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高カロリーで太る食べ物とは?食べ方の注意点や減量・増量時のポイント

高カロリーな食べ物は「太るから避けるもの」と思われがちだが、実は栄養素の仕組みを知ると、目的に合わせて上手に活用できる。この記事では、脂質・炭水化物・タンパク質それぞれの「高カロリーになりやすい理由」と摂取時の注意点を整理したうえで、揚げ物×主食・麺×濃厚スープなど太りやすい組み合わせを具体例で紹介。

さらに、減量中の食べ方や健康的に太りたい人向けの食品の選び方も解説しているので、「何をどれくらい、どう食べるか」を判断する参考にしてみて。

この記事の監修者

金丸利恵さん

おうちごはん研究家 管理栄養士

1995年給食会社に入社し、給食管理、レシピ開発などの業務に携わる。出産を機に退職し、育児中は特定保健指導員として生活習慣改善の支援をしながら、料理教室を主宰し、地域で食育活動を広げる。
2020年に分子栄養学認定カウンセラー取得。オーソモレキュラーの特徴である個体差を重視した栄養指導でダイエット、体調不良改善のカウンセリングを行う。コロナ禍を機にオンラインにて、料理教室、栄養講座、社内研修などに関わる。
オンライン料理教室「4品×4人分作れる!管理栄養士のカラダが喜ぶ絶品おうちごはん」は、3年間で受講者1900人を超える。
執筆活動は、WEB媒体にレシピ・コラムの掲載、会員誌、ムック本など。料理のプロが教えるサイトE・レシピに料理家登録して866人のファンを集める。野菜とスパイスを活用したレシピに定評がある。

【資格】
・管理栄養士
・分子栄養医学研究会 認定指導カウンセラー
・臨床分子栄養医学研究会 PNTトレーナー
・ナチュラル&ミネラル食品アドバイザー
・食生活アドバイザー2級(FLAネットワーク協会認定)
・国際薬膳食育師3級(国際薬膳食育学会認定)
・スパイスコーディネーターマスター(SCA認定)

この記事の検証者

糸井 朱里さん

Welluluライター

カロリーの摂りすぎには注意しているものの、甘いものが大好きで間食や食後のデザートが欠かせない毎日。甘いものや脂っこいものは一度食べ出すと止まらずクセになりやすいので、どう向き合うべきか知りたい。

目次

高カロリーな栄養素とは?摂取時の注意点

三大栄養素と呼ばれる「脂質」、「炭水化物(糖質と食物繊維)」、「タンパク質」でも1g当たりのカロリー量は異なる。ここではそれぞれのカロリー量と注意点を紹介。

  • 脂質(1g=約9kcal)
  • 炭水化物(1g=約4kcal)
  • タンパク質(1g=約4kcal)

脂質(1g=約9kcal)

脂質は1gあたり約9kcalで、栄養素の中で最もエネルギー効率が高い。揚げ物や乳製品、加工食品、脂身の多い肉に多く含まれ、少量でもカロリーが高くなる。必須脂肪酸(ひっすしぼうさん)など必要な栄養も含むが、摂取量が過剰になると体脂肪として蓄積されやすい

監修者:金丸

脂質の種類で太りやすさは変わる!

種類によって太りやすい脂質や身体に貯まりやすい脂質、消費されやすい脂質があります。酸化した揚げ油や水素添加油脂は体脂肪として蓄積されやすい一方、魚やナッツ、アマニ油、エゴマ油、オリーブオイルは細胞膜の材料になり、体脂肪にもなりにくい脂質です。

炭水化物(1g=約4kcal)

炭水化物は「糖質」と「食物繊維」の合計を指し、1gあたり約4kcalのエネルギーを持つ。糖質は身体や脳を動かす主要なエネルギー源で、米やパン、いも類、バナナ、砂糖、小麦粉などに多く含まれる。一方、食物繊維は人の身体ではほとんど消化吸収されないため、実質的には炭水化物のエネルギー量=糖質量に比例する

監修者:金丸

糖質と食物繊維のバランスも重要!

同じ炭水化物でも食品によって、栄養構成は異なります。例えば、いも類は皮に食物繊維、中身に糖質が多く含まれ、皮ごと食べることで栄養バランスが整いやすくなります。精製度の高い小麦粉や砂糖は食物繊維がそぎ落とされているため糖質が上がりやすくなります。

タンパク質(1g=約4kcal)

タンパク質は筋肉や臓器の材料となり、1gあたり約4kcalのエネルギーを持つ。脂質や糖質に比べて満腹感を得やすく、体重管理がしやすい栄養素。高カロリーな食品でもタンパク質がしっかりと含まれていれば、筋肉量を維持したい人・増やしたい人にはおすすめ。

注意点としてタンパク質は一度にたくさんの量を吸収できないため、3回に分けて必要量を摂取するなどの工夫は必要

監修者:金丸

サラダチキンや豆腐バーもタンパク源!

手軽なタンパク質源としては、サラダチキン、ゆで卵、ちくわ、カツオのたたきなど。最近では手軽な豆腐バーもあり、コンビニで簡単に買えますよね。ただし、タンパク質はよく噛んで食べないと未消化物が腸内環境の悪化につながる可能性もあります。

【食品別】高カロリーで太りやすい食べ物

  • 揚げ物×主食
  • 揚げ × いも類
  • 揚げ × 大容量
  • 麺(ラーメン・パスタ) × 濃厚スープ
  • 主食 × 乳製品(チーズやクリーム)
  • 小麦生地 × 油 × 砂糖(菓子パン・揚げ菓子)
  • チョコ・バター × 焼き菓子
  • 乳脂肪 × 砂糖(アイス・冷菓)
  • 生クリーム × ケーキ・スイーツ

揚げ物×主食

揚げ物とごはんやパンなどの組み合わせは、脂質と糖質が同時に多くなるためカロリーが高い。とんかつ定食や唐揚げ丼などは衣自体がパン粉や小麦粉を使っていること・衣が油を吸収すること・ごはんがすすみやすい味であることにより、エネルギーが跳ね上がる。

満腹感は得やすいが、太るリスクが高まりやすい食べ物。

■揚げ物×主食のカロリー例(参考データ:HottoMotto 東京エリアの成分表天やの公式データ

食べ物(1食あたり)

エネルギー

脂質

炭水化物

タンパク質

唐揚げ(6個)弁当

850kcal

28.3g

106.7g

42.2g

ロースカツ丼

812kcal

26.0g

113.6g

34.3g

天丼(えび、いか、白身魚、かぼちゃ、いんげん)

698kcal

20.9g

112.1

18.7g

ロースカツカレー

842kcal

28.5g

121.5g

28.8g

チキン南蛮弁当

859kcal

27.4g

126.5g

25.5g

揚げ物×主食の太りにくい食べ方

【ポイント】

  • ごはんを減らすより、揚げ物を控える
  • ルーやたれをかけすぎない・つけすぎない
  • 夕飯は軽くする、食後に軽く身体を動かす

監修者:金丸

脂質が多い揚げ物とごはんなどの主食の組み合わせは、エネルギーが一気に高くなりやすいです。外食やコンビニなど時間のないときに効率よく満足感を得られるため頻繁に食べる方もいるかもしれませんが、できればたまに食べるご褒美食としてとらえましょう。

検証者:糸井

かつ丼やから揚げ定食など、たまに無性に食べたくなります。そういうときに気を付けるポイントはありますか?

監修者:金丸

ごはんを減らす方がいますが、それよりも揚げ物の量を調整してください。とんかつは2切れ減らす、など8割程度に抑えることで、PFC(タンパク質・脂質・炭水化物)バランスは良くなります。

検証者:糸井

ごはんなら小盛りを選ぶことができるので、調整しやすいんですよね。糖質も控えらえるのでバランスが整うと思っていました。

監修者:金丸

お店などでおかずを残すことに抵抗があるなら、ごはんを減らして総カロリーを調整してもかまいません。揚げ物やごはんを減らした分、サラダやおみそ汁などをふやすとより栄養バランスは整います

検証者:糸井

ソースやタレは控えた方がいいですか?揚げ物にタルタルソースってすごく相性がいいですが、脂と油で大変な脂質量になりそうですよね…。

監修者:金丸

マヨネーズ系のソースは脂質や糖質が高いので避けましょう!

タルタルソースより普通のソース、ソースよりもレモン果汁と塩など、エネルギーの少ないものを選んでください。かつ丼や天丼のタレは砂糖を使っていますし、カレーなどのルーは脂質が高いことを覚えておいてください。

マヨネーズをつけるとより高カロリーに!

検証者:糸井

どうしても食べてしまったら、夕飯は軽めにして1日のなかでバランスをとってもいいですか?

監修者:金丸

ぜひそうしてください。1日の中で調整できるよう、高脂質・高糖質の食べ物は昼に食べるのがおすすめです。あとは、食べた後は階段で移動する、少し遠回りして帰るなど身体を動かすと、血糖値上昇にも効果的ですよ。

揚げ × いも類

フライドポテトやコロッケなど、いも類を揚げた食品は糖質と脂質が重なりやすい。

いも類自体のエネルギーに加え、吸油による脂質増加で見た目以上にカロリーが高い。食べる量を注意しないと1日の適正摂取カロリーや脂質量、糖質量をオーバーしてしまう。

揚げ × いも類の太りにくい食べ方

【ポイント】

  • おやつや間食で食べない
  • 適正な量で食べる
  • 衣の少ない素揚げにする

監修者:金丸

「糖×油」は体脂肪になりやすい組み合わせで、血糖値も上がりやすいです。そのため、いも類の揚げ物は、食べる量に注意しなければいけない食べものと言えます。

検証者:糸井

揚げたいも類はカロリーが高いと頭でわかっていても、ポテトやコロッケはつまみやすくて、つい量が増えてしまいがちです。

監修者:金丸

おやつ感覚で食べると、脂質も糖質もオーバーしやすくなります。おやつや間食ではなく食事としてとらえて、適正量を楽しむ意識が大事ですね。

検証者:糸井

同じ揚げ物でも、コロッケなどの衣があるものとフライドポテトのような素揚げしたものだと、吸油率は変わりそうですね?

監修者:金丸

衣の有無や厚さでかなり変わります。衣が厚いほど油を吸いやすいので、カロリーを抑えたい場合は衣の少ない素揚げにするだけでも差が出ます。

■揚げ物の吸油率

調理

吸油率

例・補足

素揚げ

吸油率3~8%

フライドポテトなど

から揚げ

吸油率6~8%

かたくり粉より小麦粉の方が吸油率が高い

天ぷら

吸油率15~25%

衣の量が多いと吸油率は高い

フリッター・フライ

吸油率10~20%

乾燥パン粉より生パン粉の方が吸油率が高い

参考文献:https://eat-treat.jp/columns/901

揚げ × 大容量

ポテトチップスなどの大容量の揚げ物系スナック類は、単品でも脂質量が多く、総カロリーが高くなりやすい。

大盛りの唐揚げやバケツサイズのフライなど、シェア前提の料理でも目の前にあるとついつまんでしまい、気付いたら脂質の摂取量がオーバーしてしまうことも。

揚げ × 大容量の太りにくい食べ方

【ポイント】

  • 小分けにして食べる

監修者:金丸

最初に小皿に移しておくと、自分がどれだけ食べているか把握しやすくなりますし、ソースも最初に使う量を決めておくと止まらなくなるのを防げますよ。

検証者:糸井

スナック菓子もソースも、どちらもあらかじめ食べる量をお皿にとり分けて食べるように気を付けます。

麺(ラーメン・パスタ) × 濃厚スープ

濃厚なスープを使った麺類は、麺の糖質に加え、スープ由来の脂質が多い。

とんこつラーメンやクリーム系パスタは、スープを残さず摂取するとカロリーが一気に高くなる。つけ麺タイプは麺の量が標準タイプでも麺の量が多いので、糖質量は増える。スープはないが、油そばや焼きそばもオイルや濃厚なソースをからめているので、脂質と糖質が跳ね上がりやすい。

麺(ラーメン・パスタ) × 濃厚スープの太りにくい食べ方

【ポイント】

  • スープの摂取量を減らす
  • 麺の量を少なくする
  • 野菜やわかめなどをトッピングする

監修者:金丸

濃厚スープは骨(髄)を煮出した脂から作られるため、脂質量が高くなりやすいです。麺は小麦由来の糖質なので血糖値が上がりやすく、濃厚スープのラーメンは体脂肪がたまりやすい組み合わせと言えます。

検証者:糸井

作り手のこだわりもつまっているし、残すのがもったいなくてスープはつい飲んでしまいます。でも、全部飲み切るとカロリーの摂りすぎになるし、塩分も気になるところです。

監修者:金丸

スープにこそ原材料がかかっていますからね。おいしさを楽しむのはいいと思います。全部飲まないだけでもトータルの摂取脂質量を減らせますし、麺の量が調整できるなら少なめを注文するのもいいですね。

検証者:糸井

トッピングで調整するのもアリですか?

監修者:金丸

とてもよいと思います。チャーシューではなく煮卵を選んだり、野菜やわかめを追加するなどの工夫で、糖質と脂質のバランスが整います。

主食 × 乳製品(チーズやクリーム)

ドリアやピザ、カルボナーラなど、主食にチーズやクリームなどの乳製品を重ねた食品も、糖質と脂質が高くなりやすい食べ物。

溶けたチーズは量の感覚がつかみにくく、自分が思っているよりも高カロリーになりやすい。主食と乳製品の組み合わせは満足感は高いが、太る原因になりやすい。

主食 × 乳製品の太りにくい食べ方

【ポイント】

  • チーズの摂取量に注意する

監修者:金丸

チーズには塩気があり、とろっと溶けて食材とからまると「また食べたい!」という中毒性が増します。そのため、チーズ×主食は気を付けないと1食で脂質過多になる組み合わせなのです。

検証者:糸井

たしかに満足度は高いですけど、太りやすい理由も納得です。どう気をつけたらいいですか?

監修者:金丸

まずは摂取量を把握することです。チーズは高カロリー食品。少しトッピングしたつもりでも、実は脂質がかなり増えている場合も。トッピングする分量をきちんと計量すると、食べ過ぎを防げます。

小麦生地 × 油 × 砂糖(菓子パン・揚げ菓子)

菓子パンは小麦生地にバターなどの油脂と砂糖の糖質が重なり、エネルギー密度が高い。

軽食感覚で選ばれやすいが、カロリーは普通の食事並みに高いこともある。クロワッサンなどバターをたっぷり練り込んだパンも要注意。デニッシュタイプで甘いトッピングがあるパンも、1個あたりのカロリー、脂質、糖質は高い。

100gあたり

エネルギー

脂質

炭水化物

タンパク質

メロンパン

349kcal

10.5g

59.9g

8.0g

ドーナツ(プレーン)

367kcal

11.7g

60.2g

7.2g

デニッシュパン(カスタードクリーム)

417kcal

29.6g

33.6g

7.3g

小麦生地 × 油 × 砂糖(菓子パン・揚げ菓子)の太りにくい食べ方

【ポイント】

  • 栄養成分表を確認する

監修者:金丸

使われている油脂がショートニングやマーガリンであることも多い点が気になるところ。パッケージに成分表が表示されているので、食べる前にカロリー、脂質、炭水化物は要チェック。数値を把握することが、食べる量の調整に役立ちます。

検証者:糸井

菓子パンって軽食扱いで食べがちなんですが、成分をよく見るとけっこう数字が高いですよね……。メロンパンだと、100gで349kcalもあるんですか?

監修者:金丸

小麦の糖質に加えて、バターやショートニングなどの油脂が入っているのでエネルギー密度が高い食品なんです。メロンパンやドーナツは脂質も糖質も多いので、1個で食事1回分くらいのカロリーになることもあります。

検証者:糸井

成分表をチェックすると、1個じゃなくて半分にするなど食べる量を気を付けなくちゃと思えますね。

チョコ・バター × 焼き菓子

クッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子は、砂糖やバターの使用量が多いことに加え、チョコやナッツなど高カロリーなものも含まれている。

1個ずつは小ぶりではあっても、その分2個、3個と複数個食べてしまいがちな点も気になるところ。

チョコ・バター × 焼き菓子の太りにくい食べ方

【ポイント】

  • 小皿に取り分けて、事前に摂取量を把握する&食べ過ぎ防止

監修者:金丸

焼き菓子は糖質と脂質が多く、満足感の割にエネルギーが高い食品です。袋のまま食べ始めると無意識に量が増えやすいため、小皿に取り分けて量を「見える化」することで摂取カロリーをコントロールしやすくなります

検証者:糸井

やっぱり食べる量を最初にとり分けておくことがここでも大事ということですね?

監修者:金丸

自分がどれだけ食べたかを把握できなくなると、食べ過ぎを防ぐことができなくなりますからね。

検証者:糸井

袋や箱のまま食べると、無意識に3〜4個ぐらい続けて食べてしまうことが確かにあります。

監修者:金丸

無意識が一番こわいですね。自分がどれだけ食べたかを把握することが食べ過ぎを防ぐために大事。おやつ用の小皿を用意して、これに乗る分しか食べないと決めてみてください。

乳脂肪 × 砂糖(アイス・冷菓)

アイスクリームや濃厚な冷菓は、乳脂肪と砂糖の組み合わせでカロリーが高い。

冷たいことですっきりと感じて量を食べやすく、間食として摂取量が増えやすいのが特徴。乳脂肪が多いタイプは1個あたりの脂質の割合が高いので、太る要因になりやすい。

乳脂肪 × 砂糖(アイス・冷菓)の太りにくい食べ方

【ポイント】

  • 摂取量を少なくする
  • 寒天・冷凍フルーツ・かき氷で代替する

監修者:金丸

アイスクリームは冷たくて気分転換にもなりますし、おやつに選ぶ方も多いのですが、砂糖や乳製品が使われているので、カロリーは高いですね。

検証者:糸井

食後のデザートにぴったりなんです。できるだけ小さいものを選んだり、チョコやフルーツなどが使われてないものを選ぶようにはしているのですが、ほかに気を付けるポイントはありますか?

監修者:金丸

冷たくて甘いものを食べたくなったら、ゼリー類がおすすめです。ゼラチンで固めたものであればタンパク質もとれますし、寒天で固めたものなら食物繊維もとれます。冷凍フルーツもいいですね。

検証者:糸井

栄養価的にもゼリーや寒天がいいのですね。ひんやり感のあるものが食べたくなったらそういうものを選ぶようにします。かき氷はどうですか?

監修者:金丸

かき氷は、トッピングにもよりますがカロリーは低めです。ただ、ジュースと同じで血糖値は上がりやすいので、連日や大量に食べるのは控えましょう。

生クリーム × ケーキ・スイーツ

ショートケーキやタルト、クレープ、パフェなど、生クリームを多用したスイーツは脂質と糖質が多い。見た目のサイズ以上にカロリーが高いため、食べた後の調整が必要。

クリームの量や、ベースがゼリーのもの、フルーツが多めのものなど、どんな素材が使われているかを確認して選ぶとよい。

生クリーム × ケーキ・スイーツの太りにくい食べ方

【ポイント】

  • 特別な日のご褒美として楽しむ
  • ドーナツなど油で揚げているスイーツを控える

監修者:金丸

加糖の生クリームはそれだけで糖質も脂質も高いです。お祝いの席や特別な日のデザートとして、たまに食べる程度に抑えるのが理想です。

検証者:糸井

最近はコンビニスイーツのラインナップが充実していてどれもすごくおいしそうで、つい手にとってしまいます。生クリームたっぷりのケーキだとカロリーは高いですが、ゼリーやフルーツが多めのものだと脂質やカロリーが控えめなものもあります。

監修者:金丸

スイーツの構成をよく見ることも大事ですね。クリームを使っているから必ずしも高カロリーというわけではない場合も確かにありますから。

検証者:糸井

確かに、ドーナツの成分表を見るとカロリーがとても高いことに気づきました。脂質や糖質も、クリーム系スイーツよりも高い。

監修者:金丸

そうなんです。ドーナツは揚げて油を吸っているため脂質の塊になりやすく、カロリーが跳ね上がります。生クリームは脂質は多いですが、ドーナツほど脂質がないので、比較すると意外と低くなることがあります。

【食材別】高カロリーで太りやすい食べ物

高カロリーな食べ物を把握する際は、数値の高低だけでなく「食品の構成」や「エネルギー密度」が重要。特に脂質は少量でもカロリーが高い栄養素。肉などに多く含まれるタンパク質も部位によって脂質量は変わるため、同じ量でもカロリーは違う。

以下が普段よく食べる食品の中でもカロリーが中程度~高いもの。脂質が多いのか、糖質やタンパク質との組み合わせでカロリーが高いのか、構成要素をチェックして目的別に食べ物を選ぶとよい。

 食材

エネルギー

脂質

炭水化物

タンパク質

ごはん1杯(150g)

234kcal

0.5g

55.7g

3.8g

食パン1枚(6枚切り/60g)

161kcal

2.7g

30.4g

5.8g

クロワッサン1個(40g)

175kcal

10.7g

17.6g

3.2g

有塩バター10g

70kcal

8.1g

0g

0.1g

オリーブオイル10g

89kcal

10g

0g

0g

鶏むね肉(皮なし)100g

113kcal

1.9g

0g

24.4g

鶏もも肉100g

234kcal

19.1g

0g

17.3g

豚ロース肉100g

248kcal

19.2g

0.2g

19.3g

豚バラ肉100g

366kcal

35.4g

0.1g

14.4g

アーモンド10粒(10g)

61kcal

5.4g

2.1g

2.0g

監修者:金丸

糖質×脂質は特に要注意!

太りやすいイメージのある糖質は、単体では高カロリーとは言えません。ただ、脂質と組み合わせて摂取することで体脂肪になりやすいため、体重増減や体調に影響が出やすいため注意しましょう。

減量時のポイント!高カロリー食品の食べ方

高カロリーな食べ物はエネルギー補給に役立つ一方、摂取量や頻度を誤ると体脂肪の蓄積など太る原因につながりやすい。安心して取り入れるには、量だけでなく食べ方やタイミングへの注意が欠かせない。

日常の食事全体を見渡し、肥満リスクを抑えながら活用する視点が重要になる。

  • 食べる周期を考える
  • 栄養の偏りに注意する

食べる周期を考える

高カロリー食品を連日摂取すると、総摂取量が増えやすく体重増加につながりやすい。

間隔を空けて取り入れることで、エネルギー過多を防ぎやすくなる。頻度を意識し、特別な日や活動量が多い日に限定するなど周期管理をおこなうことが、太るリスクを抑えるポイント。

監修者:金丸

から揚げやラーメン、甘いドリンクなど高カロリーな食べ物を選択する日が続くと、じわじわ体重や血液検査の値に影響してきます。大好きなものを完全に我慢するのではなく、「お楽しみデー」「自分へのご褒美」としてたまに楽しむ意識を持てると良いですね。

栄養の偏りに注意する

カロリーを摂りたくて高カロリー食品ばかりを選ぶと、栄養が偏る可能性がある。

エネルギーを蓄えても、それを利用するためのビタミンやミネラルが不足すると代謝効率が下がり、体に負担がかかることもある。栄養素は総合的に働くという点を意識したい。

監修者:金丸

糖質と脂質でカロリーだけは足りていても、それをエネルギーに変えるビタミンやミネラル、腸を整える食物繊維が不足すると、疲れやすさや不調につながりやすくなります。

副菜や汁物で野菜・海藻・きのこを足すなど、不足しがちな栄養素を取り入れてどうバランスをとるか、という発想で食事内容を組み立ててみてください。

太りたい人向け!高カロリー食品の選び方・食べ方

健康的に太りたい場合は、単に高カロリーな食品を選ぶだけでは不十分。必要な栄養を同時に摂取するのが重要。高カロリーでも栄養価が偏ると体調管理が難しくなるため、目的に合った組み合わせを理解しよう。

  • 高カロリー×高タンパク
  • 高カロリー×低脂質

高カロリー×高タンパク

高カロリーかつタンパク質が多い食品は、体重増加と身体づくりを同時に狙える。肉類、魚介、卵、乳製品、大豆製品などはエネルギー源になりつつ、筋肉や組織の材料となる栄養を補える。

必要量を摂取しながらしっかりと身体を動かすことで、身体全体のボリュームアップが期待できる。

監修者:金丸

いわゆるバンプアップしたい方は、体重増加のためのカロリーと筋肉の材料になるタンパク質を同時にとる必要があります。高カロリー×高タンパクの食品はその目的に合っています。肉、魚、卵、乳製品はいい選択ですね。

脂質の消化吸収が弱い体質である人もいます。対策例として、脂身の多い肉ではなく、鶏むねや豚のヒレ肉などの赤身に、MCTオイルやオメガ3系オイルをかけると高カロリー×高タンパク食になります。

高カロリー×低脂質

カロリーの高いものは脂質量が多くなりがちだが、低脂質食材を使いつつ糖質をうまく組み合わせることで、高カロリー×低脂質な食事ができる。胃腸への負担を抑えながら体重を増やしたい人や、脂質過多を避けた食生活をしたい人におすすめ。

ただし、良質な脂質であれば、量を調整すれば効率よく高カロリー食を目指せる。無理に脂質を削りすぎると摂取カロリーが足りず太れない、筋肉量が増えないという場合があるので注意。

監修者:金丸

タンパク質も糖質も1gあたり約4Kcalなので、カロリーを増やすためには食事量を増やすのが近道です。

1食当たりで糖質を増やせる丼もの(ごはんが多い)や麺類、ぎゅっと凝縮されているお餅などは、具材や味付けによりますが、工夫すれば低脂質で抑えられるのでおすすめです調理法は、ゆでる、蒸す、炊く、煮るなど、油を使わない方法を選びましょう。

高カロリー食べ物に関するQ&A

カロリーが高い野菜はある?

A. 単体では低カロリー、調理法がポイント!

監修者:金丸

野菜単体で極端にカロリーが高いものは少ないのですが、いも類やとうもろこしのように炭水化物が多い野菜は、他の葉物や根菜に比べるとエネルギーがやや高めです。
野菜は調理法や油の使い方で数値が大きく変わることが大事。揚げたりマヨネーズやバターを使ったりすると脂質が加わるため、エネルギーは一気に高くなります。一方で、ビタミンAやEのように油と一緒のほうが吸収が良くなるものもあるので、「太る・太らない」の話だけで野菜と油を分けて考えすぎず、目的に合わせて組み合わせるのがポイントです。

少量でも高カロリーな食べ物とは?

A. 脂質が高いものは高カロリー

監修者:金丸

脂質が多い食品はエネルギー密度が高く、少量でもカロリーが増えやすい特徴があります。代表的なのはナッツ類、チョコレート、バターや生クリームなどの乳製品などで、見た目のサイズ感と実際のエネルギー量にギャップがある食品です。
特にナッツやチョコは「一口で食べやすい」ので量が増えやすく、気づかないうちに脂質が過剰になることがあります。逆に少量でカロリーを補いたい人にとっては利用しやすい食品でもあり、目的に合わせて選ぶことが大切です。

高齢者向けの高カロリーな食べ物は?

A. 肉のミンチや魚がおすすめ

監修者:金丸

高齢者は食欲や咀嚼力、消化機能が低下しやすいため、少量でエネルギーと栄養を補える食品が向いています。乳製品、卵料理、魚、栄養補助食品などは食べやすく、不足しやすいタンパク質も摂りやすい選択肢です。
また、肉を食べる場合はミンチや下処理で柔らかくしたものの方が負担が少なく、魚は身がほぐれやすいので取り入れやすいです。

高カロリーを少しor低カロリーを満足するまでだとどちらが太る?

A. 一回の食事量や食べる回数より、夜食が危険!

監修者:金丸

一概にどちらが太るとは言えず、個人差と食べ方の条件で変わります。高カロリーを少量で済ませられる人は、血糖値の急上昇やドカ食いを防げる一方、低カロリーでも量や頻度が増えれば血糖値が何度も上がり、インシュリンが分泌されて余剰分が脂肪に回りやすくなります。
また夜遅くの摂取が多いと同じカロリーでも太りやすくなります。適正にエネルギーをチャージでき、空腹による暴食を防げる人は少量頻回が向く場合もあります。

お腹一杯になる食べ物は?

A. 食物繊維を含む食べものを選ぼう

監修者:金丸

食物繊維やタンパク質が多い食品は、噛む回数が増えて満腹感を得やすいです。野菜・豆類・海藻・きのこ類、ごはん、肉や魚などが該当します。また水分量の多いスープや煮物は胃のかさが増え、食後の満足感につながります。一方で液体だけの糖分は満腹感が続きにくいため、食べ過ぎてしまうことも。過食が気になる場合は、食前に水分を補給しておくと食べる量を抑えやすくなります。

食欲がない・固形物が食べられないときの高カロリー食品は?

A. 口あたりのよいお菓子や栄養補助食品が最適

監修者:金丸

飲み込みやすく少量でエネルギーが補えるものが向きます。ヨーグルトやプリン、ゼリー、豆腐、スープ、ドリンク、栄養補助食品などが良いでしょう。甘いジュースだけではタンパク質が不足しやすく、体力や筋肉が落ちやすいため、できればエネルギー+タンパク質を一緒に摂れるものを選ぶことが大切です。

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