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人生を支える「仕事」と「生活」の二本柱。多様なキャリアから生み出される、社会インフラの新たな価値

電気やガスといったエネルギーの安定供給を通じて、人々の暮らしと社会基盤を支えている関西電力グループ。経営理念において、“「あたりまえ」を守り、創る”という存在意義(Purpose)を掲げ、持続可能な社会の実現を目指している。近年では、電気・ガス事業を基盤としながら、料金プランの多様化やエネルギーサービスの高度化、さらにはデジタルを活用した顧客接点の強化など、提供価値の拡張を続けている。

そうした変革の最前線で、顧客との新たな関係性を築いているのが営業部門におけるデジタルマーケティングだ。多様なバックグラウンドを持つ人材が集まり、データと向き合いながらサービスの価値を届けていく。その背景には、挑戦を後押しする組織風土や社員同士の強いつながりがあった。

今回は、ソリューション本部 営業部門 リビング営業計画グループで活躍する久野貴子さん、八重樫菜月さんに、キャリア人材がもたらす組織の変化と、一人ひとりのウェルビーイングを大切にする働き方について、Wellulu副編集長・左達也が話を伺った。

 

久野 貴子さん

関西電力株式会社 ソリューション本部 営業部門 リビング営業計画グループ 副長

2014年4月、関西電力に入社。広報部門に配属され、報道対応やTVCM制作、SNS・ホームページの運用などに携わる。2025年7月より営業部門に異動し現職。

https://www.kepco.co.jp/

八重樫 菜月さん

関西電力株式会社 ソリューション本部 営業部門 リビング営業計画グループ

2025年5月、関西電力にキャリア採用で入社。前職では医療関連事業の外勤営業として2年間従事する。3年目より社内の新規事業として、産婦人科事業の事業企画および営業に携わる。

左 達也

株式会社ECOTONE/Wellulu 副編集長

福岡市生まれ。九州大学経済学部卒業後、博報堂に入社。デジタル・データ専門ユニットで、全社のデジタル・データシフトを推進後、博報堂生活総合研究所では生活者発想を広く社会に役立てる教育プログラム開発に従事。ミライの事業室では、スタートアップと協業・連携を推進するHakuhodo Alliance OneやWell-beingテーマでのビジネスを推進。「Wellulu」立ち上げに伴い編集部プロデューサーに就任。毎朝の筋トレとランニングで体脂肪率8〜10%の維持が自身のウェルビーイングの素。

https://ecotone.co.jp/

目次

異業種からインフラの最前線へ。デジタル技術で「未来のあたりまえ」を届ける

左:本日は関西電力株式会社の久野さん、八重樫さんのお二人にお話を伺います。どうぞよろしくお願いいたします。

まず、「ソリューション本部 営業部門 リビング営業計画グループ」の役割を教えてください。

久野:リビング営業計画グループは、営業部門におけるマーケティング機能を担っています。マーケティング組織は「アナログ」と「デジタル」の2領域に分かれていますが、私たちはデジタルマーケティングチームとして、Web広告の運用やホームページの改善など、オンライン領域を中心に施策を展開しています。

左:関西電力という巨大なインフラ企業の中で、デジタルマーケティングを担っているのですね。具体的にはどのようなサービスを扱っているのでしょうか。

八重樫:オール電化向けの電気料金プラン「はぴeタイムR」や、都市ガスサービス「関電ガス」などのマーケティングを担当しています。加えて、東京電力エリア向けの料金プラン「はぴeプラス」、一定量までの電気と太陽光発電設備をセットにしたメニュー「はぴeセット ソラレジ」など、多岐にわたるサービスを扱っています。

左:関西電力が提供する多様なソリューションを、デジタル技術でお客さまに届けているわけですね。

八重樫さんは、2025年5月にキャリア採用で入社されたと伺っています。前職でもデジタルマーケティングに携わっていたのでしょうか。

八重樫:いえ、じつは前職では全く異なる業界で営業職をしていました。医療事業部門で外勤営業を担当し、病院を訪問しながら製品提案を行っていたんです。

その後、入社から2年ほど経ったタイミングで、産婦人科を対象とした新規事業が立ち上がり、女性営業職として声をかけていただいたのが転機でした。そこでは営業だけでなく、プロモーションや事業企画まで一手に引き受けることになったんです。

左:その幅広い経験が、マーケティングへの関心につながっていったのですね。

八重樫:新規開拓営業から販促物の制作、Webサイトの立ち上げ、オウンドメディアの運営まで、ほぼ一人で試行錯誤しながら担当しました。その中で、「これからはマーケティングを軸にキャリアを広げていきたい」と強く考えるようになったことが、転職を決意した大きなきっかけです。

左:多くの企業がある中で、なぜ関西電力だったのでしょうか。

八重樫:じつは父が定年まで関西電力で働いており、現場の仕事に長く携わっていました。転職活動では特定の企業に絞らず幅広く検討していましたが、マーケティング職としてご縁をいただいたのが関西電力でした。「ここで挑戦したい」と強く感じましたね。

左:お父さまも関西電力にお勤めだったのですね。子どもの頃から会社について話を聞く機会はあったのでしょうか。

八重樫:父から「部下や上司と腹を割って話し合った」というエピソードを聞いていたこともあり、上司とも率直に向き合える風土があることは知っていました。その印象は入社後も変わっていません。

多様な視点が組織を変える。キャリア人材がもたらす「挑戦」の化学反応

左:久野さんは、八重樫さんのような異業界からのキャリア採用メンバーが加わることで、チームにどのような変化が起きていると感じていますか。

久野:私たちのチームは、現在担当者が7名体制なのですが、じつはそのうち4名がキャリア採用で入社したメンバーなんです。

左:半数以上がキャリア採用とは、少し驚きました! 関西電力のような歴史あるインフラ企業としては、かなり思い切った数字に感じますが、そこにはどのような狙いがあるのでしょうか。

久野:関西電力一筋でキャリアを積んできた社員だけでは、どうしても既存の枠組みにとらわれやすく、新しい発想が生まれにくい側面があります。だからこそ、八重樫のように異なる業界の経験や視点を持つ方に加わってもらい、これまでにない切り口でサービスの魅力を広げることに挑戦したいと考えています。

左:実際に八重樫さんを迎えてみて、久野さん自身が刺激を受ける場面はありますか。

久野:自分のなかに確固たる意思を持ち、それを率直に伝えてくれる点は非常にありがたいですね。プロジェクトを進める際、どうしても前例を踏襲しがちな場面でも、「今年はこう変えましょう」と新しい提案をしてくれる。その姿勢は、私自身にとっても、チーム全体にとっても、大きな刺激になっています。

左:多様性がそのままチームの推進力になっているのですね。

久野:また、業務を依頼した際にも「なぜこのやり方なのか」と、本質的な部分をきちんと確認してくれます。背景を理解したうえで仕事を進めようとする姿勢は、とても頼もしく感じています。

八重樫:私自身、前職での経験からも「納得感」を持って取り組むことが成果に直結すると考えているので、できるだけ自分の考えを言語化するように心がけています。

左:上司として、そうした「本音の意見」を引き出すために意識されていることはありますか。

久野:「ぜひ自分の意見を主張してほしい」という空気をつくることです。デジタルマーケティングの領域では、アウトプットしないこと自体がリスクになり得ます。たとえ間違いがあったとしても、挑戦しないことよりはずっと価値がある、という価値観を共有しています。

八重樫:正直、入社当初はデジタルマーケティングの専門知識が十分ではない不安もあり、どこまで発言してよいのか迷うこともありました。でも、業務外にもコミュニケーションをたくさん作っていただいたことで、早い段階で信頼関係を築けました。今では、私が静かにしていると「八重樫さん、何かある?」と逆に声をかけられるほどです(笑)。

左:素晴らしい関係性ですね。一方で、社会インフラを担う企業として、情報を発信する際の難しさもあるのではないでしょうか。

八重樫:マーケティングとして「訴求力」を追求する一方で、インフラとして「正確さ」と「分かりやすさ」は絶対に譲れません。「どの条件で、いくらかかるのか」という情報を、誰もが誤解なく受け取れるようにする。この両立は非常に難易度が高いですが、生活に直結する情報を届けているという大きなやりがいにもつながっています。

家族のような関係が支える心理的安全性。関西電力に根づく「誠実」と「共感」の風土

左:お二人のお話や、八重樫さんのお父さまのエピソードを伺っていると、関西電力には社員同士が“家族”のように深くつながる文化があるように感じます。

八重樫:入社して驚いたのは、コミュニケーションに確かな「共感」と「情」があることです。仕事で厳しい指摘を受ける場面でも、単なる批判ではなく「あなたの成長のために伝えているんだ」という温かさが根底にある。それが伝わってくるからこそ、前向きに受け止められるんです。

左:そうした信頼関係は、デジタルマーケティングという専門性の高い業務にも活かされているのでしょうか。

久野:非常に活きていますね。デジタルマーケティングでは、データと向き合う中で、「なぜこの数値が動いたのか全く分からない」という事態は日常茶飯事です。そんな時、虚勢を張らずに「分からない」と率直に打ち明け、チーム全員で建設的な議論に切り替えられる。この「弱みを見せ合える関係性」が、今の私たちの最大の強みだと自負しています。

左:分からないと言える環境は、個人のウェルビーイングのみならず、チームの生産性にも直結します。

制度面についても伺いたいのですが、八重樫さんが入社して特に良いと感じた福利厚生などはありますか?

八重樫:「アニバーサリー休暇」はとても素敵だなと思いました。自分や家族の記念日に特別休暇をいただける制度です。

ほかにも、保養所やフィットネス、資格取得など、多様なメニューから自分で選んで補助を受けられる「カフェテリアプラン」や、家賃補助・住宅相談などの「住宅支援制度」も充実していて、生活の基盤を支えてくれる仕組みが充実していると感じています。

久野:ライフイベントを支える仕組みも進化しています。特に出産・育児に関しては、「早期復職支援メニュー」だけでなく、育児休職中であっても希望すれば研修や昇格試験を受けられる体制が整っています。キャリアを分断させないための配慮が随所になされているんです。

八重樫:実際に身近な先輩方を見ていても、仕事と家庭を両立されている方が多くいます。その姿をロールモデルとして見られるので、私自身も将来のライフステージが変化しても「安心して長く働き続けられる」と確信できました。

左:身近に理想のロールモデルがいることで、将来のイメージも描きやすくなりますね。

久野:チーム内でも「子どもが急に発熱したので、今日は在宅勤務に切り替えます!」といったやり取りが日常茶飯事です(笑)。お互いの事情を理解し合い、自然にフォローし合える。“家族”のような関係性があるからこそ、一人ひとりが高いパフォーマンスを発揮できているのだと感じます。

左:制度という「ハード」と、思いやりという「ソフト」。その両輪が揃っているのが関西電力の強みですね。

インフラを担う使命感と個のウェルビーイング

左:八重樫さんは、学生時代に打ち込んでいたスポーツなどはありますか。

八重樫:陸上部に所属し、競歩に取り組んでいました。

左:競歩ですか! なかなか珍しいですね。

八重樫:大学時代は専門の指導者がいなかったため、高校時代の監督や地元のつながりを頼って合宿に参加したり、自分で練習メニューを組んで試行錯誤したりしていました。

左:その「自ら道を切り拓く力」が、今のデジタルマーケティングでのチャレンジ精神につながっているのかもしれませんね。では改めて、お二人が考えるウェルビーイングとはどのような状態でしょうか。

八重樫:世の中には「仕事を頑張るほど私生活が犠牲になる」というイメージが少なからずあると思います。ですが私にとって大切なのは、人生の二本柱である「仕事」と「生活」を両立させることです。

どちらかを犠牲にするのではなく、精神的にも健やかに、充実して働き、暮らしていける。そんな状態こそが、私にとってのウェルビーイングだと考えています。

久野:八重樫の考えにはとても共感します。私自身も、仕事とプライベートの両立を大切にしています。そのうえで、デジタルマーケティングは専門性が高く業務が個人に属しやすい領域だからこそ、あえて「チーム」で取り組める環境づくりを意識しています。

横のつながりを強化し、成果が出たときには「みんなで頑張った」と喜びを分かち合える。そんな一体感のある組織であることが、結果として個々のウェルビーイングにつながっていくのだと信じています。

左:チームとしての絆が、個人の充実を支えるセーフティーネットになっているのですね。

久野:関西電力では、キャリア採用の社員に対しても「ブラザー・シスター制度」を設けており、実務面だけでなく生活面も含めて先輩がサポートする仕組みがあります。そうした制度も、社員同士の関係性づくりに寄与していると感じています。

八重樫:直属の上司・部下という関係ではなくても、気にかけて見てくれる先輩がいる。その安心があるからこそ、キャリア採用の私も迷いなく全力で走ることができています。

左:最後に、社会インフラを支える関西電力で働くお二人の想いをお聞かせください。

八重樫:インフラ事業は極めて公共性が高いものですが、持続可能な供給を続けるためには、事業としての利益確保も欠かせません。お客さまの暮らしを支え続けるためにも、デジタルマーケティングの力でしっかりと事業に貢献していく。その使命感を胸に、これまでの経験を活かしながらさらに知見を広げ、価値を提供し続けていきたいです。

久野:電気やガスは、暮らしの根幹を支える存在です。お客さまに「関西電力を選んでよかった」と感じていただけるような、ぬくもりのあるコミュニケーションを追求していきたいですね。
デジタルマーケティングは、既存の枠にとらわれず挑戦を続けていく仕事です。自分の信念を持ち、主体的に動ける方と、これから一緒に未来を創っていけることを楽しみにしています。

関西電力では、デジタルマーケティングをはじめとしたさまざまな領域で、新たな価値創出に挑戦する仲間を募集しています。

ご関心をお持ちの方は、ぜひ関西電力の採用情報をご覧ください!

https://job.axol.jp/hy/c/kepco/job/search

左:本日は、関西電力に根づく「家族のようなつながり」と、それを土台にした変革への熱意を感じることができました。ありがとうございました!

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