顔の目の前にバーベルがくることもあり、トレーニングのメリハリをつけるのが難しかったです。重量を扱う場合はケガにもつながる可能性ありますので、注意して取り組んでもらいたいです。中級者以上におすすめかもしれません。
▼筋電センサーのデータ
ナローベンチプレス
「ナローベンチプレス」はベンチに仰向けになることでバランスが取りやすく、安定した姿勢でおこなえる。通常のベンチプレスより手幅を狭めることで上腕三頭筋に負荷を大きくかけられるのが特徴。バーの軌道を意識し、ひじの位置を適切に保つことで肩関節への負担を軽減できる。
- フラットベンチに仰向けに寝る
- 肩幅よりやや狭い手幅でバーベルを順手に握る
- 胸の真上にセットし、ひじを軽く曲げた状態からみぞおちあたりに向かって下ろす
- ひじを伸ばしきらない程度にまっすぐ伸ばす
- 同じ動作を繰り返す

Wellulu編集部
筋活動がずっと低いままなので、上腕三頭筋の内側頭にアプローチしたい!という人向けの種目かなと思います。ざっくりと上腕三頭筋を鍛えたいという人はフレンチプレスなどの方がよさそう。
▼筋電センサーのデータ
ケーブルプレスダウン
「ケーブルプレスダウン」はストレートバーやVバーを使用したトレーニング。上腕三頭筋全体にバランスよく負荷を与えられる。アタッチメントの種類や握り幅を変えることで、刺激を与える部位を調整でき、目的に応じた使い分けが可能。
- ケーブルの高さを最上部に設定する
- 脚を肩幅程度に開き、軽くひざを曲げて背筋は伸ばしたまま上体を軽く前傾する
- ひじをを身体の近くで固定して、完全にひじが伸び切る一歩手前まで伸ばす
- ひじの角度が90度くらいになるまでゆっくり戻す
- 同じ動作を繰り返す

Wellulu編集部
10㎏程度の重量だと、一番物足りなさを感じました。しっかり重量をかける場合はビギナーでも30㎏程度でもできるかもしれません(編集スタッフは30㎏程度でも問題なくできました)。トレーニングの最後などの追い込み種目として取り入れるのもよさそうです。
▼筋電センサーのデータ
上腕三頭筋の筋トレの回数・頻度(目安)
- 筋肥大目的:8~10回を3セット
- 引き締め目的:12~15回を3セット
筋肥大目的:8~10回を3セット
筋肥大を目指すなら、8~10回を目安に3セットおこない、セット間の休憩は60~90秒を目安に確保しよう。週に2~3回のペースでおこなうことで、筋肉の十分な回復時間を確保しつつ筋肥大につなげられる。
引き締め目的:12~15回を3セット
引き締め目的なら比較的軽い負荷で12~15回を目安に3セットおこなうのがおすすめ。低負荷で回数を多くこなす方が筋持久力は向上しやすくなる。ただし、腕を細くしたい場合はやりすぎに注意しよう。

脂肪の落ち方は人それぞれで、腕を鍛えることで優先的に腕の脂肪だけを落とすことは難しいです。 そのため、ダイエットでは大きな筋肉の筋肉量を増やして消費エネルギーを上げ、脂肪を落とすことが一般的になります。
上腕三頭筋は身体の中でも比較的小さな筋肉ですので、まずは大きな筋肉を鍛えて体脂肪を落とし、トレーニングに慣れてきたらプラスアルファで腕のトレーニングで理想の腕に形を整えていきましょう。
上腕三頭筋を鍛える際の注意点
- 自分に合う重量でおこなう
- 過度に負荷をかけすぎない
- 筋肉の回復期間をとる
- 上腕二頭筋とのバランスを意識する
自分に合う重量でおこなう
上腕三頭筋のトレーニングをおこなう上で、最後まで正しいフォームを維持できる重量選びが重要。初心者の場合は8~12回を連続でおこなえる重量から始め、フォームが安定してから徐々に重量を増やすようにしよう。
過度に負荷をかけすぎない
上腕三頭筋は日常生活でも頻繁に使用する筋肉のため、過度な負荷は機能性に支障をきたすリスクにも。トレーニング中の急激な重量増加や限度を超えた回数設定は、肘関節への不必要な負担となりうるため、避けるようにしよう。

トレーニングをおこなう際に、ひじを完全に伸ばしてしまうこと(過伸展)には要注意です。重量が大きくなるにつれて怪我のリスクが高くなります。完全にひじが伸びる一歩手前をキープできる回数と重量を意識しましょう。
筋肉の回復期間をとる
上腕三頭筋は比較的回復が早い筋群であるものの、適切な休息なしでは十分な発達は見込めない。同じ部位のトレーニングは48時間以上の間隔を空けることで、筋肉の超回復を促進しやすくなる。休養日には軽いストレッチやマッサージをおこない、血行を促進することで回復を促そう。

上腕三頭筋は他部位のトレーニングでも補助的に使用する機会が多いため、メニュー構成を工夫する必要があります。たとえば、ベンチプレスでも上腕三頭筋を使うため、ベンチプレスをおこなった翌日は上腕三頭筋のトレーニングは避けるようにしてください。
上腕二頭筋とのバランスを意識する
上腕三頭筋と上腕二頭筋のバランスの崩れは、肘関節への負担の増加や見た目のバランスの悪さにもつながることに。それぞれのトレーニング量を適切に配分することで、バランスのよい筋力アップを目指そう。
隙間時間に鍛える!上腕三頭筋の筋トレメニュー
「二の腕がたるんできた…」「Tシャツを着ると腕の後ろが気になる」——そんな悩みに応えるべく、Wellulu編集部が着目したのが“隙間時間に効かせる”上腕三頭筋のトレーニング。
忙しくても、トレーニングウェアに着替えなくても大丈夫。身近なものを活用しながら、超簡単なエクササイズを紹介。勤務中、家事の合間など、日常のちょっとした“スキマ”で腕の引き締めを狙いましょう。
- 【7:00】目覚めのナロープッシュアップ15回×3セット
- 【8:00】鞄を持つ、そしてフレンチプレス 各20回×2セット
- 【13:00】カフェにて椅子リバースプッシュ 15回×2セット
- 【15:00】休憩時間は談笑×リバースプッシュアップ 15回×2セット
- 【20:00】就寝前の読書タイムでフレンチプレス 各20回×2セット
【7:00】目覚めのナロープッシュアップ15回×3セット

Wellulu編集部
目覚ましを止めるとともに、そのまま目覚めのナロープッシュアップ!ポイントはしっかり、手の幅を狭めて上腕二頭筋に効かせること。フォームが崩れないように、背中が反らないようにも注意してください。
【8:00】鞄を持つ、そしてフレンチプレス 各20回×2セット

Wellulu編集部
出勤前に鞄を持ち上げるタイミングでフレンチプレス20回を両手で2セット。左右交互にやると、いい運動にもなります。道具がなくても自宅にあるもので代用できるのが魅力です。
【13:00】カフェにて椅子リバースプッシュ 15回×2セット

Wellulu編集部
昼食後、カフェの椅子を使ってリバースプッシュ。後ろ向きに手を置いて、肘を曲げて下げて…、ハイチェアだとストレッチはあまり効かないのでエクササイズ感覚で!肩がすくまないようにも意識しましょう。※店員さんに怒られない程度にしましょう
【15:00】休憩時間は談笑×リバースプッシュアップ 15回×2セット

Wellulu編集部
午後のちょっとしたおしゃべりタイムに、再びリバースプッシュアップを。同僚のデスクも活用して、順番にトレーニングしてみてはどうでしょうか?その際はしっかりストレッチが効いているか?チェックしてあげましょう。
【20:00】就寝前の読書タイムでフレンチプレス 各20回×2セット

Wellulu編集部
寝る前にゆっくり読書をしながら、本入れた鞄・もしくはペットボトルでフレンチプレス。1日の締めくくりにちょうどいいと思います。血流もよくなるので睡眠前の小エクササイズとしてもおすすめ。
上腕三頭筋の筋トレに関するQ&A
上腕三頭筋は何日おきに鍛えるのがおすすめ?
A:完全な回復には72時間空ける

上腕三頭筋の完全な回復には72時間程度必要なため、次回のトレーニングまで3日間程度空けるのがおすすめです。
ひじを痛めずに鍛えるコツは?
A:肘関節の過伸展に気をつける

スタート時とフィニッシュ時に腕を伸ばす動作が多いので、肘関節の過伸展に気をつけましょう。肘は完全に伸ばさず、わずかに曲げた状態を維持するようにしてください。
上腕二頭筋と同じ日に鍛えてもよい?
A:鍛えてよい

上腕三頭筋と上腕二頭筋は腕の表裏に位置する「拮抗筋(きっこうきん)」であり、腕は双方の作用により動く仕組みになっています。そのため、同時にトレーニングをすることで、効果的かつ効率的に腕全体を鍛えやすくなります。
年間約1000セッションを指導。経営者や芸能関係者の指導経験も多く、ダイエット・ボディメイク・健康維持など、さまざまな悩みに幅広く対応している。2021年より大原学園大宮校スポーツトレーナー科講師としても活動。
【保有資格/実績など】全米エクササイズ&フィットネス協会認定トレーナー(NESTAーPFT)/IMBF公認ファスティングカウンセラー/関東オープンメンズフォジーク選手権入賞
パーソナルジムDecision:https://decision-gym.com/