「マクドナルド=ダイエット中はNG」と感じる。多くのメニューは高カロリー・高脂質・高塩分に偏りやすいが、選び方と食べ方を整えれば問題なく取り入れられる。セットではなく単品中心に組み合わせる・野菜と無糖の飲み物を添える・ゆっくり食べることを意識するなど、この記事では「ダイエット中にマクドナルドを楽しむポイント」を紹介。
この記事の監修者

古谷 彰子さん
博士(理学) 管理栄養士
この記事の検証者

吉田 健二さん
Wellulu編集部
最近、糖質管理(糖質の摂取は朝食と昼食を中心に)を始めて、少しダイエットに成功。今回の取材や検証を通して組み合わせ次第で無理なく楽しめることを実感。マクドナルドだけでなく、外食中のちょうどいい満足感をつかみつつある。
「ダイエット中のおすすめマクドナルドメニュー」の選定ポイント
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【低カロリー】 1食あたり600kcal以内を目安に選定。特にハンバーガーやフィレオフィッシュなど、単品で300〜400kcal台に抑えられるメニューが中心。 |
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【低糖質・低脂質】 糖質と脂質の「掛け合わせ」は、脂肪を蓄積しやすくする要因。糖質・脂質を抑えられるメニューが中心。 |
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【満足度】 「食べた満足感」を得ることが継続のカギ。食べ応えのある高タンパクメニュー(チキン・魚・卵など)が中心。 |
今回の取材・検証結果を踏まえての気づき


検証者:吉田
実際にメニューを細かく比較してみると、ハンバーガー単品やサイドサラダ、えだまめコーンなど、意外とバランスのとれた組み合わせができることに気づきました。特に昼食時(~14時まで)に食べたときは、罪悪感が少なく、午後の集中力も維持しやすかったです。
ダイエット中でも「完全に避ける」のではなく、内容とタイミングを工夫して上手に取り入れることが継続のコツ。
ダイエット中のマクドナルドはNG?

マクドナルドにあるメニューの多くが、高カロリー・高脂質・高塩分で栄養バランスは偏りやすい。しかし、摂取方法を工夫すればダイエット中に食べても問題ない。
内容を意識せずに選ぶと、1食で700〜900kcal以上になることも。特にポテト・てりやき系バーガー・マヨネーズ入りソースはダイエット中に注意したい。
ダイエット中のマクドナルドメニューの懸念点
| 懸念点 | 内容 | 影響 |
|---|---|---|
| 高カロリー | 倍バーガーやポテトLサイズなどは1食で700〜900kcalを超えることも。 | 消費カロリーを上回りやすく、脂肪が蓄積しやすい。 |
| 高脂質 | 揚げ物・チーズ・マヨネーズが多く、1食あたり40〜50gの脂質を摂ることも。 | 脂質過多で代謝が落ちやすく、体脂肪増加につながる。 |
| 塩分が多い | ソース・ポテトなどで1食3〜4gを超えるケースも。 | むくみや水分代謝の悪化を招く。 |
| 栄養バランスの偏り | 炭水化物と脂質に偏り、野菜・ビタミン・食物繊維が不足。 | 腸内環境が乱れやすく、肌荒れや便秘にもつながる。 |

監修者:古谷
マクドナルドのようなファストフードは、どうしても柔らかく食べやすいメニューが多く、咀嚼回数が少なくなりやすい点も注意が必要です。噛む回数が減ると満腹中枢が刺激されにくく、結果的に「まだ食べたい」と感じてしまうことがあります。
ダイエット中に利用する場合は、単品+サイドサラダ+水またはブラックコーヒーなど、組み合わせを工夫して満足感を高めるのがおすすめです。
ダイエット中のマクドナルドの太らない選び方・カロリー目安

マクドナルドをダイエット中に上手く取り入れるには、カロリー・栄養・量を意識した選び方がポイント。ハンバーガーやサイドを無意識に選ぶと高カロリーになりやすいが、基準を明確にすれば太りにくくすることは可能。
ここでは、ダイエット中でも安心して楽しめる選び方のコツを紹介。
- 600kcal以内のメニューを選ぶ
- 糖質50g・脂質20g以下のメニューを選ぶ
- 野菜を摂取する
- ソースやドレッシングを控える
- 飲み物はコーヒー・紅茶を選ぶ
600kcal以内のメニューを選ぶ

ダイエット中は、まず「倍バーガー」や「ボリューム系メニュー」を避けることが基本。たとえば、倍てりやきチキンフィレオは約770kcalと、通常のハンバーガー(約256kcal)の約3倍のカロリーを含む。

監修者:古谷
マクドナルドを利用するときは、セットではなく単品で選ぶのもおすすめです。ハンバーガーにお茶やブラックコーヒーなどのドリンクだけなどでも、摂取カロリーを大きく抑えられます。
食べる30分前に野菜ジュースやスムージーを摂ることで血糖値の急上昇を防ぎ、食べ過ぎ防止にもつながります。

検証者:吉田
マクドナルドを食べる30分前に野菜ジュースを飲むと、食後のだるさや眠気が軽くなった気がします。食べたい気持ちを我慢しすぎずに、上手に摂取する方法として30分前の野菜ジュースを習慣にすることで、無理なく食事管理を続けられると思います。
糖質50g・脂質20g以下のメニューを選ぶ

マクドナルドのメニューは糖質と脂質が高いものが多い。そのため、「炭水化物+脂質が重なる組み合わせ」を避けることが重要。たとえば、てりやき系バーガーやポテトLサイズは、糖質60g超・脂質40g超となりやすく、エネルギー過多の原因になる。

監修者:古谷
糖質や脂質を意識するのは大切ですが、食べたいメニューを制限しすぎるとストレスで過食につながることもあります。「食べるときはしっかり食べる」と割り切り、朝や昼など活動量が多い時間帯に取り入れるのもおすすめです。
夜は代謝が落ちて脂肪として蓄積されやすいため、野菜やタンパク質中心の食事で調整すると無理なく続けられます。

検証者:吉田
「脂質20gを超えたらダメ」と厳しく考えすぎると、かえってストレスを感じるかも。「マクドナルドを食べた日は夜を軽めにする」「次の日に調整する」といった形でバランスを取る方が賢い食べ方のような気がします。毎食で完璧を目指すより、トータルで整える意識のほうが結果的に続けやすいと感じています。
野菜を摂取する

マクドナルドの食事は炭水化物と脂質が中心になりがちなため、野菜でビタミンや食物繊維を補うことが重要。「サイドサラダ」や「えだまめコーン」を組み合わせる方法などがおすすめ。
「サイドサラダ」・「えだまめコーン」のカロリー
| サイドメニュー | カロリー | 効果 |
|---|---|---|
| サイドサラダ(ドレッシング別) | 約20kcal | 食物繊維・ビタミン補給。 |
| えだまめコーン | 約145kcal | タンパク質+食物繊維を同時に摂取。 |

監修者:古谷
野菜はビタミンやミネラルの補給源であるだけでなく、糖や脂質の吸収をゆるやかにする働きもあります。野菜が不足していると感じる日は、その他の食事でバランスを取ることも意識しましょう。昼食にマクドナルドを食べるのであれば、朝に果物や芋類でカリウムを補う、夜に海藻や豆腐でマグネシウムを補うなど、1日のトータルで整えることがダイエット中のポイントです。

検証者:吉田
コンビニで買ったサラダを食べてからマクドナルドを注文してみると、必要のない一品(ポテトやデザートなど)が減りました。空腹の状態で一気に食べてしまいがちな人ほど、「先に野菜を少し入れる」という選択はおすすめです。
ソースやドレッシングを控える

マクドナルドのソースやドレッシングには、意外と多くの糖質と脂質が含まれている。たとえば、てりやきソースは1袋で約40kcal・糖質約8g、ドレッシングは種類によって約60〜100kcalになることもある。
ソースを少なめにしたり、ドレッシングを半分だけ使うことで、1食あたり約50〜100kcalカットが可能。

監修者:古谷
ソースやドレッシングは、味の決め手になる一方で糖質や脂質を増やす落とし穴にもなります。できるだけ「和風テイストのドレッシング」などシンプルな味付けのものを選ぶ、または半分だけ使うなどで調整しましょう。
テイクアウト時は、自宅でポン酢やレモン汁を活用するのもおすすめ。

検証者:吉田
和風テイストの「低カロリー玉ねぎドレッシング(約5kcal)」を試してみたところ、意外としっかり味があり満足感がありました。ドレッシングを控えると物足りなく感じるかと思いましたが、素材の味が感じられて逆に新鮮でした。
飲み物はコーヒー・紅茶を選ぶ

ドリンクは見落とされがちなカロリー源。「マックシェイク」や「キャラメルラテ」などは、1杯で300〜400kcal前後になることもある。
一方、無糖のコーヒーや紅茶、アイスティーであれば、カロリーは低い。甘さが欲しい場合は、「シロップ1つだけ」や「ミルク少なめ」にカスタムすれば十分満足できる。
| ドリンク | カロリー(Mサイズ) | 備考 |
|---|---|---|
| プレミアムローストコーヒー | 約10kcal | 無糖で安心。食後のリセットにも最適。 |
| アイスティー(無糖) | 約5kcal | すっきり飲みやすく、夜にも◎。 |
| カフェラテ(ミルク入り) | 約130kcal | 飲むなら朝食時がおすすめ。 |

監修者:古谷
どうしても甘い飲み物を楽しみたいときもありますが、ドリンクは「見えないカロリー」になりやすいので無糖のコーヒーや紅茶を選んだ方が安心です。

検証者:吉田
ファーストフードではつい甘い炭酸ジュースを頼みたくなりますが、コンビニで購入した炭酸水に変えてみたら意外と満足感が高かったです。シュワっとした刺激で「食べた感」があり、口の中もリセットされる感じがしました。
【OK例】ダイエット中に太りにくいハンバーガーメニュー
- ハンバーガー
- チーズバーガー
- フィレオフィッシュ®
- ベーコンレタスバーガー
- ベーコンエッグマックサンド
ハンバーガー
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 259 | 13 | 9.5 | 30.3 | 1.6 | 1.4 | 25 |

監修者:古谷
最もシンプルで、他のメニューと比べると脂質・カロリーともに控えめ。タンパク質も13g含まれています。炭水化物が30gを超えるため、ポテトやジュースとの併用は控えるのが最適。セットではなく単品+サイドサラダを合わせるのがおすすめです。

検証者:吉田
シンプルな味わいで、余計な油っぽさがなく軽く食べられます。パンとパティのバランスが良く、単品でもしっかり満足感がありました。セットにしなくても「ちょっと食べたい欲」を十分に満たしてくれる定番メニュー。
チーズバーガー
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 310 | 15.9 | 13.5 | 31 | 1.6 | 1.9 | 36 |

監修者:古谷
チーズによってタンパク質とカルシウムが補えます。脂質が13g前後あるため、夜より昼食タイムに取り入れるとよいでしょう。チーズの塩分も考慮し、炭酸水やお茶を一緒にとって塩分排出を促すのもおすすめです。

検証者:吉田
チーズのコクが加わることで、ハンバーガーよりも食べ応えがアップ。味の濃さもちょうどよく、食後も重たく感じませんでした。満足度が高いのにカロリー控えめなので、「軽くランチを済ませたい日」にぴったりです。
フィレオフィッシュ®
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 338 | 15 | 14.2 | 37.4 | 2 | 1.6 | 33 |

監修者:古谷
白身魚由来のタンパク質が摂れるのが魅力。タルタルソース由来の脂質が増えやすいので、ソースを控えめにするなどの工夫がおすすめ。野菜やスープを加えると、栄養バランスがより整います。

検証者:吉田
ふわっとした白身魚とタルタルソースの相性が抜群で、優しい味わいなのに満足感があります。揚げ物ながら脂っこさが少なく、夜でも食べやすい一品。個人的には、サイドにサラダを加えるとバランスが良く感じました。
ベーコンレタスバーガー
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 368 | 17.5 | 20.3 | 29.5 | 1.7 | 2.1 | 44 |

監修者:古谷
脂質が20gを超えるため、昼食など活動量が多い時間帯に向いています。レタスによるシャキシャキ感もあるため、よく噛んで食べることで食べすぎ防止にもつながります。

検証者:吉田
レタスのシャキシャキ感が心地よく、ベーコンの塩気がアクセントに。味のバランスがよく、食べ応えもあります。昼に食べると満足感が続き、間食を防げる感覚がありました。
ベーコンエッグマックサンド
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 294 | 16.3 | 12.6 | 27.9 | 1.3 | 1.5 | 226 |

監修者:古谷
卵とベーコンを組み合わせることで、タンパク質16gと朝食向けのメニュー。脂質はやや高めですが、朝のエネルギーチャージにブラックコーヒーや無糖紅茶と楽しむのがおすすめです。

検証者:吉田
朝に食べるとちょうどよく、1つでしっかり満たされます。ベーコンの塩気と卵のまろやかさが相性抜群で、朝のエネルギーチャージに最適。
【NG例】ダイエット中のハンバーガーメニュー
- ビッグマック®
- メガマフィン
ビッグマック®
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 525 | 26.1 | 28 | 42.1 | 2.8 | 2.7 | 67 |

監修者:古谷
ボリュームがあるためタンパク質は26gと多く含まれていますが、脂質28g・カロリー525kcalと全体的に高め。特にソースやチーズの脂質・塩分が多く、1食で塩分2.7gを超える点は注意が必要です。

検証者:吉田
食べ応えがあって満足感は抜群ですが、1個食べるとかなりのボリュームを感じます。ソースがしっかりしていて味も濃いめなので、「たまのご褒美」として食べたいメニューという感覚です。
メガマフィン
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 693 | 30 | 49.3 | 31.2 | 2.4 | 3.1 | 289 |

監修者:古谷
朝マックの中でも非常に高カロリーなメニューで、1食693kcal・脂質49g超と、ハンバーガー約2個分に相当します。脂質の割合も高くエネルギー過多になりやすいかもしれません。どうしても食べたい場合は、昼食・夕食の食事を軽めにして1日の摂取カロリーを調整しましょう。

検証者:吉田
朝からしっかり食べたい日に試してみましたが、想像以上にボリュームがありました。卵やベーコン、パティが重なっていて食べ応え満点。ですが、食後は少し重たく感じました。
【OK例】ダイエット中に太りにくいサイドメニュー&デザート
- サイドサラダ
- えだまめコーン
- ホットアップルパイ
サイドサラダ
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10 | 0.5 | 0.1 | 2.3 | 0.8 | 0 | 0 |

監修者:古谷
脂質が非常に低く、わずか10kcalでビタミン・ミネラル・食物繊維を補給できるサイドメニュー。ドレッシングは別添えにして、半分量だけ使用するか、和風系を選ぶとよりヘルシーに楽しめます。

検証者:吉田
持ち帰りでドレッシングをポン酢にしても物足りなさはなく、野菜のシャキシャキ感がしっかり楽しめました。メインがハンバーガーなど脂っこいメニューのときに合わせると、口の中がさっぱりしてバランスが取れます。
えだまめコーン
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 83 | 5.2 | 3 | 9.6 | 2.9 | 0.2 | 0 |

監修者:古谷
えだまめの植物性タンパク質とコーンの食物繊維を同時に摂れる、バランスのよいサイドメニューです。脂質も3g程度と控えめで、間食の代わりにもおすすめ。特にタンパク質を意識したいダイエット中に向いています。

検証者:吉田
えだまめの塩味とコーンの甘みのバランスがちょうどよく、シンプルなのに満足感がありました。小腹が空いたときの軽食にもぴったりで、「ヘルシーだけどしっかり食べた感じがある」一品だと思いました。
ホットアップルパイ
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 211 | 2.1 | 10.9 | 26.2 | 1.2 | 0.6 | 0 |

監修者:古谷
脂質が10g前後あるため、主食やメインの脂質量を抑えたうえで取り入れるのがポイント。どうしても甘いものが食べたいときは、間食に少量食べるなど、食べ方の工夫で無理なく楽しめます。

検証者:吉田
サクサクの生地と中のりんごフィリングの甘酸っぱさがちょうどよく、少量でもしっかり満足できました。温かいスイーツなので、コーヒーと一緒に食べるとより満たされる感じがあります。
「甘いものを我慢したくないけど、量は控えたい」というときにちょうどいいメニューです。
【NG例】ダイエット中のサイドメニュー&デザート
- マックフルーリー® オレオ® クッキー
- マックフライポテト®(L)
- チキンマックナゲット® 15ピース
マックフルーリー® オレオ® クッキー
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 233 | 5.9 | 6.7 | 37.4 | 0.8 | 0.4 | 17 |

監修者:古谷
糖質量が多く(36.6g)、炭水化物37g・脂質6.7gで約230kcalとデザートとしてはやや高め。血糖値の上昇や脂肪蓄積を促しやすい点に注意が必要です。食べる場合は1個をシェアする・夜は避けるといった工夫をするとよさそうです。

検証者:吉田
オレオのザクザク感とソフトクリームのなめらかさが絶妙で、ひと口で満足感がありました。ただ、甘さがしっかりあるので食後に1個まるごとはやや重たく感じます。
マックフライポテト®(L)
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 515 | 7 | 25 | 66 | 6.3 | 0.9 | 14 |

監修者:古谷
ボリュームが多いため、脂質25g・カロリー515kcalと非常に高カロリー。糖質・脂質の組み合わせにより、血糖値の急上昇や脂肪蓄積のリスクが高いメニューです。ダイエット中はSサイズ(約225kcal)を選ぶ、シェアして半分に抑えるのがおすすめ。

検証者:吉田
揚げたての香りと塩気でつい手が止まらなくなるほどおいしいですが、Lサイズはやはり量が多く後半は少し重たく感じました。
Sサイズでも満足感は十分あり、「少量をじっくり味わう」ほうが満足度が高いと感じます。
チキンマックナゲット® 15ピース
| カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) | 食塩相当量(g) | コレステロール(mg) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 786 | 46 | 47.8 | 43.2 | 2.1 | 3.5 | 161 |

監修者:古谷
数が多いため、脂質47g・カロリー786kcalと主食級のカロリー量です。タンパク質も46gと多いのですが、脂質・糖質が加算される点にも注意が必要です。ダイエット中は5ピースにおさえましょう。

検証者:吉田
衣のサクサク感とジューシーな鶏肉のバランスがよく、つい食べ進めてしまうおいしさでした。ただ、15ピースは途中で少し重たく感じ、「おかずというより主食を食べたような満足感」になります。5ピースくらいにすると味も楽しめて、罪悪感も少なくちょうどいいボリュームだと思いました。
ダイエット時のマクドナルドの低カロリーな組み合わせ例

マクドナルドを上手に取り入れるポイントは、「単品ではなく、組み合わせでバランスを取ること」。同じカロリーでも、糖質・脂質・タンパク質の比率を意識するだけで、太りにくい食事に変わる。
目的に合わせたおすすめセット例
| 目的 | 組み合わせ例 | 合計カロリー | 栄養バランス(目安) | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| カロリーを抑えたい | ハンバーガー+サイドサラダ+ブラックコーヒー | 約370kcal | 糖質:約35g/脂質:約13g/タンパク質:約15g | 400kcal以下で栄養バランス◎。食前サラダで血糖上昇を抑制。 |
| 高タンパクで満足したい | ベーコンレタスバーガー+えだまめコーン+アイスティー(無糖) | 約520kcal | 糖質:約40g/脂質:約22g/タンパク質:約25g | 活動量が多い日や筋トレ後に。たんぱく質&食物繊維を補給。 |
| 夜でも軽く食べたい | フィレオフィッシュ+アイスティー(無糖) | 約350kcal | 糖質:約33g/脂質:約14g/タンパク質:約17g | 消化がよく脂質控えめ。就寝2〜3時間前までに食べ終える。 |

監修者:古谷
「お得だから」とついセットを選んでポテトを食べてしまう人も多いと思います。しかし、ポテトの代わりにサラダを組み合わせると食物繊維やビタミンを摂取でき、ナゲットだとタンパク質を摂取できます(※脂質量は増える)。
カロリーや栄養バランスを踏まえて調整するためにも、「ポテトは必要か?」を都度考えることが、無理のないダイエット習慣づくりにつながります。

検証者:吉田
「セットで頼む方がお得」と思っていましたが、単品+サラダの組み合わせも結構おすすめ。サラダに変更すると80〜100円ほど高くなりますが、満足感はそこまで下がりませんでした。どうしても食べたい日は、昼にポテト(S)で調整するのが良さそうです。
ダイエット中にマクドナルドを食べる際の注意点

マクドナルドは食べ方次第で太りにくくできるが、頻度・タイミング・食べ方を誤るとダイエット効果を下げてしまう。ここでは、ダイエット中に意識すべき3つの注意点を紹介。
- サイドの野菜から先に食べる
- 朝食・昼食で食べる
- よく噛んで食べる
サイドの野菜から先に食べる

血糖値の急上昇を防ぐために、食事の順番を意識することが大切。ポテトやバンズ(パン)から食べ始めると血糖値が急激に上がりやすい。一方で、サイドサラダやえだまめコーンなどの野菜から食べると糖の吸収が緩やかになる。
- サラダや野菜系サイド → ハンバーガー の順番で食べる

監修者:古谷
野菜を先に食べることで血糖値の上昇をゆるやかにできますが、食べるタイミングも重要です。理想は食事の20〜30分前に少量のサラダやスープを摂ること。直前に野菜を食べても、血糖値の上昇を完全には防げません。
朝食・昼食で食べる

朝・昼は代謝が高くエネルギーを消費しやすい時間帯で、脂肪として蓄積されにくい。夜は活動量が減り、インスリンの働きも強くなるため太りやすい。
- 朝:ベーコンエッグマックサンド+ブラックコーヒ
- 昼:ベーコンレタスバーガー+サイドサラダ
- 夜:食べるならフィレオフィッシュ1品など軽め

監修者:古谷
朝や昼に食べることで、摂取した糖質を活動の燃料として使いやすくなります。どうしても夜に食べる場合は、糖質や脂質を控えめにし、スープやサラダを組み合わせて全体量を調整しましょう。
よく噛んで食べる

ファストフードは食べやすく飲み込みやすいため早食いになりがち。よく噛まずに食べると満腹中枢が刺激される前に食べ終わり、過食や血糖値の急上昇につながる。1口につき20〜30回程度噛むことを意識する。
- ながら食いを避ける/・口に運ぶごとに一度置く/・温かい無糖飲料でペースを落とす

監修者:古谷
スマホを見ながらだと無意識に早食いになりやすいので、ひと口ごとに一度手を止めるのがおすすめ。温かいスープや無糖の飲み物を添えると自然とペースが落ち、満腹感が持続します。
マクドナルドを食べた後のリカバリー方法

ダイエット中にマクドナルドを食べても、その後の過ごし方で体脂肪の蓄積を防げる。焦らず、翌日のリカバリーを意識して実践しよう。
- 1.5〜2リットルの水分補給をする
- 軽い運動をおこなう
- バランスの取れた食事を摂る
1.5〜2リットルの水分補給をする

マクドナルドは塩分が多くなりやすい。食後はしっかりと水分をとり、体内の塩分濃度を薄めて老廃物の排出を促す。
- 食後〜翌日にかけて1.5〜2リットルの水分補給を意識

監修者:古谷
水分補給とあわせてカリウムを含む食品(バナナ・じゃがいも・海藻類など)を意識的に摂りましょう。カリウムは余分なナトリウムの排出を助け、むくみ対策や代謝サポートにも有効です。
軽い運動をおこなう

食後の代謝を上げるには軽い運動が有効。激しい運動は不要で、軽く動くことがリカバリーになる。
- 食後30分〜1時間後に15〜20分のウォーキング
- 階段の上り下り
- 翌日に1万歩程度の有酸素運動

監修者:古谷
食後の軽い運動は血糖値の上昇をゆるやかにし、代謝を高めます。ポイントは「強度」より「タイミング」。できるだけ早めに20〜30分ほどのウォーキングを取り入れましょう。
バランスの取れた食事を摂る

翌日は「整える食事」を意識。外食で不足しがちな野菜・タンパク質・食物繊維を中心に取り入れ、糖質・脂質は控えめに。
- 野菜とタンパク質を多めに
- 炭水化物は少なめに 例:未精製(玄米・オートミールなど)
- 夜は控えめにして早めに就寝

監修者:古谷
特に食物繊維・カリウム・マグネシウムは不足しがち。バナナやいも類でカリウム、海藻類や豆腐でマグネシウムを補うのがおすすめです。
ダイエット中のマクドナルドに関するQ&A
ダイエット中にポテトを食べてもいい?
A:量を決めて食べるようにする。

監修者:古谷
ポテトは人気ですが、ダイエット中は量をあらかじめ決めましょう。揚げ油と塩分が多く、脂質と糖質を同時に摂取します。食べるならSサイズに留めるのが安心です。
| サイズ | カロリー | 脂質 | コメント |
|---|---|---|---|
| Sサイズ | 約225kcal | 約11g | 小腹を満たす程度ならOK。 |
| Mサイズ | 約410kcal | 約20g | 食事全体のバランスを崩しやすい。 |
| Lサイズ | 約517kcal | 約25g | 揚げ油と塩分が多く、ダイエット中は避けたい。 |































博士(理学) 管理栄養士
愛国学園短期大学 家政科 准教授、早稲田大学 ナノライフ創新研究機構 招聘研究員、(株)アスリートフードマイスター 認定講師、発酵料理士協会特別講師としても勤務。「時間」という観点から、医学・栄養学・調理学の領域にアプローチすることを専門とする。科学的根拠を基にしたライフスタイルへのアドバイス、実体験を基にした食育活動や講演活動、料理教室も開催している。『食べる時間を変えるだけ! 知って得する時間栄養学』(宝島社/2022)、『10時間空腹リセットダイエット』(主婦の友社/2023)、他多数の書籍を執筆。
【所属】
愛国学園短期大学 家政科 准教授
早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 招聘研究員
あきはばら駅クリニック 非常勤管理栄養士
アスリートフードマイスター認定講師
発酵料理士協会特別講師